アルタイル号の殺人とは、2024年4月11日に発売されたゲームである。
概要
ゲーム情報 | |
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ジャンル | SFクローズドミステリー |
開発元 | オレンジ |
販売元 | オレンジ |
機種 | |
発売日 配信日 |
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定価 | 1300円 |
対象年齢 | CERO:Ⅽ(15才以上対象) |
その他 | -- |
ゲームソフトテンプレート |
AIを操作し、宇宙船内で起きた怪事件に挑むSFミステリーアドベンチャー。
シナリオを「探偵 神宮寺三郎」シリーズなどの金子みつえが担当し、イラストを「小説が書けないアイツに書かせる方法」などの橋本洸介が手掛ける。
Nintendo Switch用に発売されたがPS5やPCでもリリース予定。
あらすじ
爆発事故で破壊されたシオン・フロンティアの残骸を回収するため、途方もない大金をかけ木星圏内までやってきたアルタイル号の面々は、辺りを漂うデブリの海の中、漆黒の宇宙とは対照的に白く輝く少女の姿をしたアンドロイドと、彼女が寄り添っていた冷凍カプセルの中からシオン・フロンティアの設立者であるシオン・ミラーの遺体を発見し、船内に保管する。
ようやく救出されたというのに宇宙線によって回路に壊滅的なダメージを受けたアンドロイドを憐れんだアルタイル号の自律思考型AIである‘私’は、彼女に通信を送り、再起動させることに成功。
再び動き出したアンドロイド・フレムはアルタイル号の警備を任されるようになるが、ほどなくしてカプセルの中に潜んでいた微生物が漏れ出したことで騒動が起こり、やがて船内で不可解な事件が起こる。
疑心暗鬼が渦巻く逃げ場のない閉鎖空間で‘私’はフレムとバディを組んで事件解決のため捜査に当たるが……
主なキャラクター
- ‘私’
- 主人公。アルタイル号の全システムを統括する自律思考型のマスターAI。フレムと同じEⅯシリーズをもとに開発されたため、彼女のシステムとコネクトし、制御するが、逆にフレムと干渉したことで感情が芽生える。
- フレム
- シオン・ミラーによって開発されたアンドロイド。アンドロイドの歴史を塗り替えたEⅯシリーズのプロトタイプで、特別に感情をプログラミングされている。長期にわたり宇宙空間に放り出されてしまった結果、回路が劣化して記憶などに障害が出ており、特定のことを思い出そうとするとフリーズしてしまう。ケントの提案もあり、‘私’の指示のもとアルタイル号の警備を任される。口癖は「あわわ……」。
- シオン・ミラー
- シオン・フロンティア創立を始め様々な偉業を成し遂げた天才宇宙工学者。近年はホープの研究にのめり込んでいた。一年前、ホープ・アルファに関する研究を行っている最中に火災が発生し、爆発事故を引き起こしたとされる。騒動時、避難には身体が耐えられないと申し出てフレムとともに基地に残った。コールドスリープ用のカプセルに収められていたため、その遺体に目立った外傷はない。
- ホープ・アルファ
- 5年前にエウロパの海底で発見された単細胞生物。人類が初めて発見した地球外生命体でもある。シオン・フロンティアでは培養に成功していた。取り込んだ生物の能力を使うことが出来るという特性を持つ。単細胞生物だが粘菌のような性質を持ち、多細胞化も可能で、その際は赤黒い触手を持つクラゲのような姿を見せる。
- ケント・ミラー
- ISEAに所属するシオン・ミラーの孫。マリナの双子の兄。暫定的なISEAの現代表でもある。少し子供っぽい所があり、せっかちで先走りやすい。ジョージとはそりが合わずよく突っかかっている。水虫に罹患中。
- マリナ・ミラー
- ISEAに所属するケントの双子の妹。ケントとともにISEAの代表を務める。兄と比べ優しくおっとりとしている。
- オスカー・ロペス
- 合衆国宇宙開発省に所属するアルタイル号の船長。コーヒーが大好きで船内にエスプレッソマシンを持ち込むほど。
- ジョージ・リー
- 合衆国宇宙開発省に所属するアルタイル号のエンジニア。左目付近の傷が特徴的。一見無愛想だが面倒見がよく、様々な気配りができる。壮年で、乗組員の中でもハードなスケジュールに身を置いているため腰がボロボロ。
- エリック・ワード
- 合衆国宇宙開発省に所属するアルタイル号の無邪気なドクター。貧困家庭で育ったがシオン博士の「自分を自分たらしめるものは何を望んで生きるかである」という言葉に感銘を受け、宇宙を旅するため必死に勉強した。甘党。
- サラ・フローレンス
- ISEAに所属するシオン・ミラーの元助手。博士とともにフレムを制作した人物でもある。学生時代からシオン・フロンティアで働くことを夢見ていたこともあり、人一倍爆発事故に心を痛めている。アルコール禁止の船内でヤケ酒するなど自暴自棄気味。レズ疑惑がある。
用語
- アルタイル号……本編開始の半年前に地球から送り出された、ISEAと合衆国宇宙開発省の人間が乗る木星まで航空可能な有人宇宙船。全長100mなだけあって乗組員の個室には個別のトレーニングルームまで完備されているなど贅沢な造りとなっている。船内はほぼ無重力。外からの出入りはなく乗組員の身元も確かなため、監視カメラが設置されているのはブリッジと倉庫のみ。
- シオン・フロンティア……ISEAと合衆国宇宙開発省の共同プロジェクトのもと、シオン・ミラーによって2080年に木星の第4衛星カリストにつくられた基地。木星圏の探査と開発の拠点だったが一年前爆発事故が起こり宇宙デブリとなった。
- ISEA……シオン・ミラーによって設立された国際宇宙開拓機関。
- 合衆国宇宙開発省……オスカーやジョージ、エリックが所属する国家機関。オスカーは開発省本部のスタッフで、他二人は支部のスタッフ。
- シスニア連邦……近年、宇宙開拓で目覚ましい発展を見せている新興国。合衆国とはライバル関係にある。
- スマートウォッチ……乗組員全員に支給されている端末。通話やメッセージ機能を持つ時計で、一定間隔で心拍数などのデータを‘私’宛てに送信している。
- クローン……シオン博士が取り組んでいた研究の一つ。人間に近いアンドロイドとしてフレムを開発したが、渇望がないアンドロイドは人間には到底及ばないと考え、生体であるクローンに手を出した。
- クローン脳……大半の国では研究も禁止されているクローン臓器。
関連動画
関連リンク
関連項目
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