概要
2015年4月25日発売のパック「クラッシュ・オブ・リベリオン」で登場したテーマ。
属するモンスターの多くが植物族であり、大半の植物族アロマモンスターに「アロマージ」の名称が付いている。
そのためこのテーマを指す際に、カテゴリ名の「アロマ」だけでなく「アロマージ」と呼ばれることも多い。アロマージの名前は、Aroma(アロマ)+mage(魔法使い)に由来すると思われ、それぞれの名前もアロマテラピーなどで用いられることの多い植物から取られている。
登場当初から地力は低くなかったが、2016年以降に汎用チューナー、リンクモンスターなどが追加され、華やかさだけでなく危険な香りを感じさせるようになっている。
遊戯王では軽視されがちな『ライフ・アドバンテージ』を重視する珍しいカテゴリ。
「アロマポット」以外のアロマには『自分のライフが相手より多い時に得られる効果』と『ライフが回復した時に発動する効果』を持ち、これらを駆使した戦術を主軸とする。そのためアロマではライフ回復のための手段が重要となっており、遊戯王では利用される機会の少ないライフ回復カードを積極的に採用するテーマという特徴を持つ。
登場時期によって効果の仕様にかなりの差があり、「PHANTOM NIGHTMARE」以前のカードは回復トリガーの効果が強制効果になっているが、「PHANTOM NIGHTMARE」出身のカードはダメージステップでも発動可能な任意効果になっている。
またその珍しいテーマコンセプトに加え、アロマージを始めに華やかさ溢れるイラストもポイントの一つである。
その後、シンクロモンスターやリンクモンスターが増え、植物族縛りも増えていき、植物族展開パーツとしての特性が強くなってくるため、コントロールテーマの枠からは少しずつ外れていくようになる。
余談ではあるが、以前より遊戯王OCGには「魔封じの芳香」を軸としたコントロールデッキ、通称「アロマ・コントロール」が存在しており、今回登場したテーマのアロマと同じ名前を持ってはいるが全く違うデッキタイプなので間違えないように。当初のアロマ自体がややコントロール色の強いデッキなのでなおさら勘違いを起こしやすいかもしれない。それゆえ区別するためにデッキ名を「アロマージ」と表記している場合もある。
カード紹介
以下、遊戯王カードWikiより引用を含む。
クラッシュ・オブ・リベリオン
アロマージ-ジャスミン/Aromage Jasmine
効果モンスター/星2/光属性/植物族/攻 100/守1900
(1):自分のLPが相手より多く、このカードがモンスターゾーンに存在する限り、
自分は通常召喚に加えて1度だけ、
自分メインフェイズに「アロマージ-ジャスミン」以外の植物族モンスター1体を召喚できる。
(2):1ターンに1度、自分のLPが回復した場合に発動する。
自分はデッキから1枚ドローする
高めの守備力の代わりに攻撃力はかなり低いため、できるだけ守備表示で出したいところ。
ライフ優勢時には植物族限定の追加召喚権を得られるため展開力を高めることができる。他のアロマージを召喚する以外にも、「ローンファイア・ブロッサム」を始めとした強力な植物族モンスターを追加召喚する手段にもなる。
ライフ回復時に1ドローできる効果は単純だが強力。同名カードを並べれば大量ドローも狙える。
どちらの効果もアロマデッキではアドバンテージ源となる優秀な女の子である。
アロマージ-カナンガ/Aromage Cananga
効果モンスター/星3/地属性/植物族/攻1400/守1000
(1):自分のLPが相手より多く、このカードがモンスターゾーンに存在する限り、
相手フィールドのモンスターの攻撃力・守備力は500ダウンする。
(2):1ターンに1度、自分のLPが回復した場合、
相手フィールドの魔法・罠カード1枚を対象として発動する。
そのカードを持ち主の手札に戻す。
ライフ優勢時には相手モンスターが弱体化するので、実質攻撃力1900として扱うことができる。
さらに「アロマガーデン」と併用することで下級モンスターとしてはかなりの高打点になる。
ライフ回復時のバウンス効果は手札に戻るのでタイミングを見計らう必要があるが、相手エンドフェイズに発動して罠カードなどを戻せれば心強い。
イラストでは中性的な見た目だが、「渇きの風」のカナンガはあざといので多分女の子である。
アロマージ-ローズマリー/Aromage Rosemary
効果モンスター/星4/水属性/植物族/攻1800/守 700
(1):自分のLPが相手より多く、このカードがモンスターゾーンに存在する限り、
自分の植物族モンスターが攻撃する場合、
ダメージステップ終了時まで相手はモンスターの効果を発動できない。
(2):1ターンに1度、自分のLPが回復した場合、
フィールドの表側表示モンスター1体を対象として発動する。
そのモンスターの表示形式を変更する。
ライフ優勢時には自分の植物族の戦闘時に相手モンスターの効果発動を封じることができる。
このカード自体も高めの攻撃力でアタッカーとして優秀であり、「アロマージ-カナンガ」や「アロマガーデン」によるサポートがあればなおよい。
ライフ回復時の表示形式変更効果は使いどころが多く、攻撃表示で召喚した「アロマージ-ジャスミン」を守備表示に変更したり、相手モンスターを守備表示に変更して攻撃を妨害するなどの利用方法がある。
白いニーソックスに絶対領域がまぶしい女の子である。
アロマージ-ベルガモット/Aromage Bergamot
効果モンスター/星6/炎属性/植物族/攻2400/守1800
(1):自分のLPが相手より多く、このカードがモンスターゾーンに存在する限り、
自分の植物族モンスターが守備表示モンスターを攻撃した場合、
その守備力を攻撃力が超えた分だけ相手に戦闘ダメージを与える。
(2):1ターンに1度、自分のLPが回復した場合に発動する。
このカードの攻撃力・守備力は相手ターンの終了時まで1000アップする。
上級モンスターだが、「アロマージ-ジャスミン」の追加召喚権や「ローンファイア・ブロッサム」でフィールドに呼び出すことは比較的容易。
ライフ優勢時には自分の植物族全体に貫通効果を与えるため、「アロマージ-ローズマリー」の効果などと合わせれば貫通ダメージで相手ライフに更なる差を付けられる。このカード自体も高い攻撃力を持っており、(2)の自己強化と合わせて主力アタッカーとして働くだろう。
ライフ回復時の自己強化は1000と大きく、「アロマガーデン」の効果も合わされば3900打点にもなれる。
イラストはかなりのイケメンだが目元などが女性らしく、細やかな装飾の黒い髪飾りを付けているのでおそらく女性である。
アロマポット/Aroma Jar
リバース・効果モンスター/星1/風属性/岩石族/攻 500/守 400
(1):リバースしたこのカードがモンスターゾーンに表側表示で存在する限り、
このカードは戦闘では破壊されない。
(2):リバースしたこのカードがモンスターゾーンに表側表示で存在する場合、
お互いのエンドフェイズ毎に発動する。自分は500LP回復する。
リバースモンスターだが、リバースした時に発動する効果を持たない風変わりなモンスター。
裏側守備表示でセットしておけば相手の攻撃を受け止める壁となり、その後は継続的にライフを回復できる。ライフ回復のタイミングが互いのエンドフェイズなので「アロマージ-カナンガ」と相性がいい。
アロマでは唯一植物族でない点が惜しいところか。
アロマガーデン/Aroma Garden
フィールド魔法
(1):1ターンに1度、自分フィールドに「アロマ」モンスターが存在する場合にこの効果を発動できる。
自分は500LP回復する。この効果の発動後、次の相手ターン終了時まで自分フィールドのモンスターの攻撃力・守備力は500アップする。
(2):自分フィールドの「アロマ」モンスターが戦闘・効果で破壊され墓地へ送られた場合にこの効果を発動する。自分は1000LP回復する。
アロマージたちが暮らす庭園(ガーデン)。
(1)の効果でライフ回復とともに全体強化を行える。強化量は500と控えめだが、カナンガやベルガモットの効果と組み合わせれば意外と馬鹿にならない数値になる。アロマのライフ回復時効果のトリガーとしても利便性が高い。
(2)の効果でアロマモンスターが破壊された時のアフターフォローも万全。
どちらの効果も優秀だが、テーマ内にサーチする手段がないことに注意。
潤いの風/Humid Winds
永続罠
「潤いの風」の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):1000LPを払ってこの効果を発動できる。
デッキから「アロマ」モンスター1体を手札に加える。
(2):自分のLPが相手より少ない場合にこの効果を発動できる。
自分は500LP回復する。
ジャスミンとローズマリーの合わせ技。
サーチ効果には1000LPを支払う必要があるが、永続罠なので相手ターンにも使用できる点が優秀。
また相手よりもライフが少ない状況ならば500LP回復する効果も発動できるため、サーチ効果で消費したライフポイントをケアすることが可能。(1)と(2)の効果を両方使用できれば、ターン往復で2枚のサーチをたった1000LPのコストで行えるという効率の良さを発揮する。
どちらもフリーチェーンで発動できる効果なので、状況によっては(1)の効果で自らライフを減らしつつ(2)の効果を発動できるようにし、アロマージのライフ回復時の効果を狙ったタイミングで発動できるようにするという戦術も有効。
渇きの風/Dried Winds
永続罠
「渇きの風」の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分のLPが回復した場合、
相手フィールドの表側表示モンスター1体を対象としてこの効果を発動する。
そのモンスターを破壊する。
(2):自分フィールドに「アロマ」モンスターが存在し、
自分のLPが相手より3000以上多い場合、その差分のLPを払ってこの効果を発動できる。
攻撃力の合計が、この効果を発動するために払ったLPの数値以下になるように、
相手フィールドの表側表示モンスターを選んで破壊する。
カナンガとベルガモットの合わせ技。
(1)の効果により、ライフ回復時に相手モンスター1体を破壊できる。
フリーチェーンの回復カードがあれば任意のタイミングで相手モンスターを除去可能なのでより使い勝手がよくなる。
(2)の効果は対象を取らない破壊なので強力ではあるのだが、発動のために必要なライフコストが膨大なので使いどころに悩む。アロマにとって重要なライフ・アドバンテージを投げ捨てることになるので、発動できる状況であっても(2)の効果を使用するかどうかは慎重に考えたい。
インベイジョン・オブ・ヴェノム
アロマセラフィ-アンゼリカ/Aromaseraphy Angelica
チューナー・効果モンスター/星1/光属性/植物族/攻 0/守 0
「アロマセラフィ-アンゼリカ」の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードを手札から捨て、自分の墓地の「アロマ」モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターの攻撃力分だけ自分のLPを回復する。 この効果は相手ターンでも発動できる。
(2):このカードが墓地に存在し、自分のLPが相手より多く、
自分フィールドに「アロマ」モンスターが存在する場合に発動できる。
このカードを墓地から特殊召喚する。
この効果で特殊召喚したカードは、フィールドから離れた場合に除外される。
墓地のアロマの攻撃力分を回復できる誘発即時効果と、ライフに関する条件などを満たすことで墓地から特殊召喚できる汎用チューナー。《潤いの風》や《アロマセラフィージャスミン》から手札に加えられる回復札としても使用出来る。
レベル1の植物族であるため、「ワン・フォー・ワン」や森羅など、特殊召喚や墓地送りといった手段に事欠かないのも魅力。
アロマセラフィ-ローズマリー/Aromaseraphy Rosemary
シンクロ・効果モンスター/星5/光属性/植物族/攻2000/守 900
チューナー+チューナー以外のモンスター1体以上
(1):自分のLPが相手より多く、このカードがモンスターゾーンに存在する限り、
自分フィールドの植物族モンスターの攻撃力・守備力は500アップする。
(2):1ターンに1度、自分のLPが回復した場合、
相手フィールドの表側表示のカード1枚を対象として発動する。
そのカードの効果をターン終了時まで無効にする。
ライフ差や回復を条件に、植物族のステータス上昇・相手カードの無効化などを行えるカード。アロマ主体であれば実質2500打点のアタッカーとして運用も可能と思われるが、それでも他のレベル5シンクロモンスターと比べると少々地味。植物族のシンクロモンスターは数が少ないので、一族の結束や群雄割拠などを採用しているタイプならば、十分運用できるか。
リンク・ヴレインズ・パック
アロマセラフィ-ジャスミン/Aromaseraphy Jasmine
◤ ▲ ◥ ◀ ロ ▶ ◣ ▼ ◢
リンク・効果モンスター
リンク2/光属性/植物族/攻1800
【リンクマーカー:左下/右下】
植物族モンスター2体
このカード名の(2)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分のLPが相手より多い場合、
このカード及びこのカードのリンク先の植物族モンスターは戦闘では破壊されない。
(2):このカードのリンク先の自分のモンスター1体をリリースして発動できる。
デッキから植物族モンスター1体を守備表示で特殊召喚する。
(3):1ターンに1度、自分のLPが回復した場合に発動する。
デッキから植物族モンスター1体を手札に加える。
限定的な戦闘耐性と、縛りの緩い植物族リクルート能力、ライフが回復した際にアロマに属する植物族も他の植物族もサーチできる能力を持つ、アロマきっての汎用サポーター。一度軌道に乗ると凄まじい展開力を発揮する植物族にとってもなかなか有用なカード。
CHAOS IMPACT
アロマージ-ローリエ/Aromage Laurel
効果モンスター
星1/風属性/植物族/攻 800/守 0
このカード名の(1)(2)(3)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分のLPが相手より多い場合に発動できる。
このカードを手札から特殊召喚する。
(2):自分のLPが回復した場合、フィールドの植物族モンスター1体を対象として発動する。
このターン、そのモンスターをチューナーとして扱う。
(3):このカードが墓地へ送られた場合に発動できる。
自分は500LP回復する。
ライフポイントが相手より多い場合を条件に特殊召喚を行え、ライフ回復した場合に他の植物族をチューナー化する効果を持つ。このチューナー化する効果は遊戯王初の自身も対象に出来る効果である。「アロマ」の展開力の底上げになりリンク召喚やシンクロ召喚が狙いやすくなる。またこのカード自身はチューナーではないが、アンゼリカと同様レベル1の植物族である。
また、リンク召喚やシンクロ召喚の素材にした時にライフ回復が行えるが、その場合にEXデッキの「アロマ」を出しておくと即座に回復トリガーの効果を発動出来る。
アロマージ-マジョラム/Aromage Majoram
効果モンスター
星5/闇属性/植物族/攻2000/守1600
このカード名の(1)(3)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分の植物族モンスターが戦闘で破壊された時に発動できる。
このカードを手札から特殊召喚する。
その後、自分は500LP回復する。
(2):自分のLPが相手より多く、このカードがモンスターゾーンに存在する限り、
自分の植物族モンスターの戦闘で発生する自分への戦闘ダメージは0になる。
(3):自分のLPが回復した場合、自分フィールドの
「アロマ」モンスターの数まで相手の墓地のカードを対象として発動できる。
そのカードを除外する。
植物族の戦闘破壊をトリガーに自身を特殊召喚してライフを回復し、ライフを回復した場合に相手の墓地を場の「アロマ」の数分除外する効果。これらの効果を一連の流れとして組むことも可能。保険的な動きだが、「アロマ」のいる状況下で《潤いの風》からこのカードを加えると相手ターンでの盤面の損害を軽減できる。
またライフが上回っている時に戦闘ダメージを0にする効果もある。墓地から除外する効果は複数指定できる分除外に弱いデッキに対しては有効だが、この効果自体はボードアドバンテージに干渉できない面に注意。
アロマセラフィ-スイート・マジョラム/Aromaseraphy Sweet Mahjoram
シンクロ・効果モンスター
星6/光属性/植物族/攻2200/守2000
チューナー+チューナー以外のモンスター1体以上
このカード名の(1)(3)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードがS召喚に成功した場合に発動できる。
デッキから「潤いの風」「渇きの風」「恵みの風」のいずれか1枚を手札に加える。
(2):自分のLPが相手より多く、このカードがモンスターゾーンに存在する限り、
自分フィールドの植物族モンスターは相手の効果の対象にならない。
(3):自分のLPが回復した場合、相手フィールドのカード1枚を対象として発動する。
そのカードを破壊する。
まずシンクロ召喚した時にアロマのサポート罠を一通りサーチできる効果を持つ。この効果のおかげで初手に引いて困るサポートカードの採用枚数をある程度減らすことも出来る。ライフが上回っている場合に植物族へ対象耐性がつく効果を持っており、《エフェクト・ヴェーラー》や《無限泡影》等のカードに強く出れる。そして、ライフ回復をトリガーに除去が可能。
回復罠とこのカードの組み合わせで完結している部分もあり、序盤から狙いに行くのも安定化する手段になる。《潤いの風》へ繋げば後続アロマのサーチにも繋がり、《恵みの風》へ繋げばこのカードの蘇生手段にもなる。また、この2枚は回復が可能。
アロマガーデニング/Aroma Gardening
永続魔法
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分が「アロマ」モンスターの召喚・特殊召喚に成功した場合に発動できる。
自分は1000LP回復する。
(2):自分のLPが相手より少ない場合、相手モンスターの攻撃宣言時に発動できる。
デッキから「アロマ」モンスター1体を特殊召喚する。
「アロマ」召喚特殊召喚成功時に1000回復できる効果を持つ。テーマ内でサーチ不能な上に永続魔法で回復タイミングが限られるのに注意。
また、ライフが下回っている時の効果という「アロマ」の戦術に反する効果を持っている。この効果は攻撃宣言時と限定的なため、発動出来たらラッキー程度に思っておこう。
恵みの風/Blessed Winds
永続罠
このカード名の(1)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):以下の効果から1つを選択して発動できる。
●手札及び自分フィールドの表側表示モンスターの中から、
植物族モンスター1体を墓地へ送って発動できる。
自分は500LP回復する。
●自分の墓地の植物族モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターをデッキに戻す。
その後、自分は500LP回復する。
●1000LPを払って発動できる。
自分の墓地から「アロマ」モンスター1体を選んで特殊召喚する。
フィールドから植物族を墓地に送るか、墓地の植物族をデッキに戻すことでライフを回復出来、ライフを支払うことで墓地の「アロマ」を蘇生できる。墓地リソースやボードアドバンテージに関わる効果なので状況に合わせて選択する形になる。
回復効果は《潤いの風》の発動条件を満たしていない場合でも発動出来る。また、蘇生効果は1000LPを払うことになるが、EXデッキから呼び出した「アロマ」の方も復活出来る。
PHANTOM NIGHTMARE
アロマリリス-ロザリーナ
チューナー・効果モンスター
星1/闇属性/植物族/攻 0/守 0
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分・相手ターンに、このカードを手札から捨て、
自分フィールドの「アロマ」モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターの攻撃力半分だけ自分のLPを回復する。
(2):このカードが召喚・特殊召喚した場合に発動できる。
デッキからチューナー以外の「アロマ」モンスター1体を特殊召喚する。
この効果の発動後、ターン終了時まで自分は植物族モンスターしか特殊召喚できない。
「ライフ回復時の効果」及び「ライフが上回っている場合の効果」のいずれも持たない初の植物族「アロマ」モンスターで、召喚・特殊召喚時に使えるリクルーターになっている他、フリーチェーンの回復効果を持つため、「アロマ」モンスターの効果起動に使える。
《アロマージ-ローリエ》をリクルートし、《アロマセラフィージャスミン》をリンク召喚することで好きな植物族サーチになる他、別の「アロマ」を出してシンクロ召喚に繋げる等の使い方が出来る。
《アロマブレンド》や《潤いの風》が誘発に引っかかりにくい反面、このカードがマストカウンターになっている部分もあるため貫通札も用意しよう。
アロマリリス-マグノリア
融合・効果モンスター
星8/闇属性/植物族/攻2600/守1800
「アロマ」モンスター+植物族モンスター
(1):自分のLPが相手より多く、このカードがモンスターゾーンに存在する限り、
自分フィールドの植物族モンスターは相手の効果では破壊されない。
(2):1ターンに1度、2000LPを払って発動できる。
自分フィールドの「潤いの風」「渇きの風」「恵みの風」の数だけ、フィールドのカードを除外する。
(3):1ターンに1度、自分のLPが回復した場合に発動できる(ダメージステップでも発動可能)。
その数値分だけ、自分フィールドの全ての植物族モンスターの攻撃力はターン終了時までアップする。
植物族全体に効果破壊耐性を付与できる融合モンスターで、《アロマブレンド》の墓地効果で融合召喚が可能。
フィールドのカード除去や攻撃力パンプがあるため、少し《潤いの風》等の罠カードに近いが、フリーチェーンではないため相手ターンに使うことが出来ない。そのため、このカード自身は基本的に捲りのカードとなるが、上述した効果破壊耐性目的で出すのも手か。
アロマリリスーローズマリー
◤ ▲ ◥ ◀ ロ ▶ ◣ ▼ ◢
リンク・効果モンスター
リンク3/闇属性/植物族/攻2200
【リンクマーカー:左下/下/右下】
植物族モンスター2体以上
このカード名の(1)(2)(3)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードが特殊召喚した場合に発動できる。
デッキから「アロマ」カード1枚を手札に加える。
(2):自分のLPが回復した場合に発動できる(ダメージステップでも発動可能)。
手札から「アロマ」モンスターをこのカードのリンク先となる自分フィールドに3体まで特殊召喚する。
(3):このカードのリンク先のモンスター1体をリリースし、
フィールドのカード1枚を対象として発動できる。
そのカードを除外し、自分は1000LP回復する。
このカード自身には妨害効果を持っていないため、「アロマ」での展開上で、先攻で出して残す意味合い自体は薄いものの、特殊召喚時に「アロマ」カードのサーチを持っているため、素材指定もあって他の植物族からこのカードをリンク召喚出来ると、「アロマ」への接続パーツになる他、手札に「アロマ」を抱え込んでいる場合にある程度の消費に繋がるため、中継カードとしての役割が強い。
また、リンク先リリースで除去効果を持ち、ライフゲインになる。捲りのカードになる他、ET想定での延命とかに使えることもあるかもしれない。また、リリースを要求するため他のテーマだと「六花」との噛み合いが良い。
アロマブレンド
通常魔法
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):手札を1枚捨てて発動できる。
手札・デッキから「潤いの風」「渇きの風」「恵みの風」のいずれか1枚を自分の魔法&罠ゾーンに表側表示で置く。
(2):墓地のこのカードを除外して発動できる。
自分の手札・フィールドのモンスターを融合素材として除外し、
植物族の融合モンスター1体を融合召喚する。
自分のLPが相手より多い場合、自分の墓地の植物族モンスターを除外して融合素材とする事もできる。
手札1枚捨てることで風シリーズの各罠カードに繋がる。
表側表示で置くことになるため、「潤いの風」を持ってくることで初動になり、ここに誘発を撃てず、その後の《潤いの風》も罠カードからのモンスターサーチのため、誘発を撃ちづらい。
また、墓地効果で融合召喚する効果を持ち、LP上回る時に墓地除外融合を活用できると、より強固な盤面を築ける。
アロマヒーリング
通常罠
このカード名の(1)(2)の効果は1ターンに1度、いずれか1つしか使用できない。
(1):自分は自分フィールドの「アロマ」モンスターの種類×1000LP回復する。
(2):墓地のこのカードを除外し、自分の墓地の「アロマ」モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを特殊召喚する。
その後、自分は500LP回復する。
この効果で特殊召喚したモンスターは、フィールドから離れた場合に除外される。
現在では「アロマ」カードの中で唯一の罠カード。
《アロマリリス-ローズマリー》でサーチをした場合、回復トリガーの1枚となる。
また、墓地効果で蘇生も出来てこちらでも回復効果が起動するため、その後の反撃に用いることが出来る。
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