ニコニコ大百科

やばっ
最高傑作の記事だよ
……たぶん

猿先生自身も手応えあったみたいで俺も嬉しいぜ!

臨　兵　闘　者　皆　陣　列　在　前！
ナウマクサンダ バサラダセンダ マカロシャダ ソワタヤ ウンタラタ カンマン

白鯨よ死ね！

自ら"悪魔"となる覚悟の上でクジラに一矢報いて散ったエイハブ
"悪魔を超えた悪魔"と呼ばれながらもなんとなくゴリラに喧嘩売って死にかけたおじさん
この扱いの差に一番戸惑っているのは俺なんだよね

短編ながらスターバックさんやクィークェグが格好良いんだよね すごくない？
エイ・ハブも狂気全開で白鯨に立ち向かって行くところは尊敬するでっ

アレを伝説のエイハブの義足って良く分かったな子孫

実写映画でやっても面白そうなんだ
ムービー・シアターにマネモブが殺到しそうやけどなブヘヘヘヘ

原典に当たる「復讐する海　捕鯨船エセックス号の悲劇」から遭難話を逆輸入したり、スターバックスの話(コーヒーチェーン店スターバックスはスターバックから命名されたが作中に本来コーヒー好きとかの話はない)を逆輸入したり
本来原作にない話がうまく味付けされてたり、いつもの猿先生の悪い癖である猿先生の主観が多分に入った死生観全開の宗教感が「敬虔なクェーカー教徒だったが白鯨との地獄で神を見限ったエイハブ」と奇跡的に噛み合い上手く消化してあまりノイズにならないのが良かったんだ。
最後の方の筆が乗りまくった最終決戦の怪獣特撮みたいなノリが楽しい人ならまず楽しめる良作と思われるが…

個人的にエイハブの魅力や好評の要因を分析してみたけど
・「19世紀アメリカの捕鯨事情」は現代日本の読者には想像しづらいが、猿漫画特有の蘊蓄や説明口調みたいな台詞によってそれが解消される
・グロ描写はあるが「大海原という過酷な環境でいかに人間が無力か」を示すのに役立っており、あまり嫌悪感がない
・エロ描写や下品な発言は全く無い(俺の分身くらい?)
・メスブタが出てこない
・むしろ夫の帰りを健気に待つ美しい妻が出てくる
・差別的な発言もあまりない(クィークェグ関係くらい)
・物語を引っ張るパワーがある主人公 エイハブ
・初めての捕鯨という意味では視聴者目線で話を語るキャラ イシュメール君
・エイハブ世界での一般的捕鯨船員、常識人として、エイハブの異常性を際立たせるのがスターバック
・捕鯨のリスクと引き換えに豊かな生活があることを伝えるスターバックとスタッブ、その家族
・若いエイハブ、スターバック、クィークェグに共通する信仰心
・エイハブと白鯨を通して、人間と大自然(神)、悪魔と神、善と悪などが様々な要素が描写される
・猿先生の作画や勢い任せの展開(メインキャラがどんどん退場、メカ・フットなど)のおかげでスピーディで迫力ある戦闘描写が演出できている
・特別製の義足やロボティック・アーム、逃げるシャチの群れ、突然魂の声で会話始めるエイハブと白鯨など猿描写で異常猿愛者も満足
・おなじみのリアル・フェイスコピペ術が「時間の経過で別人のように変り果てるエイハブ」というガチ描写に昇華されている
などだと考えられる

不満な点を挙げるなら、ちょっと語録のインパクトが弱いってとこくらいなんだ

今までほとんど猿渡作品に触れてこなかったけど面白かったよ。
それに1巻というのがいいね。本棚の邪魔にもならないしクジラの絵が圧倒的な迫力があるから保存用に一冊は持っておきたい奴だった。

動物ものというか猟師者結構合いそうだと思ったのは俺なんだよね
猿先生の羆嵐とか読んでみたいっス

猿渡先生を猿先生たらしめている
鬼龍みたいな超法規便利キャラ、困ったらヤクザ展開、唐突な美術蘊蓄
現代社会へのお気持ち表明、理解不能な親子の愛情論
これらを抑えれば文句なしの一流作家なんだと再認識出来たッス
GOKUSAIは短編なのにオールインだったんやけどな、ﾌﾞﾍﾍﾍ

彼らは神を信じてたんだぞ！許せねぇよなぁ！
という理不尽への怒りと神の如き怪物鯨への八つ当たりがシンクロするの本当好き

＞世界名猿劇場シリーズ化して欲しい
激しく同意ッス
忌憚のない意見って奴ッス

この項目の何が面白いってエイハブではリダイレクト効いてないのにエイ・ハブだとちゃんと効いてるところ

普通逆だろうがよえーーーっ！？

>>15
うーんエイハブ自体は元の小説に登場する人物の名前でもあるから仕方ない本当に仕方ない
という訳でとりあえず曖昧さ回避にしたんだ

>>16
猿 有
愛 能
者

メカフットでめちゃくちゃ笑ったけど原作なぞってもつまらないし猿先生らしい展開もあってちゃんと面白いからすごいと思う
あの歳で熱量を持って漫画を書けるのセクシーすぎる

嘘か真か知らないが、あの時代の技術力ならメカフットを作成できたという科学者もいる

>>sm44355133


関連動画にクソ新説をいち早く追記した編集者にはこの金貨を進呈するッ！！

最高傑作短編とも言えるエイ・ハブの唯一の欠点は語録の弱さなんだよね
この金貨を進呈するッ！以外の語録を見つけたものにはこの金貨を進呈する！

語録は弱いけど唐突にモビーディックとテレパシーで会話する所は力王みを感じる

原作『白鯨』のほぼ半分を捕鯨ウンチクで埋めるド級のクジラキチガイのイシュメールを
わかりやすく捕鯨に夢見る少年として読者代表キャラにしたのはなかなか英断

「〇〇なんてチョー原始的だよ!」
「ヨージョのお告げは絶対だ」
「特別製の義足でな」
「ところでスターバックさん コーヒーって美味しいの?」「うん」
「あわわっ マッコウクジラが(中略)なんて聞いたことないぞ」
「我が名はエイハブだぁ」
(ワシの魂の声が聞こえるだろう)
「まかせろ ロボティック・アームで取ってやる」
「いや、やめておこう 嫌な予感がする」

うろ覚えだけど、パッと思いつく語録はこんな感じなんだ
弱いとは言い切れないけど、他の猿作品の語録と比べるとちょっとインパクトに欠ける感じするスね

>>24
スタバさんは使えそうでいて相手のレスなしでは成立しないのが語録として致命的で
我が名はエイハブだぁも使えそうでいて、人気語録の我が名は尊鷹！と被ってるんだよね
しかしわざわざ読み直して語録を見つけてくれたことに金貨を進呈するッ！

これとロック・アップはマネモブへのゲートウェイ・ブックと考えられる
まぁ締まりのない猿展開しとったから龍継ぐ読めとは言わんけどなブヘヘヘヘ

原作にはないスターバックさんの子孫がエイ・ハブの子孫に襲われるラストシーンは猿漫画にありがちな胸糞オチであると同時に
「神が人類に与える理不尽な試練に終わりはない」という原作テーマを踏まえての終わらせ方でもあるんだ
猿漫画は文学なんだ

てっきりロボティック・アームを出したい持病が出ただけだとばかり...

お見事です猿先生 やはり私がにらんだ通りあなたは凄い作家だ

最終話までエイハブの内心が一切わからなくて異常捕鯨爺にしか見えないの上手いよね
最終話でエイハブ主観になってストーリーに芯が通るの気持ちよすぎだろ！

本編の白鯨ヨシフはあの男の悪行を全部背負わせれて愚弄されつくされた後に消されたんだ
悔しいけど仕方ないんだ
(ヨシフの魂の声が聞こえるだろう)