クー・フーリンとは、ケルト神話に登場する半神半人の英雄である。
ク・ホリン、クーフリン、キュクレインなどとも呼ばれる。
概要
少年時代の名はセタンタ。
クランの館に招かれた際、遅れて向かうことが伝わっていなかったため、セタンタに向かってクランの番犬が放たれた。
しかしセタンタはこれを一人で絞め殺す。
自慢の番犬を失い嘆くクランに「自分がこの犬の子を育て、さらにこの子犬が育つまで私がこの家を護る」と申し出る。
この事件がきっかけとなり、セタンタはクー・フーリン(クランの猛犬)と呼ばれるようになったという。
その後、影の国女王スカアハの弟子となり必殺の槍ゲイボルグを授かるも、
その槍で親友、息子を殺してしまい、最後は自身もその槍で命を落とす。
真・女神転生シリーズでは
初期のころから登場しているシリーズ定番の悪魔。種族は大抵の場合「幻魔」。
ゲーム中盤ごろに仲魔に出来ることが多く、高い能力とカッコよさで人気を博している。
スキルは物理技と衝撃(ザンorガル)系を所持していることが多い。
デザインは大きく分けて2種類ある。
外伝的漫画作品の中には、単なる一悪魔ではなくメインキャラクターの一人となっているものもある。
ファイナルファンタジーシリーズでは
FFTとFF12で苦情王不浄王キュクレインとして登場する。
姿は上記の真・女神転生シリーズのキャラとは似ても似つかないが、
神話にある「戦闘時は醜い姿になる」「零れ落ちた自身の内臓を腹に詰め込んだ」
と言った部分からイメージして出来た姿だと思われる。
FFTでは最初に戦うルカヴィ。初見は誰もが度肝を抜かれたことだろう。
攻撃力が高いうえ、ルカヴィ固有アビリティの「恐怖」や、キュクレインが持つアビリティ「不浄」のバイオ系で多数の状態異常で苦しめてくる強敵。
しかしニコニコ動画上では上手いプレイヤーたちにより数々の方法で倒されている。
Fateシリーズでは
過去の英霊を召喚するという魔術によってクー・フーリン本人が登場。
詳細はランサー(Fate/stay night)の記事参照
銀河英雄伝説では
自由惑星同盟軍の宇宙戦艦「ク・ホリン」が登場する。ク・ホリンの記事参照。
対する銀河帝国軍にも宇宙戦艦「キュクレイン」という同じ由来の名を持つ艦船が所属している。こちらは標準型戦艦(銀河帝国)の記事参照。
ファイアーエムブレムでは
「ファイアーエムブレム 聖戦の系譜」に、ク・ホリンを名前の元ネタとした「ホリン」というキャラクターが登場する。
同ゲームには他にもク・ホリンの師であるスカアハを元にした「スカサハ」というキャラクターや、伝説の槍「ゲイボルグ」なども登場しているが、互いの関係性は元の神話とは大きく異なっている。
モンスターストライクでは
「モンスターストライク」ではモンスターの一体として登場。
詳細はクー・フーリン(モンスト)の記事参照。
関連動画
関連商品
関連項目
- ケルト
- スカアハ
- 女神転生の関連項目一覧
- ファイナルファンタジータクティクス
- Fate/stay night
- 銀河英雄伝説
- ファイアーエムブレム 聖戦の系譜
- モンスターストライク
- 神話上の関連用語一覧
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