「Hi! 私の名前はJanus! そうよ、あのJervisの僚艦の…
……え? 知らない? 完っ全にモグリね。いい? しっかり覚えておきなさい!」
Janusとは、ブラウザゲーム『艦隊これくしょん~艦これ』に登場する、第二次世界大戦時のイギリス海軍所属J級駆逐艦〈HMS Janus,F53〉をモチーフとしたキャラクター(艦娘)である。
担当イラストレーターはコニシ。
担当声優は小澤亜李。プリンツ・オイゲンや野分、秋月以来約5年振りの新艦担当である。
あー、概要でしょ。概要の話はいいわ、もう。
2019年8月末から開始された、2019年夏イベント『欧州方面反撃作戦 発動!「シングル作戦」』の最終面であるE-3の突破報酬として実装されたイギリスの駆逐艦娘。
厳密に言うと、E-3が解禁されたのは9月4日のオンラインメンテ以降なので、実装日はこちらになる。
艦名表記は他の米英艦同様に英語表記でJanusとなっており、日本語表記では「ジェーナス」。
ジャーヴィスに続く2人目のイギリス駆逐艦にして、ジャーヴィスの妹。毛先を巻いたボブカットにしている髪型が特徴。服装は姉艦のジャーヴィスと同じ。
史実では地中海にずっといたせいか、日米の艦娘がある意味トラウマになっているアイアンボトムサウンドも知らないようで、「硬そうね」とか的外れな感想を述べている(アイアン=鉄からの連想か?)。朝食のフル・ブレックファスト[1]に加えてお昼には手作りのサンドイッチに紅茶(アールグレイ)、そして3時にはお馴染みティータイムでさらにアールグレイを振る舞ってくれる淑女である。
前述の通り、ジェーナスが実装されたのは夏イベ後半だったのだが、前半開始時に追加された他の艦娘のセリフで既に実装が予告されていたりした。が、例によって流暢な英語だったので聞き取れなかった提督も多かった模様。
ウォースパイト:We need to find Janus,and bring her home.
アークロイヤル:We need to find Janus,and bring her back to our home fleet.
性能的には、運を除けばジャーヴィスとほぼ同じなので、運用もそれに準じる方向性で良いだろう。
本国艦隊、第7駆逐戦隊、抜錨! Janus! 出撃します!
J級駆逐艦についてはジャーヴィス(艦これ)の記事も参照されたし。
〈HMSジェーナス〉はJ級駆逐艦のうちの1隻。スワン・ハンター造船所にて1939年8月5日に竣工。艦名は、"J"の付く名称ということで、ローマ神話に登場する神ヤヌス[2]の英語読みから。日本語では表記ゆれでジェイナス、ジャヌス、ジャナスと記された資料もあるが、本稿ではゲーム内表記に従って「ジェーナス」と記載する。
ちなみにロイヤルネイビーではよく使われる名称で、このJ級駆逐艦〈ジェーナス〉は6代目にあたる。艦番号はF53(地中海艦隊に異動後はG53)。
竣工後は、嚮導駆逐艦〈ジャーヴィス〉の率いる同型艦で編成された本国艦隊第七駆逐戦隊に所属。北海で活動していたが、1940年5月に地中海艦隊に異動(この頃、〈ジャーヴィス〉が修理中だったため、一時的に〈ジェーナス〉が艦隊旗艦を務めている)。
その後も艦隊護衛や戦闘に大忙しだったが、1944年1月22日のアンツィオの戦い(シングル作戦)に参加後、翌23日にアンツィオ沖で〈ジャーヴィス〉と共に警戒にあたっていたところに、独空軍の空襲を受けた。〈ジェーナス〉は対艦ミサイル(または魚雷)の直撃で弾薬庫が誘爆し、轟沈した。このときに艦長を含め158名が戦死している。沈んだ時刻は夕方で、艦娘のジャーヴィスが地中海の夕日は好きじゃないと言っているのはこの辺りがトラウマになっているのかもしれない。
一方〈ジャーヴィス〉は魚雷で艦首を吹き飛ばされながらも死者なしで切り抜け、〈ジェーナス〉の乗組員93名を救助したうえで自力で帰投している。
ちなみに、J級駆逐艦全8隻のうち、終戦時に残ったのは〈ジャーヴィス〉〈ジャベリン〉の2隻で、6隻は大戦中に沈んでいる。〈ジェーナス〉はこの6隻の中でも最後に沈んだ艦であった。
〈ジェーナス〉は、戦闘名誉勲章(BattleHonor)を10個受章している(ちなみに駆逐艦最多受章は〈ジャーヴィス〉の13個。全体を通しての最多受章は〈ウォースパイト〉の14個)。残念ながら最後まで生き残ることは出来なかったが、彼女もまた名誉あるロイヤルネイビーの一員であった。
新しい動画? ようこそ、艦隊に!
いい感じの静画じゃない、イケそうよ!
新しい関連商品かぁ。 Nice to meet you!
関連項目? 待ってなさい、私がもってきてあげ……あ、ああっ!? ああっ……あの……Thanks。やだぁ……。
2019年夏イベント 『欧州方面反撃作戦 発動!「シングル作戦」』 新規実装艦娘 |
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脚注
- *イギリスの伝統的な朝食で、一般的なイメージの朝食と違ってかなりがっつりとした量が特徴。メシマズで知られる英国だが、このフル・ブレックファストは別で、作家のサマセット・モームは「イギリスで美味しい料理を食べたければ1日3回朝食を取れば良い」という言葉を残している。
- *ちょっとマイナーだが、「双貌神」の名の通り前と後ろ(右と左に描かれる場合もあり)に二つの顔を持つ神で、出入り口と扉の守護神。境界を守護する、というところから、1年の境である1月(January)の語源にもなっている。日本では「ヤヌスの鏡」で知名度が高いか。
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