「銀河漂流バイファム」とは、とは、突然の異星人の襲来により練習鑑「ジェイナス」で旅することになった13人の少年・少女達の苦闘と成長の物語を描いたサンライズとMBS制作のSFロボットアニメ作品であり、青い猫型ロボットに戦いを挑んで敗れ去ったアニメ作品のひとつである。
※初回放映は、1983年10月21日より1984年9月8日まで。全46話。
※なおファミコン発売と同じ年に放映された作品である。
概要
「銀河漂流バイファム」は、人類が外宇宙に殖民を開始した中で出会った異星人ククトニアンとの戦いの最中に、両親と生き別れた13人の少年・少女達が、練習鑑「ジェイナス」号を駆って地球へ、そして両親がいるとされるククト星を目指して旅する所謂ジュール・ヴェルヌの「十五少年漂流記」をモチーフにした作品である。
※「機動戦士ガンダム」の企画時に提示されたアイディアの転用の為、原案:富野由悠季と言う皆殺しハゲの不吉な名前がクレジットされている。
一応SFロボット作品である為、バイファムと呼ばれるロボット兵器は登場するものの、
- オープニングは主題歌が全て英語歌詞(ロボットアニメでは初)
- 次回予告はタイトルのみで代わりにアバンタイトルを導入(和製アニメでは初)
- 敵陣営の描写を極力を行わず、概要は一切明かさない
- 主役のバイファムですら「偶然そこにあった兵器」扱いをする
といった実験的な内容を数多く含んだ内容として放送され、特にメイン視聴層を考慮した主役の子供達の年齢設定(15歳~4歳)に対して、英語歌詞と言う難解さ抜群のオープニングは、良くも悪くも本作のポイントのひとつとなっている。
また、主役はあくまで子供達であり、その等身大の物語を描こうとした事から、芦田豊雄デザインによる子供達の生き生きとした描写とは対照的に、スポンサー的には大事なロボットであるラウンドバーニアンの外観を、バーニアを露出させて目立たせた以外は、極力特徴をなくす方向に整理し、作中に4種類搭乗したラウンドバーニアンがほぼ同じシルエットをしているという個性の無さを実現しており、武装もビームガンのみというシンプルな構成となっているのだが、逆にメカアクションシーンにおいては、シンプルすぎて誇張できない事もあってか、身体中に設置されたバーニアを使用した独特のアクションを展開し、その評価は高い。
裏番組に国民的人気アニメである青い猫型ロボットがいたこともあり、英語歌詞のOPの難解さや、格好良いメカアクションがあまり見られず、どちらかと言えばロボットアニメの名前をかたった名作劇場タイプな内容だったこともあってか、視聴率が伸び悩み、放送時間の変更が行われた他、当初4クールの予定で始まったが2クールで打ち切りの噂が流れ、28話での打ち切り話が出る等漂流が続く中で46話での完結が確定すると言う状況だった。また地方局によっては、放送時間変更の際に放送を打ち切った局もあったが、ファンの署名運動により放送が再開されるといったある意味での社会現象をおこす程の人気を得ていた作品であり、「子供達の等身大の旅と成長」を最後まで描ききって紙飛行機が宇宙を飛ぶ感動のラストを迎えた事もあってか人気が放送終了後も続き、オリジナルエピソードを描いたOVAや、放送13年後に新たなTVアニメシリーズとして放映されるという作品となった。
戦争をメインストーリーとして描かれるロボットアニメの中でも、戦争・死・別れといった点も正面から描きながらも最後に笑って涙を流せる良作こそ「銀河漂流バイファム」である。
あらすじ
地球から43光年離れたイプザーロン星系にあるクレアド星で生活していたロディとフレッドの兄弟は、突如としてアストロゲーターと呼ばれる異星人の襲撃を受けた。
脱出用シャトルに乗り込むも、襲撃の最中で両親と離れ離れになってしまったロディとフレッドは、僅かに残った軍人や避難民らと協力して練習用の旧式艦「ジェイナス」を出航させて、ベルウィック星へと逃げ出す事に成功するとも、そこまでの道のりで軍人達は全滅し、避難民の大人たちもほとんどが死に絶え、リーダーのクレークも行方不明になる等、ロディ達13人の子供達と大人はケイト一人という状況の中で、地球目指してジェイナスを出航させた。
地球への旅の途中で、アストロゲーターと呼ばれる存在であったククト星人「ククトニアン」を救助した際に、仲間のカチュアがククトニアンである事が判明し、抑えられない感情を爆発させてしまったロディやケンツのせいで、カチュアがジェイナスから逃げ出したが、ケイトの説得で無事戻るかわりに、ケイトが行方不明になり、子供達13人だけで旅を続けることになってしまう。
クレアド星やベルウィック星を脱出した地球人が捕らえられているタウト星に両親がいることを知ったジェイナスの子供達は、最年長のスコットをキャプテンに、協力してタウト星を目指して旅を続けることにした。
苦しい旅の最中、バイファム7号機の操縦をマスターしたロディや、仲間達の機転や助力により困難を潜り抜けて成長していく子供達の物語が始まった。
13人の子供達
「銀河漂流バイファム」の主人公である13人の子供達は、突然のククトニアンの襲撃という混乱の中で練習鑑ジェイナス号に集まった仲間達であり、ケイトら大人たちがいなくなっていった中で、ジェイナス号のコンピュータ「ボギー」に助けられながら、スコットをリーダーにして自分達の出来ることをやりながら航海を続けた。
ククト星に大気圏突入した際にジェイナス号と別れる事になったが、それまでの経験からたくましてくなっていた子供達の成長こそが「銀河漂流バイファム」の見所である。
ロディ・シャッフル(Roddy Shuffle) | ||
白いツナギに赤Tシャツがチャームポイントのスポーツ全般が得意で明るい性格の少年。 |
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バーツ・ライアン(Barts Lyan) | ||
ツッパリ少年な外見をしているが、とても面倒見の良い性格をしているムードメーカーであり、一歩引いた視点から状況を見定める感覚を持っている13人の中で最も大人に近い人物である。 |
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スコット・ヘイワード(Scott Heyward) | ||
自分に自信が無く自虐的な面も持っているが、一番年上だからと言う事と、ボーイスカウトでリーダーをしたことがあるからと言う理由でジェイナス号のキャプテンになった点から、おだてられるに弱く調子に乗りやすい面も持っており、重責に対する真面目さが時にトラブルの種になったりもするが、ジェイナス号での日々を重ねるうちにリーダーとして成長していく。 |
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クレア・バーブランド(Clare Barbland) | ||
高級将校の一人娘で潔癖症なところもあるお嬢様だが、機転が利き、話をまとめるのが上手い。 |
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マキ・ローウェル(Maki Rowel) | ||
[MAKI]と入った帽子がトレードマークなジェイナスのうなじ美人。 |
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シャロン・パブリン(Shalon Publin) | ||
好奇心旺盛でいたずら好きでマイペースな「オレっ娘」であるエンターティナー。 |
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フレッド・シャッフル(Fred Shuffle) | ||
兄のロディとは対照的に、照れ屋で引っ込み思案で内向的で泣き虫と言う扱いに困る弟だったが、ジェイナス号での旅の日々の中で、頭の回転が速くて手先が器用な事からコンピュータ担当になって、RV操縦の為のゲタ等の発明する等、知力担当として地味に活躍するようになった。 |
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ペンチ・イライザ(Pench Eliza) | ||
物静かなロマンチストで、詩を書いたり本を読んでいる事が多く、おとなしい性格だが芯はしっかりしており、いざという時に頼りになるタイプで、努力家でもあるが、フレッドの好意には気づいていない。 |
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カチュア・ピアスン(Katue Piason) | ||
ベルウィック星のステーションからジェイナス号に合流した女の子で、分厚いシャトルの説明書のどこに何が書いてあるかを完全に記憶している程の頭脳をもち、ジェイナス号では情報処理を担当している。 |
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ケンツ・ノートン(Kentsu Norton) | ||
軍人一家で育ったミリオタで、ジェイナス号の空気読めない男ぶっちぎりの一位であり、直情的で見境無く突き進むと言う点や心無い発言で周囲の反感を買う事も多く、トラブルが絶えないというどうしようも無いキャラだが、シャロンやカチュアの存在が(視聴者的にも)救いになっている。 |
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ジミー・エリル(Gimmy Eril) | ||
カチュアと共にベルウィック星の宇宙ステーションからジェイナス号に合流した男の子で、麦藁帽子がトレードマークで目はいつも前髪に隠れている。 |
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マルロ・Jr・ボナー(Malro Jr. Bonner) | ||
ジェイナス号の13人の中では最年少組のであり、ルチーナの尻に敷かれる事も多いが仲が良い。 |
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ルチーナ・プレシェット(Routinie Pressette) | ||
芦田豊雄キャラ定番のパンツ丸見え担当のロリ娘。 |
下は4歳から上は15歳までの少年・少女13人の旅の途中には、彼らに影響を与えた大人達も登場している。
ケイト・ハザウェイ | ||
メルビン・クレーク博士の助手としてクレアド星にやってきた地質学者で、クレーク亡き後は、只一人の大人としてジェイナス号の子供達の引率者そして母親代わりを務めていたが、頼れる者のいない環境に打ちひしがれて酒に溺れ、ロディとキスしたこともあったが立ち直った。しかし、出生の秘密を知って飛び出したカチュアを救出した際に被弾して行方不明となった・・・ |
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メルビン・クレーク | ||
クレアド星の遺跡調査隊のチーフとして地球からやってきた宇宙考古学及び地質学者で、ワイルドな風貌と行動力にあふれた人物で、ジェイナス号の生き残りを統率してベルウィック星までたどり着かせる事に成功したが、地球軍との連絡を取り付けた帰り道にククト軍の襲撃をうけて死亡した。 |
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フレデリック・ローデン | ||
地球連邦宇宙軍駆逐艦レーガン艦長を務める人物で階級は大佐。 |
RV(ラウンドバーニアン)
「銀河漂流バイファム」のもう一人の主人公である「バイファム」を含めた地球連邦軍の人型機動兵器がラウンドバーニアンである。略称は「RV」。
特徴は、機体各部の姿勢制御用バーニアの数々で、ラウンドバーニアンという名前も、可動式バーニアスラスター「ラウンドバーニア」が元ネタになっている。また、腹部にはポッド・システムと呼ばれる脱出装置を兼ねた小型ユニット「ポッド」を操縦席代わりに合体させる事で、パイロットの危機回避面も一応は考慮されている。ま、腹部を貫かれたら意味がないのはモビルスーツやオーラバトラーと同じだけどな。
設定上は、宇宙空間での船外作業服の発展系と言うことになっており、超光速航法実用化による外宇宙への入植と遭遇が予想された異星人に対抗する兵器として開発されたことになっている。
作品コンセプト的に、軍の秘密兵器として登場させることが出来ず、あくまでジェイナス号に配備されていた兵器として登場した為、ロボットアニメの主人公ロボにありがちな明確な特徴がまったく存在せず、シルエットにいたっては登場したRV全てがほぼ同じという無個性っぷりを発揮している。
しかし、姿勢制御用のバーニアを吹かしながら高速の姿勢瀬御による宇宙戦闘が演出される等、無個性っぷりが逆にアクションの妨げにならず、子供達によるドラマパートに対して、戦闘パートの緊張感をかもし出す要員になったとも考えられるが、逆に、バイファムからトゥランファムへの王道的な主役交代も行われなかった。
また共通規格が多く特注パーツがほとんど無いことから、航行中の戦艦内で建造されたりしている。
作中では、スリングパニアーと呼ばれる所謂ジェットスクランダーな王道の飛行ユニットゲットイベントを、リアルロボット系らしく表現したりしている。
バイファム(VIFAM) | ||
識別コード | FAM-RV-S1 |
「銀河漂流バイファム」とタイトルにもなっている主人公ロディが駆るRVで、主役機のお約束であるトリコロールカラーをしている。なおロディが使用したバイファムはナンバー「7」である。 |
全高 | 17.9メートル | |
重量 | 15.3トン | |
ネオファム(NEOFAM) | ||
識別コード | FAM-RV-5(宇宙用) FAM-RV-L5(地上用) |
バーツが駆る赤い機体カラーが特徴のバイファムよりも一世代前のRV。 |
全高 | 17.3メートル | |
重量 | 19.9トン(宇宙用) 21.2トン(地上用) |
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トゥランファム(TORUNFAM) | ||
識別コード | FAM-RV-S1T |
ククト軍の襲来を受けた地球連邦軍により、対ARV用に地球にて開発された最新鋭RVで、宇宙・地上の両面で運用が可能であり、バイファムに比べてコンピュータ制御が進み、ポッドも大気圏の飛行が可能な専用のものとなって生存性を向上させている。 |
全高 | 17.6メートル | |
重量 | 16.8トン | |
ディルファム(DILLFAM) | ||
識別コード | FAM-RV-L7 |
地球で開発されてベルウィック星で量産された機体で、宇宙戦用につくられたRVを地上戦用に転用するにあたってバーニア類を全廃するという「コンセプト?なにそれ美味しいの?」な機体でもあり、本来の意味でのラウンドバーニアンには分類されない機体だがかわいそうなのでRVとして紹介します。 |
全高 | 18.2メートル | |
重量 | 23.1トン |
ジェイナス号
ロディ達がクレアド星から脱出する際に使用したのが練習鑑「ジェイナス」であり、その後の「銀河漂流バイファム」の物語の主要な舞台となる4等級恒星間宇宙船で、メインコンピュータは子供達から「ボギー」と名づけられた。
皆さんの楽しい旅行の無事を祈っています。
ククト星まで子供達と共に旅をしてきたが、最後はククト星に突入したダメージで航行能力を失い、子供達は大事な家族と別れることになった。
ジェイナス(JANES) | ||
形式 | ヘルメス級2番艦 外宇宙練習艦 |
老朽化の為に練習鑑として登録されていたが、ククトニアンの襲撃に際してクレアド星からの避難民脱出用の船として使用された。 |
全長 | 315メートル | |
全高 | 160メートル | |
全幅 | 180メートル | |
全備質量 | 78000トン (質量比10.6) |
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乗員定数 | 151名 (士官16、兵卒135) |
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主要兵装 | 連装ビーム砲8基 | |
RV搭載数 | 最大12機 |
ジェイナス号には、ラウンドバーニアンの他に、ウェアパペットと呼ばれる宇宙用装甲服や専用の戦闘機やビーム砲が配備されている。
オールオーバー | ||
形式コード | EVA-WP-4000 |
ジェイナス号に標準装備されていた装甲宇宙服に補助動力ユニットを内蔵したパワードスーツのようなもので、オールオーバーは旧式ながらもパペット・ファイター等の装備が充実しており、戦闘用として現役らしい。 |
全高 | 2.1メートル | |
重量 | 60キログラム | |
トゥインクルヘッド | ||
形式コード | EVA-WP-6000 |
ジェイナス号に標準装備されていた装甲宇宙服に補助動力ユニットを内蔵したパワードスーツのようなものだが、旧式のオールオーバーと設定上そんなに差が無いらしい上に、オールオーバーには装備が充実しているという長所がある為、主に作業用に使用されるという涙目状態な装備である。 |
全高 | 2.2メートル | |
重量 | 58キログラム | |
パペットファイター | ||
形式コード | EVA-PF-2a |
地球連邦軍の単座式宇宙戦闘機で、ウェアパペットを着て操縦することを念頭に置いている為、操縦席にキャノピーが無いという危険な仕様をしており、RVとARVがビーム砲を打ち合う中にそのまま飛び込まねばならないが、戦闘能力は高くないので一撃離脱が基本戦法となっている。 |
全高 | 4.7メートル | |
重量 | 1.7トン | |
ニュートロンバズーカ | ||
形式コード | ? |
ケンツがジェイナス号の格納庫で発見した大型ビーム砲で、ウェアパペットで操縦することで移動することが可能。と言うか発砲時の反動が大きい為、ウェアパペットでジェイナス号から一定距離離す必要がある面倒な兵器である。 |
全高 | ? | |
重量 | ? |
ククトニアン
「銀河漂流バイファム」に登場する異星人であり、所謂「敵」に該当するのだが、地球から43光年離れたイプザーロン星系の先住民であり、地球歴に換算して1400年程前に起きた核戦争によって母星であったククト星を居住不能な惑星にしてしまい、リフレイドストーンと呼ばれる汚染除去システムを設置して、自分達は小惑星帯にコロニーを建造してククト星を離れ、星系内の他の惑星への殖民を行っていたところに、地球人が現れた点を考慮すると、ククトニアンからすれば地球人こそ「敵」に該当するという状態だったりする。
お互い様なところがあり、どちらが明確な悪かは定義しづらい点から、ククトニアン側の目的や行動については明確な描写がほとんど行われず、不気味な異星人な雰囲気をかもし出していたが、一個人としてのククトニアンと子供達の接触や、リベラリストグループの登場、そして混血児シド・ミューラァの登場により、ククトニアンも同じ人間である事が伝わるようになっていった。
なお当初は、宇宙旅行者を意味をする「アストロゲーター」と呼ばれていたが、地球側との接触が繰り返されるにつれてククトニアン及びククト人と呼ばれるようになった。
シド・ミューラァ | CV:古田信幸 | |
父親がククトニアン、母親が地球人と言うハーフと言う身の上で激しい差別を受けたが、軍の世界に飛び込んで実力で成功を掴み、リフレイドストーン探索の為の第3ククト星師団特殊部隊第2特務別動隊指揮官となって派遣されてきた。階級は少佐。 |
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レアラ・ジェダ | CV:堀内賢雄 | |
ククトニアンのリベラリストグループのリーダーを務める男性で、政治犯としてタウト星に収監されていたが、囚われたロディと出会い、タウト星脱出後はARVギャドルを駆って自ら戦う他、地球軍とコンタクトして和平に務めようとするなどした。 |
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シャルル・サライダ | CV:緒方賢一 | |
年齢不詳のククトニアンのリベラリストグループの精神的指導者で、ARVギャドルを開発した技術者でもあり、「博士」と呼ばれている。 |
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グレダ・デュポア | CV:原えり | |
サライダの助手を務めるリベラリストグループの一員の女性で、苦悩するカチュアの相談相手となり、ククト星に残る決断をしたカチュアと付き従う道を選んだジミーをつれて帰り、二人の面倒を見ている。 |
ARV(アストロゲーターラウンドバーニアン)
本来、ラウンドバーニアンとは異なる兵器であるククトニアンの人型兵器の事を、地球側はARV(アストロゲーターラウンドバーニアン)と呼称し、ARV-Xとして発見された順にA・B・Cとナンバリングしており、ククトニアン側はRVのことを「機動兵器」と呼んでいる為、ARVのククトニアン側の正式名称は今のところ確認されていない。
※「アストロゲーター」とは、ククトニアンの事が知られるまで使われていた呼称。
ARVの特徴は、
といった点があげられ、過去にククト星系に現れた異星人によってもたらされた技術であり、ククトニアン同士の抗争によってククト星系が荒廃し、ククトニアン達が星の復活を回復プログラムに任せて外宇宙に退去する遠因となったとも考えられるテクノロジーである。なお動力源は熱核融合炉である。
ウグ(WUG) | ||
識別コード | ARV-A |
初期から登場するククト軍の主力ARVで、地球軍が最初に確認したARVであることから識別コードはARV-Aとなっている。 宇宙・地上ともに運用可能な汎用性の高い機体であり、多数の派生型がおり、特徴的な背中の蛾の羽の様な翼は着脱可能で大気圏中を滑空出来る。 |
全長/全高 | 14.1メートル | |
全備重量 | 60.2トン(宇宙用) 30.6トンt(地上用) |
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ルザルガ(RUZARGA) | ||
識別コード | ARV-B |
ククト軍の主力宇宙用ARVで、シルエットは所謂「ジオング」型の足なんか不要ですよなかたちをしている。 多岐に渡る武装の数々と高い推進力による突撃を得意としている。 |
全長/全高 | 16.3メートル | |
全備重量 | 140~180トン? | |
バザム(BAZZAM) | ||
識別コード | ARV-C | |
全長/全高 | 15.8メートル | |
全備重量 | 74.5トン(宇宙用) 38.6トン(地上用) |
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ガッシュ(GASH) | ||
識別コード | ARV-D |
固有装備がヒートホークな点から解る人もいるかと思われるが、宇宙基地内部といった低重力下での白兵戦用と言う運用が非常に限定された環境に特化した機体である。 見た目に対して機動性は高い。 |
全長/全高 | 15.7メートル | |
全備重量 | 80トン? | |
プラグ(BURAG) | ||
識別コード | ARV-E | |
全長/全高 | 13.8メートル | |
全備重量 | 140~180トン? | |
ジャーゴ(JAUGO) | ||
識別コード | ARV-F | |
全長/全高 | 16.0メートル | |
全備重量 | 30.8トン | |
ドギルム(DOGUILIM) | ||
識別コード | ARV-G | |
全長/全高 | 14.0メートル | |
全備重量 | 88トン | |
ズゴッホ(ZUGOGH) | ||
識別コード | ARV-H |
宇宙基地等の施設警備用のARVの為、推進用バーニアもなく、武装も貧弱で戦闘力は低い。 頭が分離して飛行しそうなデザインをしている。 |
全長/全高 | 13.2メートル | |
全備重量 | 60トン? | |
デュラッヘ(DURAPHIE) | ||
識別コード | ARV-I |
ククト軍側に鹵獲された地球軍RVの技術を研究して開発された最新鋭の機体だが、作中ではミューラァの専用機と化しており、ロディのバイファムと激闘を繰り広げた。 |
全長/全高 | 17.2メートル | |
全備重量 | 30.8トン? | |
ギブル(GIBULL) | ||
識別コード | ARV-J |
地球軍のRVの技術を研究して開発されたウグの発展型で、攻撃力と機動力が向上している。 基本的にはウグの上位機の為、量産型としては最高級の攻撃力を誇る。 |
全長/全高 | 15.6メートル | |
全備重量 | 69.7トン(宇宙用) 40.1トン(地上用) |
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ギャドル(GADDOL) | ||
識別コード | ARV-K |
ククト軍の機体では無く、ジェダらククトニアン側のリベラリストグループが地球軍RVを元に開発したARVで空戦能力も持ち、格闘能力は高い。 |
全長/全高 | 15.5メートル | |
全備重量 | 28.3トン | |
ディロム(DILOM) | ||
識別コード | ARV-L |
デュラッヘと共に、鹵獲した地球側RVを研究して開発された軽量・高機動を実現した機体で、集団戦闘に優れる。 所謂デュラッヘの量産型で、準備稿では頭部以外はデュラッヘと同じだった。 |
全長/全高 | 16.7メートル | |
全備重量 | 38.7トン | |
ディゾ(DIZZO) | ||
識別コード | ARV-M | |
全長/全高 | 14.4メートル(移動) 8.2メートル(砲撃) |
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全備重量 | 42.1トン |
キャスト
メインキャラ(男子) | メインキャラ(女子) | 地球人 | |||
ロディ・シャッフル | CV:難波克弘 | クレア・バーブランド | CV:冨永みーな | ケイト・ハザウェイ | CV:滝沢久美子 |
バーツ・ライアン | CV:竹村拓 | マキ・ローウェル | CV:羽村京子 | メルビン・クレーク | CV:笹岡繁蔵 |
スコット・ヘイワード | CV:鳥海勝美 | ペンチ・イライザ | CV:秋山るな | フレデリック・ローデン | CV:仲村秀生 |
ケンツ・ノートン | CV:野沢雅子 | シャロン・パブリン | CV:原えりこ | ククトニアン | |
フレッド・シャッフル | CV:菊池英博 | カチュア・ピアスン | CV:笠原弘子 | シド・ミューラァ | CV:古田信幸 |
ジミー・エリル | CV:千々松幸子 | ルチーナ・プレシェット | CV:滝沢久美子 | ラレド | CV:藤城裕士 |
マルロ・Jr・ボナー | CV:佐々木るん | レアラ・ジェダ | CV:堀内賢雄 | ||
ジェイナス号 | シャル・サライダ | CV:緒方賢一 | |||
ボギー | CV:秋山るな | グレダ・デュボア | CV:原えりこ |
スタッフ
企画 | 日本サンライズ(現:サンライズ) |
原案 | 矢立肇、富野由悠季 |
原作 | 神田武幸、星山博之 |
監督 | 神田武幸 |
脚本 | 星山博之、平野靖士、伊東恒久、並木敏 |
演出 | 石崎すすむ、網野哲郎(現:アミノテツロー)、中村亮之介、関田修 西村純二、三浦将則、康村正一、長谷川康雄、谷川史郎、寺田和男 藤原良二、殿勝秀樹、谷田部勝義、知吹愛弓、浜津守 |
絵コンテ | 横山裕一朗、中村亮之介、奥田誠治、西村純二、石崎すすむ、康村正一 山崎和男、網野哲郎(現:アミノテツロー)、鈴木行、藤原良二、三浦将則 谷田部勝義、知吹愛弓、滝沢敏文、寺田和男 |
作画監督 | 芦田豊雄、渡辺浩(わたなべひろし)、本橋秀之、冨沢雄三、伊東誠、長岡康 佐々門信芳、二宮常雄、村中博美、斉藤格、桜井美知代 |
キャラクターデザイン | 芦田豊雄 |
メカニックデザイン | 大河原邦男 |
ゲストメカニックデザイン | 永野護、市橋一美、松岡伸、佐藤正浩 |
原画 | 芦田豊雄、渡辺浩、西島克彦、松下浩美、神志那弘志、山内則康、矢野淳 佐々門信芳、富沢雄三、大島城次、横山健次、桜井芳久、斉藤格、小野順之 横山淳一、古川達也、井上和夫、榎本明広、高橋久美子、合田浩章 桑原周枝、佐藤久美子、小林智子 湖川友謙 |
美術監督 | 水谷利春 |
音楽 | 渡辺俊幸 |
プロデューサー | 植田益朗→井上幸一(日本サンライズ) 丸谷嘉彦→藤井睦子(毎日放送) |
製作 | 毎日放送、日本サンライズ |
主題歌
オープニング | 歌 | 作詞 | ジャネット・辻野 |
「HELLO, VIFAM」 | TAO | 作曲 | David Mann |
編曲 | TAO | ||
エンディング | 歌 | 作詞 | 引地恵子 David Mann |
「Never Give Up」 | TAO | 作曲 | David Mann |
編曲 | TAO |
OP/EDを歌った「TAO」は、渡辺プロに所属して弟と共にバンド活動後、ジャニーズ事務所に所属して「クエッション」のメンバーとしてレコードデビューしたDavid Mann(デビー辻野)がジャニーズ事務所退所後に
のメンバー構成で結成されたバンドであり、日本で数年活動後に渡米して数年のライブ活動を行って帰国後に日本デビューした後の3枚目のシングルが「HELLO, VIFAM」/「Never Give Up」である。
※「TAO」と言うバンド名は、関根安里が道教について書かれた書籍の広告を目にした事から発案したとされる。
なお、関根安里・岡野治雄・野澤竜郎は1984にTAOを脱退し、「機甲界ガリアン」の主題歌を担当した「EUROX」を結成した。
挿入歌
挿入歌 | 歌 | 作詞 | 荻田寛子 ありそのみ |
「君はス・テ・キ」 | ムーヴ | 作曲 | 渡辺俊幸 |
編曲 | 有沢孝紀 | ||
挿入歌 | 歌 | 作詞 | LINDA HENNRICK 引地恵子 |
「The ASTRO ENEMY ミューラァのテーマ」 |
ムーヴ | 作曲 | 渡辺俊幸 |
編曲 | 渡辺俊幸 |
挿入歌を担当したムーヴは、さだまさしの個人事務所に所属したフォークコーラスグループ「白鳥座」のメンバーにより構成された「銀河漂流バイファム」関連での活動限定グループ。
放映リスト
話数 | 放映日 | サブタイトル | 脚本 | 演出 | 絵コンテ | 作画監督 |
1 | 1983.10.21 | 異星人来襲!開拓星から全員脱出せよ! | 星山博之 | 石崎すすむ | 横山裕一朗 | 芦田豊雄 渡辺浩 |
2 | 1983.10.28 | 緊急発進!傷だらけの練習艦ジェイナス | 星山博之 | 網野哲郎 | 横山裕一朗 | 芦田豊雄 渡辺浩 |
3 | 1983.11.4 | 生存確率0.29%!絶望への挑戦 | 平野靖士 | 中村亮之介 | 中村亮之介 | 本橋秀之 |
4 | 1983.11.11 | ベルウィック軌道へ!地上基地応答なし | 伊東恒久 | 関田修 | 奥田誠治 | 冨沢雄三 |
5 | 1983.11.18 | 憧れの操縦席・ラウンドバーニアン始動 | 星山博之 | 西村純二 | 西村純二 | 本橋秀之 |
6 | 1983.11.25 | 博士をさがせ!異星人との遭遇 | 平野靖士 | 三浦将則 | 石崎すすむ | 芦田豊雄 |
7 | 1983.12.2 | 孤立した14人異星人飛行物体来襲! | 伊東恒久 | 康村正一 | 康村正一 | 芦田豊雄 |
8 | 1983.12.9 | 高ゲタ作戦!?小さな戦士の出撃だ! | 並木敏 | 長谷川康雄 | 山崎和男 | 本橋秀之 |
9 | 1983.12.16 | 雷鳴の中の敵襲・僕達だけで戦うんだ! | 平野靖士 | 奥田誠治 | 網野哲郎 | 冨沢雄三 |
10 | 1983.12.23 | 宇宙か地か - 基地攻防の大決戦! | 伊東恒久 | 中村亮之介 | 中村亮之介 | 本橋秀之 |
11 | 1984.1.6 | さらばベルウィック ジェイナスの旅立ち | 平野靖士 | 三浦将則 | 石崎すすむ | わたなべひろし |
12 | 1984.1.13 | 発進準備完了!地球へ向けて出発だ! | 伊東恒久 | 関田修 | 奥田誠治 | 伊東誠 |
13 | 1984.1.20 | 射撃訓練開始!恐怖の宇宙戦闘初体験!! | 並木敏 | 谷川史郎 | 西村純二 | 本橋秀之 |
14 | 1984.1.27 | 敵のスパイか!?舞いこんだ謎の逃亡者 | 平野靖士 | 寺田和男 | 網野哲郎 | 冨沢雄三 |
15 | 1984.2.3 | 衝撃!異星人が残した意外なメッセージ | 伊東恒久 | 関田修 | 横山裕一朗 | 本橋秀之 長岡康 |
16 | 1984.2.10 | 総員援護体制!カチュアをつれもどせ | 星山博之 | 三浦将則 | 三浦将則 | 伊東誠 |
17 | 1984.2.17 | さよならケイト めざせ新たなる目的地 | 平野靖士 | 網野哲郎 | 網野哲郎 | 芦田豊雄 |
18 | 1984.2.24 | 落書き天国 キャプテン自信喪失 | 平野靖士 | 谷川史郎 | 鈴木行 | 本橋秀之 |
19 | 1984.3.2 | もう一つの戦争 ジェイナスの小さなママ | 伊東恒久 | 康村正一 | 康村正一 | 佐々門信芳 |
20 | 1984.3.9 | 立てスコット!リーダーはきみだ | 並木敏 | 関田修 | 奥田誠治 | 冨沢雄三 |
21 | 1984.3.16 | 敵ビーム波状攻撃!僕たちに明日はある | 平野靖士 | 網野哲郎 | 藤原良二 | 芦田豊雄 |
22 | 1984.3.23 | ジェイナス応答せよ! 地球軍からの通信 | 星山博之 | 藤原良二 | 藤原良二 | 本橋秀之 |
23 | 1984.3.30 | ジェイナスは僕らの船だ!新たなる出発 | 星山博之 | 三浦将則 | 三浦将則 | 佐々門信芳 |
24 | 1984.4.7 | ケイトさんの日記 | 殿勝秀樹 | |||
25 | 1984.4.14 | ザ・グラフティ ロディ・シャッフル | 殿勝秀樹 | |||
26 | 1984.4.21 | 新型R・V出撃!! | 平野靖士 | 康村正一 | 康村正一 | 佐々門信芳 |
27 | 1984.4.28 | ロディ帰艦せず | 伊東恒久 | 網野哲郎 | 網野哲郎 | 冨沢雄三 |
28 | 1984.5.5 | 囚われのロディ | 並木敏 | 三浦将則 | 三浦将則 | 芦田豊雄 |
29 | 1984.5.12 | タウト星脱出命令 | 伊東恒久 | 関田修 | 藤原良二 | 二宮常雄 |
30 | 1984.5.19 | 決死の大気圏突入 | 平野靖士 | 谷田部勝義 | 谷田部勝義 | 冨沢雄三 |
31 | 1984.5.26 | みしらぬ星ククト | 星山博之 | 知吹愛弓 | 知吹愛弓 | 芦田豊雄 |
32 | 1984.6.2 | 雨あがりの再会 | 平野靖士 | 網野哲郎 | 網野哲郎 | 佐々門信芳 |
33 | 1984.6.9 | さよなら愛しの船 | 星山博之 | 康村正一 | 康村正一 | 冨沢雄三 |
34 | 1984.6.16 | ククトを探索せよ | 伊東恒久 | 三浦将則 | 横山裕一朗 | 村中博美 |
35 | 1984.6.23 | ケンツを助けろ! | 星山博之 | 関田修 | 滝沢敏文 | 斉藤格 |
36 | 1984.6.30 | 収容所に向かえ! | 平野靖士 | 網野哲郎 | 網野哲郎 | 芦田豊雄 |
37 | 1984.7.7 | 囮になったロディ | 星山博之 | 康村正一 | 康村正一 | 佐々門信芳 |
38 | 1987.7.14 | 輸送機をうばえ! | 星山博之 | 三浦将則 | 寺田和男 | 桜井美知代 |
39 | 1987.7.21 | 包囲網を破れ! | 伊東恒久 | 関田修 | 藤原良二 | 冨沢雄三 |
40 | 1987.7.28 | ミューラァの秘密 | 星山博之 | 網野哲郎 | 網野哲郎 | 村中博美 |
41 | 1984.8.4 | カチュアを撃つな! | 平野靖士 | 浜津守 | 滝沢敏文 | 芦田豊雄 |
42 | 1984.8.11 | パパ!一瞬の再会 | 伊東恒久 | 殿勝秀樹 | 横山裕一朗 | 佐々門信芳 |
43 | 1984.8.18 | 奇襲作戦開始! | 星山博之 | 三浦将則 | 三浦将則 | 桜井美知代 |
44 | 1984.8.25 | 大宇宙のうた | 平野靖士 | 関田修 | 藤原良二 | 冨沢雄三 |
45 | 1984.9.1 | とっておきの贈り物 | 星山博之 | 網野哲郎 | 網野哲郎 | 佐々門信芳 |
46 | 1984.9.8 | いつまでも13人 | 星山博之 | 三浦将則 | 横山裕一朗 | 芦田豊雄 |
OVAシリーズ
「銀河漂流バイファム」は、
の4話のOVAが発売された。
■「カチュアからの便り -VARIETY OF VIFAM VOL.1-」
1984年10月28日に発売された「銀河漂流バイファム」のOVA1作目。
地球に帰還して英雄扱いされる身となったロディ達の元へ、ククト星のカチュアとジミーからの手紙とビデオが送られてきて、ビデオを観る為にジェイナス号の仲間達は映画館に集まった。
ビデオの内容は、元気そうなカチュアやジミーの姿に続いて、ジェイナス号の冒険の旅を記録・編集したもので、当時を思い出しながら話が弾んでいたのだが、何故か映像終了後に子供達は年をとっていた・・・
■「集まった13人 -VARIETY OF VIFAM VOL.2-」
1984年12月21日に発売された「銀河漂流バイファム」のOVA2作目。
カチュアとジミーがロディ達とビデオを観る為にククト星からやってきたのだが、カチュアとジミーもロディ達同様大人になった姿をしていた。
映像終了後、死んだはずのミューラァが現れるが、なぜか老化していたロディ達には解らず、ミューラァは怒って去ってしまう。そして視聴者の視線に気づいたロディ達は、変装を解いて元の子供の姿に戻るのだった。
■「消えた12人」
1985年2月25日に発売されたOVAで、「銀河漂流バイファム」作中のオリジナルエピソードの1つとなっている。
※1986年の「日本サンライズフェスティバル」にて上映された三作のうちの一作。
タウト星に向かうジェイナス号にて、のぞきの犯人と疑われた事からジェイナス号を飛び出したスコットが、ロディとマキの説得で帰還した後、スコットを除く12人が次々と行方不明になっていった。一人残ったスコットが倉庫に乗り込んだその時、スコットの誕生日を祝う12人の姿があった。
■「“ケイトの記憶”涙の奪回作戦!!」
1985年9月25日発売された「銀河漂流バイファム」のその後を描いたOVA。
地球とククト星の友好式典のゲストとしてククト星を訪れたロディ達は、カチュアやジミー、そして生きていたミューラァと再会し、死んだと思われていたケイトがククトニアンの捕虜となって生きていた事を知る。
しかしケイトは、捕虜となった際の拷問で記憶をなくしており、スコットが代表として式典に参加する中、ケイトを連れ出した13人は、懐かしいジェイナス号の元を訪れるも記憶は戻らなかった。
しかし・・・ロディ達が地球へ帰還する際のシャトルの轟音が奇跡を起こしたのだった。
※主題歌は、白鳥座(本編の挿入歌を担当した「ムーヴ」)が歌う「つばさ」。
銀河漂流バイファム13
「銀河漂流バイファム」の13人の活躍を描いた本放送から13年目に製作・放映された全26話のテレビアニメで、一部設定変更された面はあるが、基本的には「銀河漂流バイファム」本放送23話「ジェイナスは僕らの船だ!新たなる出発」から26話「新型R・V出撃!!」の部分をピックアップした外伝的な内容となっている所謂関東の独立U系アニメの始祖である。
キャストについては、
- ロディ役の難波克弘が、大学卒業後マイクロソフトにプログラマとして入ってアメリカ在住の身で収録に参加不可能だった為、保志総一朗が代役を務めた。
- マキ役の羽村京子も、声優業を引退していた時期であった為、手塚ちはるが代役を務めた。
といった都合による代役を除いて、ほぼオリジナルキャストが揃った。
スタッフについては、監督を務めた神田武幸が亡くなっていた為、川瀬敏文が監督を務め、星山博之・伊東恒久・アミノテツロー・佐々門信芳・渡辺俊幸・芦田豊雄・大河原邦男ら前作スタッフも参加している。
話数 | 放映日 | サブタイトル | 脚本 | 演出 | 絵コンテ | 作画監督 |
1 | 1998.3.21 | 再び13人! | アミノテツロー | アミノテツロー | アミノテツロー | 近永健一 |
2 | 1998.4.11 | 戦場真っ只中!必死の逃避行 | 星山博之 | 川瀬敏文 | 山本恵 | 近永健一 |
3 | 1998.418 | 敵か味方か?謎の女からのメッセージ! | 星山博之 | 青木康直 | 青木康直 | 沙羽都慶央 |
4 | 1998.4.25 | 双子の赤ちゃん!神様からの贈り物? | 外池省二 | アミノテツロー | アミノテツロー | 高橋晃 |
5 | 1998.5.2 | 総員奮戦せよ!恐怖の子育て戦争! | 平野靖士 | 山口祐司 | 山口祐司 | 佐久間信一 |
6 | 1998.5.9 | ゆうれい女の正体?出動ミルク大作戦! | 伊東恒久 | 山本恵 | 山本恵 | 高橋晃 |
7 | 1998.5.16 | 乗せる、乗せない!13人の大決断 | 星山博之 | 青木康直 | 吉本毅 | 佐久間信一 |
8 | 1998.5.23 | ジェイナス危うし!敵は、内と外にいた? | 伊東恒久 | 高松信司 | 高松信司 | 沙羽都慶央 |
9 | 1998.5.30 | ヤギと人質?ふってわいたお食事会 | 外池省二 | 青木康直 | 青木康直 | 近永健一 |
10 | 1998.6.6 | ジェイナスが凍る!幼い命を救え! | 平野靖士 | 山口祐司 | 山口祐司 | 高橋晃 |
11 | 1998.6.13 | 赤ちゃんは元気に!両親はどこにいる! | 星山博之 | 川瀬敏文 山本恵 |
川瀬敏文 山本恵 |
佐久間信一 |
12 | 1998.6.20 | ひとり足りない!?脱出のカウントダウン | 外池省二 | 青木康直 吉本毅 |
青木康直 吉本毅 |
高橋晃 |
13 | 1998.6.27 | 絶体絶命!さらば愛しきJr.たち | 伊東恒久 | 高松信司 | 高松信司 | 佐久間信一 |
14 | 1998.7.4 | ぼくらの選択 タウト星をめざせ! | 星山博之 | 篠幸裕 | 篠幸裕 | 臼田美夫 |
15 | 1998.7.11 | 危機一髪の大バトル!男性7人vs.女性7人!? | 伊東恒久 | 吉本毅 | 山口祐司 | 近永健一 |
16 | 1998.7.18 | ジェイナス大洪水!?お、溺れちゃうよー! | 外池省二 | 青木康直 | 青木康直 | 高橋晃 |
17 | 1998.7.25 | でた?でた!でた!!真夜中のゆうれい騒動 | 星山博之 | 山本恵 | 山本恵 | 佐々門信芳 |
18 | 1998.8.1 | ボギー制御不能!浮遊機雷の恐怖 | 平野靖士 | 高松信司 | 高松信司 | 佐久間信一 |
19 | 1998.8.8 | 両親に会えるの!?飛んで火に入る13人 | 伊東恒久 | 吉本毅 | 吉本毅 | 臼田美夫 |
20 | 1998.8.15 | 決死のランディング!救出の第一歩!? | 外池省二 | 山口祐司 川瀬敏文 |
山口祐司 | 近永健一 |
21 | 1998.8.22 | 再会への秒読み!収容所へいそげ! | 星山博之 | 篠幸裕 | 篠幸裕 | 佐々門信芳 |
22 | 1998.9.5 | とざされた道 ジェイナスに帰還せよ! | 平野靖士 | 青木康直 | 笠井賢一 | 布施木和伸 |
23 | 1998.9.12 | 脱出不能!逃亡者を探せ! | 伊東恒久 | 山本恵 川瀬敏文 |
山本恵 | 臼田美夫 |
24 | 1998.9.19 | 残された道 輸送機を奪い取れ! | 外池省二 | 吉本毅 | 吉本毅 | 近永健一 |
25 | 1998.9.26 | 大ピンチ!!最後のチャンスにかけろ! | 星山博之 | 青木康直 | 山口祐司 | 佐々門信芳 |
26 | 1998.10.3 | 飛び立て13人! | 星山博之 | 篠幸裕 川瀬敏文 |
篠幸裕 | 高橋晃 |
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