スタープラチナとは、漫画「ジョジョの奇妙な冒険」第3部「スターダストクルセイダース」の主人公・空条承太郎の持つスタンドの名称である。作中では「星の白金」とも表記される。
曖昧さ回避
『星』の概要!名付けよう!君のスタンドは『星の白金(スタープラチナ)』!
【破壊力:A / スピード:A / 射程距離:C / 持続力:A / 精密動作性:A / 成長性:A→E(完成)】
筋肉質の人型の姿で現れる。頭髪を持ち、他の人間型スタンドと比較しても顔のパーツがはっきりしているため表情が豊かなのも特徴。初期の頃は、承太郎の意思を離れ独自に台詞を喋っていた事もある。
名前の由来はタロットの大アルカナ17番目の「星」。
名付け親はモハメド・アヴドゥル。
ストーリー当初、スタンドのことを知らなかった承太郎には「悪霊」呼ばわりされていた。また半ば暴走していたのか(ついでに射程距離の設定が固まっていなかったのか)、承太郎が拘留されていた留置場の外からビール缶やラジオ、本などといった物をどこかから持ってきて承太郎が快適に暮らせるようにしていた。
花京院との戦闘後には本体である承太郎にも凶暴と評されるなど、最初期には本体の制御下にない描写が多い。
射程距離は約2メートルと短いが、パワー・スピード・動体視力・精密動作性が非常に高く、優れた格闘能力を持つ。スタンド特有の超能力や技などを持たない代わりに、それぞれの基本的な能力が、5段階評価のAという括りすら収まらない程に群を抜いて強力、というシンプルにして力強いスタンド能力である。
特に他のスタンドが及びもしないほど桁外れのパワーは、降りかかったピンチを何度も力技で切り抜けている程。例を挙げると、排水溝にパンチを放ったら水道管でも破裂したかのような水圧でマンホールの蓋を吹き飛ばしてしまったり、車に乗って移動中に敵の策に嵌められ大型トラックと正面衝突しそうになった際はトラックと相撲を取って、寄り切ってしまっている。
戦闘では両腕を使った突きの連打『オラオラのラッシュ』等、拳による攻撃を得意とするほか、人差し指と中指を揃えて伸ばし敵を突き刺す『流星指刺(スターフィンガー)』といった技を使う。
視力もよく、写真に写り込んだ物体を機械以上の認識力で発見し精密にスケッチするといった芸当を見せた。他にも脳に刺さった針を抜くような精密な作業をこなしたり、極小スタンド「ラバーズ(恋人)」が承太郎の耳から体内へ侵入を図った際には目視でスタンドを捕捉し指先でスタンドを潰さない程度に力を加減しつつ捕らえたり(その後、指圧で敵の全身をバラバラに粉砕したが)、ダービーとのポーカーゲームでは「常人の目では捉えられない」とされたダービーのイカサマ技を見逃さず即座に掴み上げ指をヘシ折るなど、豪快なパワーと精密な動きの二面性を持つ。
これらの高い基本能力に加えて、第3部クライマックスにおけるDIOとの最終決戦においてDIOのザ・ワールドと同じ「時を止める」能力に目覚めた。DIOとの死闘では最初は一瞬のみ、最終的には5秒時間を止められたが、その後の第4部では10年もの間使っていなかったためか最大で2秒程度と短くなった。第6部においても当初は2秒程度で、5秒止められた18歳当時を「全盛期」と解説されていたが、一度死にかけて復活し娘・徐倫の危機に駆けつけた時には5秒にまで挽回していた。
第4部以降はこの能力を使う時「スタープラチナ・ザ・ワールド」と宣言する。
時を止める原理については第6部において「スピードが光の速度を超えたため」と解説されている。
(ジャンプ・コミックス ストーンオーシャン第3巻:「あまりにスゴいスピードのため、光の速度を超え、全盛期(18歳の時)最大5秒、この世の「時」を止めることができた。)
つまり超スゴイスピードで光速を超えて動くことにより経過する時間をゼロにしてしまう能力である。光速に近い速さで動く物体の時間の流れがほぼゼロになることは、特殊相対性理論により予言されている。
スタンドであるスタープラチナはともかく、本体まで光速(?)で移動している描写があるが気にしてはいけない。
圧倒的なパワーと精密な動き、そして超スピードだとかそんなチャチなもんじゃあ断じてねえ能力を持つスタンドであるゆえに、承太郎本人の並外れた冷静な判断力と相まって第4部以降は「無敵の『スタープラチナ』」とまで呼称されるようになる。しかし承太郎とスタープラチナも危機や敗北と無縁ではない。承太郎は、仲間や家族を守るためには危険を度外視して自らの身を盾とするからだ。
また、無敵と称されるほど戦闘に長けているとはいえ、基本的に素手や投擲などによる物理攻撃が主体のスタンドなので、一度や二度刀身や持ち主を殴り倒しても復活するうえに、闘う度に相手の技量やパワーを吸収する「アヌビス神」や、精密動作性を犠牲にとことん頑丈さと爆破の威力に特化した「シアーハートアタック」などが苦手。
DIOのザ・ワールドとの関係
DIOは時の止まった世界で動けることからザ・ワールドとスタープラチナを「同じタイプのスタンド」と表現したが、ザ・ワールドが時を止める原理は明らかにされていないため、原理まで同じかどうかは不明である。
承太郎とDIOの死闘の描写からわかる両者の関係には以下のものがある。
- スタープラチナとザ・ワールドは共に能力によって時を止められる。
- 明らか。ただし承太郎のスタープラチナがDIOのいない環境で時を止める描写は第4部まで見られない。
- 承太郎とDIOは相手が時を止めた世界での出来事を(動けなくても)認識できる。
- 承太郎はDIO目線のシーンが多いためわかりづらいが少なくともDIOの動きが見える。また承太郎は自分で時を止めた際にDIOに話しかけるので、声も聞こえていた可能性がある。
DIOははっきり意識があり、時を止められたことに困惑していた。
なお、第6部でプッチ神父のメイド・イン・ヘヴンによる「時間の流れが加速し、本体だけが適応出来る」世界でスタープラチナが時を止めたときは、プッチ神父も承太郎の攻撃が見えていた。 - スタープラチナはザ・ワールドが時を止めた世界で一定の時間身動きができる。
DIOは限界まで時を止めた後で承太郎が時を止めると動けなくなる。 - 単純に時間停止能力が被ると時が止まった世界の中で両者が動けるようになるのか、「認識できる」事の延長線上なのかは不明。
両者ともに能力が一度解除された後は何呼吸かおいた後でないと再発動できないが、作中ではDIOが先制して時を止めた際に承太郎が動いたシーンと、DIOの時間停止が切れる瞬間に承太郎が時を止め返したシーンしかないため、その逆(承太郎の能力が切れた後にDIOが止め返す場合など)がどうなるのかは不明。
てめーら 見えなかったのか!おれの関連動画が!
本来の意味以外でのスタープラチナの用法としては、オラオラのラッシュのごとく拳を連打する動画にタグが付いていたりする。時を止めるスタンドといえばザ・ワールドが圧倒的に有名なので、時止めの例えではまず用いられない。
きさま なぜ急にニコニコ市場に背を向けるのかッ 商品を買えいッ!
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あっちの関連項目はどうします?
スタープラチナがなぐったんで メチャクチャですよ
- ジョジョの奇妙な冒険
- スタンド(ジョジョの奇妙な冒険)
- 空条承太郎
- DIO
- ザ・ワールド
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