トウマ・カノウとは、スーパーロボット大戦シリーズの登場人物である。 CV:加瀬康之
概要
第3次スーパーロボット大戦αの男主人公として初登場。
乗機は「雷鳳」 後に「大雷鳳」。
根っからの地球人であり、年齢は19歳。
実直で一本気、ガッツの溢れる熱血漢。曲がった事や悪党を許しておけない強い正義感をもった好青年である。
ハイスクール時代は空手部に所属しており、戦績は地区大会止まり程度。
卒業後はフリーターとしてアルバイトに精を出す毎日を送っていたというが、その種類は宅配や飲食店、路上の小物売り、果ては
「スペースコロニーのミラー清掃」
と実に多岐に渡り、しかもそれらの経験を確実に身に付けているというのだから、適応力と併せてそのバイタリティは驚異的である(卒業後一年半少々でそんなにもできるものかと疑問が浮かぶかも知れないが、アルバイト自体はハイスクールの夏休み等でも行っていたようで、後述の“夏の日の巨人”もその時期である)。
しかし、彼には幾分妄想癖があり、時折自分の中で話を組み上げては悶々とする姿が見られる。
宅配便アルバイトの中、自宅兼ラボで研究を行っていたミナキ・トオミネに出会い一目惚れし、配達にかこつけて彼女をデートに誘おうと思い声をかけた矢先、異星人の無人機による攻撃に巻き込まれる。
その時に彼女の頼みで、彼女が研究中であったスーパーロボット“雷鳳”に搭乗した事から、彼の物語が始まる。
当初は実戦経験など全く無い素人であったが、αナンバーズに入ってからは剣鉄也、獅子王凱、竜崎一矢らの厳しい特訓を積み重ねながら、雷鳳の稼動効率が上がらない事から来る焦りと苛立ちを募らせるミナキとのすれ違い、システムLIOHの影響、超えるべき壁“バラン・ドバン”との邂逅、自らが振るう「力」の意味と自覚など、多くの試練を乗り越えて一人前の戦士として成長していく。
その情熱と不屈の闘志は凄まじいものであり、負の無限力そのものといえる存在「霊帝ケイサル・エフェス」も、彼の闘志に目をつけたほどである。
実は本編開始より以前、第2次スーパーロボット大戦α(本編中では封印戦争と呼ばれる)の時期にGアイランドシティにて戦闘に巻き込まれ、その時にゼンガー・ゾンボルトの乗るダイゼンガーによって命を救われた。
その時の記憶は“夏の日の巨人”として彼の記憶の中に深く刻まれており、その事からゼンガー(とダイゼンガー)に憧れを抱いている。
(第2次αにトウマが出ている訳ではないが、時期的にはゼンガー編31話「武神装攻、降臨」の時と思われる。)
ステータスとしては、格闘値が高めである以外は平均程度で、技量値に関してはやや低い。
その代りレベルアップでの伸びが良い大器晩成タイプであり、小隊長能力も充分に実用的(序盤は「格闘武器の攻撃力+10%」 中盤以降は「格闘武器の攻撃力+20%」)であり、加えて比較的早い段階から援護攻撃を使え、デフォルトでも優秀な精神コマンドに恵まれている事から、最初から最後まで一軍の小隊長として戦っていける。
しかし乗機である雷鳳&大雷鳳が近接での一対一に特化した性能であり、本作で採用されている小隊戦闘システムとの相性が良くないため、そこの対策を講じないと活躍が地味になりがち。
逆に一撃の攻撃力は本作でも間違い無くトップレベルであるため、特に後半の重機動メカや宇宙怪獣などのタフで頑丈な敵を相手に優秀なケズリor撃墜役となる。
ルートとしての難易度は、他の主人公よりほんの少し高い。
理由は、上記した機体武器と戦闘システムの相性が良くない事の他に、クォヴレーやセレーナのルートのように優秀なオリジナル系味方ユニット(前作の主人公)が仲間にならない事(ゼンガーは全ルートで仲間になる)や、クスハルートの様な最初から事実上主人公機レベルの機体が2機ある事などの優遇処置が彼のルートには無いという点が上げられる。
とは言え、その差は極端に難易度を変える程のものでもない微々たるものなので、そこまで気にする必要も無い。
専用BGMは「闘志、果てなく」「疾・風・神・雷」
どちらもトウマと雷鳳の荒々しさや力強さを感じさせる熱い曲調である。
スーパーロボット大戦OG外伝にもちょっとだけ出演。
ストーリー序盤に浅草で露店のバイトをしている姿が描かれた。その後は北海道の函館に行っていた様で、そこで修羅の将「重震のマグナス」に人質として捕まっていたが、反抗的な行動を理由に処刑されそうになる(この時に走馬灯が走ったが、バイトの思い出しかなくその事を嘆いた)が、現れたダイゼンガーによって命を救われた。
このことが、OGにおける“夏の日の巨人”となったようである。
そして、第2次スーパーロボット大戦OGに参戦。搭乗機は第3次αと同じく雷鳳。
事前情報でOGシリーズでのDGGシリーズ3号機と言われている機体“ジンライ”が登場していたので、何某かの形で参戦するだろうことは予想されていたが、まさかのプレイアブルキャラクターとしての登場である。
49話とやや終盤での参戦となるが、アルフィミィのおかげで人外となったアクセル・アルマーに師事を受けたせいか雷鳳の動きに更に磨きがかかっている。サルファと比べて格段に使いやすくなったライジング・メテオの演出のお蔭で、OG外伝をプレイした一部の視聴者から「新手の修羅か?」と言われるほど。
最後に。
彼は定職に就いてはいないが多くのアルバイトをしており、それに伴う資格の取得もしているので、決して
無職
NEET
ではない。
ネタで言われる事は多々あるが、それを不快に思う方も多く居る事を覚えておこう。
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関連項目
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