ハンガリー舞曲とは、ブラームスがハンガリーのロマ(ジプシー)音楽を元に編曲した楽曲である。元は4手ピアノ(連弾)用として作られたが、のちに管弦楽版などが(主にブラームス以外の手で)再編曲されている。
概要
発表までの経緯
ブラームスは1853年に、 ハンガリー出身のヴァイオリン奏者エドゥアルト・レメーニの伴奏奏者として演奏旅行をおこない、このときにレメーニからハンガリーの曲(ハンガリー土着の伝統音楽ではなくロマ(ジプシー)音楽)を教えられる。
その後、採譜した曲をもとに4手ピアノとして編曲し、1869年に「ハンガリー舞曲」 第1集第2集(第1番~第10番)として出版する。これは人気作品となるが、盗作であるとしてレメーニに訴訟を起こされる。「作曲」ではなく「編曲」としていたためブラームスの勝利で決着した。
1880年には第3集第4集(第11番~第21番)が出版される。ブラームスの自作の旋律による作品が含まれていることや発表時期が離れていることもあってか、第1集第2集とは雰囲気がいくぶん違っているように感じられる(ちなみに第1集第2集の出版から第3集第4集の出版までの間は、ハイドンの主題による変奏曲、弦楽四重奏曲第1番~第3番、交響曲第1番、第2番、ヴァイオリン協奏曲などが発表された時期である)。
また4手ピアノ版から管弦楽版などが再編曲されており、現在では4手ピアノ版より管弦楽版の方が有名かもしれない(管弦楽版でブラームス自身が編曲したのは第1番、第3番、第10番)。
第5番
ハンガリー舞曲の曲の中で、おそらく突出して有名なのが第5番である。チャップリンの「独裁者」をはじめさまざまな媒体でBGMとして使われている。
2014年秋のららら・クラシック(Eテレのクラシック番組)において実質的にケーレル・ベーラのチャールダーシュの剽窃である事実が公表された。ブラームスの黒歴史が知れ渡ることとなったが、ケーレル・ベーラという作曲家に光が当たる結果になったのは評価せざるをえないだろう。
第1番
第1番については、コピペとして貼られることもある2chクラシック板の次のやりとりがよく知られているかもしれない。
元スレッド(DAT落ち): 【ピロリロ】 この曲の題名を教えて! 2 【ドラドーラ】
102 名前:名無しの笛の踊り :04/05/06 22:28 ID:hfkA4A4Z
だ〜らだ〜らで〜れだ〜りらん チャカチャカチャカチャカチャカ
だ〜らた〜らで〜れだ〜りらん チャカチャカチャカチャカチャカ
で〜れで〜れだ〜らだ〜ららん チャカチャカチャカチャカチャカ
で〜れで〜れだ〜らだ〜らだん チャカチャカチャカチャカチャカ
チャララ チャララ チャララ チャララ チャララ チャララ んばーばっ
チャララ チャララ チャララ チャララ チャララ チャララ んばーばっ
チャリラリチャリラリチャリラリチャリラリ ジャラララララララ どんどんどん
ピキピキピキピキピキピキピキピキピキピキピキピキ んぱーぱっ
ピキピキピキピキピキピキピキピキピキピキピキピキ んぱーぱっ
オーケストラだと思います。昔ラジオで聴いてから頭から離れません。
おながいします
103 名前:名無しの笛の踊り :04/05/06 22:32 ID:Wy7Eb2Zu
>>102
ブラームスのハンガリー舞曲第1番では?
104 名前:名無しの笛の踊り :04/05/06 22:36 ID:rlM42+MD
>103 も正解かどうかに関わらず神認定
105 名前:名無しの笛の踊り :04/05/06 22:36 ID:MEpAVjtn
曲を考える前に,笑いが (^^
106 名前:名無しの笛の踊り :04/05/06 22:38 ID:Wy7Eb2Zu
>>102の確認用MIDI
http://www.hm3.aitai.ne.jp/~atsushi/midi/br1_4.mid[すでにリンク切れ]
107 名前:名無しの笛の踊り :04/05/06 22:44 ID:MEpAVjtn
どひゃー 大当たりじゃん でも大笑い
関連動画
全曲
第5番
第1番
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関連項目
- ハンガリーのロマ(ジプシー)音楽
- 著作権
- 盗用
- パクリ
- ケーレル・ベーラ(ハンガリーの作曲家。代表作にウィンナー・ワルツの『忘れじのライン』、『ハンガリー喜劇序曲』などがある)
- ケーレル・ベーラのチャールダーシュ(第5番の原曲)
- ボルゾー『神聖なるチャールダーシュ』(第1番の原曲)
- エドゥアルト・レメーニ(レメーニ・エデ)(第7番の原作者)
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