ビーストコンボイとは、「ビーストウォーズ 超生命体トランスフォーマー」「超生命体トランスフォーマー ビーストウォーズメタルス」「超生命体トランスフォーマー ビーストウォーズリターンズ」のキャラクターである。
劇中並びに当時の玩具の呼称は「コンボイ」だが、初代のコンボイ(戦え! 超ロボット生命体トランスフォーマー)との区別もかねて、ビーストをつけてある。一応こちらも正式名称。
海外名は「Optimus Primal(オプティマスプライマル)」。初代コンボイことOptimus Primeと動物を意味するAnimalを掛け合わせたネーミングだとされる。
概要
宇宙船「アクサロン」の船長であり、「ビーストウォーズ」CGシリーズのサイバトロン総司令官。
ゴールデンディスクを強奪し、逃亡を図ったビーストメガトロンらを追って出撃、そのまま次元を超えてしまい、惑星エネルゴアに飛来する。そこの環境に適応するため、彼はゴリラをスキャンし、その姿となった。
以降、チータスらサイバトロン戦士を率いて同じ境遇に陥ったビーストメガトロンらデストロン軍団と戦うこととなる。
性格はいたっておおらかで、あまり司令官ぽくない(一般的な意味で)が、司令官っぽさは抜群である(サイバトロン的な意味で)。
武装は背面に収納されている脊髄剣サイバーブレード、並びに腕部・背中にあるキャノン砲。そして背中のコンボイジェットで華麗に空を飛ぶ。エアラザーが登場するまでは、サイバトロン唯一の航空戦力であった。
日本版の設定では、胸部にエネルゴンマトリクスを有している(ただし、これが明かされたのは次回作「ビーストウォーズⅡ」の劇場版である)。
再生と復活
初代コンボイ同様、彼もまた再生・強化復活を繰り返した。
まず、「初代BW」最終話にてエイリアンの衛星に体当たりした後、その衝撃で次元を超え、はるか未来へ到達。そこでライオコンボイとともにマジンザラックと激闘を繰り広げ、その最中バーニングコンボイにパワーアップする。
そして過去、エネルゴアにて新たに製作されたメタルスボディに、ライノックスの尽力でスパークが帰ってくる。これがメタルスコンボイである。
その後、初代コンボイを抹殺せんとするビーストメガトロンから彼のスパークを一時的に保護。その影響でパワードコンボイに変化、体長やデザインがG1サイバトロン(いわゆるオートボット)に近い姿となる。
セイバートロン星帰還後はビーストメガトロンのウィルスの影響で異常を来たし(メタルス戦士はみなビースト戦士にダウンしていた)、オラクルによってより有機的なボディにリフォーマットしている。
最期は、同様に変化を続けたビーストメガトロンと死闘を繰り広げ、ともに死亡する。
実写版
実写映画『トランスフォーマー ビースト覚醒』にてOptimus Primal(オプティマスプライマル)として登場。日本語吹き替え版の担当声優は子安武人。名前はオプティマスプライムにあやかってつけられたらしい。
動物に変形するトランスフォーマー「マクシマル」を先代リーダーであるエイプリンクから引継ぎ、トランスワープ・キーをユニクロンから守るために母星を離れて地球へ亡命した。
地球では長らく人間たちと暮らしを共にしつつトランスワープ・キーを守っていたが、ユニクロンの配下であるテラーコンも地球へ到来、オプティマスプライム率いるオートボットと合流し共に戦う。
余談
実はこのビーストコンボイ、海外ではこの姿よりも前にコウモリの姿で登場していた(日本でいうアマゾン戦士コンボバット)。
しかしこの姿、あまりコンボイらしくはない。というか、どっからどう見てもゴッサムシティを守るダークヒーローそのものである。
それもそのはず、ビーストウォーズを海外で販売していたのはお馴染みのHASBROではなく、その子会社、「ケナー」。この会社はそのダークヒーローの玩具を取り扱っていたのだ。それゆえにコンボバットはモチーフも色もデザインも色々クリソツな商品に出来上がったという話(昔は青いマスクとグレーのスーツがトレードマークだった)。
関連動画
関連項目
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