ファイレクシアの抹殺者単語

ネゲターミテカラショックヨユウデシタ
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ファイレクシアの抹殺者とは、マジック:ザ・ギャザリング(以下MTG)のカードである。

概要

Phyrexian Negator/ファイレクシアの抹殺者 (2)
クリーチャーホラー(Horror)

トランプ
ファイレクシアの抹殺者にダメージが与えられるたび、その点数と同じ数のパーマネントを生贄にげる。
5/5

彼らは終わらせるために存在しているんだ。

MTG wikiより転載

悪名高いMoMaや、メグリムジャー等のぶっ壊れたコンボデッキを構築可にしてしまった、ウルザブロックの最後を締め括るウルザデスティニーに収録された、強クリーチャー
ほとんど使われなくなった今でも人気のあるカードである。

英語名Phyrexian Negatorから『ネゲター』、見た目exit某アニメの初号機に似てるとの事で『初号機』 『エヴァ』とも呼ばれている。

何が強いの?

このカードについてあまりよく知らない人は、そう思うだろう。
MTGクリーチャー呪文を唱えるのに際し、マナという対価を支払わなければならない。
基本的にはマナを得る為には、自分のターンに1枚しか場に置くことが出来ない土地を用いる必要がある。
マナには色があり、基本土地である
《Plains/地》
Island/ 《Swamp/沼》
Mountain/山》 Forest/
といった土地をタップする(縦に置いてあるカード横に傾ける)事で生み出される。

どれだけ強で強いを持つクリーチャー呪文でも、それに伴う対価=高いマナコストが設定されている。
ここで、あの方を例に出したいと思う。

Scaled Wurm / 甲鱗のワーム (7
クリーチャー — ワーム(Wurm)

7/6

氷河期のあいだに繁栄を極めたこのワームは、キイェルドーのありとあらゆる人々にとって恐怖の的だった。その巨体と狂暴な性格が呼び起こした悪夢は数知れない ——— 甲鱗のワームはまさに、氷河期の災厄の徴だった。

——— 「キイェルドー:氷の文明」

MTG wikiより転載

まず注して頂きたいのが、(7)というに(数字)(色)と表記された部分。
数字の部分は色を問わない必要マナを表し、色の部分は定された必要色マナを表している。
このお方と、ファイレクシアの抹殺者とやらをべてみると

Scaled Wurm/甲鱗のワーム (7)

Phyrexian Negator/ファイレクシアの抹殺者 (2)

と、色を問わないマナに5の差が付いている。
先ほど説明した通り、基本的に土地カードは1ターンに一度しか場に出せない為、ファイレクシアの抹殺者は氷河期の災厄の徴よりも5ターンく場に出す事が出来る。
これは決して甲鱗のワームが弱いというわけではなく、少しばかりスロースターターなだけである事を留意しておきたい。

次に着すべき点は、7/6と表記されているパワー/タフネスの部分。
パワーはそのまま攻撃を表し、タフネスはそのクリーチャーが1ターンの間にどこまでのダメージに耐えられるかという事を示している。
ここで再度、二者をべてみたい。

Scaled Wurm/甲鱗のワーム
7/6

Phyrexian Negator/ファイレクシアの抹殺者
5/5

パワー2、タフネス1の差が存在する。
災厄の徴は出足が遅い分、強大な耐久を有しているのがお分かり頂けただろうか。
殺者の攻撃も受け止める事が出来るのは論の事、ましてや0/1のどこぞの鳥など容易く丸呑みしてしまうだろう。
限のワーム?何それ美味しいの?

引き合いに出してしまった相手が悪すぎるのは承知の上だが、ちょっと寝ぼすけな災厄の徴より少しい段階でファイレクシアの抹殺者を場に出す事が出来る。というのは理解して頂けただろうか。
その上、標準以上のスペックを持っているという事も分かって頂けたなら幸いである。

もう一つ、説明しておきたいのがトランプルというの存在。
これはクリーチャー同士がかち合った際に、このを持つクリーチャーは防御側のプレイヤーパワーからタフネスを引いた分ダメージを与える事が出来るというもの。
悲しきかな甲鱗のワームはこのを持っておらず、ファイレクシアの抹殺者にこのが与えられている。
残念な事にこの差は大きい。
氷河期の災厄の徴とうたわれるお方も恐らく根は優しいのだろう。小なクリーチャー人を守る為に身を投じるとそれだけ喰らってお許しになるのだ。
しかし、この世の全ての悪という蔑称を持った暗次元であるファイレクシアから現れた殺者に慈悲などあるわけもなく、身を呈して守りにきたクリーチャーごと標的を貫くという残虐で悪いヤツである。
それにべて甲鱗様(ry

とりあえず甲鱗のワームより早く場に出せる事は分かったよ。で?

前述の通り、マナを生み出すには土地が必要である。
だがそれ以外にもマナを生み出す方法は他にも存在し、それらをマナ加速と呼ぶ。
土地は破壊されない限り、場に残り続けるので恒久的にマナを生み出す事が出来る。
だが、このマナ加速と呼ばれるものは例えば即席であったり、魔法機械であるアーティファクトを場に出す事で土地と同じ役を果たさせると様々ある。
脆弱なに好きな色のマナを生み出せたり、を生贄にげて好きな色のマナを3つナドナド

こういったマナ加速を利用すると、更にい段階で殺者を場に出すというプレイングが可になる。

Dark Ritual / 暗黒の儀式
インスタント

あなたのマナプール)()(を加える。

ファイレクシアは虚から生まれた。機械、偉大なるヨーグモスはその完成された形を予見なされた。かくして”偉大なる進化”が始まった。

——— ファイレクシア

MTG wikiより転載

インスタントとは基本的にいつでも唱えられるが、効果が現れた後に墓地へ行く呪文の総称である。
この暗黒の儀式を上記の例で言うと、マナ加速の種類は即席に当たる。
マナが生み出されると架の置き場であるマナプールに置かれるが、各ステップやフェイズの終了時にになってしまう為、持ち越す事はルール上では不可能となっている。
1度限りではあるが、必要マナが1マナカードから3マナカードジャンプ出来るのは非常に強
実際このカードも、英語名を略した『クリ』等の称で使いからは非常に親しまれたカードである。
ここで思い出して欲しいのが、ファイレクシアの抹殺者を出すのに必要なマナコスト

(2)

丁度3マナである

  1. ゲーム開始
  2. セット
  3. 沼をタップし、マナを生み出す →
  4. 暗黒の儀式を使用 → を消費 → )()(を生み出す
  5. ファイレクシアの抹殺者を場に出す → )()(を消費

というに、1ターンに場に出す事が可になる。
1ターンに5/5のクリーチャーが出て来る事は脅威以外の何物でもなく、相手が動きのゆるやかなデッキを使っているのならば、そのままゲーム開始時の初期ライフ20点を4回の攻撃で奪い去れる。
因みに甲鱗のワームなら攻撃が3回通れば勝てます。

TUEEEEEE!俺も使ってみたい!あ、抹殺者ってヤツの方ね。

しかしそんな美味い話があるわけがなく…
そもそも3マナで5/5というスペックはとんでもなく破格であり、それに加えてトランプルも持っているので本来、必要なマナコスト主観ではあるが大体6~7マナ辺りが妥当だと思われる。
コストでかつ、高いスペックを持つクリーチャーめくでも5マナ位は必要であったりする。
希少度がレアであるが故のコストパフォーマンスというのを考慮しても4マナ位は必要。
更に言うなら色拘束という概念があり、低コストハイスペックだとしても必要なマナコストに色マナが多量に定されていたりする場合がほとんど→『)()(』だとか『)()(』みたいな感じ。
それにべて(2)で場に出せる殺者は、色拘束の面においても破格であると言える。
一応甲鱗のワームも色マナだけで済む。

ここで紹介したいのがスーサイドブラックというデッキ
Suicide自殺)という言葉が含まれる、ちょっと怖いデッキだが本当に自殺するわけではないのでご安心を。
このデッキは『自らのライフや又はボードアドバンテージなど犠牲にする事で、強クリーチャーを展開するデッキ』というもの。
要約すると低コストで出せる代わりに自分のライフを減らすことになったり、土地やクリーチャー等を犠牲にするようなクリーチャーを用いた速攻デッキである。
まさにと言えるであろうデッキ
この殺者もそういったスーサイドブラックの思想に良く適したスペックデメリットを持っている。

ファイレクシアの抹殺者にダメージが与えられるたび、その点数と同じ数のパーマネントを生贄にげる。

この一文。
パーマネントとは、場に出ている土地やトークンを含めたクリーチャーアーティファクト等の総称である。
要するに何らかの呪文クリーチャーとの戦闘カードの効果によって受けたダメージと同じ点数分、自分の場のカード墓地に置かなければいけない。
特にクリーチャープレイヤーに直接ダメージを与えるのを得意とするにとっては的以外何物でもない。
元々、自発的にライフを支払って強クリーチャーを展開するという動きのこデッキ自体、デッキとは非常に相性が悪い
このスーサイドブラックを代表するデッキの一つにヘイトレッドというデッキが存在する。

Hatred / 憎悪 (3))(
インスタント

憎悪を唱えるための追加コストとして、X点のライフを支払う。
クリーチャー1体を対とする。それはターン終了時まで+X/+0の修整を受ける。

お前から皮膚を、からを引きはがしてやる。についてる片も全部こそげ落としてやる。それでもまだ十分じゃないんだ。

——— グレヴェン・イル=ヴェクからジェラード

MTG wikiより転載

Xは自分のライフの許す限り、好きな数字を定してよいというもの。
これを先ほど紹介した暗黒の儀式などのマナ加速を利用して使えば、最速2ターンで相手を打ち負かす事が出来る。
論その時に支払われるライフは18点や19点などかなりギリギリである場合が多い。
しかし、デッキの場合はクリーチャーの攻撃に対応して

Shock / ショック
インスタント

クリーチャー1体かプレイヤー1人を対とする。ショックはそれに2点のダメージを与える。

MTG wikiより転載

とたった一つの呪文を唱えるだけでアラ不思議、勝ててしまうわけだ。
Hate Red嫌い)というジョークまで生まれてしまうほど相性が悪い

ファイレクシアの抹殺者の場合。
先ほどの流れで1ターン殺者を出せたとして、相手のターン

ショック

この一言で対になってしまった殺者のが誘発し、パーマネントを2つ生贄にげなければいけなくなる。
その場合、恐らく今のあなたの場には《Swamp/沼》《Phyrexian Negator/ファイレクシアの抹殺者》しか置かれていないはずである。
それらを生贄にげる事で、あなたの場は気持ちいいくらいに綺麗になったよ!
…多分、次のあなたのセリフは「投了します」だろう。

もしこのファイレクシアの抹殺者を動画で見かける事があれば、よく分からなくてもとりあえず文字で「ショック」とコメントしておきましょう。

なにそれよわい もっと強いヤツいないの?

甲鱗のワーム呼んだ?

お前重過ぎるんだよ!もっと軽くて強いヤツいないの?

ファイレクシアの抹殺者などの強カードを輩出したウルザデスティニーから約12年。
2011/05/13
そいつは現れた。

Phyrexian Obliterator / ファイレクシアの抹消者 )()()(
クリーチャーホラー(Horror)

トランプ
いずれかの発生がファイレクシアの抹消者にダメージを与えるたび、その発生コントローラーはその点数に等しい数のパーマネントを生け贄にげる。
5/5

「祝福されし完成をとくと見よ。」

――― 囁く者、シェオルドレッド

MTG wikiより転載

マナコストだけ見ると異様に色拘束がきつくなり1マナ増えているだけだが、問題はそのである。

いずれかの発生がファイレクシアの抹消者にダメージを与えるたび、その発生コントローラーはその点数に等しい数のパーマネントを生け贄にげる。

ゲター帰って来たーと思ってカード見てみたら全くの別人になってました。
思わず二度見してしまう程の強メリットを携えている。あまりにも完成しすぎである。
このを簡単に説明すると、こいつにダメージを与えたプレイヤー自身が、与えたダメージの数だけ自分の場のカード墓地に置かなければいけないというもの。
こちらがスーサイドするのではなく、相手がスーサイドするようになりました^^
クリーチャーの除去をダメージに頼るデッキならば、出された時点で投了クラスである。
Shock/ショック》なんて撃ってしまえば、逆に自分の場をお掃除しかねない。

だが、当時の環境にはダメージを伴わない上に、デッキの色を問わないクリーチャー除去が溢れていた。

Dismember / 四肢切断 (1)(/Φ)(/Φ)
インスタント

((/Φ)は()でも2点のライフでも支払うことができる。)
クリーチャー1体を対とする。それはターン終了時まで-5/-5の修整を受ける。

お前ファイレクシアに仕える。お前の部品はファイレクシアの別などこかに仕えた方が良かろう。

――― 悪魔の長、アザックス=アザグ

MTG wikiより転載

-5/-5という強マイナス補正でクリーチャーを除去するこのカードマナライフ2点で代用できてしまうため、なんと色マナを全く必要としない。4ライフの支払いはそれなりに痛いが、相手のクリーチャーを倒せるなら御の字である。その為、デッキの色を問わずに投入されていった。
かくして意気揚々と出したファイレクシアの切り札は、次々と達磨にされてしまう羽になってしまった。
因みに甲鱗のワームはタフネス6なので四肢切断に耐えます。そもそも四肢あるのか?

拘束の面でまずに特化したデッキでないと出すのは難しく、さらに上述の暗黒の儀式のような手軽でマナ加速がないのも痛い所である。ただし、当時の環境クリーチャーは感染という少し特殊な形でダメージを与えるを持っているクリーチャーに溢れており、それらと共闘させ難いという面でわりと落ち着いた評価となった。

え?じゃあもっと軽くて使いやすいクリーチャーが良いって?
んじゃ《Tarmogoyf/タルモゴイフ》でも使っとけよ、こいつならライフカードも犠牲にしなくていいぞ。

リアルマネーが犠牲になるがな!

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ファイレクシアの抹殺者

39 ななしのよっしん
2014/11/24(月) 13:04:09 ID: e/N0FQ96w/
黒ストピィにネゲター入れて見たけど1ターン金属MOX&2マナ土地で出したり、1ターンの杯で稲妻封じで行くのは割とよかった
ただ2マナタルモ、ボブ、石鍛冶唱、若パイがどれもきつすぎる
40 ななしのよっしん
2015/01/23(金) 09:22:44 ID: v8m/qOEaid
信心の登場で厳しい色拘束メリットになって、もともとカードパワーの高さは疑いようがなかったからモダン需要で値上がりしたね。

でもモダン単自体がメタに上がるほどのパワーもない上、モダンの除去の基本が流刑へのだからやっぱりそんなに見ないという
41 ななしのよっしん
2015/02/11(水) 01:38:02 ID: JrVb3hTwMf
甲鱗のワームばっかで何が言いたいのかさっぱりわからねえ
42 ななしのよっしん
2015/05/03(日) 02:34:24 ID: FJBh3PNmAg
バニラよりデメリットアタッカーが強い理由をまわりくどく言いたいんだろう
43 ななしのよっしん
2015/05/12(火) 01:32:49 ID: Sh79SIaMkH
YouShock!
44 ななしのよっしん
2015/06/03(水) 08:07:46 ID: FJBh3PNmAg
ちなみになんでの代表的クリーチャーみたいな言い方を今でもされるかというと
コイツ以降(というかウルザブロック以降)スーサイドに使われるような
デメリットを持ったクリーチャー自体が徐々に作られなくなっていったため。
殺か自殺かじゃ「対戦ゲーム」じゃなくなるかららしい。コンマイ見習え。

そんなわけでスーサイドブラックというデッキの大トリを務めた一枚として
世の使いたちの心に残る思い出の一枚ってことなったって末。
45 ななしのよっしん
2016/08/03(水) 22:02:58 ID: qm1eCgT8Ys
抹消者は引き合いに四肢切断が良く出されるけど、実はイニストラード後期はトップメタだったデルバーに効かないって理由でメイン落ち、サイドデルバーを殺すはらわた撃ちの方が優先されてた
ただマナ漏出、蒸気の絡みつき、忘却の輪、飢えへの貢ぎ物、唱の魔導師使い回しなどによって3マナ以上はCIPか除去耐性が必須と言われていた環境だったため、を持ったトラフトやデルバーに触れすらしないこいつに居場所はなかったってだけで
46 ななしのよっしん
2017/09/01(金) 17:21:07 ID: wlbZ6CTEvx
四肢切断伝々の前に抹消者自体大して強くないのがねぇ
こんなんブロックするわけないし、のせいでが死んでる
実質4マナ5/5のアンロッカブルって程度のもん
殺者の完成版ならダメージを受けるたびに生贄なんて受身のじゃなくて
ダメージを与えるたびに生贄を要するくらいにしてほしかったな
47 ななしのよっしん
2017/09/23(土) 20:38:59 ID: YCKhhJRmUI
せめてトランプルではなく到達なら飛行相手にも攻撃を渋らせれたんだけど…
欲を言うなら起動コスト使って強制ブロック追加で…これもうカードだな…
48 ななしのよっしん
2019/11/16(土) 11:19:00 ID: aXS9D4qEPp
今だと抹消者の方はモダンで使おうにも鹿に変えられて終わりだな…
というか出る前にゲーム終わりそう

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2020/01/28(火)07時更新