株式会社ユニバーサルエンターテインメントは、東京都江東区有明三丁目7番26号 有明フロンティアビルA棟に本社を構えるパチンコ・パチスロのメーカー。
概要
1969年創業。もともとはジュークボックス・エレメカ・アーケードゲームを手掛けていたが、1980年代前半にパチスロに参入。現在では主要事業となっている。
1998年にパチンコにも参入するがパチスロほどのヒットに恵まれていない。
また、フィリピンでカジノ運営も行っている。
1998年にアルゼに社名変更するが、2009年にユニバーサルに戻し、ロゴも戻している。
文化面では、1993年から報知新聞社が開催している『将棋女流名人戦』に特別協賛を行っている。
2013年には創業者の岡田和生が収集した美術品を展示する私設美術館『岡田美術館』を神奈川県足柄下郡箱根町小涌谷に開館し、2015年からは将棋女流名人戦に『岡田美術館杯』の冠を付けるようになった。
かつてはゲームセンターを運営する『アドアーズ』に2000年から資本参加しグループ子会社にしていたが、2007年に資本提携を解消。アドアーズはユニバーサルグループから離脱している。
2015年にパチスロメーカー業界団体の日本電動式遊技機工業協同組合(日電協)から離脱している。
グループブランド
ユニバーサルエンターテインメントグループ傘下には、以下の企業・ブランドが存在する。
- アクロス(ACROSS)
過去の名機を再現したリバイバル機に特化している。2013年発足。 - エレクトロコインジャパン(ELECTROCOIN JAPAN)→エレコ(ELECO)
1992年、イギリスのカジノスロットマシンメーカーである『エレクトロコイン』がユニバーサルと合弁で日本法人を設立したのが始まり。「ECJ」(エレクトロコインジャパン)とも呼ばれた。エレコの名の由来は、エレクトロコインの略であることは言わずもがな。5号機時代になってから急にエレコ名義で発売される機種が増えた。
主な代表機種:チェリーバー、ゲッターマウス、アステカ、花火百景、緑ドン、アナザーゴッドポセイドン、ギルティクラウン等 - 瑞穂製作所→ミズホ(MIZUHO)
創業当初から存在するグループ。昔からヤンチャっぷりを発揮していた。2011年にパチンコ・パチスロ販売業者の『フィールズ』に自社株式の49パーセントを売り渡した。4号機時代にミリオンゴッドで一度やらかしてから暫く自重していたが、5号機時代に入ってから自重しない機種作りをまたやるようになった。
主な代表機種:コンチネンタル、タコスロ、ミリオンゴッド、青ドン、赤ドン、銀河英雄伝説、バジリスク、アナザーゴッドハーデス等 - メーシー販売(MACY)
創業当初から存在するグループ。美しい機種作りに定評がある。
主な代表機種:トロピカーナ、サンダーV、タロットマスター、魔法少女まどか☆マギカ、アカギ等 - ユニバーサルブロス(UNIVERSAL BROS)
2014年発足の比較的歴史の浅い子会社。
主な代表機種:ミリオンゴッド神々の凱旋、沖ドキトロピカル、スターオーシャン4等
パチンコ・パチスロ
1985年にアメリカーナXXで参入して以来、パチスロの大手メーカーとして販売を続けている。
特にHANABI、大花火から続くドンちゃんシリーズは人気で、ニコニコ動画でも緑ドンで登場する「ド―――(゚д゚)―――ン!」でも有名である。
ニコニコ大百科内に記事のあるパチンコ機種一覧
※数字順→アルファベット順→あいうえお順。シリーズとなっている機種は、そのツリー内ではリリース順を優先する。
ニコニコ大百科内に記事のあるパチスロ機種一覧
※数字順→アルファベット順→あいうえお順。シリーズとなっている機種は、そのツリー内ではリリース順を優先する。
- HANABIシリーズ
- エージェントクライシス
- ギャンブルコンボ2
- コンチネンタルシリーズ
- サンダーVシリーズ
- タロットマスター
- デビルマンⅡ~悪魔復活~
- デルソル2
- 緑ドンシリーズ
- ミリオンゴッドシリーズ
ビデオゲーム
1970年代後半より参入するが、いずれもオリジナリティが少なく他社のゲームのパクリ翻案、アレンジが多く、一部のゲームでは訴訟問題にまで発展した。とはいえ、「レディバグ」「Mr. DO!」はそこそこヒットした。音楽著作権でも侵害が疑われるものがあるが、実は(無断使用が珍しくなかった)当時としては珍しくJASRACの許諾を受けていたという。
1987年にビデオゲームから撤退するが、1999年にセタを傘下にしたことで再参入した。家庭用では「シャドウハーツ」シリーズが有名であった。現在では撤退を明言していないものの、新作は発表されていない。
関連動画
関連商品
関連項目
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