ラジオNIKKEI(株式会社日経ラジオ社)
東京(千葉・長柄) 第1放送 3.925,6.055,9.595MHz 第2放送 3.945,6.115,9.760MHz
根室 第1放送 3.925MHz
住所:東京都港区虎ノ門1‐2‐8(虎ノ門琴平タワー)
略称:なし(コールサイン:JOZ~JOZ7)
系列:独立局
概要
ラジオNIKKEIは、日本、いや世界で唯一の民放短波ラジオ局。
旧社名はそのものズバリ「日本短波放送」で、旧局名は「ラジオたんぱ」だった。
地上波民放で唯一日本全国を放送対象地域としている。短波の電波の性質「電離層と地上に反射されて遠くまで届く」を利用したもの。本来は国際放送に利用される性質。
日本で一番、ストリーミング配信やポッドキャストに熱心な放送局。
ていうか短波放送がいつまであるかわからないから、移住先を探すのに必死なわけですよ。
株と競馬で有名。放送する番組の半分を株と競馬が占めている。
あとは医療番組とか教養番組が少々。
ちょっと前は週末にアニラジが放送されてたんだけどね。
IPサイマルラジオ協議会に参加しており、2010年3月15日からradiko.jpにて
インターネットサイマル放送を行っている。無料で全国どこでも聞けるのは放送大学とこの局のみ。
年表
- 1954年(昭和29年)8月27日 - 日本短波放送(略称NSB)開局
- 1978年(昭和53年)11月23日 - 愛称をラジオたんぱに定める
- 2003年(平成15年)10月10日 - 日経ラジオ社に社名変更
- 2004年(平成16年)4月1日 - 愛称をラジオNIKKEIに変更
競馬も株もない休日
平日は市況情報、土日は競馬中継でほぼ占められるラジオNIKKEIだが、これらが祝日や年末年始といった両方ない日になると途端にぽっかりとタイムテーブルに穴が空いてしまう。この場合、単発のスポンサー付き番組や、音楽番組で埋め合わせていくものの、どうしても埋められない場合は、アナウンサーや局員をかき集めて、自分の趣味丸出しの番組を放送することがある。しかし、それが逆にコアな同好の層にネット上の口コミで広まり、中にはハロプロヲタによるハロプロを中心としたアイドル話のトーク番組「渡辺和昭のしゃべってしゃべって60分」や、ガチのアニヲタですらその選曲に唸るという「アニソンポッド」のように次回放送を熱望されるようになったウラ看板番組的存在になったものもある。「しゃべって~」に至っては初回放送から10年を超える長寿番組になったほど。
アナウンサー
アナウンサーは競馬の取材も担当する関係から東京本社と大阪支社に分かれて配置されており、競馬担当のアナウンサーは比較的若手の時に必ず東京本社から大阪支社へ2年程度異動を経験するのが特徴となっている。なお、大阪配置のアナウンサーの人数が少ないことから、大阪担当の競馬中継に東京のアナウンサーも日常的に応援に向かっている。
かつては若者向け番組で人気を博した大橋照子アナウンサーなど有名な女性アナウンサーを擁していた時代もあり、2020年まで女性の局アナはおらず、男性局アナのみとなっていたが、2020年4月には藤原菜々花アナウンサーが入社。アナウンサーのほとんどは競馬場内を含めたJRAの公式競馬実況を担当している。一般的な認知度は他局に比べ劣勢にたたされるが、専門性の高い競馬実況にあこがれ、敢えて他局から移籍してくるアナウンサーもみられる。2022年3月にはNHKで24年近く活躍していた三浦拓実アナウンサーが入社し、話題を呼んだ。
そんなラジオNIKKEIのアナウンサーには競馬好きとハロプロヲタが多い。
競馬好きなのは業務の多くが競馬実況だからある意味当然であるが、ハロプロヲタとはどういうことか。
それは渡辺和昭アナウンサーがあややにハマったことに始まり、それが周りに伝染していった結果が今の有様なわけである。
株式市場がお休みになって株式番組の放送も休止され、しかも競馬も開催されない祝日には渡辺アナを中心としたヲタもだちアナウンサーや局員が集まって、まるでネットラジオのようなハロプロヲタトークラジオを公共の電波を使って放送している。
しかし、毎週金曜日の夕方には会社のテレビできらりん☆レボリューションを観るというのは、サラリーマンとしてどうかと思う。
主な所属アナウンサー
かつて所属していたアナウンサー
競馬のファンファーレ
現在日本の競馬では発走前にファンファーレが鳴るようになっているが、少なくとも1959年(昭和34年)頃までは流れていなかったようである。
ラジオNIKKEI(当時の日本短波放送)の関係者が「いつスタートするのかわかりずらい」の一言がきっかけで、独自に中継放送でエドアルト・シュトラウスが作曲したポルカ「テープは切られた」を流したところ競馬会から好感を得られ競馬場内でも流れるようになり、その後1986年から1988年の間に現在の各競馬場でおなじみのファンファーレが流れるようになった。
RaNi Music♪(旧RN2)
2002年3月まで、平日は第1が東証、第2が大証と名証の株式市況、土日は第1が東日本、第2は西日本の競馬中継を行っていた。
2012年7月より、第2放送のradiko.jp向け配信開始。短波より音質が劇的によくなる。
2013年6月24日、平日放送復活。今までの西日本向けに特化した内容から、日中活動するサラリーマンなどのライフスタイルに合わせた長時間音楽プログラム「RN2」(月-金8:00-23:00)が開始。
RNつながりで愛媛県をエリアとする、RNB南海放送でも日曜15-16時に編集版を放送。後続の番組が地元企業の社長を紹介する「社長のミカタ」というなんともスムーズなつながり。
2019年4月1日より番組タイトルを「RaNi Music♪」にリニューアル。それに合わせてラジオNIKKEIの公式マスコットキャラクター「ラニィちゃん」が登場した。
2020年7月から放送時間を8:30〜19:00に変更、また2021年1月からは「ず~っと音楽、ほぼトークなし 仕事がはかどるBGMラジオ」というコンセプトのもとに1番組3時間単位編成にして現在に至る。これは、radikoのタイムフリー機能で1番組中最大3時間まで連続聴取可能なため。
冠協賛レース(JRA)
送信所
- ラジオNIKKEI長柄送信所 - 1969年(昭和44年)2月27日開局。千葉県長生郡長柄町。
- ラジオNIKKEI根室送信所 - 1996年(平成8年)10月17日開局。冬季首都圏で起きるスキップ現象対策。
かつてあった送信所
- 日本短波放送戸田送信所 - 1954年(昭和29年)8月27日開局。1969年(昭和44年)2月27日廃止。埼玉県戸田市。
- 日本短波放送札幌送信所 - 1961年(昭和36年)8月26日開局、1996年(平成8年)3月31日廃止。北海道札幌市東区。冬季首都圏で起きるスキップ現象対策で設置。
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