四姉妹は夜をおまちかねとは、保住圭原作、Bcoca作画の漫画である。
月刊ドラゴンエイジに2021年10月から連載されている。ドラゴンコミックスエイジから単行本が刊行されており、2024年12月現在、既刊は6巻。
概要
海外から明治期以降に移住してきた妖精の子孫。レプラコーンの子孫である主人公は悪戯衝動に悩まされていたが、ひょんなことから美少女四姉妹のエルフとしての覚醒をその「悪戯」で助けられることが分かったこともあって、四姉妹と同居することになり……
挿入さえしなければ18禁ではないと言わんばかりで、耳舐めやら乳首舐めやら「悪戯」のオンパレードである。これなんてエロゲ?
登場人物
榛夜明(はしばみ よあけ)
芍香学園の生徒。レプラコーンの血筋故の「悪戯衝動」に悩まされていて、空を飛んで寝ている人の家にこっそり入って宿題を終わらせるなどの方法で何とか凌いでいたが、ある日うっかり星音の胸を弄ってしまった際に、夜明の妖精の血が濃かったこともあり、悪戯がマナの干渉となって星音のエルフの血が少し目覚めた。星音に山指邸に連れ込まれた結果、最終的に四姉妹の誰かが「女王」になることで、夜明の血筋ゆえの衝動や背の低さを解消させられるかもしれないという夜美の提案もあり、四姉妹と同居することとなった。 両親は、革靴専門店「ハシバミ」を営むレプラコーンで、夜の女王から息子が求められているということを喜んでいる。因みにレプラコーンだけあって夜明も靴の磨き具合は気になるらしい。 3話では悪戯のし過ぎでマナが回復しきらず衝動が枯れた。実は若いレプラコーンは性欲が悪戯衝動に変換されているため有り体に言うと不能である。(以下ネタバレにつき反転)24話ではいつもと逆に今宵がマナを注ごうとした結果、初めてレプラコーンの姿に変化し、倒れたが最終的に回復した。因みに初期に比べて夜明のマナを注げる量は増加しているらしい。
山指月子(やまさし つきこ)
芍香学園の生徒。長女で白髪、夜明の1つ上。2話冒頭の夜明曰く「妖精みたいに可愛い」。2話で、夜明の入浴中にやってきて、いたずらされることを求め、初めてエルフの姿になる。長女だからと頑張りすぎて倒れたことがあるほどで、長女という義務感からと女王になろうとする。9話で暁が魔法を使っているのを見て、エネルギーのようなものを打ち出す魔法が使えるようになるが、暴走し、夜美に止められる。夜明と夜美が京都のダークエルフの里を訪れる際には一番危険だという理由で同行することになる。(以下ネタバレにつき反転)夜美が「貴方はフェアリーの血が濃い」と指摘するシーンがあるが、夜明の悪戯で更に覚醒すると王冠を被った小さな妖精のような姿になった。マナが増大したことで再び暴走したが、詠の防御や夜明の言葉を受けた後、母の魔法の使い方を思い出して女王の矢を放つことでマナの制御に成功した。博愛主義的であり、全員と関係を持つハーレム計画を提唱し、31話ではその一環として悪戯を受けて小さな妖精の姿から普段と同じ大きさの姿に覚醒した。
山指星音(やまさし ほしね)
芍香学園の生徒。次女で赤髪、夜明の同級生。2話冒頭の夜明曰く「美人でスタイルが抜群」。クラス委員長で真面目。ある日夜明にうっかり胸を弄られた際に、耳が少し尖った状態になり、エルフの血が少し目覚めたのを感じて山指邸に連れ込む。夜美が四姉妹の誰かが更に悪戯されることを命じた際には立候補し、1話で初めてエルフの姿になる。月子が長女だからと全てを背負おうとすることを憂い、自分が女王になろうと考える。 4話では、夜明と名前で呼び合うことになったが、その恥ずかしさでエルフの姿になった。9話で暁と月子が魔法を使っているのを見て、夜明に悪戯を頼み水を出す魔法が使えるようになる。(以下ネタバレにつき反転)文化祭で演劇などを夜明と一緒にやった後についに恋心を自覚した。
山指今宵(やまさし こよい)
芍香学園の生徒。三女で濃い茶髪、夜明の1つ下。2話冒頭の夜明曰く「ボーイッシュな美少女」。夜明は自分より背が高いことにコンプレックスを刺激されていたのか、最初は悪戯衝動が湧かなかった。自分が「取り替え子」(チェンジリング)ではないかと疑っていたが、1話で夜明に悪戯された際に耳が尖りほかの3人と同じだと感じられたこともあって、悪戯を待たしてもらいたいと願っていた。7話で初めてエルフの姿になり、ついでに夜明に対して恋に落ちた。気弱ではあるが背が高いことから、高いところの物を取ったりや宅配を受け取ったりといった四姉妹の中の「男の子役」を夜明が引き受けるまではやっていた。自分の部屋では裸らしい。9話で暁と月子が魔法を使っているのを見て、夜明に悪戯を頼み花を出す魔法が使えるようになるが攻撃力はなかった。
山指暁(やまさし あきら)
芍香学園の生徒。四女で桃色の髪、夜明の3つ下。学校のクラスはJ(ジュニア)2-A。2話冒頭の夜明曰く「ロリ巨乳の美少女」。自分が天才美少女であるという自負心が強いメスガキ気質で、調教されてエルフの姿になりたいという思いはあるが、自分からお願いするのは嫌だと思っている内に一人だけ取り残されていた。猛烈に誘いをかけた結果、ついに夜明が我慢できなくなり襲われる。余りの快感に混乱しながら9話で初めて羽根の生えたエルフの姿になる。天才を自称するだけあって、変身した途端に武装解除の魔法が使えるようになったほか、理論的な説明や発見をしているシーンも多い。夜明と暁は名前的にも相応しいという主張で誤魔化すなど、素直はなれないが夜明への思いは強い。(以下ネタバレにつき反転)夜明の悪戯で更に覚醒すると、王冠を被った姿になり、女王の矢を使えるようになった。その後、夜美に女王の座を巡る勝負を挑んだが敗れた。
山指夜美(やまさし やみ)
四姉妹の叔母。普段から耳は尖っている。四姉妹の母であった姉より魔法を自由に使える一方で、女王の力を有していないという理由から中継ぎ的な立場だった。エルフの先祖を祀っている恵留富神社の巫女。クールな態度で四姉妹が女王として覚醒することを願っている。(以下ネタバレにつき反転)月子の暴走後、月子が母親(夜美の姉)の魔法の使い方で制御に成功したのを見て、自分が固定観念に囚われていたと感じて落ち込む。 その最中に夜明に裸を見られて泣き出すなど恥ずかしがりなところを見せた後、夜明の力を借りれば女王になれるかもしれないと思い立ち、夜明の部屋に向かう。結果、女王の力に目覚めた上に恋愛には初心だったこともあり、夜明を婿として迎え尽くしたいという感情に駆られるようになる。告白するも失敗。
楢立詠(ならたち えい)
京都にある楢立の森(「オークの森」の末裔)の森長の孫娘。普段から耳は尖っている。防御系の魔法の「楢の御楯」が得意。黒ギャルで、夜明の噂に興味を持って呼びつけたが、最初は夜明の悪戯衝動を湧かせられなかった。(以下ネタバレにつき反転)しかし、月子の暴走に対抗するため夜明のマナを得ようと和服を着た京美人的な姿で現れた際には発奮させることに成功した。以降夜明にされた悪戯が忘れられず、芍香学園に学校に転校してきた。また、夜美に頼まれ四姉妹に魔法を教えるコーチを引き受けた。立場上四姉妹から一歩引いた状態であったことから月子のハーレム計画に賛同し、悪戯をされたことで力が増した。
香坂はずむ(こうさか はずむ)
芍香学園の生徒。夜明と星音の同級生で17歳。恋愛に興味なしって感じであり星音に仲間意識を感じていたが、星音と夜明が恋愛関係にあるのではないかと疑い始めていたところ、夜明達がエルフであることを知る。ファンタジーに憧れていたことなどを熱心に告白し言いふらさないと約束して記憶を消されることからは免れた。(以下ネタバレにつき反転)謎にプロデュース能力に長けていて、夜美の女王就任式や文化祭の出し物の演劇を企画した。
その他補足
四姉妹とエルフへの覚醒
母親はエルフで父親は人間だった。両親ともに亡くなっているらしい。エルフは元々移り住んだ数も少なかったことから血が薄い。 少し刺激を与えられたときには耳が尖り、さらに刺激を与えられると変身して、金髪で服装も葉っぱをモチーフにした露出度の高いものになる(風呂場など元の服装によってはならない場合もある)。服は正装と呼ばれ、マナでできたものらしい。 4人とも普通の姿の時から黒子があり、夜明にそこを責められることが多い。 最初は悪戯されないといけなかったが、段々と羞恥心などで変身することもあるようになり、話が進むと自分から変身できるようになった。因みにエルフ姿がカラーで書かれることは少ないようで、単行本で発見できたものは1巻冒頭のカラーページと5巻の表紙の星音くらいである。(以下ネタバレにつき反転)エルフの状態になること自体も覚醒と作中で呼ばれるが、更なる覚醒も存在し、月子と暁が王冠を被った姿になっている。月子に至っては、その後小さな状態から元の大きさにも変化している。
エルフの女王
夜の女王などとも。日本に渡来したエルフのまとめ役、「サンザシの丘」(Whitethornhill)の王族の血をひいていた山指の家が推されて就いており、妖精の血や衝動を解き放つ力を持つはずであるが、夜美には力がなく、四姉妹が女王に覚醒するまでの中継ぎ的な立場であった。(以下ネタバレにつき反転)女王は、マナを散逸させる女王の矢という魔法を使えるらしく、エルフの服がマナでできていることから受けた相手は裸になり、さらに強い力を使うと妖精の力自体を失わせられる強力なものである。服を脱がせる武装解除の魔法の上位互換的なものでもある。
関連静画(公式漫画)
関連項目
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