四条雛子(しじょう ひなこ)とは、SNKの格闘ゲーム『THE KING OF FIGHTERS(KOF)』シリーズに登場するキャラクターである。CV:川澄綾子(~2003)、田村茜音(XV)
概要
第7作『2000』で初登場。以降は『2001』『2003』『2002UM』に登場。出場していない『XIII』等でも女性格闘家チームのエンディングに登場している。
格ゲーどころかあらゆる創作の中でも珍しい女子相撲キャラ。
名門のお嬢様学校に通う高校生で、四条財閥のお嬢様。天然のブロンド(祖母がロシア人)と素晴らしい美貌を持ちながらも「相撲」が趣味で、番付表を収集したり、一流の専属シェフにちゃんこ鍋を作らせたりしている。学校に女子相撲部を創設するのが夢で、学校の許可を得る目的でKOFに参戦している。
『2000』のストーリーで女性格闘家チームのメンバーを探していた不知火舞、ユリ・サカザキ、藤堂香澄の前に一般公募の格闘家として登場。とても格闘技が出来なさそうな姿を見たユリはチャッチャと倒して帰らせようとしたが、開始直後の四股踏みに度肝を抜かれ、その隙に上手投げで敗れている。
性格はお嬢様らしく、おっとりとしていて天然。だが、芯の強さはなかなかのもので、試合になると表情が一変し真剣なものとなる。だが、一面で計算高い部分もあり、『2001』のエンディングで高級料理を食べまくった不知火舞やキングらを、支払いを盾にして相撲の稽古へ強引に連行している。
『2003』ではチームメイトが出場できなくなった麻宮アテナの誘いでチームを組むことになるが、高齢の鎮元斎が亡くなったと勘違いして香典を用意していた。
企画当初は「じゃりン子チエ」のようなお転婆なキャラクターが想定されていたが、担当デザイナーの熱意に押し切られて相撲とかけ離れたお嬢様キャラになったという。一方性能自体は相撲要素を強調するために技名は相撲のものがそのまま用いられており、格闘ゲームの力士キャラと比べても正統派の相撲の(ともすれば地味な)動きが多い。
魅力的なキャラではあるのだが初出の『2000』ではクーラ・ダイアモンドの人気に隠れがちで、KOFでは『2003』以降は『2002UM』の登場のみに留まり、長らく再登場の機会が無く女性格闘家チームのEDにカメオ出演する状態が続いていた。
その後はコーエーテクモとのコラボ企画で『DOA5LR』のコスチュームに奇跡の抜擢を受けたり、ソーシャルゲーム『KOFAS』に登場するなどしていたが、2023年『XV』にて、Season2のDLC最後のキャラとして配信される事が決定した。
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声優はソーシャルゲーム『KOF98umol』のゲーニッツ(女)を演じた田村茜音に変更。衣装はリボンやスカートにマイナーチェンジが加えられた程度だが、晴れて3D作品出演と相成ったからか体格にも若干の変化が見られる。
キャラ性能
見た目に反し典型的なパワーキャラ。使用する技は張り手や四股踏み、突っ張り、投げなど、相撲に忠実なものが多く、接近戦に特化している。
移動速度が遅い、リーチが短い、ジャンプ軌道が緩いなど、立ち回りに難はあるものの、相手に近づけさえすれば小技からの連携から追い打ちを含めた高火力のコンボで怒涛のラッシュをかけ、一気に勝負を決める事も可能なロマン溢れるキャラである。対空技が無いのも厳しい点だが、上級者の中には間合いをよく読んで五輪突きを対空として活用するプレイヤーも存在する。
『2003』ではマルチシフトや当時の強キャラ(DDコンビ)との相性が悪く使用率が低かったが、『2002UM』では四股踏みが追加され遠距離でも奇襲がかけられるようになった他、火力が控えめに調整されるキャラが多い中高火力コンボが叩き出せるキャラとして注目された。
闘劇10『2002UM』部門では優勝者(OZ)が先鋒に据えていた。
関連動画
関連静画
関連項目
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