我が焔炎にひれ伏せ世界(わがほむらにひれふせせかい)とは、すめらぎひよこによる小説である。
略称は『ホムセカ』。
概要
角川スニーカー文庫を擁するKADOKAWA(とそのブランドの角川書店)が主催するライトノベル賞、第27回スニーカー大賞の最高賞である『大賞』受賞作である。
『大賞』は吉田直の『ジェノサイドエンジェル』、安井健太郎の『ラグナロク』、谷川流の『涼宮ハルヒの憂鬱』、新井円待の『シュガーダーク』、玩具堂の『子ひつじは迷わない』と30年近く経つにも関わらず5作品しか無く狭き門で12年ぶりの受賞となる。
スニーカー大賞に応募した際のタイトルは『異端少女は異世界にて』。
イラストはMika Pikazoとmocha(背景)が担当している。 2023年12月現在既刊2巻。
プロモーションにも力が入れられティザーにはナビゲーターに涼宮ハルヒ(声 - 平野綾)を起用し紹介している。後にボイスコミックでは漫画に慎重勇者のコミカライズを担当したこゆきを据え、メインキャラ5人の声優をキャスティングしている。一部店舗特典ではオーディオドラマが収録された。
作品傾向としてはキャラ重視で、この素晴らしい世界に祝福を!と似たようなマーケティングを取りたいと推察できる。
2023年8月10日にドラドラふらっと(KADOKAWA 富士見書房ブランド)レーベルより漫画版の連載が開始。ニコニコ漫画やComicWalkerにおいて連載されている。作者は試し読み漫画を執筆した、こゆきが担当している。
あらすじ
白い空間にホムラを始め様々な理由で亡くなった5人の少女が女神によって異世界から呼び寄せられる。女神から復活する魔王を倒して世界を救って欲しいと懇願される。
人間でない存在も戦闘能力やインモラルな存在も判明する突飛な自己紹介もそこそこに5人は引き受けることに決め異世界への扉を開く。
登場人物
- ホムラ CV.遠野ひかる
- 常識人と自認している女子高生。発火能力という超能力を持っている。本名は穂村朝日。ツツミには溺愛のような態度を見せる。サイコと口論することが多い。片方の目は前に下ろしてある髪に隠されているが火傷のあとがあるらしい。
- サイコ CV.ファイルーズあい
- 少女マッドサイエンティスト。死刑囚を相手に人体実験を繰り返していたとのこと。B級映画が好きらしい。頭脳は優れているが、いつもは口の悪さやからかいにリソースが使われている。さすがにピンチの際には鳴りを潜め現場を把握する方を優先する。ハーフで半分は日本人らしく、名前の漢字は『才子』とのこと。高校三年生。
- ジン CV.愛美
- 暗殺者一族の少女で自身も修羅場を経験している黒髪で刀を振るう少女。悪を斬ることに情熱を傾けていたが、異世界に行った後は実力を思う存分振るえることに喜びがある。名前は漢字で『刃』らしい。高校3年生。
- プロト CV.東山奈央
- 地球外生命&地球外文明が産み出した地球より優れた技術を有すると見られる機械生命体だが、捕らえられ、日本人技術者に改造され美少女メイドロボアンドロイドとなった。学習目的で高校一年生として高校に入学していたらしい。殺傷能力はあるようだが、何にでも力で解決しようとし細かい作業は苦手。名前はサイコに適当につけられた。
- ツツミ CV.内田真礼
- 遺伝子改造を伴った意識と言語能力のある毒少女に見えるガス散布用生体人造兵器。懐かしいとサイコが言ったことから古い技術らしい。失敗作だからと廃棄されたとのこと。個体番号は223らしく、ホムラによってツツミと名付けられた。生体兵器だからこほ体内に毒を保管している。年齢は16才。
- 女神
- 自身が管理する世界で復活する魔王を倒すために、異世界で死んだ少女たちを召喚する。人選は失敗しているあたり能力は高くないらしい。
- グルドフ
- 森の中で盗賊に襲われていた男性。護衛は全て殺されたが、ホムラたちに救われお礼として屋敷に逗留することを認める。異世界から魔王を倒しにきたという話を当初は笑い飛ばしたが、信じるようになる。
関連動画
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関連リンク
関連項目
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