桃白白(タオパイパイ)とは、漫画『DRAGON BALL』およびそれを原作とするアニメシリーズに登場するキャラクターである。声優は大塚周夫(『Z』の170話と174話は岸野幸正)。
概要だじょー
柱に乗って空を飛び、舌で人を殺せるおちゃめな殺し屋。世界最悪の軍隊レッドリボン軍が雇った殺し屋で、鶴仙人の弟。見た目は中年だが、鶴仙人の弟なので、実年齢は291歳である。元サラリーマンで、271歳の時に脱サラして殺し屋稼業を始めたというある意味物凄い過去を持つ。
登場するなり、今まで悟空たちを苦しめてきたレッドリボン軍のブルー将軍をベロだけで殺害。その後、悟空殺害のために悟空がいるカリン塔まで向かうのだが、そのシーンこそが桃白白を桃白白たらしめている有名なシーンである。
※この柱を一本、いただけるかな?
そう、"自分で投げた柱に自分で飛び乗って空を飛んだ"のである。その強烈な絵面と共に桃白白の名は読者の心に非常に強く印象付けられた(まだ舞空術は登場していなかった)。その後は聖地カリンにて悟空を倒し、ドラゴンボールの奪取に成功。しかし、カリン塔に登って修行した悟空と再戦して敗れる。
カリン塔での決戦で爆死したと思われたが、それまで殺し屋で稼いだ金を全てつぎ込み、サイボーグ桃白白として復活。悟空への復讐と鶴仙人から離反した弟子たちの始末のため、第23回天下一武道会に出場するも、パワーアップした天津飯にフルボッコにされてしまった。原作ではそこで出番が終わっているが、アニメでは『ドラゴンボールZ』セル編でちょっとだけ登場している。
その経歴
200歳以上という年齢は後付けと思われるので、原作に出てくる描写だけまとめる。
これらをまとめて、見た目に反して高齢という設定が生まれたのだと思われる。
なお初登場時は「殺し屋さん20周年記念キャンペーン」で半額サービスを実施中である。たった20年。
柱投げ
柱投げは「2千3百キロ」の距離を「30分ほどでもどってきます」と言っているので、現地の時間を一切考慮しないで片道15分と考えても、最低で時速9200kmということになる。
この速度はドラゴンボール全編通しても上位である。と言っても、作中で具体的な数字が出る機会は少ないのであるが、グレートサイヤマンが自宅~サタンシティ間の「1000キロはある」距離を「20分くらい」で飛んだ(時速約3000km)のに比べると大幅に速い。およそ百万キロと言われる蛇の道を1日ほどで戻った悟空や、30分の間に地球を何周もしたゴテンクスよりは遅いのではないかと思う。数字が適当なだけ
科学的見地からも、速すぎて問題が生じるのではないか、自分でジャンプしたほうが柱より速いのでは、などの考察が空想科学読本や各種ウェブサイト、動画などにあるので参考にしてほしい。
鳥山明が桃白白を忘れていた?
よくインターネット上で言われている、「尾田栄一郎との対談の際に鳥山明は桃白白のことを忘れていた」という話だが、説明された鳥山はすぐ思い出しているので、名前を出されて一瞬戸惑ったという程度の話である。完全に忘れていたわけではない。
とはいえ尾田栄一郎でなくても読者にとって桃白白は忘れようがない超有名キャラなのに、このうろ覚えぎみの反応は流石というべきか。この対談は「ONE PIECE 尾田栄一郎画集 COLOR WALK 1」に掲載。
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- マキシマムザホルモン公式twitter - 鳥山氏がダイスケはんのリクエストに応えて描いた桃白白のイラスト色紙
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