消しゴムとは、鉛筆などでかかれたものを消すための道具である。
概要
テスト中にも鉛筆/シャーペンと共に持ち込める数少ない道具のひとつ。
起源は1770年、イギリスのジョゼフ・プリーストリーが、ブラジル産のゴムに紙に書いた鉛筆の字を消し去る性質があることを発見したのがきっかけ。以前はパンを使って消していた。
現代では、様々な加工や進化が進み、ボールペンのインクを消せる物まで登場している(通称:砂消し)。
さらに、消しゴムは無限大の可能性を秘めているとされ、使う人によって用途は様々である。
例:消しゴムで彫刻・けしはん(消しゴムはんこ)など・・・。ねりけしなどはよく遊ばれる。
子供向けのキャラクターを模した消しゴムなどは半ば玩具としてデザイン重視である場合がほとんどで、文字を消す本来の性能は二の次。ミントやコーラの香りがついている消しゴムもある。
消す対象の紙の固定が甘いと紙がグシャッと折れてしまう場合もある。
日本の消しゴムはよく消える
欧米の消しゴムは昔ながらの天然ゴム、日本の消しゴムはポリ塩化ビニル(塩化ビニル、塩ビ)がベース(プラスチック消しゴム)。欧米製より綺麗に消えるがアジアの一部だけのガラパゴス。
成分はポリ塩化ビニル、可塑剤としてフタル酸ジオクチム、研磨剤として炭酸カルシウムとのこと。
後で消す事が前提の下書きなどは、あらかじめ薄く書いておくといった工夫があるとなおよい。
その他
- 消す部分を手で触れると手の油が付着し消しづらかったり逆に汚れてしまう。ケース部分を持つこと。
- 英語ではイレイザー/イレイサー(Eraser)。少しカッコイイ。
- イギリス英語では「Rubber」と呼ばれる。
あえて消さない
イラストなど、線を一本間違えたからといちいち消す、全部消すと日が暮れるため「後から消す」「間違った部分だけ後でも消せる」といった選択肢も非常に重要になる。そもそもプロでもアタリもなく一発で正確な絵など描けない。
シャーペンのような細い消しゴムペンもあり、細部の修正に役立つのでオススメ。
ちなみに100均・文房具店などに売られている。
消しゴムを使わない
問題など「なぜ間違えたか」「どう間違えたか」といった情報も同時に消えてしまうため、あえて消さずに二重線等で打ち消し、正答や補足を横に書き足すというやり方もある。
それをほぼルール化させたのが実験記録を記入する実験ノートである。大学での実験ノートなどはボールペンで記入するのが基本となっており、消しゴムを使うという選択肢は最初から存在しない。当たり前だが修正液なども却下である。
時間がない時など、鉛筆から消しゴムに持ち替え持ち直す手間がなくなるといった副次的な利点もある。
薄く消す
消しゴムを軽くトントンと叩くようにすると、徐々に薄く消すことができる。絵を描く際に便利だが、叩いている場所をピンポイントで消すこともできる。
消しカス
関連動画
ニコニコ動画では消しゴムを加工して何かを作る動画(消しゴム人形・消しゴムはんこ)が多い。
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関連項目
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