渡部猛単語

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渡部猛（わたべ たけし 1936.3.21 ～ 2010.12.13）とは、1960年代から活動していた俳優であり、アニメ、特撮作品で多くの怪人やボスキャラの声を演じた声優である。

概要

1936（昭和11）年3月21日生まれ。高知県出身。

1960年代から晩年まで現役で活動していたベテラン俳優で、TV・映画作品に出演しているほか、声優としてアニメや特撮作品や洋画の吹き替えを行った。また高知県出身の為、南野陽子に土佐弁をしゃべらせた『スケバン刑事』等で、土佐弁の方言指導を担当したりもしていた。

※『ぐるぐるメダマン』や『ウルトラマン80』には顔出しで出演している。

声優としては、低音をきかせた重厚な演技で

• 帝王アトン（科学戦隊ダイナマン）
• 暴魔大帝ラゴーン（高速戦隊ターボレンジャー）
• ドン・ホラー（宇宙刑事ギャバン）　※2代目
• 帝王ゴッドネロス（超人機メタルダー）
• 首領ガオーム（重甲ビーファイター）

といった特撮作品の敵組織の大ボスを数多く演じており、

• ワルダー（キカイダー01）
• イナズマギンガー（太陽戦隊サンバルカン）
• 破王バットバス（星獣戦隊ギンガマン）

といった幹部級の悪役から敵怪人、果てには、重厚さとは無縁の

• ギョダーイ（電撃戦隊チェンジマン）
• ブックバック（恐竜戦隊ジュウレンジャー）
• モチロン、ベロン（ウルトラマンタロウ）

といったコメディリリーフ的要素を持つ敵キャラの声まで声色をかえて見事に演じわけており、冷酷なキャラから優しいキャラそして中年から老人まで務められる名優だった。

キカイダーシリーズの「シャドウナイト」については、実写版（担当声優としては三代目）の他、アニメ版でも声を担当している。

声質については、同じく敵キャラを多く演じている飯塚昭三に似ていたことから、飯塚昭三が喉の病気で『宇宙刑事ギャバン』のボスキャラ「ドン・ホラー」役を降板した際は代役を務めた。

近年では『NARUTO-ナルト-』の大蝦蟇ガマブン太の声を担当する等、70歳を越えても現役の声優として活動していたが、肺癌を患い、療養中の2010（平成22）年12月13日に肺炎で74年の生涯を閉じた。 

主な出演作品 

※その他の出演作品についてはWikipediaの該当項目参照

関連動画

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関連項目

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• 飯塚昭三
• 兼本新吾

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