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藤岡貴裕(ふじおか たかひろ、1989年7月17日-)とは、群馬の守護者元プロ野球選手(投手)である。
概要
OB | |
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藤岡貴裕 | |
基本情報 | |
国籍 | 日本 |
出身地 | 群馬県北群馬郡子持村 (現:渋川市) |
生年月日 | 1989年7月17日 |
身長 体重 |
182cm 93kg |
選手情報 | |
投球・打撃 | 左投左打 |
守備位置 | 群馬県投手 |
プロ入り | 2011年ドラフト1位 |
引退 | 2020年 |
経歴 | |
プロ野球選手テンプレート |
桐生第一高校入学当初は外野手。2年夏と3年春の甲子園に出場したが、この時は控え選手だった。3年夏はエースとして挑んだが県予選の決勝で敗退。
高校卒業後、東洋大学に進むと、3年次から3試合連続完封を達成するなど頭角を現し、全日本大学野球選手権でMVP・最優秀投手賞を2年連続で獲得。ドラフト1位で競合必至の即戦力として大きな注目を集める。
2011年のドラフト会議では12球団OKの姿勢を示し、千葉ロッテマリーンズ、横浜ベイスターズ、東北楽天ゴールデンイーグルスと先発左腕の不足に悩む3球団が競合。抽選で千葉ロッテマリーンズが交渉権を獲得した。ロッテに決まった際には嬉し涙を見せる姿が中継で流れた。背番号18を与えられ、入団した。
ロッテ時代
2012年は開幕から先発ローテーション入りし、4月2日の東北楽天ゴールデンイーグルス戦で8回途中2失点に抑えプロ初登板初勝利。4月で3勝を挙げる(球団史上56年ぶり5人)活躍を見せたが、6月になると打ち込まれはじめ4連敗で二軍落ち。8月に復帰後は閉幕までローテーションを守った。1年目は21試合で6勝7敗、防御率3.36だった。
2013年は先発で結果が出なかったため、ロングリリーフを担当。39試合(内先発11試合)に登板し、6勝10敗3ホールド、防御率3.95だった。
2014年は27試合中21試合先発として登板したが、前年とあまり変わらない成績だった。被本塁打19はリーグワーストだった。
2015年は初登板となった4月1日の北海道日本ハムファイターズ戦で5回4失点で敗戦投手となり、その後中継ぎで2試合に登板するもいずれも失点。5月2日の日本ハム戦にて2度目の先発を任されるも3回8失点の大炎上を喫し、監督の伊東勤の怒りを買って二軍落ちとなる。
再昇格以降先発としての適性は無いと見られたのか中継ぎに回され、7月11日の福岡ソフトバンクホークス戦まで無失点を続ける安定感を見せる。その後9月11日に一度先発登板(結果は6回1失点で勝ち負けつかず)をした以外は全て中継ぎとして登板し、54.2回を投げて2勝2敗6ホールド、防御率3.79という成績を残した。
2016年は昨季後半と同じく中継ぎでスタート。先発投手が早い段階で降板した際マウンドに上がり5、6回に次のリリーフまで繋ぐという悪く言えば先発の尻拭い的な役割を務めた。しかしこの役割を担った藤岡と南昌輝が好リリーフを見せているうちに打線がひっくり返すという「逆転のロッテ」を演出する重要な役割であった。ところが6月に左肘痛で戦線離脱。7月に一軍復帰したが、復帰を急いだためか万全ではなく、前半と比べて打ち込まれるシーンも目立ったが左のリリーフとしてチームに貢献した。
2017年もリリーフだったが炎上を繰り返し、わずか10試合の登板で防御率16.62とプロ入り後ワーストの数字に終わった。二軍降格時に先発調整を命じられたにも関わらず、一軍復帰後はまたリリーフ起用されるなど首脳陣の起用法にも振り回された。
2018年は先発ローテーション入りを目指したが、それは叶わず二軍暮らしが続いた。
日本ハム時代
2018年7月26日に北海道日本ハムファイターズの岡大海とのトレードが発表される。奇しくもプロ初ホームランを許した相手、背番号18同士という縁だった。7月27日に公示された。背番号は56。4試合に登板したが2敗を喫した。
巨人時代
2019年6月26日にトレードで読売ジャイアンツに移籍した。背番号は47。
2020年は開幕一軍入りしたが、防御率こそそれほど悪くないものの被安打・与四球で走者を出すことが多く、12試合の登板に留まり、オフに戦力外通告を受ける。12球団合同トライアウトに参加したがオファーはなく、年明けに現役引退を表明した。
引退後
そのまま巨人の球団職員となる。
プレースタイル・人物
最速153km/hのストレートとスライダー、カーブ、フォーク、チェンジアップなどを操る大型本格派左腕。
ドラフト指名時、SANSPO.COMの指名選手一覧で「守備位置:群馬県」と誤植され、「脅威の守備範囲」「群馬の守護者」などと一部で話題になった。
成績
年度別投手成績
年度 | 球団 | 登板 | 先発 | 完投 | 完封 | 勝利 | 敗戦 | セーブ | ホールド | 勝率 | 投球回 | 与四球 | 奪三振 | 失点 | 自責点 | 防御率 |
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2012年 | ロッテ | 21 | 21 | 1 | 0 | 6 | 7 | 0 | 0 | .462 | 115.1 | 51 | 83 | 48 | 43 | 3.36 |
2013年 | 39 | 11 | 0 | 0 | 6 | 10 | 0 | 3 | .375 | 118.1 | 46 | 76 | 54 | 52 | 3.95 | |
2014年 | 27 | 21 | 1 | 0 | 6 | 10 | 0 | 1 | .400 | 132.0 | 51 | 97 | 71 | 66 | 4.48 | |
2015年 | 31 | 3 | 0 | 0 | 2 | 2 | 0 | 6 | .500 | 54.2 | 20 | 52 | 25 | 23 | 3.79 | |
2016年 | 32 | 0 | 0 | 0 | 1 | 1 | 0 | 6 | .500 | 42.1 | 17 | 32 | 18 | 12 | 2.55 | |
2017年 | 10 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | .000 | 8.2 | 13 | 5 | 16 | 16 | 16.62 | |
2018年 | 日本ハム | 4 | 1 | 0 | 0 | 0 | 2 | 0 | 0 | .000 | 9.2 | 8 | 6 | 7 | 7 | 6.52 |
2019年 | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | .--- | 3.0 | 5 | 2 | 5 | 5 | 15.00 | |
2020年 | 巨人 | 12 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | .--- | 8.2 | 6 | 6 | 3 | 3 | 3.12 |
NPB:9年 | 178 | 57 | 2 | 0 | 21 | 32 | 0 | 16 | .396 | 493.1 | 216 | 359 | 247 | 227 | 4.14 |
関連動画
プロ入り前
ロッテ時代
関連コミュニティ
関連項目
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