R-9/0"RAGNAROK"/ラグナロックとは、R-TYPEシリーズ登場機体である。
[ ハイパードライブシステム搭載機 ]
波動砲の連射に耐えうるだけの安定性を備えた機体。R-9Sのフレームを流用しているが、制御性能は格段に向上しており、強力な火器の装備を可能にした。波動砲の連射は多くの戦闘機乗りや開発スタッフの悲願であったが、本機はそれを実現した唯一の機体である。
機体解説-ELIMINATE DEVICE-
No. | 12 |
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名称 | RAGNAROK ラグナロック |
波動砲 | ハイパー波動砲 |
フォース | シャドウ・フォース (Ⅲ・Final) ●赤:リバースレーザー ●青:オールレンジレーザー ●黄:ガイドレーザー |
サイクロンフォース(Ⅲ) ●赤:スルーレーザー ●青:スプラッシュレーザー ●黄:カプセルレーザー |
太陽系外周におけるR-9Sの全滅を受けて同機をベースに火星基地で建造されたのがこのR-9/0である。
R-9Sベースといっても実際にはフレームのみがベースとなっており、中身は完全に別物といえるくらいに強化されている。
「R-TYPEIII」が初出であるこの機体は、ラウンド(後のスタンダード)・シャドウ・サイクロンの3種のフォースと接続可能としたコンダクターユニットの搭載をはじめとして、他にもR-9Sのメガ波動砲を更に改良したタイプの波動砲に加え、ハイパードライブシステムにより連射を可能としたハイパー波動砲の搭載。
また、ハイパードライブシステムと連動して支援するストラグル・ビット、追尾機能を備えた光子ミサイル「エレクトロン・ミサイル」を搭載するなど、最先端の技術を余すことなく詰め込んだまさしく「最強」と呼べる機体であった。
しかし、ハイパードライブシステムの稼動限界を過ぎると強制冷却により、暫くの間波動砲が使用できないという欠点も存在している。
「R-TYPE FINAL」に於いて量産された際には、コストの問題からかデチューンが図られており、シャドウ・フォースが専用設定となり、本機専用のビットとミサイルユニットに関しても汎用のものと差し替えられている。
また、波動砲もメガ波動砲がオミットされハイパー波動砲の出力も抑えられたが、その代わりに強制冷却を必要としていた欠点は解消されている。
設計データが残されていなかったからなのか、量産を前提としたからなのかは定かではないが、オリジナル機体とはディテールが大幅に違っている。
この機体に搭載されているシャドウ・フォースの特徴としては、通常バイド体を用いるフォースにおいて人工の結晶体をコアユニットとした唯一の人工フォースであるという点であろう。
また、支援ユニットとしてシャドウ・ユニットを実装した事でレーザーによって様々な攻撃支援が可能となっている。更には、「ラピッドリターン」により従来のものよりも高速でフォースを呼び戻せるのもこのフォースの武器である。
有名な噂としては「肉体を14歳相当に固定した23歳の女性を機体に直結させている」というものがあるが、軍はこの事実を否定しているため真相は不明となっている。
余談であるが、第3次バイドミッション"THE THIRD LIGHTNING"に於いて出撃したオリジナル機体は作戦終了後、地球の衛星軌道上への帰還を遂げている。
また、当時の開発コードネームである「ELIMINATE DEVICE(エリミネート・デバイス)」とは「除去装置」の意味であり、”バイドを完全に排除する為の機体”という意味合いが強い。
余談であるが、第3次バイドミッション"THE THIRD LIGHTNING"に於いて出撃したオリジナル機体は作戦終了後、地球の衛星軌道上への帰還を遂げている。
また、当時の開発コードネームである「ELIMINATE DEVICE(エリミネート・デバイス)」とは「除去装置」の意味であり、”バイドを完全に排除する為の機体”という意味合いが強い。
「R-TYPE FINAL2」機体列伝では、FINAL以降の機体が"THE THIRD LIGHTNING"の自機であるR-9/0をベースに機体を安定化させた量産型モデルであることが正式に設定された。
また同作にて、オリジナル機はハイパー波動砲の低減機構が万全ではなかった為、連射後に機体がオーバーヒートしてしまう都合、生命保全のためにパイロットに特殊な処理が施されていたという幼体固定設定に理由付けがなされた。
無論、FINAL以降の量産型モデルはこの問題点が解消した為、どのようなパイロットでも安心して搭乗できる設計に変更された模様。
武装
- シャドウ・フォース
ビットの開発技術を昇華させ、遂に実用化された人工フォース。
フォース本体に支援ユニット「シャドウ・ユニット」を搭載した事で死角の生じにくい攻撃性能を得ている。
癖の強いレーザーが多い為若干修練を必要とするが、型にはまればこれほど驚異的なフォースもないであろう。
また、「ラピッドリターン」機能を持たせた事で従来のフォースの2倍程度の速度で呼び戻す事が可能となっている。 - リバースレーザー
水平方向2本と上下ナナメ45度方向にそれぞれ1本ずつレーザーを発射する。
また、上下方向のレーザーは一定距離で135度転回して後方へ進む。
後方攻撃のレーザーの方が威力が高い、という風変わりな特徴も有している。 - オールレンジレーザー
水平方向に2本、更にシャドウユニットからも同等威力のレーザーを発射する。
このレーザー使用時にはシャドウ・ユニットをある程度切り離せるようになり、OF機体のレッド・ポッドの如く360度攻撃が可能となっているが、レーザーを連射できない為過信は禁物である。 - ガイドレーザー
水平方向に2本と上下に1本ずつ地を這うレーザーを発射する。
対地レーザーの改良型だが、レーザーの太さは細くなっている。 - ハイパー波動砲
ハイパードライブシステムを稼動させる事により連発を可能とした波動砲。2ループチャージMAX。
1発の威力はさほどではないが、集中砲火を浴びせた時の威力は凄まじい物がある。
先述したとおり、オリジナル機体に於いて絶大な破壊力を見せたが、稼動限界を超えると強制冷却を必要とする欠点を持っている。
その為か量産機ではハイパードライブの稼動出力を抑えられており、強制冷却は必要なくなったが単位威力は低下している。
なお、ストラグル・ビットの下位互換であるラウンド・ビットでも稼動中における支援能力を有しているものの、敵弾防御能力を持っていないためオリジナル機体ほどのカバー効果は期待できない。
- サイクロンフォース
R-TYPE Finalにおけるサイクロンフォースの前身。この頃は試作型であった。詳細はR-9/02の項を参照のこと。
切り離し時のイオンリングによる攻撃/防御範囲拡大機能は実装している。バイド係数の高さ故、フォースシュートの威力が非常に高い。 - スルーレーザー
メガ波動砲並みの攻撃範囲と、ある程度の地形貫通性能を持つ赤い楔形のレーザーを水平方向に発射する。
画面上に二発しか存在できないが、連射性能が高いため、ボスに密着して連射すればフォース自体の破壊力も相俟って速攻で沈める事も可能。
Finalのものと比較すると、攻撃範囲は倍近く広い反面、地形貫通後に攻撃範囲が大きく減衰するという差がある。 - スプラッシュレーザー
前方5方向に高速の直進レーザーを放つ。各レーザーは着弾時に炸裂し、炸裂エフェクト終了と同時に次弾が発射される。
正面を丸ごとカバーできる上、各弾道ごとに独立して連射されるため使い勝手が良い。
これもボス相手に密着して発射すれば全弾が敵に殺到し、弾体+炸裂+フォースのダメージにより速攻で沈められる。ただしエフェクトで敵が見づらくなるので、追突に注意。
Finalのものと比較して弾速が速い。 - カプセルレーザー
発射するとフォースの位置にフォースと同大のカプセルを設置し、カプセルから水平方向に猛烈な弾速・発射速度でレーザーを連射する。レーザーの発射方向は設置時のフォースの向きに準拠する。
同時に二個まで設置可能で、連射時間は約4秒。カプセルは地形に当たっても消滅せず貫通するが、レーザー弾は貫通性能はない。
特筆すべきはカプセル、レーザー弾共にフォースと同等の防弾性能を持っている事で、自機の後方上下にカプセルを配置すれば安全な回廊を形成することもできる。
ビットを装備している場合、ビットからサーチレーザーを発射する機能が付く。このサーチレーザーは敵機とy軸が合った時に直角に偏向してヒットする。
またカプセル自体も攻撃判定があるため、敵に密着して設置すれば文字通り瞬殺できる。
Finalではカプセルのサイズダウン(ビット大)、弾速・発射速度の大幅な低下、防弾性能のオミットなどにより見る影も無いほど弱体化。
R-TYPE TACTICSでは
TACTICSシリーズでは、バイド兵器の放棄を訴えるグランゼーラ革命軍の強化戦闘機として開発された。
精製にバイド体を必要としないシャドウ・フォースを運用する為、革命軍唯一のフォース装備機体として登場する。
量産機であるためかメガ波動砲は装備していないが、長射程かつチャージ時間が短いハイパー波動砲を搭載。
フォース装備時のレーザーに加え、追尾ミサイルや爆雷等の通常兵器も充実している為、火力は高い。
波動砲の威力が低い、バルカンを装備していない、シャドウ・フォースの耐久性が低いなどの弱点はあるものの、
TX-Tエクリプスと並び、グランゼーラ革命軍、バイド討伐艦隊の主力として終盤まで活躍出来る性能を持つ。
関連動画
登場は2:56~
関連商品
関連コミュニティ
関連項目
R's MUSEUM | ||
No.11 R-9S STRIKE BOMBER |
No.12 R-9/0 RAGNAROK |
No.13 R-9/02 RAGNAROKII |
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