ニコニコ大百科

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貴族とか政治家とか最初からえらくて悪なんて腐るほど作品も現実もあるんですがそれは

両津って更生してるんスかね…？

>>2
「立場が偉い奴」じゃなくて「行動が偉い奴」の話だから「偉い」のニュアンスが違うかと

あらゆる物のアプデでも最初からあるべきだろみたいな要素を後から追加してさも良い仕事したみたいな顔をする企業や作品は多い、マイナスがゼロになっただけなのに
まぁニコニコみたいにアプデと言いつつ悪化させる奴もいるんやがなブヘヘ

マイナスをゼロにするやつはそれはそれで偉い
ずっとマイナスにならない奴の方がもっと偉い
後者を多めに、両方褒めればよい

ただし、「こいつから金とられたまじめな学生やバイクとられた人の方が悲惨でしょう！？」
これを解決して初めて「ゼロ」である

実際道を踏み外しやすい環境ってのはあるしそこから改心できたなら偉いことではあるんだけど
本人が改心したとしても大抵の悪さは取り返しがつかないって事実がね
他人の人生ぶっ壊したけど僕は立ち直りましたなんて大っぴらには言えないし言われても褒められないよね

犯罪者の更生と被害者の救済は別軸で語ることのような気がするけどな
それはそれ、これはこれというか

こういう話ばっかり拡散されるから
ネット上には若い頃から就職まで
ほほえましいエピソードか
大学進学して就職しましたしか書かない人沢山いるよね
女の子ナンパしたのも高級車のっていたのも
全部友達の話

この言葉だけ拾うと色々物議を醸すのに、全部状況が揃った漫画の中では特大のギャグになってるのは面白い。
ここでの議論も「作者の人そこまで考えてないと思うよ」案件だったりするのかな。それとも風刺はちゃんとしてるのか？

マイナスが多少マシになったのを褒めるのは目に見える相対的評価
マイナスにならないようゼロ維持してるのは目に見えない相対的評価で当然後者の方が難しい
最初からワルにならない奴の方がえらいって言っても今までそんな人に感謝して来たかってえと…（ホームドラマの偏屈なオヤジとかだとちゃんとやってる場合もある）
大抵は放蕩息子が祝われて初めて議題に上がるくらいなので普通の人の多くは放蕩息子を祝いたがる
そこでお祝いが単純消滅した場合普通の人が祝われる可能性もほぼ消えるからだ

普通の人であっても日頃から居なくてはならないと自他の評価がある人とない人では「普通の事のお祝い」を貰える可能性も違うので、前者の人はお祝いをする動機が強いし後者は薄い
こち亀の両津のように単純にお祝いの負担がある人も喜ばない

「偉い」かどうかは個別の事例によるにしても「全然偉くない」ものとしたところで
「おちるやつは最後までおちていいしもどりたいやつは勝手にもどればいい」はだいぶ危険思想で
そもそもワルなんて呼ばれるのは基本的に被害者を作る様な何かをしてる訳で
(「薬物を・自分一人で自産自消して、他人に一切被害を与えていない薬物乱用者」でも居れば分からないけど)
更生ルート減らして最終的に無敵の人になる様なリスクを増やつつ・継続的に"ワル"以外が被害を受け続ける事を是とする主張だし
ついでに両津の目的としては「自分に割り振られそうな仕事を無くしたい」でしかないから……

過去の清算が済んでいないというならそれこそ両津に全部ブーメランが返ってくるんだ。
何人かの人生破滅させていて、それ以上に他者を救っているというのはこの場合詭弁でしかない。
よってこの回はギャグ時空の話と割り切るべきだ。決して至言の如く扱うものではない。

重ね重ね何人もの人間からカネを騙し取ってきてるのに親切な交番のおまわりさんという一側面で慕われてる人物が言うと説得力あるよね

真面目に淡々とやり大過なく物事を進められる人間はそれ故に評価されないという皮肉よ。
むしろ、この手の人々を評価するのが英雄なんだろう。劉邦が蕭何を功績第一とした(そして派手な業績がないからと群臣から大反対された)エピソードのように。
今だって、普段インフラを維持してくれている人々を認識すらしていないのに、自分たちに不利益が降りかかった瞬間に罵倒しはじめる輩の如何に多いことか

フォローってわけじゃないと思うけど、両津が不良に厳しい件についてこの後部長が「昔の自分を見てるようで堪らないから」と評してる

パトレイバーの後藤さんも言いそう

後藤さんは清濁併せ呑む現実主義者だから「まーいいじゃないのこれから真面目になってくれるってゆーなら。みんなで幸せになろうよ」って新聞読みながらいう気がする

賢者は歴史から学ぶんよ。やりたい放題してやっと学ぶのはただの愚者
別に愚者でも良いのだが、前者と後者を一緒にして放り込んだ挙句に後者がただひたすらに迷惑を掛ける教育の環境はいかがかと
愚者にとってはそれで成長できれば本人にとってプラスだが、ただ迷惑だけを被る前者にとってのメリットって何なんだ

この言葉引用する奴って悪い奴を見下して何もしない自分を正当化しようとする意図が透けて見えてすごく嫌

悪いことしないのはそれが普通なの
もっというと悪いことしなくても生きてけるくらいには周りに恵まれてるだけだから
犯罪してないから偉いってことにはならないからな

主軸からはずれるけど、犯罪者の更生にあたって反省を過度に求める人は懲罰に目が行き過ぎてなんで国家が莫大なコストをかけて犯罪者を更生させてるかを分かってないと思う。
まあ反省させたいのか、更生させたいのかよくわからない更生福祉政策自体にも問題があるからしょうがないんだけど。
犯罪被害者を眼の前で話させて被害体験を話させたり、反省文やたら書かせたりしても反省する”フリ”がうまくなるだけで肝心の更生に必要な二度と罪を犯さないようにする心理形成には何の役にも立たない。
認知行動療法の本格的導入や、なぜ罪を犯すに至ったのかの分析をきちんとおこなって犯罪者個人個人に向けた心理学的アプローチをきちんとすべきだと思う。でなければいつまで経っても再犯は減らない。

掲示板の主題に戻って言うなら、偉いやつは最初から悪にはならないっていうのは真理で、だったらその心理・感情を抱えたうえでどうやってシャバに出た後の社会生活を営んでいくかの健全な付き合い方を習得させるべきだよ。
犯罪に向かう心理そのものを変えようとするのは無駄でしかない。それは犯罪者でなくとも誰でも持っているものなんだからそれを根本からなくそうとするのはそもそも他人の心を覗けない人間には不可能だよ。

なんか回り道してるみたいだなそれ

被害者ポジションに着いて他人を罵倒する名分を立てたいだけのカスがペタペタ貼る画像の一つって認識

「鈴木先生」の中で、学校運営が実は「手のかからない普通の子」の苦労に支えられている、っていう話があったのを思い出した
最初からまともで特に問題を起こさず話題にも上らない、ということのための努力を過小評価してはいけないという話
そういう意味ではこのセリフも両津とかじゃなく寺井あたりが言った方が説得力があるような気もする

この台詞以外にもちょくちょくあったな。
不良が猫拾ったからえらいと言うのと一緒だ。で、両さんが皆にお前が言うなって言われる。話の主軸じゃないから2コマ位で纏まってるやつで

Aは偉い
Bの方が偉いからAは偉くない

という典型的な詭弁
本来的にAとBは無関係（AもBも偉いという状況は成り立つ）

>>15
織田信長がいい例だよね。
彼は柴田勝家や羽柴秀吉といった功臣と並べて、丹羽長秀を米五郎左、すなわち地味で目立たないがないと困る逸材として評価した。
そういう空気のようで。要となるパーツを評価できるかどうかが器の違いにかかってくると思う

「犯罪者は犯罪者だから死刑！これに反対するのは犯罪者だけだろw」みたいな、かなり乱暴な言説がXで万バズしてるのたまに見かける
もはや人扱いではないというか、犯罪者に対する大衆の意識はそんなもんなのか？と思う（Xがヤバいってのはそうだけど）

>>28
ノイジーマイノリティでしかないよ。本当にそんな暴論が世の中の大半だったらとっくに憲法改正で犯罪者の手続保障周りの条文が廃止されてる。
本音でそう思ってる人も多いかもしれないが、少なくとも今の社会において更生を重視することには一定の利益があることは多くの社会人は認識してると思うよ。ネット上ではそんな意見は表立って見えにくいだけで

ネットで100万バズとかしててもそれ以外の1億人以上の日本人は
関心なかったりするからね
ネット意見は極論多いけどそれは大衆とはまた別と感じる