ニコニコ大百科

田中美央が演じてた奉行の初鹿野信興、寛政3年12月没なので蔦重に身上半減の裁きが出た年に亡くなってるのね。
在任中に亡くなった町奉行7人のうちの1人で、婿養子も失心（正気を失う）して命を絶ったとか。

ここんとこ独善がすぎて傍目にもアカン状態だった蔦重が手酷くやられたわけだけどそれだけに周りの人たちの有り難さがよくわかる回だったな
今回はほんと脇役回(ていさん鶴屋さん長谷川様)だった

そういえば没収された財産はこのあとどうなるのだろうか
版木とかも含めて単に燃やされる…?

性懲りもなく抜け穴突こうとして案の定ブチギレさせる、正面切って政権批判するくせヘラヘラとふざけた態度とる、自分がやらかしたときの周囲への迷惑を真剣に勘定しない、ほんっとそういうとこやぞ！！
鶴屋さんもおていさんももっとブチギレていいよマジで

あとババアのことももっと大事にしろ。普段から周囲のケア自然とやってんだろなアレ

ほんとそういうとこが蔦重のだめな所なんだけど、一方で身上半減をネタにしてすぐ笑いに来る南畝先生のようないい仲間がいて、それをヒントに自分への刑罰すら再起のきっかけに利用する、そういうとこが蔦重の魅力でもあるんだなあ
あれだけ怒ってたおていさんも、早速「身上半減の店」の看板を作り始めた蔦重を嬉しそうに見ていたな

江戸っ子がテーマならいまの蔦重の生き方は、幡随院長兵衛のような江戸っ子の矜持、意地っ張り見栄っ張りやせ我慢そのものではある
それを無理してる部分までちゃんと描くと…ま、なるわな…て感じで痛い目にあっても逆にすっきり感もあったり
さあ次はお前の番だぞ蚊ほどうるさきもの公

作中の立ち振る舞い的にも、視聴者のヘイトコントロール的にも、年取って勢いだけでは済まない欠点や短所が見えてきたけども
母親とかおていさんとか鶴屋さんとか、周囲の人間にしっかり痛いこと言われてるから、ギリギリ成り立ってるバランスだよね今の蔦重
（実際歌関連で破綻が見え始めたのもその辺を欠いたからだし）

一方の松平定信の方も、ちょっと前くらいから本多さん辺りが、賂に走らざるをえない役人のロジックや民衆心理（正しくではなく楽しく生きたい）についてもハッキリ諫言してるんだけど
こっちの方はどうだろうなぁって感じ……

話数的にもそろそろ終わりが見えてきて、今回「主人公と統制側との対面」っていう作劇上の峠を越したから
あとは今までのストーリーをどう着地するかも気になって来るタイミングだし、この両者の対比の落としどころや如何に…？

まあその当のババアに一度捨てられてるわけだしね蔦重⋯
今、歌やみんなにかけてくれてる気回しや情けをなんで昔の自分にしてくれなかったんだよみたいな意地は張ってそう

ごめん、上のは>>544へのレス

奉行所で啖呵を切ってたけど普通なら店お取り潰しはおろか首刎ねられててもおかしくないからなぁ

>>544
まあ「身上半減」と書いているのは馬琴だけだし
大騒ぎになってもおかしくないのにそんなことの裏づけがぜんぜん見つからないし
そもそも財産の半分なのか年収の半分なのかもはっきりしないんだが、
（なんせ公式が「具体的なことは分かっていません」と白状してたよ）

まさかなんでも半分没収の刑でやるとは想像つかねえよ！

>>551
具体的な刑罰の内容が分かっていないのを逆手に取って、出された罰が「蔦重の財産をすべてきっちり半分没収」でそれをクソ真面目に実行した結果面白くなってしまった、という話にしたのは上手いよなあ
本作のクソ真面目な定信ならそういう指示を出しそうだし、春町先生の件は自分でも悔いているので、財産は没収だが人には手を出すなとも言ってそう

ここ数回で、田沼政権から弾圧する定信政権になった焦りからか、蔦重のダメな部分が噴出した感じがあるけど、一昔の主人公絶対美化のスイーツ大河が蔓延したころと比べても、主人公の老いや衰え、負の要素に容赦なく切り込んで美化しないのが評価できる。歴代大河的には、清盛がターニングポイントだったかな。衝突した父親に似てきたという部分は結構似てる。

１コずれてましたわ。
正しくは　>>543

正直、蔦屋重三郎については写楽と歌麿を当てたことで過剰に持ち上げられているだけで
危機感が乏しくて危ない橋を全力でわたっては転がり落ちることを
繰り返してしまう残念な人みたいな印象があったんですが、
まさか大河がその方向で描写してくるとは思いませんでしたよ。

>>553
今作の脚本家の代表作があの激辛スイーツ大河でおなじみのおんな城主 直虎なのよね
数えてみたら平清盛の5年後、真田丸の翌年にあたるので、その路線が成熟してきた頃の作品だねえ
ちなみにその翌年は西郷どんでした…

>>555
今年で花燃ゆから10年が経ったわけだが今ああいう作品を放送したら炎上どころじゃ済まないだろうな
どう家でさえバッシング食らったの見ると世間の大河ドラマに対する見方は10年代前半までと完全に変わってしまった
あれくらいだったら00年代なら変に叩かれず普通に許容されたと思うよ

鶴屋の「ホントそういうところですよ！」のセリフのところの「お前マジでいい加減にしろよ」的なガチ説教モードの顔めっちゃ笑った

次回、いよいよ馬琴と北斎が登場するんだが
考えてみるとこの時点なら、
寛政六年に写楽と役者絵を競うことになる
歌川豊国（和泉屋）も勝川春英（鶴屋）も
もう蔦屋に出入りして仕事しているはずだ……
どうも出てくる気配なさげ。

風間俊介と津田健次郎が大河ドラマで同じ画面に出てくるとは、長生きはするもんだわ

アバンでさらっと黒ゴマむすびの会解散してたけど
ここまで改革の負の面が露わになった状況でもついてくる「イエスマン」なんて
「世のため人のためとか知らんけど上の言うことだけ聞いて甘い汁吸いたい」みたいな
それこそ定信が一番嫌いそうなタイプの奴らだいぶ混ざってんじゃねえのか（偏見）

蚊ぶんぶ公が最近のジャンプつまんねみたいな顔してるのは草生える
ツダケンは何で変なおっさん役が似合うのかやっぱ声か

>>559
https://x.com/shunsukekzm/status/1979769102517576007?t=Y6_3MlOwvb82pKmjNTcorg&s=19
風間くんもよほど嬉しかったのかめっちゃ熱の入った投稿をしているな

序盤で他の絵師を模写してたり、今回描いた美人画が写実的すぎて手直し指示される描写あったけど、写楽は歌麿でいくのかね。
それとも絵は喜多川歌麿で名義は斎藤十郎兵衛みたいな感じになるのか。

瑣吉さんがみの吉から老け顔！って言われてたけど役柄は同世代だろうに中の人は余裕で親子くらい年離れてんだよな
(みの吉の俳優さん19歳)

>>564
あと6年で還暦とは思えない程ツダケンが若々しい。あの顔で、あのドスの利いた渋い声というギャップがすごい。くっきー！北斎が全然レスで話題になってないのは、生涯が荒唐無稽な画狂老人卍ならあれぐらいやって違和感なさ過ぎるせいか。

ここ数話、京伝先生かわいそうになってくる

国学のこと「和学」と呼ぶの
確かにそういう言い方があるのは知ってたけど、学校で習ったのは「国学」だったし
わざわざドラマ上で「和学」と表記するのは、当時としてはその呼び方が一般的だったのか
なにか政治的配慮があったのか

>>567
https://www2.kokugakuin.ac.jp/kada/joho/joho_suzuki_001.html
>それにこの国学という術語は、近代に入って盛んに使用されるようになったもので、江戸時代には、むしろ和学の方が一般的であったし、古学という呼称も行われていた。
>国学という言い方が定着している今日、あえて異を唱えるつもりではないが、私見では、国学よりも、和学、古学という用語の方が、すくなくとも江戸時代の用例に繋がりやすい点、好ましいと思っている。

軽く調べてみたけどこういう情報があったので、多分江戸当時の人口に膾炙していた表現をあえて使ったんだと思うよ

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