すごいよ!!スカーレットさん

すごいよ！！スカーレットさんとは、さわや氏の製作する東方GTAのシリーズ作品である。2011年3月7日に１発目が投稿され、2012年1月16日に投稿された１３発目を以って第一部が完結した。そして丁度一年目に当たる2012年3月7日のep.1から第二部が開始され、2013年8月22日のep.7Bにて本編は完結した。

そして約1年後の2014年8月5日に後日談である東方理想今日の予告が投稿され、2015年2月16日より本編が開始した。こちらは東方手書き劇場作品であるが、本記事ではこちらの作品も併せて記述する。

すごいよ！！スカーレットさん～OrientaUtopio～（本編）

本編であるこちらは、GTASAの東方キャラクターMODを駆使して3D東方作品を作り出す、東方GTA作品として作成されている。

後日談からこの記事に来た人は、まずこちらの作品の視聴を推奨する。

あらすじ

外来人が急速に増加し、それとともに人里も近代化した幻想郷。
貧困から犯罪を犯し楽園の巫女・博麗霊夢は逮捕されてしまった。
博麗の巫女の代理を請け負ったレミリアは幻想郷近代化の謎に迫って行く。

特長

ＭＯＤ入れ替えによる多彩な表情、高度な編集による演出が特徴的。
表情差分はさわや氏自前のものであるようで、自然な表情の変化が物語に一層の広がりを持たせている。
GTASAで撮影した映像に他のアニメーションを重ねるVFX的手法が多く用いられており、話が進につれ派手さを増すアクションシーンを効果的に演出している。また、同じ手法を用いて表情に変化を持たせる演出がなされており、表情差分では対応できないような高度な表現を可能としている。
ストーリーは、第1部では序盤はコメディを全面に出した話の中に伏線を張り、後半に掛けて徐々に物語の核心に迫っていく。それとともにシリアスなシーンやアクションシーンも増えていくが、その中でもコメディを絡ませて話をテンポよく進めている。そして第2部は全編にわたってほぼシリアス描写となっており、家族の絆をテーマにした感動巨編となっている。
また本作の特徴として、医療描写が本格的である点が挙げられる。ドラマさながらの緊迫感のある手術シーンや、ストーリに深く関わる部分の医学知識は相当なものである。

東方理想今日（後日談）

すごいよ！！スカーレットさんの後日談であるが、こちらはGTASAを用いない東方手書き劇場作品である。ストーリーは完全に続編なので、前作の視聴は必須である。

あらすじ

異変の終わりから1年後、少女たちはそれぞれの”今日”を生きていた。

特長

本編終盤でも見られた、さわや氏の手書きの絵による作品である。背景の空気感には定評があり、幻想郷の日本の原風景とも言える景観は見事である。また、MotionGraphicsによる擬似アニメーション作品にもなっており、紙芝居の範疇を超えた動的な表現が特徴的である。

登場人物

ネタバレ部分は【】内の分で、反転しています。

紅魔館

おなじみ紅魔館の住人と、そこに集まる面々。レミリアが紫に博麗の巫女代理を頼まれたことから、住人総出で代役を務めることとなる。【レミリアがメグを守る運命を選んだことで、幻想郷からも理想郷からも追われる事となる。】

レミリア・スカーレット

この作品の主人公。
博麗の巫女の代理ローテーションの一人。
きのこの山をこよなく愛しており、妹のフランとはたけのこの里ときのこの山のどちらが優れているかという議論でよく抗争になる。
紅魔館を束ねる主としてそれなりの品格を備え、また良識人である。
吸血鬼の性か夜になるとテンションが高くなり機嫌もよくなる。

【紫からメグと異変の真実を知らされた際、メグを守る運命を選択する。】

フランドール・スカーレット

レミリアの妹。
博麗の巫女の代理ローテーションの一人。
たけのこの里の愛食家でレミリアとはよく抗争をしている。
自分本位な性格をしており、人命を奪うことに関しても特に抵抗はないようだ。
一方でチルノやメグに対してフレンドリーな一面も見せる。

チルノ

妖精。今日のお茶請けはレミチル
偶然居合わせたことが縁で、博麗の巫女の代理ローテーションの一人となる。
日常生活に特に支障がでない程度には頭が悪くないようだが１＋１ができない、レミリアの名前は覚えらない程度には頭が悪い。

十六夜咲夜

紅魔館のメイド。
小悪魔とともに紅魔館の家事を担う。
美鈴のダイエットに協力的である。

紅美鈴

紅魔館の門番。

定期的に痩せる。

バイモヤパチュリー・ノーレッジ

魔女。
博麗の巫女代理ローテーションに暇つぶしによさそうという理由で参加。
ネットに毒されており言動が怪しい。

小悪魔

パチュリーの使い魔。

上司の乱心に付き合わされるなど、心労が絶えない様子。

大妖精

妖精。
博麗の巫女代理ローテーションの一人。
常識は持ち合わせているようでまたきのこたけのこ戦争の虚しさに気づいているためすぎのこ派の立場を取る。
常識はあるが盗撮はする。

三月精

サニーミルク、ルナチャイルド、スターサファイアの三妖精で、霊夢にひき逃げされたことを根に持ち復讐を画策する。

【動乱の折、レミリアに助けられたことで何故か居着いてしまう】

異変を追う者達

幻想郷がいつの間にか近代化しているという、前代未聞の異変に興味を抱いた者たち。

上白沢慧音

教師。
多少の英語もたしなんでいるらしい。
妹紅とともにレミリアたちとは別方向から幻想郷近代化の謎を追う。

藤原妹紅

蓬莱人。
慧音とともに幻想郷近代化の謎を追う。

博麗霊夢

博麗の巫女。
貧困のあまりピザ一枚のために強盗大量殺人事件をおこしたが、レミリアに諭され自首する。

【留置所で更生し、警察官に崇められるまでのキレイムになる。紫によって拘置を解かれ、反旗を翻したレミリア達を追う】

八雲紫

幻想郷の創始者である大妖怪。

紅魔館の住人たちに博麗の巫女の代理を依頼し、幻想郷近代化の謎の調査を行う。

【外界のカリフォルニアでの調査から異変の原因を特定し、幻想郷を蝕む理想郷・サンアンドレアスに対して宣戦布告するとともに、理想郷の要であるメグの排除を画策する】

八雲藍＆橙

紫の式とその式。

射命丸文

幻想郷のブン屋。
今回の異変に興味を持っており、慧音と妹紅に情報交換を持ちかける。

霧雨魔理沙

普通の魔法使い。

逮捕前の霊夢とよく暴れていたようで、神社に遊びに来たところを捕獲されたズェ。

永遠亭

蓬莱山輝夜

永遠亭の主。

【メグとそっくりな容姿をした玲香という女性と面識があるようだ。】

八意永琳

永遠亭に住む医師。

近代化した現在は、近代的な設備を持つ病院をやっているらしい。

鈴仙・優曇華院・イナバ

永琳の弟子で、手術補佐を行う。

因幡てゐ

同じく永琳の弟子

外来人など

近代化に伴って大量に増えた外来人達。
【その殆どは理想郷と共に生まれた形だけの人間であり、体の中に臓器すら無い。しかし、中には例外も居るようだ】

男

噛ませ犬突然スカーレット姉妹を襲撃した男。

ピザ屋の店員Iの弟で、兄の仇を伐とうとしていた。

【元はカリフォルニアに住んでおり、事故で入院した後サンアンドレアスに来る。紫の警察署襲撃の際殺されたに見えたが、その後カリフォルニアで”兄と”会う姿が確認されている。】

メグ

外来人で、本作のヒロイン。
カリフォルニアに来たはずがなぜかＳＡ州に迷い込みおまけに幻想入りしてしまったというかわいそうな少女。
彼女曰く幻想郷はカリフォルニアにそっくりらしい。

【彼女はポルフィリン症と呼ばれる難病を患っており、現実世界のカリフォルニア州で意識不明のまま入院している。その意識が理想郷「サンアンドレアス」に流れ込み、そのまま幻想入りしていた。】

メグの父親

医師であり、カリフォルニアに赴任中。

【全ての元凶。娘の難病を治せないことに悲観し自殺するが、その際カリフォルニアの街を元に娘との幸せな世界、理想郷サンアンドレアスを思い描く。これが幻想入りし、今回の異変を引き起こす。】

メグの母親

メグが幼い時に、交通事故で他界しているらしい。

関連動画

第1部

　　

第2部

　　

後日談

　　

関連コミュニティ

関連項目

• 東方Project
• ＧＴＡＳＡ
• 東方ＧＴＡ
• 東方手書き劇場
• テレビ東方
• 【幻想入りシリーズ】
• きのこたけのこ戦争
• すごいよ！！マサルさん(タイトル元ネタ。内容は完全に別物)