イヌー界隈(いぬーかいわい)とはTogetterの生み出した称号である
自由にTweetをまとめることができるユーザー参加型まとめサイトTogetter。
そこにはバズツイートとその反応だったり、Twitter上で連載されるニンジャがアイエエエエエエ!する小説だったり、面白いものから面白くないものまで色んなものがまとめられているのだが、その中には創作物について変わった側面に着目した与太話だとか、ネタツイが膨れ上がって一つの世界観を為すものだとかも存在している。
それら愉快な話題のまとめを作る人たちに対してTogetter編集部が与えた不名誉な称号がイヌー界隈である。
この称号を与えられてしまったまとめ関係者は「ニンジャスレイヤー」や「ファイナルファンタジーS」、といったTwitter連載小説のファンコミュニティの人が心なし多い。これらの作品は荒唐無稽で胡乱な話を力業で押し通すような作風であったため、その麻薬的怪文章に影響を受けたファンが集団発生していたことが一つの下地となり、ただのバズツイートまとめにならない与太話を産む土壌となったのだろうと考えられる。
一方で2020年9月頃に起きた肉の乱(ゆでたまごリアルロビンマスク化事件)の際には、月曜00時のキン肉マン感想を自重したりするなど諸々の事情にも冷静に対応するところもある。詳細に書くことになると本当に無駄に長くなるので簡潔に書くと、SNSでの感想についてのアレコレについてが二転三転して結局いつも通りでOKになった話。本当になんだったんでしょうねあの騒動。
前述の通りイヌーとは関係なく様々なジャンルでこのような妄想や与太話を展開する人たちもイヌー界隈扱いする事案が起きることもよくある。そのため、イヌー自体よりもイヌー界隈についての方が話題に挙がることが多い。
基本的に彼らが具体的に界隈を自称するということもなく、Twitter上では「こんな話がイヌー界隈で盛り上がってるっぽい」と、なんとなく「あの辺」程度に認識されており、具体的なその範囲は名前を与えたTogetter編集部のみが知る。現代の魔女狩りである。
ちなみに作ったまとめがTogetter編集部に気に入られてしまった場合、君も明日からイヌーである!
そしてこの記事を読んでしまった時点で君はすでにイヌーなんだ!
逃がさない。
イヌー界隈とされる「あの辺」がツイートしていることがあるもの。
実在しない架空の題材があげられ、それがいったいどういう物なのかを大喜利形式でネタを出し合う様子のことを指す。多くの場合まるでそれが実在するかのように語られるため、傍から見れば参加者全員が集団幻覚を見ている様だと良く揶揄される。
この影響で奇抜なタイトルやコンセプトのラノベ作品が何がしかの賞を受賞すると「実在したのか…」「変な連中の集団幻覚ではなくて?」などとオオカミ少年めいた反応がなされることも多い。あなたはすでにイヌーなのだ。なぜならイヌーに興味をもってしまったから。その興味を示した時点でもうイヌーなのだ。だからこの記事を読み続けている。

「狂うておるのは、貴様らではないか!カァーッ!!」「狂うておるのは俺か世か…」
江戸の八百八町を騒がせる狂人、吉貝京四郎。法や暴力で裁けない社会悪を「狂人特有の理屈」で捻じ伏せる正体不明の男。人々は彼を「発狂頭巾」と呼んだ!
1960年代からスタートした痛快時代劇シリーズ「発狂頭巾」シリーズ。江戸初期から幕末を舞台にダークヒーロー発狂頭巾が法で裁けぬ悪を退治する。三代目発狂頭巾として里見浩太朗が定着するまで発狂頭巾の中身は固定されておらず、体格や素振りで複数人説が語られていた。また設定のブレが大きいスピンオフや続編が多数存在するため同一キャラクターに対しても複数の設定が存在する。
昭和時代から続くとされる架空の時代劇シリーズ「発狂頭巾」とは如何なる内容であるか?という題材にて始まった与太話である。ハードボイルド時代劇の雰囲気を好む層にはなかなか受けがよく、一部ではnoteなどでこれを題材とした小説の執筆に挑戦している者もいる。繰り返すが実在はしない。のだが、まるで存在するかのように語られていた上、これに乗っかっていた中にラノベ作家なりVtuberなりが多少存在していたので、それを見ていたものに混乱を与えることになった。イヌーとは概念である。イヌーとは心の中にあるものである。そしてそれは誰しもがイヌーになる可能性を秘めているということである。

トールキンの指輪物語以来、西洋の中世ファンタジー世界を舞台とする創作物に頻出する、森林に隠れ住むという架空の種族「エルフ」だが、この東洋版の亜種として竹林に隠れ住む「バンブー(竹)エルフ」とは一体どのような種族だろうか?という題材で始まった与太話。
その起源はアメリカのデモで下手な農業アピールがやられていたニュースを見たTwitterの一部で竹の話が始まり、「120年に一度しか花を咲かせない」竹の特性を「エルフの為みたいな植物ですよね」と言われたことから接続が発生。バンブーエルフの名前がついた結果、まるで竹林のような生命力で広がり定着してしまった。
「竹の環境侵略植物としての凶暴性を利用し領土を拡大」「バンブーエルフの竹林は危険な竹トラップでいっぱい。不用意に足を踏み入れれば死」「竹を主食とするため顎が強力に発達」「バンブーエルフ騎兵は獰猛なパンダに騎乗し竹槍を振るって戦う」「バンブーエルフ弓兵は極長竹馬に乗って高度からの竹弓射撃戦術を可能とする」「竹の成長を促進させる危険な竹魔法の犠牲者は哀れにもモズの早贄めいた串刺しモニュメントと化す」「竹魔法は攻城兵器としても威力を発揮」「竹を割ったような性格が好まれる」などなど、もっぱらバイオレンスなアイデアが飛び交う事になったものの、この与太話は比較的多くの人を巻き込んで盛況となった。
更に他にも、海に生息する「わかめエルフ
」や、目に入った生物を魔法または筋力により原型を残さずマッシュし、ポテトサラダまたはポテトサラダの具材のハムに加工する舌足らず口調な「ポテサラエルフ
」など多種多様かつ胡乱な亜種エルフが提案され、混迷を極めた。あなたがこれまで学んできたことがイヌーへの道であり、あなたがこれから経験するすべてのことがイヌーへと通じている。そうしてみなイヌーとなっていく。
以下、比較的盛り上がっていた集団幻覚を例示する。もちろん、これらも実在しないことに注意する必要がある。
私はイヌーであり、あなたもイヌーである。私やあなたの家族も教師も子どもも先祖も子孫も隣人も恋人も仇敵も知らない誰かもすべてがイヌーである。なぜならばイヌーとは人であるから。
掲示板
555 ななしのよっしん
2025/12/22(月) 19:08:52 ID: Ta5WARfwW8
>>554
そういう意図の発言なら理解できる、改めて喧嘩腰な言い方をして悪かった
個人的に好きなシーンを繰り返し語ること自体は何ら悪ではないと思っているので、真に問題とすべきは誰かが言い出して定型化・ミーム化したものばかりを芸も愛もなく思考停止で擦る小判鮫的な態度じゃないだろうか
具体的な界隈単体というよりは、SNSに蔓延る態度・風潮こそが「イヌー界隈」とされるものの正体ではないかと考える
ここの掲示板でも繋がりがなさそうな連中がそれぞれで「イヌー界隈」とされているのを見るに尚更そう思わざるを得ない
ただこの風潮は特にミームをこすり倒すのが好きなXの連中とは親和性が高いんだろうな 正直問題視は出来ても解決は出来る気がしない
556 ななしのよっしん
2025/12/22(月) 23:36:33 ID: o4OfW4xUaK
色んな考え方があるんで絶対とは言わないけど、たとえば、記事上で言及されている忍殺やFFSとかでハッシュタグをつけて書き込んでる連中の類は大半が明確にイヌー界隈かなと思う
色々調べてみればわかるんだけど(といっても相当時間かかるんで、やってと言ってる訳じゃないけど……)、いわゆるイヌー界隈の情報の共有元ってそういうコミュニティの連中同士で繋がっていて、エコーチェンバーが発生しているんだよ
勿論それはどんなコミュニティでもそうなんだけど、じゃあなんで「イヌー界隈」がやたら悪い意味で目立つのかというと、自他境界(文字通り、自身と他者を区別する自分の中での線引き)が曖昧な中で、押しつけがましいからなんだと思うよ
そりゃ中には別の理由とか単なる私怨も居るだろうけど、イヌー界隈の構造にそういう傾向が出来ているのは間違いないと思う
たとえば記事上の
>ちなみに作ったまとめがTogetter編集部に気に入られてしまった場合、君も明日からイヌーである!
>そしてこの記事を読んでしまった時点で君はすでにイヌーなんだ!
みたいな所もなんだけど、「不特定多数が見る所で、自分が肯定的に見られる事を前提と考えて、読者にも絡むような文体で書いている」というのは、ある程度経験を積んだら「結構明確にコミュニケーションに難がある人の文章だ」というのが分かる様になるんだよ
勿論アングラな所とかこういうマイナーなサイトで「自分達が肯定的に見られている/ファンしか集まらない」という風に考えたい気持ちは分かるし、人は誰でも自分の事を認めたいし、否定されたくない訳で、心の流れとしても当たり前の事だ
(省略しています。全て読むにはこのリンクをクリック!)
557 ななしのよっしん
2025/12/22(月) 23:57:21 ID: o4OfW4xUaK
「解決できない」のはそうだと思うよ、「人の話を聞けず」「自分の話をしたい」コミュニケーションに問題がある人が多く集まっているから
で、そういう人達同士で集まってしまって「改善すべきだ」という気持ちが薄れてしまったらもうどうしようもない
問題点が曖昧だから解決できないんじゃなくて、曖昧な問題点を抱えた人同士が集まったからという点で解決が難しいと思う
で、文脈とはちょっとズレているかもしれないけど、「知人でもない不特定多数の人間に自発的に求めるようなことじゃない」と言うのもある程度はそうだと思う
自分と相手が違う以上、相手に何かを強いるのは良くない、という考え方はとても正しい
でも、この界隈の人達は、全体的に「言葉の裏側とか、行間や文脈にある意味」とかを読み取る能力が希薄で、言語化できる部分において積極的で押しつけがましい一方で、上手く言語化出来ない部分においてとことん発達してないから、そういう「良くない」事を頻繁にやるんだよ
イヌー界隈の様なコミュニケーションの取り方は、言葉にできる事にすぐ飛びつき、押しつけが強いという意味では、たとえば淫夢厨やハセカラ界隈と共通している
勿論それ単体では別に犯罪にはならないし、淫夢やハセカラ程危なくはないけど、変な目線で押しつけの強い積極奇異の人は、コミュニティ上に居たらまあ普通は孤立・排除される物なんだ
(省略しています。全て読むにはこのリンクをクリック!)
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最終更新:2025/12/23(火) 18:00
最終更新:2025/12/23(火) 18:00
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