オデュッセイア海洋高等学校(Odyssey Maritime School)とは、スマホゲーム『ブルーアーカイブ』に登場する学園である。
キヴォトスに存在する数千の学園のうちの1つ。
特筆すべきは、島々や数隻の船で構成された船団を自治区兼学校とし、他の学園がある陸地に自治区を持たない点。これは他学園には無い唯一無二の特徴である。現実世界においても船上は所属する国の領土扱いであり、その規模を拡大発展させたのがオデュッセイアと言える。物語の舞台である陸地から常に離れているため、他学園との交流が無いように見えるが、ミレニアムサイエンススクールと交流している事が判明しており、補給や整備の際に寄港している可能性がある。
イベント『夏の特殊作戦!RABBIT小隊と消えたエビの謎』におけるモエの台詞に「オデュッセイア海洋高等学校から仕入れたミサイル、うまく隠したつもりだったんだけどな~」というものがあり、少なくとも兵器を製造する施設と、それを売却するためのルートがあるようだ。また勘解由小路ユカリとのモモトークによると、観光リゾートを保有しているらしく、抽選会の景品にリゾートの招待券があると知った先生が「そんなに豪華な景品もあるんだ」と返した所を見るに、庶民には手を出しづらい富裕層向けのリゾートと思われる。したがって学校の主な収入源は兵器販売とリゾート経営辺りか。
キヴォトスの物流の殆どは海上輸送に依存している設定から、その海を縄張りとするオデュッセイアがかなりの利権を持つと推測されるも、今のところ詳細は不明。
しかし、完璧な統率がなされている訳ではないようで、クルーズ船ゴールデンフリース号は生徒会の言う事を聞かずに好き勝手し、自分たちが稼いだお金で独自に運用するという半独立状態と化している。船員のバニーガール曰く「我々はゲームや賭け事をするのが好きだからだ!」「そのためなら、この海を渡り!相手に会い!ゲームをする!それだけだ!」との事。
陸地を離れているからかイベント等での描写はワイルドハント芸術学院以上に少ない。今のところ登場したのはゴールデンフリース号だけで、イベントやモモトークで断片的に語られはするものの、本隊や関連施設は未だ出てきていない上、2025年4月現在、名前付きのNPCさえもいない。まさしく謎に包まれた学園。
2024年6月5日にオデュッセイアの装飾品をモチーフにしたT9装備が実装。説明文によると、錨のマークが付いたセーラーハットを校帽とし、船舶作業に適したセーリンググローブ、防水素材で作られたアクアサンダル、片側の肩にかけて持ち運べる水色のスリングバッグが支給されているようだ。他にもマリンスポーツブランド「パルピュイア」発売のダイバー向け用品が見られる。
余談だが、二年に一度開催される晄輪大祭(キヴォトス大運動会)は、オデュッセイアの生徒たちが船上での体力鍛錬のために開催した体育祭が起源である。
イベント『船上のバニーチェイサー』にて、オデュッセイア所属のクルーズ船ゴールデンフリース号が初登場。初回開催が2021年9月29日なのでオデュッセイアの名前自体はリリース1年以内に登場していた。
ゴールデンフリース号の船内には大規模なカジノ場が設けられ、稼いだ財貨によって受けられるサービスの等級が変動するシステムを導入。ランクはDからSまでの5段階あるが、Sランクは幻の存在なので、実質Aランクが最上級となる。噂ではSランクになると、校則を無視出来るほどの特権が与えられるVIPチケットが貰えるとか…。
従業員もとい生徒は全員バニーガールの格好をしている。警備を担当する者はバニーガール・ガードと呼ばれ、侵入者が現れた時は、100人以上が一斉に出動するなど、カジノ場だけあって警備は非常に厳重。『船上のバニーチェイサー』では、債券の無断発行をした挙句、反省室から脱走した黒崎コユキが逃げ込んでおり、これを捕縛するためミレニアムからC&Cが秘密裏に送り込まれた。
『バニーチェイサー』から10ヵ月後に開催された『出張!百夜堂海の家FC計画』で、再びゴールデンフリース号が登場。ロスト・パラダイス・リゾートに停泊して客を招き入れていた。この時はカジノではなく、カードバトル「ムシクイーン」の大会が行われ、リゾートの使用権を景品としていた一方、敗者は手持ちのカードとデッキを全て奪われてしまう闇のゲームで、魂を抜き取られてしまった乗客が多数登場する。チャンピオンでいる間はバニーガールにチヤホヤされるが、一度陥落してしまうと、そういうルールとはいえあっさり手のひらを返される。その後、大会を制した河和シズコの提案で闇のゲーム部分を廃して健全化した模様。
任務では17章の舞台がゴールデンフリース号となっている。道中の雑魚敵として三種類のバニーガール・ガードが登場する他、新たなギミックが立ちふさがる。17章に付けられているハッシュタグは「クルーズ船」「ラグジュアリー」「極上の体験」「夜景スポット」。
オデュッセイアとは、ギリシャの英雄オデュッセウスの英雄譚を分かりやすくまとめた大叙事詩である。全24巻。本作は紀元前8世紀頃にギリシャの詩人ホメロスによって作られたとされる。
トロイア戦争で勇敢に戦った後、故郷のイタケー島へ帰ろうとしたオデュッセウスだったが、海の神ポセイドンの怒りを買った事で、僅か数日の航海が波乱万丈の大冒険になってしまう。幾度となくポセイドンの妨害や困難が立ちはだかるも帰郷を決して諦めないオデュッセウス、いつまでも帰らぬ夫を想って帰りを待ち続けた妻ペネロペ、母に言い寄る求婚者を振り払いながら独自に父を探し続け、女神アテネからも激励された息子テレマコス。そして10年の時を経て、オデュッセウスはイタケー島に帰りつき妻子と再会する。3人の家族の絆を感じさせる事から現代に至るまで人気が衰えないベストセラー。
船名のゴールデンフリースはギリシャ神話に登場する秘宝・金羊毛を英語読みしたもの。イアソンとアルゴナウタイの冒険ではコルキス王が所有していた。おそらくオデュッセイアの船舶は、それぞれギリシャ神話から名前を取っていると思われる。
一日で巨万の富が動くカジノ場だからか、『船上のバニーチェイサー』はクレジット報酬が非常に美味しい特徴があった。
ミニゲームのカードめくりでカリン、ネル、アカネ、アスナを引くと100万クレジットが手に入り、運が良ければ一日で1千万クレジットも夢じゃないという、通常の美味しいイベントより多くのクレジットが得られる大盤振る舞いっぷり。またカリンとネルの神名文字がガンガン手に入るため、たとえ未所持であっても加入まで持っていけるし、石を割れば固有☆1も射程圏内と、歴代屈指の豪華さを誇る。このため復刻が発表された時にはAPの貯蓄に走る先生が多く見られた。
また、魅力的なバニー姿のカリンとアスナは大きな反響を呼び、ファンアートが急増、これによりユーザーの関心を引く事に成功し、リリース間もない『ブルーアーカイブ』の知名度向上に一役買った。今でこそ『ブルアカ』は人気の地位にいるが、その最初の第一歩となったのが『船上のバニーチェイサー』だった訳である。このような経緯からバニーアスナは『ブルアカ』を救った存在とも言われる。
『時計じかけの花のパヴァーヌ』第2章終盤、退院後のパーティーでネルがバニー衣装に言及するため、それより前に『バニーチェイサー』の話があった事は確定しているが、時間的猶予があるのは本格的に物語が動き出す前の1話と5話しかなく(7話は2日程度しか猶予が無く任務遂行出来たとは考えにくい)、加えて24話以降はネルが入院するので、第2章が始まる前の出来事と考えるのが自然か。
余談だが、中国版ではエッチなのはダメ!死刑!!判定を受け、『バニーチェイサー』がスキップされる事態が発生。この件について中国版運営が謝罪と補填を行っている。一応2024年3月に開催まで漕ぎ着けたものの、検閲や摘発を避ける目的からか、禁止マークを持たせたコハルでバニー姿のC&Cのエッチな部分を隠して対処。これはメモリアルロビーやガチャバナーで確認出来る立ち絵にまで反映された。
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最終更新:2025/12/06(土) 18:00
最終更新:2025/12/06(土) 18:00
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