クリス(DELTARUNE)

クリス（Kris）とは、ゲーム『DELTARUNE』の主人公である。

他のクリスについては単語記事「クリス」「Kris」を参照。

以下、『DELTARUNE』及び『UNDERTALE』のストーリーのネタバレを含むので閲覧には注意（『DELTARUNE』のストーリーの核心に触れ得る部分についてはクリックやタップで見れるようにしている）。

概要

モンスターたちが暮らす町で生活をしている(物語開始時点では恐らく)唯一のニンゲン（画像の左の人物）。

全くの無口でどんな性格なのかは不明。スージィ(Susie)などに暴力を振るわれても何も言葉を発しない。
ただ、ランサー(Lancer)が言うには「どうでもいいっすわー」な雰囲気を出しているように見えるらしく、街中の人々に話しかけたときのリアクションを見る限り、普段は積極的に他の人に話しかけにいくタイプではないようだ。また、話を進めるとイタズラ好きである側面が見えてくる。

自分の部屋についても飾り物は少なく質素なものになっている。しかし、ベッドの向かいにはなぜか空っぽの傷ついた鳥かごが置かれており、そのそばにはカーペットに茶色いシミがついている。

アズリエル(Asriel)という兄がいるようで町の住人との会話から共に昔から町に住んでいたようだ。人型の山羊のような姿をしたモンスター・トリエル(Toriel)^[1]が母親のようで一緒に暮らしており、学校にも車で送迎してもらっている。

何故か目元が影で隠れておりプレイヤーからはその表情が視認できない。…が、主人公と話しているキャラクターが言うには一応表情の変化は見られるらしい。普段は黄緑色と黄色のストライプ柄の長袖Tシャツ・茶色のズボンを着ているが、物語の主な舞台となる闇の世界に落ちた後は肌が青色になり、赤いマントを着けた騎士のような服装になる。

闇の世界では武器として剣と盾を持っており、戦闘の際は「こうどう(ACT)」を唯一使用可能である。複数人に対して行動を指示することも可能。

Chapter1・2のネタバレ、押すと表示

現実の世界に戻った後、スージィと別れて家に帰り、彼が就寝すればChapter1は終了となる。

…はずだったのだが、その後ベッドの中でもぞもぞした後、突き飛ばされたかのように動く。そしてゾンビのように部屋の中央まで歩いた後、自分の手でタマシイ(Soul)を胸から抉り出し、鳥かごにぶち込む（ちなみに鳥かごの中のタマシイはプレイヤーが操作可能である）。そしてナイフのようなものを何もない所から生成し、赤い目を光らせながらこちらに向かって不気味な笑みを浮かべるところで、Chapter1は終了する。ちなみに、どのようなプレイをしても最終的にはこの結末に辿り着く。

Chapter2では風呂場で同様にソウルを切り離した後、窓の外に出ていったが戻ってくる。その夜のトリエルの電話の場面で、車のタイヤにナイフの傷がついていたことが判明する。そして、最後にスージィとトリエルが寝ている部屋でドアを開けて砂嵐のテレビを付けた後、床にナイフを刺して穴から黒い煙を出し、部屋をその煙で覆う。テレビ画面には不気味に歯を見せて笑う口が映り、Chapter2が終了する。

なお、Chapter1・2ともに初回にゲームをプレイした際、セーブをする前にはなぜか彼の名前のセーブデータが入っている（セーブデータを削除して最初からプレイした場合は表示されず、インストール時の初回のときのみに表示される）。また、終盤で元の世界に戻ってきた後は周りの人から「ものを初めて見るような様子」「普段のようにきれいなピアノの音が出ない」「顔色が悪い」と言われている。おそらくChapter1・2の場面以外では、クリスがプレイヤーから切り離されて自分の意思で行動をしている可能性が高い。

一方で、プレイヤーが操作しなくても傷ついたスージィへの攻撃を盾で防いだりなど、仲間を守る行動も見られるほか、スイート・キャップ・ケーキとともに踊ったり、いつもの3人でポーズを決めたりなど、闇の世界を楽しんでいる行動も見られる。

Chapter3・4

Chapter3・4のネタバレ、押すと表示

Chapter3・4で描写が増えて「イタズラ好き」などの人間的な側面が描かれるようになり、Chapter1のラストシーンから予想されるような「即座に世界を滅ぼすほどの危険人物」や「精神的に狂った人物」ではなさそうなことがわかってくる。

ただし何者かから、携帯電話で指示を受けて計画通りに行動している様子がある。そのためにタマシイをやむを得ず身体に入れ、タマシイの動き（プレイヤーの操作）に従っているようだ。

Chapter2ラストの闇の泉の生成も意図された行動と思われる。タイヤの切り傷については、もしかするとアンダイン警察署長を闇の世界に誘導するために行っていた可能性がある。Chapter3の最後でシェルターのドアが少し開いても驚いたり、開けようとする素振りは見せない。

また、ノエルやディセの母親であるキャロルとは何らかの繋がりがあるようだ。

予言における「1人めの勇者　人間の魂と部位を収めた籠」がクリスと思われるが、「勇者（籠）自体が人間かどうか」は曖昧な記述となっている。魂(英語版:soul)は「タマシイ」であろうが、「部位(parts)」が何を指すかは不明。タマシイがないとクリスは闇の世界に入れないらしいので、計画の遂行のためやむを得ずタマシイを入れているものと思われる。

何かの意図がある場面ではタマシイを外すが、その間に勝手にタマシイが動き回っていると、タマシイを狙ってものをぶつけるなどして取り戻そうとしてくる。投擲の命中率は高め。

タマシイが入っているかいないかでクリスの話し方は違うらしく、タマシイが入っている場合はスピーカーのような話し方になったり、ぶつぶつ言ったり急に叫んだり、何か言いたそうにしているらしい。スージィにとってはそちらがクリスの姿と思われているが、ノエルからすると「いつものクリスではない」ようだ。

また、タマシイがピアノの演奏を指示したり、タマシイそのものが鍵盤に触れたりするとうまく弾けないが、本人の意志で弾いた場合はやはり綺麗な音が出る。

余談だが、ナイフをスージィに渡そうとして「なんでこんなもん持ってんだ？」と聞かれたときには、なぜかクリスは照れていた。また、ディセの部屋でクリスの口説き方の話題になった場面でも、若干照れているようにも見える。

特定ルートのネタバレ、押すと表示

ある進め方をすると判明するが、現実世界の友人に対してあまりにも心無い行動をとらせるのはクリスにとっても心外であるらしく、プレイヤーがそのような操作をした場合、仲間を救護する・慰めるなどの行動をとったり、タマシイをゴミ箱に入れて執拗に蹴り飛ばしたり等する。

関連動画

関連静画

関連項目

• DELTARUNE
• トリエル
• スージィ(DELTARUNE)
• ラルセイ
• ノエル(DELTARUNE)
• GOD ******* damnit KRIS where the **** are we

脚注

1. *Undertaleのトリエルと姿がそっくりだが、DELTARUNEはUndertaleとは別世界の話のため、FriskやCharaとは特に関係を持っていないと思われる