ケンプフとは、『ファイアーエムブレム トラキア776』に登場するキャラクターである。
難攻不落と評されるダンドラム要塞に常駐するフリージ軍第12軍団を率いる将軍で、フリージ家に連なる名門貴族出身の男。
若くして将軍の地位についているため実力はあるのだろうが、同じく若き将軍にして「トードの再来」とまで呼ばれ、自分よりも何もかもが上のラインハルトを一方的に妬んでおり、彼の妹であるオルエンにパワハラをしている。[1]
また、状況が悪くなると部下に責任を擦り付けて自分は逃げるため「上級貴族出身で将来も約束されているのに何故ああも器が小さい」だの「恩を仇で返すような奴はやはり本国に送り返すべきだった」だの言われるほど軍内での評判は凄まじく悪い。
ダンドラム要塞がリーフ軍によって陥落した後、ノルデン砦まで一人敗走。要塞を放棄して逃げ出した責任を問われ、ノルデン砦の守備隊に配置。砦の防衛軍を率いるニカラフ将軍に「砦に通じる橋を死守せよ。絶対にシューターの範囲外へ動くな」と釘を差されていたにもかかわらず、リーフ軍に救出されたオルエンの挑発に乗って突撃を敢行し、リーフ軍に討ち取られた。
妙なところでマメな性格なのか、作戦に大層な名前をつけたがるフシがあり、11章と11章外伝では作戦を立案してそれを実行している。なお、それぞれの作戦名は章のタイトルにもなっている。
要塞へ攻め込んできた敵がリーフと分かり、手柄を立てるために立案した。まずフレッドと10体のアーマーでリーフを砦の中庭のような場所へ誘いこむ。そして中にリーフが入ったら扉を3重にかけて城壁に隠していたアーチで狙い撃つ作戦。
作戦が発動するとリーフがフレッドに「流石は名誉を重んじるフリージ軍と感心もしたが、間違いだったようだ」と言い、フレッドが「ケンプフの愚かさから出たもので、断じてフリージの戦い方ではない」と反論する。その後フレッドはNPCとなり、30ターン以内に制圧かつ、フレッドが生存していれば外伝へ行ける。
なお、ポートクリスは英語で書くとPortcullisとなり、城門などの落とし格子やつるし門を意味する。つまり、中庭のような場所に入ると入口を落とし格子やつるし門で封鎖する作戦であることが分かる。(落とし格子って鍵で開けられるもんなの?と疑問に思ってはいけない)
リーフに要塞内部まで攻め込まれ、自分が逃げる時間稼ぎをするためオルトフの部隊に実行させた。狭い回廊に大量の兵を配置し、自らの逃げ場をなくした上で侵入者を迎え撃つ作戦。なお、殿を押し付けられたオルトフにも「命令とはいえ死ぬのがわかっている事に付き合ってられるか」と影で愚痴られている。
狭い通路で敵が行く手を阻んでいるため進軍が思うように進まず、さらに両脇からは物理と魔法による攻撃をしかけてくる。その上モタモタしているとオルエンが倒されてしまうため急ぐ必要がある。
なお、マーダーホレスは英語で書くとMurder holesとなり、殺人孔を意味する。殺人孔とは、狭い廊下や上述の落とし格子で閉じ込めた相手等、身動きが取りづらい相手に向かって熱湯や熱砂をぶっかけて敵を撃退する設備を指す。
大して強くない。11章で出てきたときは攻撃を受けると敵ターンに逃走するが、それまでは無敵である。
砦ルートの16章で出てきたときは城門にも砦にもいないため、強い雑魚といった感じであるが、何気に再行動が可能。
11章と16章では装備が違うが、共通してトロンと毒の剣を持っている。トラキアにおける状態異常はレストの杖や毒消しを使わない限り永続するという仕様も相まって、装備からも姑息さが垣間見える。
ラインハルトから遅れること2年、オーシン、タニア、マリータ、エーヴェルとともに実装。兵種は剣騎馬。
専用武器「毒の剣」は守備+3かつ戦闘中攻撃していれば敵とその周囲2マスに10ダメージを与え、さらに反撃不可の状態異常を付与するという凶悪無比な効果。さらにデフォルトで「死の吐息」も習得しているため、彼が切込隊長として敵陣に痛手を与えるという芸当も可能。特に「ロキの盤上遊戯」では狭い陣地に敵が密集する都合上、武器効果がこの上なく刺さるので、規格外のHPを持つアーダンと共にぜひ盤上遊戯用に育てておきたいユニット候補に挙げられる。
武器は強力だが、ステータスは「魔防の城塞」の補正もあり平坦そのもので尖った点がなく、奥義も雷神兄妹を意識してか2距離攻撃のダメージを軽減する「聖盾」と若干物足りないのが弱点。
掲示板
16 ななしのよっしん
2024/03/25(月) 21:27:01 ID: FMcgJDD6cq
何度考えてもケンプフが無能とは思えない。
ケンプフは解放軍やトラキア竜騎士が出没する可能性がある渓谷を警戒していた。
そこの偵察を任せていたのにオルエンは任務を放棄して逃げ帰ってきた。
激怒するのはしょうがなくないか?
無能と非難されるべきはこんな場所で戦はないとなぜか楽観していたラルゴだろう。
そして重要な偵察任務を「嫌がらせ」とほざいていたフレッド。
それにラインハルトを一方的にライバル視しているというのも怪しい。
そんな危険人物の下に配属されたならシスコンのラインハルトが黙ってるはずがない。
むしろラインハルトはケンプフと友人で彼を「信頼して」預けたのではないか?
ケンプフに本気でオルエンを処刑してしまう気はなさそうだったし。
17 ななしのよっしん
2025/02/09(日) 18:32:35 ID: 2wYV1/yPp6
偵察を重視してたと言うには『敵が来た事そのものの伝達』と『敵の陣容の詳細の伝達』を分けてできる様な手数も用意してないし
敵が迫る中(差し迫って保身の為に必要という訳でもないのに)政争の為の政争で味方の数を減らすし
決死の作戦(味方を囮として敵ごと閉じ込めてアーチで諸共に攻撃・逃げ場のない場所に閉じこもって敵軍の迎撃)を実施させつつ自分だけ逃げだして人心を離れさせてるし
結局味方の作戦の一つもまともに実行できずに挑発に乗って死ぬのがオチだからいいとこなしの様な……
強いて言えば挑発に関しては『恥を雪げずに舐められっぱなしにしてたら面子が潰れて好き放題されかねない』辺りで立場上乗らずに居る事が困難だったとしても
その場合はオルエンを挑発して刃を向けさせた事も同列に問題視しないといけなくなる(面子を潰されたら面子を回復する為の行動を行わずにはいられないのに、あえて面子を潰した)から
立場的には軍法で理論武装はできてると言っても実態が知れ渡ったら爪弾き待ったなしなやり方(明文法では禁止されてないけど・暗黙の了解としてやっち
(省略しています。全て読むにはこのリンクをクリック!)
18 ななしのよっしん
2025/05/30(金) 09:55:37 ID: u86eSafQgK
FE世界が盤面通りにオルエンとフレッドしかいないとしたら第一報しか持たせられないのも仕方ない。
オルエンは士官でフレッドは副官で、部隊を指揮していたのなら、ケンプフの「偵察を任せる」という指示には第一報第二報など含めてオルエンが任されているワケで、オルエン無能でケンプフ常識人になるだろう。
その後の挑発と政争は愚かしい事だが、罠と思わせないために必死で戦うようフレッドを懲罰として防衛に回させた作戦は、良識の欠如という点を除けば悪くないのではないだろうか。
それにしてもポートクリス、扉の鍵で開けられてしまう所もアレだが、移動不可の重たい設置物であるアーチを城壁の上に隠しておくのも摩訶不思議だ。リーフ軍の偵察の目は節穴か。
その他の部分は何の擁護もない。敵前逃亡と命令無視、どちらも【重要な現場判断】と言えるものがあれば良いけど思いつかない。
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最終更新:2025/12/19(金) 20:00
最終更新:2025/12/19(金) 19:00
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