バック・トゥ・ザ・フューチャー(BACK TO THE FUTURE)とは、1985年から1990年にかけて公開されたアメリカ映画のシリーズである。
スティーブン・スピルバーグ製作総指揮、ロバート・ゼメキス監督作品。主人公のマーティ・マクフライがドク・エメット・ブラウンがタイムマシンに改造したデロリアンに乗ってタイムトラベルするストーリー。各三作とも似たようなシーンが挿入されているが、監督曰く「新しい続編の形として、1作目に存在したシーンをそれぞれ違う角度から描いた」とのこと。また、「Great Scott」「Heavy」などのアメリカ英語のスラングが豊富なのも特徴。
なお、「1」の吹き替え版がフジテレビで放映された際には、俳優の織田裕二がマーティ、三宅裕司がドクを担当して話題となったが、内容については賛否両論がある(「2」はテレビ朝日版のキャストで放送)。
ちなみに、日本語吹き替え・字幕で電力の単位を「1.21ジゴワット」と言っているのは、脚本のボブ・ゲイルがギガワット(gigawatt)のスペルをjigowattだと勘違いして記載し、翻訳の戸田奈津子が記載通りに「ジゴワット」と訳したためである。
実は本来続編及びシリーズ化する予定がなかった作品である。パートIのラストで本国アメリカでテレビ放映された際にラストでテレビ局側がジョークで入れたタイトルロゴを模した『TO BE CONTINUED…(意味としては未来へ続くの意味合いだった)』がパートII制作への最初のきっかけとなった(テレビ放映を見ていたマイケル・J・フォックスもこれには驚いたらしい)。ちなみに見た事がある人も多いと思うが、劇場公開されたバージョンには勿論存在しない。また、パートIIのラストに出てくる『次回完結』のメッセージのあれは先述のネタの逆輸入である。もし、あの時テレビ局がジョークをやらなかったらもしかしたらシリーズ化はなかったかもしれないのである。
三部作になったのはパートIIとパートIIIは元々ひとつの話だったが、上映時間の関係で分割制作となったのである。その為、パートIIは未完の結末となりパートIIIでようやく完結した。それに伴い、ⅠとⅡの間公開までかなりのタイムラグがあったが、ⅡとⅢの間はすぐに公開されている。
なお、パートIIの冒頭は前作のラストから始まるのだが実は前作のものをそのまま使っておらず、新規に撮り直している。分かり易いところではジェニファー役が違う点であるが他にも細部が前作ラストと違う部分が多い。
名前 | キャスト | 吹き替え |
---|---|---|
マーティ・マクフライ | マイケル・J・フォックス | 三ツ矢雄二(EX、NTV) 織田裕二(CX) 山寺宏一(VHS・DVD) 宮川一朗太(BSJ) |
エメット・ブラウン (ドク) |
クリストファー・ロイド | 穂積隆信(EX) 磯部勉(NTV) 三宅裕司(CX) 青野武(VHS・DVD) 山寺宏一(BSJ) |
ビフ・タネン | トーマス・F・ウィルソン | 玄田哲章(EX) 斎藤志郎(NTV) 島香裕(CX) 谷口節(VHS・DVD) 新垣樽助(BSJ) |
ロレイン・マクフライ | リー・トンプソン | 高島雅羅(EX) 佐々木優子(CX、VHS・DVD) 小林沙苗(BSJ) |
ジョージ・マクフライ | クリスピン・グローヴァー | 古川登志夫(EX) 富山敬(CX、VHS・DVD) 加瀬康之(BSJ) |
ジェニファー・パーカー | クローディア・ウェルズ(I) エリザベス・シュー(II・III) |
佐々木優子(EX) 岡寛恵(NTV) 坂本千夏(CX) 勝生真沙子(VHS・DVD) 白石涼子(BSJ) |
クララ・クレイトン | メアリー・スティーンバーゲン | 池田昌子(EX) 藤田淑子(NTV) 吉田理保子(VHS・DVD) |
第1作には、『1955年のドクがマーティに1985年のアメリカ大統領が誰か聞き、ロナルド・レーガンだと返事される。だが1955年当時のレーガンは役者だったため、ドクは馬鹿にして信じない』といったシーンがあるが、これは時の大統領だったレーガンの大のお気に入りのシーンであったそうである。また、1986年の一般教書演説において、レーガンはこの映画内の別の台詞を引用している。
また同じく第1作には1955年でのダンス・パーティーでマーティがチャック・ベリーの名曲「Johnny B. Goode」(本来は1958年の曲)を演奏するシーンがある。そのシーンでは、そこに居た「マーヴィン・ベリー」という男が「いとこのチャック」に電話して「お前新しい音楽を探してるって言ってただろ!こいつを聞いてみろよ!」と演奏を電話越しに聴かせていたりする。
複数のゲームも出ている。
映画公開当時ごろにアメリカ本国で作られたゲームはクソゲーばかりだったらしい。対して1993年に日本で販売された「スーパー・バック・トゥ・ザ・フューチャー2」は結構良作らしい……が、日本国外では発売されなかった。
2010年から2011年にかけてパソコン、Wii、PS3などで発売された「Back to the Future: The Game」というゲームは結構評判が良いが、こちらは日本語版が存在しない。
このゲームはパート3の後日談、ある意味でパート4的な話となっており、三部作のデジャヴ感がふんだんに盛り込まれ三部作の脚本家「ボブ・ゲイル」がシナリオ監修している。
舞台のテーマは禁酒法時代、ディストピアと化した1985年のヒル・バレーとなっている。
基本的には主要人物は概ね三部作で演じた俳優達をモデルにしている。青年時代のドク、再び改変されてしまった1985年のドクはそれぞれクリストファー・ロイドの青年時代そして現在の彼をモデルにした外観となっている。ちなみにドクの声はクリストファー・ロイド本人が担当。残念ながらマーティはマイケル・J・フォックスではないが違和感がないぐらい似ている。実はフォックスは別の役で登場している。
掲示板
415 ななしのよっしん
2025/02/18(火) 23:41:17 ID: rVsWjJOggT
>>399
単純に三本それぞれで燃焼効率が違うんだと思う。
それぞれ完全に焼け切るまでの時間が異なる材質で周りを包んでるから、時間差で燃焼する。
なんでそんなことしたかというと、加速のためと釜をできるだけ保たせるため。
一度に全部爆発させるより時間差で爆発させたほうが効率よく加速できるのと、
あと一度に全部爆発させると最高速度に達する前に釜が耐えられず圧壊してしまう。
416 ななしのよっしん
2025/02/22(土) 00:34:05 ID: L7cbaScYjL
ドクはマーティーに若い頃の両親に正体がバレないように釘を刺すシーンがあった覚えがあるけど、PERT3後のドクは案外ちゃっかりと自分の親が生きてた頃に行って「私は貴方達の未来の息子で、そしてこの子達が貴方達の孫だ」って言っていそうな気もするな
417 ななしのよっしん
2025/02/23(日) 12:03:11 ID: mHiLCFs14X
マッドドッグ・タネンが縛り首にならなかったのが不思議
実はそこまで余罪無かった?
急上昇ワード改
最終更新:2025/04/18(金) 00:00
最終更新:2025/04/18(金) 00:00
ウォッチリストに追加しました!
すでにウォッチリストに
入っています。
追加に失敗しました。
ほめた!
ほめるを取消しました。
ほめるに失敗しました。
ほめるの取消しに失敗しました。