増沢末夫 単語

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増沢末夫(ますざわすえお)とは、日本中央競馬会JRA中央競馬)の元騎手調教師である。

岡部幸雄に抜かれるまで中央競馬における最多勝記録を保持し、55歳まで現役を続けた鉄人

概要

増沢末夫
ますざわ すえお
基本情報
日本JPN
性別 男性
出身地 北海道亀田大野
生年 1937年10月20日
騎手情報
所属 日本中央競馬会(JRA)
美浦T.C.
免許 1957年
免許区分
引退 1992年2月23日
重賞勝利 84勝/GI級8勝
通算成績 12,780戦2,016勝
調教師情報
所属団体 日本中央競馬会(JRA)
所属厩舎 美浦T.C.
(1993-2008)
免許 1992年
引退 2008年2月29日(定年)
重賞勝利 20勝
GI勝利 1勝
通算成績 3,165279
騎手・調教師テンプレート

1937年北海道亀田大野(当時。現在北斗市)生まれ。
1957年騎手免許を取得してデビュー。そこからしばらくは浮き沈みのしい戦績であった。

1967年アサデンコウ日本ダービーを勝ち、これが重賞勝利。その後は関東トップジョッキーとして競馬ファンには名を知られた存在となった。そして、あのが来る。

ハイセイコー

彼をるうえで避けて通れないのは昭和アイドルホースハイセイコー騎手になったことである。

ハイセイコー人気は凄まじく、

それだけではない。引退時に『さらばハイセイコー』という曲を増沢が歌ってそれが50万枚の大ヒットになったり、さらに続けて出した『ハイセイコー元気かい』は14万枚を売り上げるヒットとなった。
現役騎手音楽でこれだけのメガヒットを出した例は他に類はない。

現役引退種牡馬となり、ハイセイコー息子であるカツラノハイセイコダービーになった時も増沢は同に騎乗していないにもかかわらず『いななけカツラノハイセイコ』という曲を歌唱するに至った。

後にエリザベス女王杯で大番狂わせを演じるサンドピアリスや、ハイセイコーと言われたハクタイセイハイセイコー産駒である。

その後

1977年、40歳にして初の関東リーディンジョッキーの座に就くと、1981年には44歳にして96勝。初の中央競馬リーディンジョッキーく。翌年には自身初の年間100勝をマーク、最終的には104勝を挙げ2年連続全リーディンジョッキーに。中年になってから一躍活躍し始めた増沢は、「記録」「鉄人」とも呼ばれるようになる。

1984年、それまでの最高記録だった野平祐二JRA最多勝記録1339勝をえる1340勝を記録1986年にはダイナガリバーに騎乗。当時の最年長ダービー勝利記録(48歳7か)を作る。同有馬記念も制覇し、最年長有馬記念勝利記録(49歳2か)も[1]。同日史上初のJRA通算10000回騎乗も達成。翌年競馬関係者では初の園遊会に招待される。

増沢は平成アイドルホースオグリキャップにも騎乗する機会があったが、オグリとは相性が悪く未勝利に終わっている。

1990年には53歳にして年間100勝を記録すると、翌年には54歳で当時初となるJRA通算2000勝を達成。まだまだ現役を続けたいという気持ちはあったが、義が落事故死亡していたこともあり、家族の反対にあい、現役引退を決めた。

通算勝利数は2016勝。冒頭の通り岡部幸雄1995年更新するまで最多勝記録だった。

調教師として

調教師としてはストロングブラッドかしわ記念勝利と、地方JpnⅠの勝利は挙げたが中央GⅠは勝てなかった。2008年定年となり、調教師としての成績は3165戦279勝。

また史上初の女性騎手の1人である牧原貴子を所属騎手として迎え入れ、その後増沢の息子結婚したため、増沢の義理のとなった。牧原藤田菜七子に抜かれるまでJRA女性騎手最多勝記録を保持していたが、2013年引退している。

関連動画

騎手とは思えない歌唱も併せ持っている(右上)。

関連項目

中央競馬三冠達成騎手
クラシック三冠 牡馬三冠 小西喜蔵蛯名五郎 | 栗田 | 保田隆芳増沢末夫武邦彦郷原洋行
田島良保 | 菅原泰夫中島啓之 | 吉永正人 | 岡部幸雄 | 柴田政人南井克巳 | 
武豊 | 河内洋四位洋文横山典弘池添謙一 | 内田博幸岩田康誠川田将雅
ミルコ・デムーロ | クリストフ・ルメール福永祐一 
牝馬三冠 前田長吉
変則三冠 前田長吉
中央競馬牝馬三冠 嶋田功 | 横山富雄河内洋 | 松永幹夫武豊幸英明 | 本田優 | 池添謙一
安藤勝己 | 蛯名正義 | 岩田康誠福永祐一クリストフ・ルメール | 松山弘平 | 
川田将雅
古馬三冠 春古馬 達成者
秋古馬 和田竜二 | オリビエ・ペリエ
は同一による達成者。変則三冠、古三冠は同一年達成者のみ。
騎手テンプレート

脚注

  1. *ちなみに、ダービー有馬記念双方とも最年長勝利記録武豊ドウデュースコンビに破られている(ダービー2022年の53歳2か有馬記念2023年の54歳9か)。
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