広島サッカースタジアムとは、広島県広島市中区基町の広島市中央公園内にある球技場である。
開場時から家電量販店のエディオンが命名権を取得し「エディオンピースウイング広島」の名称を用いている。
Jリーグ所属のサンフレッチェ広島F.Cがホームスタジアムとして使用。
広島サッカースタジアム エディオンピースウイング広島 EDION PEACE WING HIROSHIMA |
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基本情報 | |
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所在地 | 広島県広島市 |
開場 | 2024年2月1日 |
所有者 | 広島市 |
使用チーム | ・サンフレッチェ広島 ・サンフレッチェ広島レジーナ |
収容能力 | 28,520人 |
グラウンドデータ | |
グラウンド | 天然芝 |
ピッチサイズ | 105m×68m |
経歴 | |
競技場テンプレート |
敷地面積約49,900㎡、収容人数約28,500人の2024年2月に開場となったスタジアム。スタジアムのコンセプトは「世代や国をこえて、人が集い、楽しみ、歓喜し、憩う、まちなかスタジアム」。旧広島市民球場があった中央公園内という広島市の中心部に所在しており、日本で初めての都心交流型スタジアムパークとして、サッカーの試合日以外もスタジアムと公園がひとつになってさまざまな施設や多目的な機能を融合させている。
スタジアムのデザイン上の特徴は「大きくまちに開かれたスタジアム」のコンセプトに合わせ、南東側と南西側に大きく開口したものになっている。スタジアムのすぐ西側には旧太田川が流れており、東側は国道54号線を挟んで広島城が隣接している。
スタンドカラーはサンフレッチェのチームカラーである紫色で統一されており、ピッチと観客席の距離が各方面最短8mという近さのため選手がとても近く、臨場感溢れる試合観戦が堪能できる。観客席の座席は、席種がJリーグで最多クラスの42種類用意されている。
スタンドを覆う大屋根は国際平和都市広島を象徴する「希望の翼」をイメージしたもの。エディオンピースウイング広島の名にも「恒久平和と、夢や希望を持って明るい未来へ羽ばたく」との願いが込められている。その「ウイング」を支えるように三角形の支柱が存在し、その支柱によって開けられたスペースから、陽光と風が入りこむことによって、芝の養生の助けとなっている。また、そのスペースによって外側から会場の中をあえてのぞき見できるようになっており、街の人々がスタジアムとその周辺に興味を持つ仕組みにもなっている。
広島サッカーの歴史を知って学べるだけでなく、身体を動かして楽しめる体験型コンテンツを楽しめる「広島サッカーミュージアム」や売り場面積約400㎡の広さを誇る「ピースウイングオフィシャルストア」など、スタジアム内のコンテンツも充実している。
2024年2月10日のサンフレッチェ広島vsガンバ大阪によるプレシーズンマッチがこけら落としとなり、入場チケットは即完売となり、それでも一目見ようとスタジアム外にも人が集まる盛況ぶりだった。一方で2階ビジター専用エリア内のトイレにある4つの個室でガンバ大阪サポーターによる油性ペンでの落書きが発覚し、ガンバ運営側が声明を発表するという残念な出来事も起きていた。
長年サンフレッチェ広島は、広島市安佐南区にある広島ビッグアーチを使用していたが、陸上トラックがあるため試合の臨場感がない、立地条件の悪さから観客動員が振るわないといった問題を抱えていた。そのため2000年代前半から広島市中心部におけるサッカースタジアム構想が持ち上がっていた。そして、スタジアムの建設に誰よりもこだわっていたのがサンフレッチェの久保允誉会長だった。
2012年にサンフレッチェがJリーグ初優勝を飾ったことで新スタジアム構想はさらに過熱するようになるが、建設予定地を巡って市・県・サンフレッチェ、さらには広島の財界を巻き込んで紆余曲折を重ね、そのたびにサッカースタジアム建設候補地が挙がっては消える混沌とした状況が続き、ようやく最終的に広島市中央公園に建設する方針が固まったのは2019年のことだった。
基本方針の策定を受けて建設事業の具体化が進み、「中央公園サッカースタジアム(仮称)基本計画」として基本計画が策定され、2023年6月6日にエディオンピースウイング広島(EDION PEACE WING HIROSHIMA)の命名権名称が与えられたことが明らかにされた。
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最終更新:2024/09/11(水) 09:00
最終更新:2024/09/11(水) 09:00
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