新静岡セノバ

新静岡セノバ[しんしずおかセノバ]とは、静岡市葵区鷹匠一丁目に所在する、静鉄グループを代表し、同社グループの旗艦施設ともいえる、駅ビル型複合商業施設である。

「セノバ」の呼称も、広い世代へようやく浸透したようである。一部の年配者からはいまだに「センター」（後述）。

概要

前身は、1966年に竣工した「新静岡センター」。数回の拡張などを行ってきたが、土地の高度利用および施設の老朽化・耐震性などを勘案した結果、2009年1月31日に閉鎖。同年4月に建物取り壊し作業が開始され、約2年後の2011年10月5日、名称はもちろん、床面積を数倍にして全面建て替え、地下水脈を有効活用した館内空調、静岡市域初出店の各有名ブランドショップ誘致、同じく著名ブランドショップを近隣某近隣商業施設から事実上の「引き抜き」も敢行、という少々キナ臭い内容などの各種話題を振りまきつつ、ともあれ「新静岡セノバ」として新装オープンした。施設概要の第1期プレスリリース時に「未定」「非公表」のテナントが存在したのは、上述取り消し線部分で述べた理由のため。

同時に、新静岡駅・新静岡バスセンターのバリアフリー・シームレス化、バスターミナルのスクリーンドア化工事も進行。各種液晶画面、案内画面の新設・大型化などを行い、交通の要衝にふさわしい姿となり、その他諸々の面目を一新した。

交通

JR静岡駅の改札口から徒歩約7分（地下道とスクランブル交差点を経由するのが最短経路であるため）と意外とかかるが、静鉄電車新静岡駅・しずてつジャストライン新静岡バスセンターとは一体化しているので、改札口や各降車場所から1階中央エレベータ・エスカレータまでは、徒歩30秒～5分（道路事情でバスセンターに入らない「新静岡御幸町」バス停と相互で最混雑時にベビーカーも同伴と想定）もあれば到達できる。

静岡駅から歩きたくない、「徒歩？だが断る」という人は、しずてつジャストラインが静岡駅北口バスターミナル（「静岡駅前」）からセノバ1階を経由する系統（60番台がメイン）を運転している（運賃は大人100円）ので、各自で研究してみてください。

余談であるが、2013年4月現在、新静岡バスセンターのチラシ置き場には、しずてつジャストライン（および共同運行会社）高速バス行先各地の観光・グルメ系パンフレット（甲府市、横浜市みなとみらい／元町・中華街地区、大阪市など）および、スルッとKANSAI加盟社局の単発チラシ・広報紙「Asobon!」（スルKAN協議会）「TOKK」（阪急電鉄）「K PRESS」（京阪電気鉄道）などが配置されており（いずれも部数に限りがある）、若干京阪神方面に情報が偏るキライはあるが、明らかに旅情を誘ってることとともに、内容が鉄ヲタ的にも気になるし、読んでるだけで腹も減る。やいやい（「やれやれ」などの意の静岡方言）。近鉄さん、南海さん、「近鉄ニュース」「NATTS」、京都・奈良・吉野や高野山の情報も、よければ置いてやってください。_{こっちには日本平くらいしかありませんが…}

テナント

有名どころから行くと「BEAMS」「スワロフスキー」「ユナイテッドアローズ」「東急ハンズ」「ノジマ」「丸善＆ジュンク堂書店」「シネシティ・ザート（シネマ・コンプレックス）」などがある。

ジュンク堂と同じ階の5階には、K-MIX（静岡エフエム放送）のサテライトスタジオがあり、放送中はカーテンが閉められていない限り、外から見ることができる。いい社会見学になりそうだ。

この5階を訪れると、半強制的に鼻腔をくすぐる香りがする。つーか漏らしてるだろ意図的に。芸能人も（他店に）お忍びで訪れる…？という、ハンバーグレストランチェーン「炭焼きレストランさわやか」がある。同チェーンの概要は当該記事に譲るとして、一貫して郊外ロードサイド型の店舗展開（≒公共交通でアクセスしづらい）を行ってきた「さわやか株式会社」初の複合商業施設出店形態であること、鉄道駅・バスターミナル直結なので、帰り道を気にすることなく業界トップクラスのコストパフォーマンスを誇るアツアツのハンバーグを、アルコールとともに楽しめることを特記しておきたい。

ついでに記すと「さわやか」の味をシメた県外民が、鉄道で静岡県を横断する際「途中下車してでも『さわやか』寄りてぇなぁ…、けど、店の位置がアレだよなぁ…」などと気に病むことが、静岡駅からのアクセスも抜群の当施設内店舗出店で一掃されたことになる。

なお、同じ5階にはオープンテラスもあり、天気の良い日は、その横のイタリア料理店が提供する飲み物や食事を楽しむこともできる。っていうか、そういう高尚な嗜みを「しぞーか人」は知らないので、都会から静岡を訪れた皆さん、機会があれば飲み物だけでも使って、お手本を見せてあげてください。

その一角に祀られた「新静岡セノバ稲荷社」は…、静鉄グループの繁栄や飛躍を願いたいようなお心の方は、ご自由に参詣ください。字のごとく、伏見稲荷大社のお稲荷さんが勧請されているのでしょうけど。

施設名の由来

旧「新静岡センター」の名称でもある"center"（英語で「中央」ほか)＋"nova"（英語で「新星」ほか)

"ceno-"（英語で「新しい」の意を持つ接頭語)＋"va!"（スペイン語で「行こう!」「始める」など）

日本語で「幸せの場」「待ち合わせの場」の、いわゆる「語呂合わせ」　で

cenova

―など、多言語由来、かつ幾通りの意味を含有している。

（同施設公式ウェブサイトなどより一部引用）

関連動画

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関連項目

• 新静岡センター
• 新静岡駅
• 静岡鉄道
• 静岡駅
• 静岡市
• ニコニコグルメナビ

外部リンク

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