星輝兵ネビュラロード・ドラゴンとは (スターベイダーネビュラロードドラゴンとは) [単語記事]

世界の法則は呪縛―ロック―した。
我こそが新たなる法である。

星輝兵ネビュラロード・ドラゴンとは、TCG「カードファイト!! ヴァンガード」に登場するユニット（カード）である。

◎スペック◎

ノーマルユニット
 クラン：リンクジョーカー　種族：サイバードラゴン
 グレード：3　パワー：11000　クリティカル：1　シールド：なし
永【V】【LB4】（あなたのダメージが４枚以上で有効）：あなたのターン中、相手の呪縛カード１枚につき、あなたの前列の《リンクジョーカー》すべてのパワー＋3000。
起【V】：[CB2] 相手の後列のリアガードを１枚選び、呪縛する。
（呪縛されたカードは、裏向きになり何もできない。持ち主のターンの終わりに表に戻る）
永【V/R】：盟主（共通するクランがないあなたのユニットがいるとアタックできない）

侵略者“リンクジョーカー”の先兵「星輝兵」にして、主にドラゴンエンパイア、ダークゾーン侵略の指揮を取る指揮官。何よりも効率を重んじ、犠牲や破壊を伴う策略は当然の事、最も合理的だと判断すればどれだけ残虐な計画であろうと躊躇い無く実行に移す冷徹な戦士。自ら進んで「虚無（ヴォイド）」の力を受け入れた者だが、およそ感情があると推測させる行動を一切行わない為、自我が存在するのか定かでは無い。また、全軍への指令を伝える時以外は口を開かず、滅多に耳にする事の出来ないその声は、緩急が全く無い機械のように無機質な物だという。喜びも悲しみも憎しみも恐れも無い。彼の内には何も無い。本隊から発信される新たな任務だけが、唯一無二とも言える行動原理。正義よりも悪よりも恐ろしい無の化身達を引き連れ、虚ろを宿した黒輪の竜は速やかに行動を開始する。

公式ポータルサイト「今日のカード」より引用

◎概要◎

惑星クレイを侵略するために現れた虚無（ヴォイド）の化身、「リンクジョーカー」に所属するグレード3のユニット。2013年 7月6日に発売されたブースターパック第12弾「黒輪縛鎖」に収録されている。

一つ目の能力は、相手の場の呪縛カードの数に比例して自身を含めた前列のリンクジョーカーのパワーをアップさせるリミットブレイク能力。
『星輝兵インフィニットゼロ・ドラゴン』からブレイクライドすることで、このユニット単体だけで27000という高パワーになる。ブーストを含めたパワーで攻撃すれば、相手は完全ガードユニットを握っていない限り防ぐのは困難を極めるだろう。
現在は『日食の星輝兵チャコール』をリアガードに置くことで、ダメージが３以下でもこの効果を発揮することができる。早い段階で畳み掛けられれば、その分相手の手札を多く奪い取れる。

もう一つの能力は、メインフェイズ中カウンターブラストを2枚支払うことで、相手の後列にいるリアガードを選んで呪縛することができる。この能力のおかげで他のカードに頼らずとも、リミットブレイクスキルを活用することができる。
ただし、このカード自身の呪縛性能は、後続のカードと比べると非常に抑え目であると言わざるを得ない。特に、一弾後の『星輝兵カオスブレイカー・ドラゴン』に負けているのは厳しい。他のカードとの併用を考えたい。

このカードの利点は、自身が「星輝兵」名称を持ちながら、効果は「星輝兵」に一切依存していないこと。
そのため、「星輝兵」ではないリンクジョーカーのカードを組みこむことに全く障害がない。登場当初は大半のカードが「星輝兵」だったが、現在は「星輝兵」以外にも有用なカードが多数存在しているため、差別化は十分可能である。

呪縛されたユニットは、その持ち主のターン終了まで攻撃、ブースト、効果の発動など一切の行動を封じられてしまう。自身の攻撃力を高めるだけでなく、相手の攻撃力を削ぐこともできる。まさに攻防一体型の切り札といえるだろう。

◎相性の良いカード◎

星輝兵インフィニットゼロ・ドラゴン
相手の前列と後列のリアガードを1体ずつ呪縛するブレイクライドスキルを持つ。相性に関しては先述した通り。
掃射の星輝兵ルテニウム
 『ネビュラロード』をブーストしたとき、ソウルを1枚ドロップすることで、ブーストと合わせて11000のパワーを与えられる。ソウルを増やすリンクジョーカーのカードは少ないため持続力はそこそこだが、リアガードの『ネビュラロード』でも22000のパワーを叩きだすことができる。
凶爪の星輝兵ニオブ
魔爪の星輝兵ランタン
相手のリアガードが自分のカード効果で呪縛される度、そのターン中パワーを+2000する効果を持つ2枚。
『ネビュラロード』のスキルと合わされば全ラインがパワー30000越えという凄まじい攻撃力を発揮することも。
無双の星輝兵ラドン
魔弾の星輝兵ネオン
 ネビュラロードドラゴンのように、「星輝兵」と名のつくヴァンガードがいれば、攻撃時パワー+3000する効果を持つ。
ほぼ無条件で10000以上のパワーを得るためラインの安定に一役買ってくれるだろう。
日食の星輝兵チャコール
【LB4】を解除できるリアガード。相性については先述の通り。
『星輝兵コロニーメイカー』の効果でスペリオルコールすることができ、呪縛から即座に効果を発動できる。
閃銃の星輝兵オスミウム
星輝兵ボルトライン
 オスミウムはアタックをヴァンガードにヒットさせた時、ボルトラインは自身がブーストしたアタックがヴァンガードにヒットした時、呪縛カード１枚の相手ターン終了時の解呪を封じる。
呪縛カードの維持は『ネビュラロード』の効果を継続して発揮できることになるため、リアガードのパワーも上昇させることでヒットが望みやすくなる『ネビュラロード』との相性は良好。ボルトラインは後述の『落日の刀身ダスクブレード』と併用することで自発的に呪縛カードを作り出すことすら可能。
星輝兵コロニーメイカー
呪縛カードがある場合、カウンターブラスト１でグレード１以下の《星輝兵》を山札からコールできる。
呪縛カードを作り出すまでが大変だが、先に挙げたグレード１のリアガードが全てスペリオルコール対象である。
早くから『ボルトライン』でΩ呪縛を狙う、あるいは『チャコール』でリミットブレイクを発動させパンプアップ、等幅広い戦術が取れる。場合によっては、カウンターコストが３あれば『ネビュラロード』の呪縛効果を切って速攻で条件を満たしてしまうのも悪くない。
伴星の星輝兵フォトン
単独記事参照。星輝兵名称を生かすデッキならば必須カード。ただし、『落日の刀身ダスクブレード』を中心に据える場合は必須というわけではない。
連戦の星輝兵テクネチウム
攻撃時手札の星輝兵を１枚捨てることで、バトル中パワー+5000した上で、アタックがヒットした場合カウンターチャージに加えソウルチャージ１を行うことができる。
パワーアップは『ボルトライン』、ヒット時のソウルチャージは『ルテニウム』と相性がいい。カウンターチャージについては言わずもがな。ただし、手札１枚を切らないと効果を使えないことに注意。
星雲竜ビッグクランチ・ドラゴン
 リンクジョーカーのGユニット。相手のリアガードを１体選択し、その列のリアガード全てを呪縛してしまう。
このカードによる呪縛は次の相手ターンでは自然に解除されないため、次の自分のターンに呪縛カードを残すことができ、このカードのリミットブレイクに繋げることができる。
落日の刀身ダスクブレード
 Gユニットを使用した後に使用可能な「ジェネレーションブレイク」を持つグレード2。星輝兵名称ではないが、このカードと併用する場合は何ら問題はない。
ブーストを受けてヴァンガードにアタックした際、カウンターブラスト僅か1で相手のグレード2以下のユニット1体を呪縛することができる。『ネビュラロード』と併用する場合、『ネビュラロード』を上回る呪縛効率である上に、実質パワー+3000が追加されるためさらなるパワーライン上昇すら見込める。
一度Gユニットを使用する必要はあるが、その手間をかけるにふさわしい能力を発揮できる。
渦状星雲の落とし子
ファーストヴァンガード候補。「ジェネレーションブレイク」にて、自身のソウルイン＋自軍リアガード１枚の呪縛で相手リアガード１枚を呪縛できる。
自軍リアガードを呪縛する必要があるとはいえ、カウンターブラストを使わずに対象の制限なしに呪縛カードを０から１にできるのが大きい。
《ダークメタル・カメレオン》を上手く後列に置けていれば、それを呪縛した後の解呪時にカウンターコストを１回復できるため、ディスアドバンテージをカウンターブラストで取り返しやすい。

◎アニメでの活躍◎

アニメではリンクジョーカー編第25話（通算では第129話）が初登場回。Яファイターとなった櫂トシキが新城テツとのファイトで使用。『星輝兵インフィニットゼロ・ドラゴン』からブレイクライドした。
ブレイクライドスキルと自身の起動効果を組み合わせ、テツの場にいた『グウィン・ザ・リッパー』『ドリーン・ザ・スラスター』『グリーディ・ハンド』を呪縛・THE・リアガードし、そのままファイトのフィニッシャーとなった。
その後、第31話（通算第135話）でも光定ケンジに対してフィニッシャーになっているが、その後・・・。