東京スタジアムとは (トウキョウスタジアムとは) [単語記事]

東京スタジアムとは、東京都調布市にある多目的スタジアムである。

2003年 3月1日から味の素がネーミングライツを取得しており「味の素スタジアム」という呼称を使用している。略称は「味スタ」。

概要

基本情報
東京スタジアム Tohyo Stadium 味の素スタジアム
所在地	東京都調布市
開場	2001年 3月10日
所有者	東京都
使用チーム	・FC東京・東京ヴェルディ
収容能力	47,851人
グラウンドデータ
グラウンド	天然芝
ﾋﾟｯﾁｻｲｽﾞ	105m×68m
経歴
味の素スタジアム(2003年 3月-）
競技場テンプレート

第三セクターの株式会社東京スタジアムが指定管理者として運営管理を行っており、球技や陸上などのスポーツのみならず、野外コンサートやフリーマーケット、自動車メーカーの展示会など各種イベントの会場として幅広く利用されている。また、「仮面ライダーシリーズ」、「スーパー戦隊シリーズ」や「相棒」など、東映が製作する作品のロケ地として多用されている。

1973年に在日米軍から返還された東京調布飛行場の跡地の一角に立地しており、元々は2013年に開催される第68回国民体育大会の主会場となることを想定して陸上競技場として設計されたが、補助グラウンドの整備が遅れ、日本陸上競技連盟第1種陸上競技場の公認を得られないため、開場以来しばらくはサッカー・ラグビーなど球技専用の競技場として利用されていた。

2001年 3月10日に開場となり、J1リーグ開幕戦のFC東京 vs 東京ヴェルディの東京ダービーがこけら落としとなった。7月28日には初の音楽ライブイベントとしてGLAYが大掛かりなライブを開催（GLAY EXPO 2001 ）。2016年 6月25日には天覧試合としてラグビーの国際親善試合日本 vs スコットランドが開催。当時の天皇・皇后両陛下が試合を観戦している。

トラック整備が開始されたのは開場から10年が経過した2011年のことだが、陸上トラックが整備された後も陸上競技場として使用される機会が少なく、普段は陸上トラックの上に人工芝を敷き詰めている。2017年 2月28日には日本陸連第1種公認が満了となった。

スタンドは上層（20,600席）、下層（29,370席）の2層からなっており、上層スタンドのほぼ全体と下層スタンドの上段は、屋根で覆われている。南北両サイドスタンドには三菱電機製のオーロラビジョンが設置。2019年より、メインスタンド側とバックスタンド側に、縦0.96m×横230.6mのリボンビジョンが設置されている。

メインスタジアムの東側に前面人工芝の補助グラウンドがあり、命名権により「アミノバイタルフィールド」と呼称されている。2004年まではJFLの公式戦が開催されていたが、現在はアメリカンフットボールやクリケットがメインとなっている。

メインスタンド西側には2012年 4月に開設された天然芝の競技場があり、こちらは2019年より味の素 AGFが命名権を移譲されたことで「AGF フィールド」という呼称になった。こちらではJFLやなでしこリーグ、関東大学サッカーリーグが開催されている。WEリーグの日テレ・ベレーザがホームスタジアムとして使用している。