アメリカンフットボール 単語

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アメリカンフットボール

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アメリカンフットボールとは、19世紀後半ごろアメリカで生まれた球技の皮を被った格闘技である。

どんなスポーツなの?

一度にフィールドに出られる人数は11人。フィールドは長辺120ヤード(約109.3メートル)のサイドラインと短辺53ヤード1フィート(約48.78メートル)。ラグビーボールに似た楕円形のボールを使う。

試合時間は1クォーター15分×4の60分であるが、しばしば計時が止まるので実際の試合時間は3時間をえることもしくない。

ゲーム的は、ボールを相手のエンドゾーンに向けて前進させ、得点することである。ボールを前進させるにはボールを持って走る方法(ランプレー)と、味方にパスを投げる方法(パスプレー)がある。

得点ボールを持ってエンドゾーン内に入る(ラグビーと違い、ボールを地面に着ける必要はい)、もしくはエンドゾーン内でパスを受けるとタッチダウンで6点が入る。また、キックしたボールゴールポスト上に通過させても得点が入り、この場合は3点である(フィールドゴール)。他にはタッチダウン後のボーナスゲームタッチダウンなら2点、フィールドゴールなら1点が入る他、セーフティーと言う特殊な得点方法(自殺点、QBが自エンドゾーンサックされるか反則を犯すなど)もあり、これは守備側に2点が入り、さらに得点を入れられた側がキックオフセーフティパント)する。

特徴としてはファンブルカバーを除いて、ボールが地面についた時点でプレイストップする事である。

で、ラグビーと何が違うの?

アメフトもラグビーも楕円形のボールを使い、しいコンタクトがあることから両者はしばしば混同されるが、この2つは全く違う(厳密にはラグビーから枝分かれし、独自の発展を遂げた)スポーツである。ラグビーとの分かりやすい違いは

上記の理由により、ラグビー同様にボールを運び合う競技でありながら、「一部の例外を除き、攻守が明確に切り替わる」「細かいプレーの積み重ねで進行する」という野球に近い性格も持ち合わせている。また、スクリメージラインからぶつかり合う様はさながら大相撲である。

他の違いとしては、

などがある。

アメフトの人気

アメリカの場合

アメリカでのアメフトの人気は絶大で、野球(MLB)やバスケットボール(NBA)やアイスホッケー(NHL)などをアメリカで最も人気のあるスポーツである。その人気を二分しているのがNFLと呼ばれるプロリーグNCAAフットボールと呼ばれる大学生によるリーグである。

NFLは全各地に存在する32チームMLBNBANHLと異なりカナダチームはない)を2リーグに分けて開催されるリーグである。レギュラーシーズン16試合とその成績上位12チーム(各リーグ6チームずつ)によって行われるプレーオフによって年間王者を決定する。年間王者決定戦であるスーパーボウルの視聴率は毎年40パーセントえ、アメリカの歴代テレビ視聴率ランキング上位10位を独占している。

昔から絶大な人気を誇っていたわけではなく、1983年の統計からそれまで民的娯楽とまで言われ人気1位だった野球を逆転したといわれている。その背景には、底したチームの均衡化があり(全ウェーバー制、サラリーキャップの導入など)、毎回のように異なるチーム優勝を遂げたりするなど、どのフランチャイズ地域も盛り上がれるように営業努を行ったのが大きい(NPBも見習え)。ただ、近年は高騰するスタジアム運営費が政を圧迫するなど、それが原因でフランチャイズが入れ替わることも多くなっている(2016シーズンセントルイスラムズがLAに移転。17シーズンにはサンディエゴチャージャーズもまたLAに移転する。またオークランド・レイダースはラスベガスへの移転計画が発表された)。

NCAAフットボールカレッジフットボールともいい、アメリカ大学アメフトリーグである(NCAAとは全大学スポーツ協会のこと。アメフト以外にも野球バスケットボールレスリングなど様々な協議のリーグを管轄している。) 大学リーグって所詮アマチュアでしょ?プロより人気なんかあるわけないでしょ?と侮るなかれ、カレッジフットボールNFL較しても決して劣らない人気を誇っている。それどころかMLBNBAを上回る人気を誇っているのである。

カレッジフットボールは年間最大12試合のレギュラーシーズンを戦い、その成績によって毎週変動するランキングを発表する。レギュラーシーズンを終えた時点でランキング上位4校がプレーオフに進出し、年間王者の座を争う。決勝戦の視聴率は17パーセントほどではあるが、これはMLBワールドシリーズ(7パーセント)、NBAファイナル均視聴率より高い。全でこれを上回るイベントスーパーボウルオリンピックしかない。

日本の場合

日本世界で2番にアメフトが人気であるといわれているがそれでもラグビーと混同する人が多いのも事実である。日本では学生アメフトと社会人リーグであるXリーグリーグである。

学生アメフト関西関東、中四国九州東北北海道の各地方ごとに連盟が存在し、それぞれリーグ戦を開催している。その中で実が抜けて高いのは関西関東大学リーグである。特に、関西ではほとんどの大学ラグビーよりを入れており(というより、ラグビーに注しているのは同志社産、理ぐらいで、有な選手は軒並み関東に行ってしまうため)、学生スポーツで1番人気形競技となっているなど人気が高い。これは、関西大学がアメフトにアイデンティティを見出しているためで、地な営業努もあって関西学生リーグの方が人気も注度も段違いである。全制覇してから一躍人気チームとなった京都大学ギャンスターズ甲子園ウル最多優勝を誇る関西学院大学ファイターズのほか、近年はファイターズ覇者を競い合っている立命館大学パンサーズ、他に関西大学カイザース、同志社大学ワイルドローバー神戸大学レイバンズ、龍谷大学シーホース甲南大学レッドギャングなどの古、強が多く、関戦や関立戦、立戦などの対戦には万単位の観客が入り、試合もNHK地上波生中継するなど較的メジャースポーツとなっており、スポーツ新聞でもけっこう大きく扱われる。グッズ売り上げも好調で関学グッズの一年間の売り上げは1000万円をえるらしい。また関西学生連盟は自前で大阪・吹田の万博公園に競技場を建設している。観客席が低くてちょっと試合が見にくいのは気にしない

関西に対をなすの関東連盟である。連盟加盟大学数は関東の方が多く、過去は東側も過去に18回優勝経験を誇る日本大学フェニックス法政大学トマホークスなどの活躍もあり、実は伯仲していた。近年は、打倒関西勢と関東学生アメフトの再建のため、1部リーグトップ8、ビッグ8という上位リーグと下位リーグに分けて、入れ替え戦も実施するなど抜本的な取り組みを始めている。その結果、熱した勝負が増えて観客も増加している。トップ8には日大、法政に加え、早稲田大学ビッグベアーズ、慶應大学ユニコーンズ)なども強として君臨しており、アメフトでも早慶戦が注を集めている。その他明治大学グリフィンズ、中央大学クーンズ、立教大学ラッシャーズ、日本体育大学トライアンファントライオン東京大学ウォーリアーズなどがあり、高い戦略性がめられるスポーツだけに東西とも難関校に強が多いのが特色といえる。なお日本大学アメフト部は2018年の悪質タックル問題、2023年の部員の違法物所持による逮捕不祥事が相次いだ結果、2023年度をもって廃部となることが決まった。

大学アメフト年間王者を決めるのが甲子園ウルである。2008年までは関東関西の王者対抗戦という形をとっていたが、09年から全各地のリーグの成績上位チームによるトーナメントの決勝戦という位置づけに変わった。なお、16年まで関東関西以外のチームが出場したことはない。(関西関東の実が抜けているため、他連盟で対抗できるチームがない。良くて愛知の名大くらい)16年は関西学院大が勝利し、関西勢が10連勝していたが、17年に久々関東勢の日大勝利した。

他に社会人リーグのXリーグも毎年行われている。最近はNFLの届かなかったものの、実アメリカプレイヤーが参加するなど、リーグレベルがさらに上昇している。社会人チームの王者決定戦はXボウルと呼ばれる。そして、この甲子園ウルとXボウル覇者同士が争うのが毎年東京ドームで開催されるライスウルである。

他にもアメフトリーグであるプライベートリーグ高校アメフト部のリーグも存在し、これらを含めた競技人口はおよそ2万人ほどである。

また、アメフトを子供の頃からしんでもらおうと、大阪府兵庫県ではフラッグフットボールと呼ばれる、簡易アメフトが盛んである。他にタッチフットボールと呼ばれる簡易アメフト競技もあり、日本ではタッチアンドフラッグフットボール協会が管轄している。

他にはドイツも競技人口は日本と同じぐらい、リーグもあるなど古くから盛んなの一つとなっている。その他、メキシコにもアメフトのリーグがある。

ちなみに、カナダにはアメフトと類似したスポーツ、カナディアフットボールがあり、CFLはカナダでそれなりの人気がある(NHLには遠く及ばないが)。そのほか、オーストラリアで盛んなオーストラリアフットボールアイルランドで盛んなゲーリックフットボールなども遠い戚である。

で、どうやったら試合見れるんですか?

現地観戦

やっぱりスポーツは現地観戦したほうが迫がある。内では各学生連盟やXリーグホームページに日程や会場アクセスが載っているのでそれを参考に試合を観戦しに行こう。チケットも大体1000円ちょっとで2,3試合楽しめる。ボウルゲームは少々値段が上がるものの、強いチーム同士が対戦するので見ごたえ十分である。

http://www.xleague.com/exit (Xリーグ公式サイト

http://www.kansai-football.jp/wp/exit (関西学生アメフト連盟公式サイト

http://www.kcfa.jp/exit (関東学生アメフト連盟公式サイト

本場アメリカNFLは各チームインターネットでチケットを販売しているほか、日本旅行代理店が観戦ツアー企画しているので英語が不安な人はそちらを使うのが難だろう。

テレビ、インターネット観戦

会場が遠い、予定が合わない、外に出たくない…いろんな理由で現地に行けないこともあるだろう。そんな人のためにテレビインターネットでアメフトを見る方法を記載する。

テレビ観戦方法

アメフトを放送しているテレビ局NHKBS1日テレG+である。

NHkBS1NFL内ボウルゲームを放送している。NFLレギュラーシーズンを毎週3試合ずつ録画放送し、プレーオフは全試合放送する(リーグ優勝決定戦とスーパーボウル生放送)。レギュラーシーズンでは試合から一週間ほどディレイすることも多いのが弱点。また1週間のハイライトNFLウィークリーという番組で放送している。

日テレG+(CS放送)NFLを放送しており、レギュラーシーズンを毎週4試合(そのうち、1から2試合が生放送)。プレーオフも全試合放送(スーパーボウルは録画)している。また、アメフト好きで知られるお笑いコンビオードリーMCを務めるNFL楽部という番組も放映されている。この番組は地上波関東ローカルBS日テレでも視聴可

他にも地上波地方ローカル放送であったり、GAORACSでアメフトを見ることができる。(関西学生リーグ

インターネット観戦法

インターネットによる観戦方法は様々なツールがあるため、リーグごとに分けて記載する。

NFL

NFLインターネットで見る方法としてNFL GAME PASSDAZN、そして日テレジータスNFLGOが挙げられる。

NFL GAME PASSNFL公式が行っているオンラインサービス。全試合生放送、見逃し配信、2009年からのアーカイブ視聴etc・・・公式だけあってサービス内容は至れり尽くせり。通勤時間に視る用にダウンロード視聴もできる。しかし、問題は為替レートにもよるが1シーズン約3万円というなかなか高額な値段設定、支払いはクレジットカード払いのみ(さすがカード社会アメリカ。一応日本語契約なのでそのあたりは心配ご用、ただ放送コンテンツはすべて英語での配信。ただし、基本的にはアメリカ外向けのサービスである。

DAZN2016年から始まったオンラインスポーツ配信サービスNFLをはじめサッカーJリーグブンデスリーガリーグアンFAカップなど)野球MLBプロ野球UFCF1NBAなどさまざまなスポーツを配信している。お値段は1カ1800円NFLレギュラーシーズン一週間に4試合ほど生配信プレーオフも全試合生配信している。実況解説は全試合日本語。見逃し配信も可ではあるがNFLは長くても1週間と短いので注意。もっと長くしてクレメンス一応、ハイライト等も見ることができる。

日テレジータスNFLGO2021年からCATV日テレG+で放映している試合をライブ配信&見逃し配信に対応している配信サービス。何より強みなのは日本語での実況解説がついており、ハイライト無料コンテンツもある。試合の配信を見るためにはシーズン1,800円シーズンパック、またはプレーオフ開始前後の試合が視聴可になる900円の後半シーズンパックを購入する必要がある。(※どちらも期間中の一部試合配信のみである点には注意)見逃し配信についても2021年現在開からの縛りはなく一3月末まで視聴できるようだ。

カレッジフットボール

カレッジフットボール日本でのテレビ放送がないので、インターネットを使って見るしかない。

代表的なサービスESPN PlAYER これはアメリカスポーツ専門TV局ESPNが放送するスポーツ海外から視聴できるサービス。この中でNCAA Collegge Passカレッジフットボールを配信している。フットボール以外にも野球バスケットボールなどの試合も配信している。お値段は1年間で164.99、1カ32.99

他にも各カンファレンスが独自の配信サービスを持っていることもある。

一番簡単なのはyoutubeだろう。以前からハイライトや録画再生を流すこともあったが、一部の試合はライブでも見られるようになった。

関西学生リーグ

関西学生リーグ1部の試合はrTVというサイト全試合実況解説付きで配信している、しかも無料(基本的に生放送、その試合がテレビ放送される時は録画放送)。1部の試合以外にも2部との入れ替え戦や甲子園ウルも放送している。見逃し配信も可であり、関西学生アメフトを追いかける上で心強い味方になってくれる。一応ニコニコチャンネルも持っているが…(お察しくださいrTVニコニコチャンネルexit_nicochannel

関東学生リーグ

関東学生リーグの試合はフットボールTVというサイトが配信している。こちらも無料であるが、見逃し配信には対応していない。見逃した場合はDVD購入しかないのだ…そして高い。

Xリーグ

Xリーグ公式Ustreamにおいて配信を行っている。公式サイトからちゃんとリンクがある。見逃し配信も対応しており、後日ようつべに試合の全編がアップされる。少々カメラボールアップにしすぎるために試合全体がわかりにくいのが欠点。

実況・解説陣

アメフトの実況解説は多キャラを持った人たちがいる。そんな人たちを紹介しよう

近藤・・・ニコニコ野球ファンにはショットおじさんとか、ゴーンおじさんとして知られている。実は帰国子女立命館大学アメフト部出身。大学時代には最優秀守備選手に選ばれたり、アメフト日本代表に選ばれたりした実をもつ。社会人リーグNFLヨーロッパプレイしたのち引退引退後はスポーツアンカーとして野球、アメフト、バスケットボールなどのスポーツ実況を行うほか、コラムや記事を執筆するなど幅広い分野で活躍している。プレーヤーなのになぜか解説ではなく実況しているのがミソ

有馬隼人・・・関西学院大時代にQBとして活躍。4年次には甲子園ウル優勝、年間最優秀選手を獲得した。大学卒業アナウンサーとしてTBSに入社、はなまるマーケットなどにも出演していた。しかし、やはりアメフトを捨てきれず入社3年TBSを退社しXリーグアサヒビールに入団し活躍した。2012年に現役引退コーチ就任。元アナウンサーであることを生かし現役プレーヤーではあったが2004年からアメフトの実況も開始。解説も行うことから、実況解説どちらもできる二刀流である。(コーチも入れると三流?)

タージン・・・関西ではおなじみ、黄色眼鏡をかけた「ロケの帝王」。関西ローカルタレントのため他地区では知名度がほとんどない。そんな彼もアメフトの実況を行う。どちらかといえば淡々と実況するスタイルである。NFLのなかではかなりのレイダーファン。彼は後述の人物とセットで登場することが多い。

河口正史・・・まずはこちらの動画をご覧いただこう⇒スポーツ王NO1決定戦exit この動画8:30ごろから始まるPOWER FORCEという競技。これはお互いの背中を綱でつなげて引き合い、ステージの端に設置されたボタンを押したほうが勝ちというものである。室伏広治が他のアスリートを軽々と倒していく中、一互った彼こそ河口正史である。立命館大学アメフト部出身(近藤氏とは同学年)で現役時代はLBとして活躍。NFLの下部リーグNFLヨーロッパに参戦した彼は、2002,03年とNFLキャンプに参加し、プレシーズンゲームに出場した経験を持つ。残念ながら、チームシーズン本番の契約を結ぶことはできなかったが、NFLに一番近づいた日本人プレイヤーの一人である

濱田・・・日本アメリカンフットボール審判協会副理事であると共に、関学高、大で活躍した元選手。タージンとのコンビ解説するときは「ターハマ」としてしまれ、関西でのアメフトイベントにも呼ばれることも多い。タージンにアメフトを仕込んだ本人。審判は本業ではなく、本職は中学教諭。

ポジション

 

攻撃のポジション

クォーターバックQB)・・・プレイ開始時にセンターからボールを受け取り(スナップと言う)ランプレー時はランニングバックボールを手渡し、パスプレー時はワイドシーバータイトエンドにパスを投げるポジションである。作戦を決定するであり、アメフトのポジションである。OLが構成するポケットの中に居てパスを投げるポケットパッサーと、自ら走るモバイルパッサーに分かれる。

ランニングバックRB)・・・HBハーフバック)とFB(フルバック)の2つに分かれており、ハーフバック仕事ランプレー時にボールを持って前に進むことであるが、パスプレイ時にはショートパスを受けることも多い。小柄で足の速い選手に向いているポジションだと思われがちだが、すぐに倒されないためにもパワーがかなり重要である。(もちろん、足が速いこと前提だが)またフルバックはハーフバックを開くためのハーフバック専属のブロッカーとなることが多い。

ワイドシーバー(WR)・・・パスプレー時にクォーターバックからのパスを受けるのが仕事である。一般的には足が速くないと務まらないポジションだが、史上最高のレシーバーの一人ジェリーライスは実はそれほど足が速くなかったそうである。つまり、コース取りとコーナーバックとの駆け引きも重要である。

 スロットシーバー・・・WRとTEの間に位置いる第3のレシーバー名前の由来はWRとTEの間を溝(スロット)に見立ててのこと。

オフェンスラインOL)・・・C(センター)、G(ガード)、T(タックル)に分かれており、ランプレー時には相手選手をブロックしてランニングバックが走るを開け、パスプレー時にはクォーターバックを相手選手から守るポジションである。バックスべると、ボールを保持しない(センターのスナップは除く)ため、地味立たないポジションだが、ラインこそが勝敗のを握ると言っても過言ではない重要なポジションである。特にクォーターバックの利き手の逆方向のタックル(ライトタックル(RT))はクォーターバックから見えないところ(ブラインド・サイド)をブロックするため、オフェンスラインの最重要ポジションと言っても過言ではない。

タイトエンド(TE)・・・ある時はワイドシーバーと共にパスを受け、またある時はオフェンスラインと共にブロックするマルチポジションである。優秀なチームには優秀なタイトエンドが居ることが多い。ブロックが得意なタイトエンドをブロッキングタイトエンド、レシーブが得意なタイトエンドをレシービング・タイトエンドと言い、最近は後者NFLに多く見られる。

 守備のポジション

ディフェンラインDL)・・・DT(ディフェンスタックル)とDE(ディフェンスエンド)に分かれていて、ディフェンラインが3人の時のDTの選手をNTノータックル)と呼ぶこともある。相手のラインを破り、クォーターバックやランニングバックを潰すなどして相手のプレイを崩すポジションである。攻撃側のほぼ全ての作戦オフェンスラインがしっかり働くことを前提に立てられている。つまり、これを根底から崩すことのできる優秀なディフェンラインを擁するチームは非常に厄介である。

ラインバッカー(LB)・・・MLB(ミドルラインバッカー)とOLB(アウトサイドラインバッカー)に分かれており、ラインバッカーが4人の時のMLB2人をILB(インサドライバッカー)と呼ぶ。対パス守備も対ラン守備もこなし、ある時はディフェンラインと共にクォーターバックを潰しに行く(ブリッツと言う)ポジションである。ディフェンスのをこなすことも多いポジションである。
ラインバッカーのうち、ん中な配置されるのをマイク、ストロンサイドに配置されるのをサムウィークサイドに配置されるのをウィリーと呼称する。

エッジ(EDGE) ...エッジラッシャーの略。最近ではDEやOLEなどDLラインにおいて、外側に配置されるボジションをエッジとひとまとめにして呼ばれるようになった。サックを稼ぎやすいのでディフェンスにおけるポジションになっている。

コーナーバックCB)・・・ワイドシーバーマークしてパスを止めるのが仕事である。場合によってはパスをインターセプト(守備側がパスをノーバウンドで捕球すること)することもある。ワイドシーバーとの1対1の勝負はまさに手に握る攻防である。

セーフティ(S)・・・クォーターバックの利き手のサイド(ストロンサイド)にいる選手をSS(ストロンセーフティ)、SSの逆サイドウィークサイド)の選手をFSフリーセーフティ)と言う。パスプレイ時はコーナーバックと共にパスを守り、ランプレイ時にはディフェンラインラインバッカーを抜けてきた選手を止める最後の砦である。優秀なセーフティは居ればなかなか大きな前進が出来ないので、攻撃側は攻めあぐねることも多い。コーナーバックセーフティを合わせてセカンダリー、もしくはDB(ディフェンバック)と呼ぶこともある。

ダイバックニッケルバック、クォーターバック・・・ブリッツとは逆に対パスプレー要員として増強されるDBのこと。5人ニッケル、6人ダイムとなる。由来は5セント硬貨がニッケルと呼ばれるのを5人と引っかけたもの。2人×5でダイムとなり、稀に3人も増強すると5×5×5=25セント硬貨ということでクォーターバックと呼ばれるから紛らわしい。

その他(スペシャルチーム)

キッカ(K)フィールドゴールキックを蹴るための選手。ゴールポストを確実に捉えるための正確性と遠い距離でも決められるキックの強さがめられる。3点でも重要だが、キッカーが立つのは問題だといえる。何故なら、タッチダウンが取れないことを意味するからだ。

パンター(P)…パントのためのキックをする選手。こちらは局面に応じて距離や位置など、自由自在に蹴り込むられる。キッカーで代用できそうな感じがしないでもないのだけど、NFLではそれぞれ専任になっている。

ロングナッパー(LS)…フィールドゴールパントの時にスナップを担当するボジション。こちらも専門職である。

ホルダー(H)…フィールドゴールトラフォーポイントの時にボールを保持する役割。正確にキャッチして、安全にキッカーにボールを蹴らせる事が要される。……これで大失敗した選手が。

キックリターナー・パントリターナー(KR・PR)…キックオフパントの時、それらのボールをキャッチして敵のエンドゾーンに向かって前進する選手の事。リターナーが進んだ地点がスクリメージラインになってプレイが再開される。ボールを正確にキャッチすると、スピードタックル回避が要されるのでWRやRBが兼任することが多いが実際は専任になっているような気がしないでもない。もちろん、キックリターンタッチダウンパントリターンダッチダウンを決めることも可で、攻撃に問題があるチームにとっては重な得点である。

用語

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腹筋崩壊注意

投稿日時が前なのでこちらも(内容は全く同じです)

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関連項目

ポジション解説画像の転載元はウィキペディアより

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最終更新:2024/10/05(土) 16:00

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