桜井ミヨとは、スマホゲーム『ブルーアーカイブ』の登場人物である。CV:花岩香奈
ワイルドハント芸術学院に所属する2年生。外部から禁制品を密輸する特殊交易部の部長でもある。専攻学科は文学。若狭フユ、ずんだもん薄葉リツとは同じ第5寮402号室のルームメイト。イベント『我らオカルト研究会!』で先行登場し、続く『誰が為の芸術 ~偽飾の絵画と美学の行方~』で本実装となった。
ワイルドハントは校則が非常に厳しく、寮監隊による手荷物検査で、外部から持ち込んだ物は大抵押収されてしまう。このため、どうしても持ち込みたい物品がある生徒は、麻薬の密輸の如く、あの手この手で検問をすり抜けようとするが、それを摘発されて余計に禁制品の種類が増える悪循環に陥っている。
特殊交易部とは、禁制品を入手したい生徒から依頼と代金を受け、密輸を行う非合法かつ校則違反の真っ黒な部活である。このような背景から表向きは存在しない部活となっており、合言葉を言わないと依頼の交渉が出来ない。ちなみに「苦痛は、時と共に消えていくが」「美しさは永遠なり」「私は人生で、決定的な瞬間を見つけたいです」「歩んできた全てが決定的瞬間だよ」のやり取りが合言葉。
寮監隊の摘発を避けるべく、禁制品を輸送するルートは複数用意され、時には投石機を使って敷地外から禁制品を投げ入れるといった大胆な策を駆使し、足が付かないよう、禁制品の受け渡しは対面ではなく、地中に埋めて、それを依頼人が直接取りに来るデッド・ドロップ方式を採用するなど、もはや手口が完全にスパイや麻薬密売人レベル。
ただ、特殊交易部が取り扱う依頼は「ナパーム弾味のフライドチキン」「LEDのワイヤーライトと蓄光テープ」「(殺虫剤の成分が入ってて発禁となった)絵の具」など、学院外では普通に売られているものばかりで、学院に直接危害を加えるような危険物は運んでいない模様。
ミヨ本人も悪事に手を染めていると自覚し、部長でありながら廃部を切望している。しかし特殊交易部の仕事は貴重な収入源でもあり、タイプライター集めに欠かせない事、またフユに振り回されたり、自身の気の弱さも相まって未だ足を洗えずにいる。それどころか希少なタイプライターを見つけた時は購入資金を得ようと自発的に依頼を引き受けてしまう。廃部までの道のりは長そうだ…。同時に「嫌いな題材だからって、作品を投げっぱなしで終わらせるのはもっと嫌です」とも語っており、一度始めた仕事を途中でやめない真面目さも廃部が遠のく要因だろう。
将来の夢は恋愛小説家。恋愛小説を読んでハマった事がきっかけで執筆活動を始めたという。だが恋愛小説なのに「恋人同士の男女の仲を引き裂くために敵組織が戦車部隊を派遣」「200発の対戦車ロケットで抵抗を試みる主人公カップル」といった、恋愛ものにあるまじき物騒な展開を描いていた(先生も「あれ、恋愛小説だったんだ……」と突っ込んだほど)。そのせいか才能が中々開花せず悲嘆に暮れている。
皮肉な事に、彼女の文章構成力や危機回避のための想像力、心の機微を読み解く力は、特殊交易部の輸送ルートや作戦の起案に活かされており、彼女の考え出した〝プロット〟無しでは、仕事の成功はありえない。まさに特殊交易部の頭脳役。仮に修正を迫られるような異常事態が発生しても、徹夜して完璧なプロットへと作り直してしまう。まるでニヤニヤ教授みたいだぁ。「こんなものを書くために入学したわけじゃないのに」とは本人の言。ゲーム中では何故か前線で戦うSTRIKER扱い。
また自身が特殊交易部の仕事を行っているからか、詐欺や悪事の手口を見抜く能力が非常に高く、ミヨに投資詐欺を持ち掛けようとした詐欺師の魂胆を一瞬で看破し、契約書を破ってそのまま堂々と立ち去った。慈愛の怪盗が出した謎めいた予告状も、白尾エリの知恵を借りて解読に成功している。七囚人として名の知れた慈愛の怪盗に交渉を持ち掛ける胆力も見逃せない。もし犯罪組織・黒亀組のボス亀島五郎が逃亡先をワイルドハントにしていたら間違いなくミヨに摘発されていただろう。
寮監隊の副隊長ヒロミとは友人関係にある。彼女に特殊交易部の活動がバレていないところを見るに、上手く隠し通せているようだ。しかし、密輸の摘発を増やして、彼女が寝不足になる原因を作ってしまっているので、ミヨが良心の呵責に苛まれる事も少なくない。
趣味はタイプライター集め。アンティークショップを巡り、初期生産のみで廃番になったモデルや、どういう訳か指向性の対人地雷を付けて、消費者に受け入れられなかったモデルなど、市場から早々に姿を消した希少性の高いタイプライターを収集している。彼女のモーション付き家具は「タイプライターデスク」。
ちなみに文学は外出しなくても作品が書けるという事で、特に外出許可が出にくいのだと言う。このためかシャーレでの当番を貴重な外出機会と喜んだり、タイプライターを購入するべく、自由外出部なる部活の力を借りて無許可で外出するなど、かなり苦労している様子が窺える。
特殊交易部に属しているとはいえ、常識的で大人しい子――と思いきや、絆ストーリーでヤンデレストーカーである事が判明。最初こそ先生を警戒する素振りを見せていたが、先生が身元を保証してくれるおかげで当番(外出)が出来、創作に集中出来る理想的な環境も用意してくれて、学院内では決して味わえないデザートまで奢ってもらったからか、いつのまにかヤンデレ化し、「何故か先生の移動ルートを把握している」「先生に会いたかったから無許可で外出した」「ワイルドハントを訪れた先生をずっと探す」といったやべー行為を見せた。
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最終更新:2025/12/06(土) 23:00
最終更新:2025/12/06(土) 23:00
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