親の言うことなんて聞くなとは (オヤノイウコトナンテキクナとは) [単語記事]

「親の言うことなんて聞くな」は、日本の実業家・起業家、ホリエモンこと堀江貴文の発言である。

正式な発言は「親の言うこと聞くな」であるが、「親の言うことなんて聞かなくていいからね」「親の言う事は聞くな」などの表記ゆれも多い

概要

事の発端は令和改元も国民に馴染み深くなり抵抗感も少なくなってきたとある年に発生した凶悪犯罪であった。

2023年の皐月 5月23日、長野県中野市において31歳の男が、散歩中であった通りすがりの老人2名を亡きものにし、続いて通報を受けてパトカーでやって来た警察官2名をも狂気そのままに刃物を刺して死に追いやった。

通称「長野立てこもり」と称される本事件「中野市4人殺害事件」は世間に衝撃を与え、さまざまな著名人がワイドショーやyoutubeなどを通してこの事件を受けて感想を述べた。この流れの中で動画をアップロードし、同動画内にて題名記載の発言を行ったのが堀江貴文である

内容

堀江貴文は同動画内で自身の半生を語った上で、田舎暮らし・実家ぐらしを生涯を終えるまで続ける事の危険性や、実体験に基づいた過酷な半生を語ったうえで、
親の言うことを聞くという行為を問題視しつつ、地方都市や田舎で実家暮らしをする若者や、家業を継げと言われたらどうしたらよいかという点において考えられる、あくまで個人的感想内における最適な行動の提案として

逃げろ！　親父なんか大したことないからね、はっきり言って。（中略）とにかく逃げ出して親と一切連絡とるな。そうすると人生変わるから。今よりいいでしょ、自分で選択した道。不安なのかもしれないけどさ、だからといって人に迷惑かけんな。人殺しちゃだめよ、やっぱり。4人も殺しちゃったら死刑になるんだよ。死刑になるんだから自殺しろ、マジでって俺は思います。正直。でも自殺もダメよ。

逃げろ、親の言うこと聞くな。人殺すな

と発言した。

反響

その過激な発言、昭和の感覚からではあり得ない・相容れない内容、親を権力者や悪い意味で偉大な権威性を持つ者とみなした衝撃的な自説からか、テレビにおいてこの発言が正面切って特集されることは少数であった

だが、視聴回数40万回を超えるなどネットにおいては反響を集め、賛否の両方を獲得し大きな注目を集めることになった。

歯に衣着せぬ物言いが目立ち、礼儀や波風を立てない対応に全く終止せず、毒舌的で必要であれば炎上商法を辞さない姿勢などが目立つホリエモンの発言には否定的意見も目立ち
「どうせいつものホリエモンだ。まともに相手するな」といった旨の反論も寄せられたが、
日本政府がほとんど対策を打ってこなかった毒親問題や、本事件とは性質が違うものの虐待などにおける、児童相談所に対する「児相は仕事なんてしてくれない」「児相は親の顔をうかがうばかりだ」といった、一部国民の根強い反感、毒親当事者による「児相は私たちを守ってはくれない」という不信感、目黒市や野田市などを代表とする児童虐待事件に対する怒りなどを背景に、非常に多くの賛成意見を集めることとなった。