阿久根高貴とは、週刊少年ジャンプで連載された漫画『めだかボックス』の登場人物で、同作第一回人気投票での順位が16位以下である。
黒神めだかや人吉善吉と同じく生徒会に所属しており、主要人物の一人であるが第一回人気投票の結果は16位以下。 結果発表でイラストどころか阿久根高貴の“あ”の字も載らなかった。
…が、詳細は後述するが第二回、第三回人気投票では大躍進している。
箱庭学園特別体育科2年11組に在籍しており、初登場時点では柔道部員であった。名瀬夭歌は彼女が特別体育科に在籍していた頃の同級生。
善吉との柔道対決を経て第九十八代箱庭学園生徒会執行部へ移籍し、字が綺麗なのを見込まれ書記の役職に就いた。第九十九代まで続投した後、生徒会長が替わり顔触れが一新された第百代では役を退いている(後任は高貴に強い影響を受けている鰐塚処理)。文才にも恵まれているらしく、八代から恋文の代筆を頼まれた際は文面をも考えた。
容姿端麗で柔道界のプリンスと言えば同校二年生の間で知らない人は居ない。それほど美形なのに第一回人気投票の結果は16位以下。
高貴を見る為に箱庭学園の見学会に来る中学生が結構居るほど結構有名。しかし知れ渡っているのが悪評だからなのか第一回人気投票の結果は16位以下。
体育科の特待生だけあって運動神経に優れ天才と称されるが、本人は自らを天才だとは思っておらず努力と根性で上り詰めたと標榜している。そんなに頑張っているにもかかわらず第一回人気投票の結果は16位以下。
困難に対し努力をする奴はその時点で勝ち馬が持論であり、例え嫌っている相手であってもその努力は認める度量の広さを持つ。それだけ心が広いのに第一回人気投票の結果は16位以下。
職務に忠実なのか頭脳明晰なのか校則や生徒会則をきっちり記憶している。拒絶の扉を前にした時はめだかの残したヒントから瞬時にパスワードを理解し、次世代育成プログラミングの一環として行われたトレジャーハンティングでは、第一関門の暗号解読を時間をかけながらもきちんと解き明かし、第二関門の読書対決でどちらがより深くその小説を読み込んでいるか勝負し図書委員長十二町矢文に勝利(先行していた鰐塚処理達と違い模範解答、正攻法である)、第八関門の猫追い犬の攻略法を瞬時に見抜き闘犬では全力で処理と戦いながらも二人が揃って突破する方法を見出し実践、最終関門も実行は出来なかったものの突破する方法を思いつくなど、優れた頭脳の持ち主である事が窺える。
運動神経や頭脳は疎か楽器演奏と言った芸術方面も含めてあらゆる事柄に精通し、何でも卒無くこなしてしまう。本人は否定しているが紛れも無い天才である。そんな天才でも人気は得られなかったのか第一回人気投票の結果は16位以下。
これらから明らかな様に非常に優秀で、『たとえ勝てなくても自分の方が上』という思いがあるからか勝ちや見せ場を譲る事に抵抗が無い(めだかはそれが勝負弱さに繋がっていると指摘している)。人気も譲ってしまったのか第一回人気投票の結果は16位以下。
まるで的外れではないが誤った推論をする事が少なくなく、志布志飛沫と蝶ヶ崎蛾々丸を禊に匹敵する過負荷と思い込み禊からは「『高貴ちゃんらしい勘違いだね』」と言われてしまった。自身の人気も勘違いしていたのか第一回人気投票の結果は16位以下。
欲望への執着が薄いのは美点であると同時に欠点でもあり、自らの意思が弱く自己を放棄し他人に依存する傾向にあった。しかしそんな高貴を妄信する処理の姿を見て、球磨川禊、鍋島猫美、黒神めだかとこれまで師事して来た人物からは自身がどう見えていたのかを自覚、やり直す決意をしめだかにも挑戦する姿勢を見せ始める。
例えそれが相手の為にならないと分かっていても弱い奴には優しくしかできない性分であり、他の生き方を知らない。処理と正式に師弟関係となったが安心院なじみからは「師匠としてはまだまだ」と評されている。読者からは強いと判断されたのか優しくして貰えず第一回人気投票の結果は16位以下。
中学時代の出来事からめだかに強い負い目があり、彼女の役に立つ事が彼にとって全てである。
生徒会の一員になった当初はめだかから阿久根書記と役職で呼ばれていたが、次世代育成プログラミングのオリエンテーリングを経て全力を出す姿勢を見せ始めた為にめだかに認められ高貴と名前で呼ばれる事になった。
めだかに強い好意を抱いている為に彼女の傍に居る善吉を快く思っておらず、序盤は仲違いし諍いが絶えなかった。また登場初期は非常に嫌味な性格で善吉の事も虫呼ばわりしていた。だからなのか不明だが第一回人気投票の結果は16位以下。
しかし、個性的な面子の多い作中で比較的に常識的な感性を持っている事が共通するからか、善吉とは思考がシンクロする事があり共にめだかのツッコミに回る事が多い。
善吉達の先輩としての意識も高く後輩を守るという責任感を持っている。時計台地下の視察では後輩を守るために出会った奴はまず殴るという覚悟を持って臨んだ。口だけで結局殴れなかったのが響いたのか不明だが第一回人気投票の結果は16位以下。
めだか、善吉、そして球磨川禊と同じ中学出身であり、中学時代は破壊臣と呼ばれ恐れられる不良であった。
禊の側近(本人曰く、「俺は一時期 誰よりも この男のそばにいた」)であり彼の命令でめだかに執拗な攻撃を繰り返した。それが原因か不明だが第一回人気投票の結果は16位以下。
しかしめだかはちっとも堪えず、挙句には善吉を中心とする反阿久根勢力に制裁されそうになったところを当のめだかに「弱いものいじめは許さんぞ!!」と助けられた過去を持つ。それを機に改心し、めだかの熱烈な信奉者となった。爾来、禊とは決別したが箱庭学園で再会した折は「…おい! 球磨川っ――」と凄もうとするも「…………球磨川… さん」と呼び捨てに出来なかった。そんな情けない過去が原因なのか不明だが第一回人気投票の結果は16位以下。
歪んだ仲間意識の強い禊から嘗ては右腕として大切に思われており、高貴の離反がめだかと禊の決定的な対立の契機となった。両者の関係性に大きな影響を与えた重要な立場なのだが、禊からは仲間として思われていたのに簡単に裏切る忠誠心の無さに見切りをつけた読者からも裏切られたのか第一回人気投票の結果は16位以下。
中学時代の破壊行動は全て禊の命令に従って行ったものだが、だからと言ってその責任は禊にあるのではなく自らの破壊衝動で選んだと認めている。そんな潔い精神を持っているものの自らの読者人気も破壊してしまったのか第一回人気投票の結果は16位以下。
そんな経緯からめだかにもっとも変えられた人間と言われるが、電子的なロックが厳重に施された拒絶の扉を通る為に迷わず物理的に叩き壊すなど破壊臣時代の乱暴な性質を色濃く残している。
平成ライダー派で取り分け仮面ライダー龍騎が好きとは本人の弁。その発言が昭和ライダー派に嫌われたのかは定かではないが第一回人気投票の結果は16位以下。
特筆すべき点として、作中でも屈指の戦闘力を有している。
改心した今でも意識して破壊臣モードになる事が可能で、状況に応じて破壊と非破壊を使い分ける。
柔道部時代は相手を破壊する必要が無いと言う理由で寝技を好んで使っていた。加えて反則王鍋島猫美の直系でもあり禁じ手も会得している。
「後輩にできるようなことだったら俺にだってできるんだよ」ともがなが使った肺活量と善吉が使った震脚の合わせ技も見せた。
作中でも敵味方問わず多くの人物からその強さが語られている。猫美は高貴の残っている牙を全て抜いたと言っているのだが、それでも尚下記の評価を得ているから底知れぬ強さである事が窺える。
以上の様にその戦闘力の高さは自他共に認めるところではあるのだが、その割に作中の戦績は芳しくない。戦闘回数そのものが少ない事もあって強敵に明確に勝利した場面は皆無である。これが災いして実際の戦果は大した事が無いのに作中ではやたらと持ち上げられていると感じる読者も少なくない。
そんな微妙さ加減が影響しているのか不明だが第一回人気投票の結果は16位以下。
今後の活躍に期待したいのだが、戦闘系キャラにとって見せ場となる戦挙の出番を奪われるなど、前途は多難である。
相手 | 内容 | 勝敗 |
人吉善吉 | 柔道対決としては善吉が勝った事とされたのだが、阿久根方式だった為に善吉が一本取るまでに高貴は九本取っていた。しかもこの対決の後に高貴は生徒会に入り、めだかに一歩近付き善吉よりも上の役職を貰っている。実質的に高貴の勝利である。 | ○ |
拒絶の扉 | めだかの出していたヒントを完璧に理解し、もがなに先を譲った上で善吉に丁寧な解説をしてやった。扉を僅か152回の攻撃で再起不能に追い込み、しかも高貴はかすり傷一つ負っていない。文句無しの圧倒的な勝利である。 | ○ |
古賀いたみ | 真黒、めだかの乱入で有耶無耶になり何時の間にかK.O.されていたが、その前の時点で縦四方固めで完全に押さえ込んでいた。勝敗は決しており、事実上の勝利と言って良いだろう。 | ○ |
志布志飛沫 | 生徒会戦挙の書記戦であるのだが、高貴が重傷を負って入院していたから出るまでも無いので代理として夭歌が戦った。結果的に夭歌は敗北してしまったものの、勝者の飛沫も大怪我をした。しかし高貴は書記戦“では”完全に無傷である。しかも最終的に戦挙が現生徒会が勝利した場合書記の座は、代理の夭歌でも飛沫でもなく高貴が座る事となる。総合的に鑑みると真に勝利したのは高貴と言う事に異論は無いであろう。 | ○ |
鰐塚処理 | 次世代育成プログラムのオリエンテーリング第八関門にて、処理と格闘する事となる。高貴は柔道で、処理はコンバット・サンボでとお互いに得意の戦闘スタイルで激突となったが柔道としては反則技の足がらみを繰り出して勝利を飾る。それと同時に柔道の試合であれば反則負けの状況を作り出す事で、コンバット・サンボとしては高貴の勝ち、柔道としては処理の勝ちと言う形にしてみせて第八関門を二人で突破して見せた。完全にして完璧な勝利であろう。 | ○ |
黒神めだか | 猫美とコンビを組んでめだかと柔道の試合を行い引き分けている。部活荒らしで猛威を振るっためだかと引き分けた時点で目を見張るものがあるのだが、そもそも二対一なので高貴には相方との巧みな意思疎通、巧みな連携が要求される。言わば常にハンディを背負っているも同然である。加えて高貴にとって柔道は始めてから数年と日が浅いのだが、めだかは中学二年の折に赤帯を取得しているので種目自体が公平ではない。この様な不利な状況で引き分けたのだからこれはもう勝利と呼んで問題無いであろう。また後に言彦と対峙しためだかはこの試合が役立ったと旨の発言をしている。これは高貴がめだかを特訓してあげたと解釈も出来る。 | ○ |
こりゃあこの全戦に勝利した人物は
平戸ロイヤルをはるかに越える人気者に違いないぜ!
これからはそのお方を
総書記と呼んでみんなで尊敬しよう!!
週刊少年ジャンプ本誌で行われた第一回キャラクター人気投票では、結果が発表された上位15名の中に阿久根高貴の名前が無かった。この時点で少なくとも順位が16位以下である事が確定したのである。主要人物の一人で初期から登場している古参でありながら、16位以下と言う惨憺たる結果は非常に稀少な例であろう。
そして後日発売された単行本8巻で正式な順位が明らかにされた。18位(得票数87票)である。16位であれば「せめてもう一つ順位が上であれば本誌発表時に掲載されたのに!」とネタとして美味しかったのだが、現実は普通に低いと言う微妙な結果であった。但し同単行本ではしっかりとネタにされているのでご安心を。
そして一年後、連載二周年を記念して第二回キャラクター人気投票が開催される運びとなった。第一回の結果から多くの高貴ファンが固唾を呑んで見守り、期待や予想が飛び交いながら結果が発表されるその瞬間が待たれた。
そして満を持して世間に公開されたその順位は、何と6位(得票数802票)! 前回の18位から驚異的と言って良い大躍進である。ファンも満足の結果であった。
こりゃあこの第6位を獲得した人物は
16位以下をはるかに越える人気者に違いないぜ!
これからはそのお方を
6位と呼んでみんなで尊敬しよう!!
更に一年後、順調に連載は続き、順当にキャラクター人気投票が開催された。第二回で一気に躍進した為にその反動を危ぶむ声もあったのだが、センターカラーの表紙に彩られたその勇姿には高貴ファンですら驚きを禁じ得なかった。刮目せよ、2位(得票数1084票)である!! 前回の6位も第一回の18位と比較すると驚異的であったが、今度は他と比較せずとも驚異的な順位を叩き出した。しかも得票数が四桁に乗ると言う禊に次ぐ快挙も達成であり、胸を張って誰に対しても誇れる素晴らしい成績であろう。また1位は二連覇を果たした禊なので、嘗ての主従コンビによるワンツーフィニッシュである。
掲示板
207 ななしのよっしん
2014/03/09(日) 20:30:49 ID: xpw/bMyTA8
『お前なんだか』『トランプとか武器にして戦いそうな声してるよな(笑)』
208 ななしのよっしん
2022/05/15(日) 21:37:24 ID: LXgr1npt9a
第3回?だかの人気投票結果見た時に「こんな大した見せ場もない男キャラが球磨川より順位が上?ふざけてんのか組織票だろ」と当時怒りを覚えたもんだが、ちょっと前に「16位以下」でリンクがあったからなんだろうと踏んでみたらこれよ
正直あまり好きなキャラじゃないけどここまでしつこくネタにされてると普通に可哀想だしそりゃ組織票も起こるわと今更納得出来た
なんでこんなネタにされてたの?
209 ななしのよっしん
2023/05/10(水) 08:29:48 ID: tUZ4q8tsMY
急上昇ワード改
最終更新:2024/12/01(日) 03:00
最終更新:2024/12/01(日) 03:00
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