JAPAN WORLD CUPとは (ジャパンワールドカップとは) [単語記事]

JAPAN WORLD CUP（JWC）とは、JRA（日本中央競馬会）の競馬ゲーム、及び2010年 7月3日から一部の映画館で公開された競馬プロモーション映像である。
JWC1は10月30日～11月12日。11月19日～12月2日。12月1日～12月14日
（http://jra.jp/news/201006/060702.html）
JWC2は11月19日～12月2日。12月4日～12月14日
（http://jra.jp/news/201011/111801.html）
JWC3は4月8日～4月22日。4月23日～6月30日
（http://jra.jp/news/201103/031303.html）

なお、JWC3になってレース数が全5レースになると言った大幅なパワーアップがされている。詳しくは→JAPAN　WORLD　CUP　3

また、それぞれのレース参加等はこちらより。
JWC1⇒http://www.jra-jwc.jp/vol1/
JWC2⇒http://www.jra-jwc.jp/vol2/
WIN5⇒http://www.jra-jwc.jp/win5/
JWC3⇒http://www.jra-jwc.jp/vol3/

概要（JWC1）

世界各国を代表(?)する8頭の馬が繰り広げる架空のレースを、馬券を買って勝敗を予想するという競馬ゲームで、所持金は初期に1000 ポイントを持ち賭けられる馬券は1度のレースで3通り。これを3レース行って最終的なポイント額を競う。

映画館では、来館者に事前に出走馬の詳細が記載されているパンフレットが配布され、単勝馬券が記載されている。

映画本編上映前に公開され、馬券に記載された馬が1着になると、全レースが収録されたDVDがもらえるという、まさに競馬の疑似体験ができる。

ニコニコ動画においては公式サイトのゲームそのものよりも個性的な馬(?)達が繰り広げる名勝負と名実況が人気を博し、毎時ランキングでは１～８位まで独占した。

「スキージャンプ・ペア」の名コンビである真島理一郎氏が映像監督、茂木淳一氏が実況を担当している。

大会概要

2010年―――。

日本競馬ファンの長年の夢であった、日本でのワールドカップ開催が決定。優勝賞金は、凱旋門賞やドバイワールドカップを大きく超える破格の10億円。超一流のサラブレッドだけが出場できる、世界最高峰のレース「ジャパンワールドカップ」がついに誕生した。

各国のビッグレースを制した世界の強豪馬の出走が決定する中、日本では1600mの世界レコードをたたき出した無敗の3冠馬ギンシャリボーイ、さらにそのライバルのチョクセンバンチョーの出走が決定した。

日本競馬史上もっとも世界に近いといわれるこの2頭の出走が決定したことで、ファンのみならず、企業やマスコミの熱気もピークに達する。ギンシャリボーイの回転寿司のCMが話題を呼び、チョクセンバンチョーの応援歌がJ-POPチャート入りするなど、競馬は80年代後半のオグリキャップブーム以来の社会現象となった。

歴史的瞬間をその目に焼き付けようと、東京競馬場には前日から徹夜組が大行列。
ジャパンワールドカップ当日の入場が不可能になったため、JRAは急遽映画館でのパブリックビューイングを実施することを発表した。

なお第一回大会は、『ギンシャリボーイ』が制した。

第1回出走馬（東京競馬場/芝1600m/8頭立て）

馬番	馬名騎手名	父馬母馬	性齢	脚質	国	真島	茂木	細江	最高時計 (芝1600m)	単勝オッズ
１	ギンシャリボーイ　松岡正海	ドンブリボーイゲイシャクリスタル	牡4	自在	JAPAN	◎	◎	〇	1分30秒8 （レコード）	2.1
２	ピンクフェロモン　ソニア・ゾラ	エスカルゴレオタードレオタード	牝4	先行	FRANCE	▲	〇	…	1分32秒0	4.2
３	チョクセンバンチョー　反川キメジ	ガソリンテンゴクオキシドール	牡4	差し	JAPAN	…	…	◎	1分33秒8	8.3
４	ハリウッドリムジン　チキン兄弟　（ロブ/ウイリアム）	ギブメルソンタランティントレンティーノ	牡5	差し	USA	〇	△	…	1分31秒7	3.5
５	バーニングビーフ　ペドロ・パンデラス	グッドバ－ベキュータンゴブルホーン	牝5	追込	SPAIN	…	…	▲	1分31秒1	16.1
６	サバンナストライプ　ムワイ・サンコン	ナイロビダンディサバンナパーティー	牡4	差し	KENYA	…	…	△	1分33秒1	13.5
７	ジラフ　エドワード・エリス	ロングハイネックスクビナガイノーネ	牡4	差し	UK	▲	△	…	1分31秒8	4.8
８	ハリボテエレジー　手作好太郎	ダンボウルガクエンガムテイプマツリ	牡6	追込	JAPAN	…	…	…	3分41秒5	125.0

第2回出走馬（東京競馬場/芝1600m/8頭立て）

馬番	馬名騎手名	父馬母馬	性齢	脚質	国	真島	茂木	本紙	最高時計 (芝1600m)	単勝オッズ
１	ギンシャリボーイ　松岡正海	ドンブリボーイゲイシャクリスタル	牡5	自在	JAPAN	◎	◎	〇	1分30秒8 （レコード）	2.1
２	ピンクフェロモン　クレモンティーヌ・ゾラ	エスカルゴレオタードレオタード	牝5	先行	FRANCE	〇	…	△	1分32秒0	3.5
３	チョクセンバンチョー　反川キメジ	ガソリンテンゴクオキシドール	牡5	先行	JAPAN	…	〇	◎	1分31秒7	4.8
４	ハリウッドリムジン　チキン兄弟	ギブメルソンタランティントレンティーノ	牡6	先行	USA	△	…	▲	1分31秒0	4.2
５	コンコン　リー・ラオチュー	パンパンマンマン	牡4	追込	CHINA	…	△	…	1分32秒4	15.8
６	ピーピードーナッツ　カルキンJr.	ピーピーマヨネーズグッドケチャップ	牡4	差し	AUSTRALIA	▲	▲	…	1分33秒1	12.8
７	ジャンボナンプラー　ムワイ・サンコン	ギガントハナナガイノーネ	牝4	差し	THAILAND	…	…	…	1分33秒7	18.7
８	ハリボテエレジー2.0 　手作好太郎	ダンボウルガクエンガムテイプマツリ	牡7	追込	JAPAN	…	…	…	3分47秒2	115.0

ホソジュンの馬券勝負

待ちにまったこの日が、ついにやってきました。世界の競馬史上に刻まれる、新しい幕開け。
歴史に名を残すのはどの馬なのか？
一番人気はギンシャリボーイ。世界レコードを記録したポテンシャルに加え、自在性を武器とする彼はペースに惑わされることなく競馬ができる優等生君。トリッキーな騎手も多くペースが読めない中で非常に心強い存在なのは間違いありません。ですが、世界一決定戦という大一番、強豪を前にしてもっとも大事なのはハートの芯の強さではないでしょうか。
そこで私が本命にしたいのはチョクセンバンチョーです。ご存知のように去年は、パドックでの威嚇やゴール前での蛇行運転で無駄に体力を消耗し、わずかな差で勝利を逃し続けました。私も何度「まじめに走れ！更正しろよ！」と馬券を握り締めながら叫んだことか…。そんな彼が、近走では反川騎手との出会いにより、真の男の生き様を学んだ様子。現に、今週の最終調整では「今までにないほど真剣さが見えた。」と厩舎スタッフ。元々気骨ある馬。日本を代表して走る真剣勝負の場でそのポテンシャルが爆発することを期待します。
対抗馬には、日本のワンツーフィニッシュを夢見て①ギンシャリボーイ。そして、新メソッドによる騎乗スタイルを提唱する異色のジョッキー、サンコン騎乗の⑥サバンナストライプ。このレースを機に、新しい騎乗スタイルが世界中に定着するかも…。そしてスペイン出身ながら日本で多くのレースに出走してきた、ブルホーン種の⑤バーニングビーフ。混戦展開のレースになれば彼の勝ちパターンになるでしょう。
③チョクセンバンチョーから、①ギンシャリボーイ、⑥サバンナストライプ、⑤バーニングビーフ。③―①、③―⑤、③―⑥の馬単、計3点勝負。それでは皆さん、日本で始めてのワールドカップ、心ゆくまでお楽しみください。ホソジュンでした。