ゴジラ・モスラ・キングギドラ 大怪獣総攻撃とは、ゴジラ映画である。
2001年に公開されたミレニアムシリーズ第3作で、平成ガメラ三部作を手掛けた金子修介監督作品。ゴジラを監督することを希望していた同氏としては、まさに夢が叶った作品である。
今作におけるゴジラは、どちらかというと”いいもん”傾向が強かったそれまでに対し、シリーズ史上でもトップクラスに入る悪役として描かれている。
同時上映は本来予定になかったとっとこハム太郎。
生き残るのは誰だ!!
1954年のゴジラ襲撃を、防衛軍が退けて半世紀。
人々は、ゴジラや戦争の恐怖をすっかり忘れ去っていた。
ある日、グアム島沖で米原潜が消息を立ち、日本防衛軍は潜水艇「さつま」を派遣して海底調査に当たらせる。
しかし「さつま」はその海域で、原潜の残骸と共に、青白く光る背びれを目撃する。
50年前のゴジラ襲来に遭遇した、日本防衛海軍の立花泰三は、ゴジラが復活したのではないかと危惧し、対策を叫ぶも、司令部は彼を一蹴する。
その頃、新潟の妙高山、鹿児島の池田湖で、犬を殺そうとした若者や暴走族が怪死するという事件が起こっていた。
泰三の娘で、BSデジタルQのリポーターである由里は、その場所が、『護国聖獣』として伝わる怪獣・バラゴン・モスラ・ギドラの内、バラゴンとモスラが眠る場所と一致していることに気づき、護国聖獣を研究する伊佐山教授の下をたずねる。
伊佐山教授は、ゴジラを「太平洋戦争で死んだ全ての人間の怨念の塊」とし、それが今再び復活して日本に襲い掛かろうとしていると話す。そして、ゴジラから国を守るために、護国聖獣が復活しようとしているのだ、と。
果たして、ゴジラは生きていた。
小笠原諸島に上陸したゴジラは島を壊滅させ、日本を蹂躙しようとする。
しかし、東京を目指すゴジラの前に、バラゴンが現れた……!
全高:60m
体重:3万トン
白目をむいた、シリーズ史上類を見ない凶悪な面構え。
身長的にはそこまで高いわけでもないが、非常にどっしりとした体格をしている。
今作では他の怪獣に対して異常な強さを誇り、モスラ・ギドラの2体をも圧倒する。
特に放射能熱線は、バラゴンを1発で仕留め、モスラを2発で灰にするなど、強烈な威力を見せる。キングギドラの引力光線も巻き込み、威力を増してギドラに返すなどの技も見せている。
護国聖獣の力が集まって誕生したキングギドラに対しても互角以上の戦いを演じ、最後には倒してしまった。
最終的には、泰三が「さつま」で体内から攻撃したことで、放射能熱線が体を破って暴発し爆散するが、その後もなお、心臓だけになって東京湾海底で生き延びている。
また今作では、ゴジラの行動による人間の死が明確に描写されている場面が多い。
元々ゴジラの対戦怪獣についてはカマキラスを予定していたが、金子監督が友人にそのアイディアを話したところ「地味」と言われて変更することになった。次にアンギラス・バラン・バラゴンとなったが、今度は東宝が「それでは客を呼べない」として変更を要求し、最終的にモスラ・キングギドラ・バラゴンとなった。
これらは全て護国聖獣としての登場であり、それぞれの出自・特徴は、従来のものとは大きく異なる。
また、この作品の世界ではアメリカにもGODZILLA巨大なイグアナが登場している模様だが、日本の学者は同類と認めていない。
興行低下を防ぐため、東宝の決定により急遽ハム太郎が同時上映となったのだが、ハム太郎を観終わった子供がゴジラのあまりの迫力に泣き出してしまい、ゴジラを観に来た親が連れ出したが親が結局戻ってこない光景が多々見られた。
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最終更新:2025/12/08(月) 16:00
最終更新:2025/12/08(月) 16:00
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