マンダ(怪獣)とは (マンダとは) [単語記事]

マンダ(Manda)とは、東宝特撮映画に登場する龍のような姿をした怪獣である。

概要

全長：150m

体重：3万t。

1963年公開の『海底軍艦』にて初登場。全長150mというのは当時、初代モスラ幼虫(180m)に次ぐ大きさだった。

ムウ帝国の守護神として、海底に進撃してきた轟天号を迎え撃つ。長い体を活かして船体を締め上げるものの、高圧電流を受け離れたところに冷線砲の攻撃を受け倒された。

その後は『怪獣総進撃』にも登場。頭部の角や髭が無くなって蛇っぽい見た目になった他、陸上でも活動できるなどの相違点がある。キラアク星人に操られ、ゴジラ達と共に東京を襲撃した。こちらでも長い体を活かし、モノレールに巻きついて破壊したりしている。

ちなみに『ウルトラQ』第6話『育てよ！亀』に登場する海竜は、マンダの人形を無改造で流用したものである。

全長：300m

体重：6万t

2004年公開の『ゴジラ FINAL WARS』にて久々に再登場。初代に近い見た目に戻った他、東宝怪獣の中でも最長となった。

ノルマンディー沖の深海にて、かつての宿敵・轟天号と死闘を繰り広げる。初代と同じく船体を締めあげて破壊しようとするが、轟天号のミサイルによって海底火山を噴火させられると高温に耐えきれなくなり離脱。再び襲いかかろうとしたところに冷凍メーサーの直撃を受け、凍りついたところをドリルで粉砕され倒された。

映画冒頭に登場したため、劇中ではX星人に操られていない数少ない怪獣の一体だった。

全長：150ｍ

アニゴジ前日譚小説『GODZILLA 怪獣黙示録』にも登場。大西洋を縄張りとする怪獣で、強靭な鱗と敏捷性、そしてソナーを応用した超音波砲を持つなどゴジラに次ぐ脅威として人類に立ち塞がった。

2022年に現れて以降、いくつもの船を沈めていたが当時の人類の技術ではまともな戦闘にすらならなかった。後にエクシフとビルサルドの技術供給により人類の戦力は大幅に向上し、轟天号型潜水艦 1号艦「轟天」が完成。2039年オペレーション・エターナルライトにてマンダ殲滅が開始される。轟天は音波砲を避けつつ魚雷で攻撃するものの決定打にはならず、苛立ったマンダは船体に巻き付き破壊しようとするが、「特殊潜航艇・薩摩」によって体内に穴を開けられ液体窒素を流し込まれて凍り付き、ついに倒された。……が、続く『プロジェクト・メカゴジラ』によればマンダは復活しペルシャ湾で暴れていたという。