方丈貴恵 単語

ホウジョウキエ

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方丈貴恵(ほうじょう きえ)とは、日本のミステリー作家。女性。

名前の読みは「たかえ」ではなく「きえ」である。

概要

1984年生まれ、兵庫県姫路市出身。京都大学卒。ミステリファンにはおなじみ、京都大学推理小説研究会の出身。大学卒業後、9年ほどゲームメーカーに勤務し営業や知財関係の仕事をしていた。

2019年、『時空旅行者の砂時計』で第29回鮎川哲也賞を受賞し同年にデビュー[1]〝令和のアルフレッド・ベスター〟という謎のキャッチコピーをつけられたが、タイムトラベルSF×本格ミステリの特殊設定ミステリとして評価を集め、「本格ミステリ・ベスト10」7位にランクイン。
続く2020年の第2作『孤島の来訪者』では「2020年SRの会ミステリーベスト10」で第1位に輝いた。
2022年の第3作『名探偵に甘美なる死を』で第23回本格ミステリ大賞候補と、特殊設定ミステリを中心に令和の本格ミステリを牽引する新鋭のひとりとして活躍している。

デビュー作から続く東京創元社の作品は〈竜泉家の一族〉シリーズとして世界観が繋がっており、謎の存在[2]《マイスター・ホラ》が(メタ視点から作品のフェアネスを担保する上位存在として)登場する。1作目『時空旅行者の砂時計』と2作目『孤島の来訪者』はそれぞれ主人公が別で話も独立しているのでどちらから読んでも問題ないが、3作目の『名探偵に甘美なる死を』は前2作の主人公が共演し、ラストには前2作を読んでいないとよくわからない場面もあるので、先に前2作を読んでおくことを勧めたい。

作品リスト

  1. 時空旅行者の砂時計 (2019年、東京創元社→2023年、創元推理文庫)
  2. 孤島の来訪者 (2020年、東京創元社)
  3. 名探偵に甘美なる死を (2022年、東京創元社)
  4. アミュレット・ホテル (2023年、光文社)

作品別の各種ミステリーランキング順位(判明分)

は1位、はベスト5。

作品名 このミス 週刊文春 本格ベスト10 ミス読み
時空旅行者の砂時計 圏外 2019年15位 2020年版7位 圏外
孤島の来訪者 2022年版13位 圏外 2022年版7位 2022年版13位
名探偵に甘美なる死を 圏外 2022年19位 2023年版4位 圏外
アミュレット・ホテル 2024年版17位 圏外 2024年版9位 2024年版18位

関連リンク

関連項目

  • 小説家の一覧
  • ミステリー / 本格ミステリ / 特殊設定ミステリ
  • 鮎川哲也賞

脚注

  1. *ちなみに前年の第28回鮎川哲也賞でも「遠い星からやって来た探偵」で最終候補に残っている(未刊行)。選評によると「探偵も犯人も宇宙人」という特殊設定ミステリだったそうで、選考会では議論の中心となり辻真先が褒めたものの、加納朋子と北村薫は「まあ、なんとかしたんでしょ、宇宙人だし」「意外感より、肩透かしの印象」と難色を示して受賞ならず、という結果だったようだ。
  2. *『時空旅行者の砂時計』で正体は明らかになっているが、ネタバレなのでここでは伏す。
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