この<地球>を必ず取り戻す
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絶望は進化する
「GODZILLA 怪獣惑星」とは、2017年11月17日公開の日本のアニメ映画である。
本作は“三部作”構成であるとし、「怪獣惑星」はその第一章に当たる。
第二章の「決戦機動増殖都市」は2018年5月に公開予定。
→GODZILLA(アニメ映画)も参照。
日本のゴジラシリーズとしては初となるアニメ映画作品。
海外ではアメリカが、オリジナルストーリーのテレビアニメ「Godzilla」を1978年に、1998年のハリウッド映画版の続編として制作されたテレビアニメ「Godzilla: The Series」を1999年にそれぞれ放映している(後者はのちに「日本映画専門チャンネル」などで日本でも放映された)。
本作はダブル監督体制を採用しており、「シドニアの騎士」や劇場版「名探偵コナン」などを監督した静野孔文と、「亜人」を監督した瀬下寛之が担当。脚本は「Fate/Zero」や「魔法少女まどか☆マギカ」などを手がけた虚淵玄が執筆し、アニメーションはポリゴン・ピクチュアズが製作する。
Netflixが制作に協力しており、劇場公開後に同社の動画サービスで全世界に配信される。
2016年8月19日の初報ではタイトルおよび公開予定年、そしてメインスタッフと公式サイトが発表された。
その時点ではメインスタッフと公式サイト上に掲載されている1枚のティーザービジュアルしか明かされず、それ以上の情報は不明となっていた。
前述のティーザービジュアルでは“宇宙船らしきメカの脇でボディスーツとヘルメットに身を包んだ3つの人影が崖下のジャングル一帯を見下ろしている”という光景が描かれていただけという一見するとゴジラ映画のそれとはわからないものであり、この人影がメインの登場人物なのか、そしてこのジャングルの光景が物語の舞台となるのかについてもこの時は不明だった。加えて本作は本邦初のアニメーション作品であるという事もあってそれらの前例が適用されない異星を舞台としたSF作品になるという可能性も考えられていた(ただし、従来のゴジラシリーズでも宇宙船が登場していたり、宇宙を舞台に怪獣の戦いが描かれる事はあった)。
その後に公開されたコンセプトアートイラストも“密林の中を歩くパワードスーツおよび多脚戦車を含む歩兵部隊”や“宇宙船と思しきメカの内部”など、やはり今までのシリーズの作品以上にSF的な世界観である事が示唆されていた。
なお、虚淵玄の所属するニトロプラスへは2年前に打診があり、脚本は2016年8月19日時点ではすでに脱稿済みの状態である事が判明している。[1]
2017年1月19日には、本作のコンセプトアートの公開、および出演キャストとして梶裕貴、櫻井孝宏、杉田智和、諏訪部順一、宮野真守、花澤香菜が入っている事が発表されている。[2]
2017年3月24日、『シン・ゴジラ』のBDに付属していたポストカードから『GODZILLA 怪獣惑星』という本作の正式タイトル、さらに同月26日に開催されていた「AnimeJapan2017」のイベントにて公開時期が11月になる事、そして全三部作シリーズとしての制作である事が発表。ストーリーやキャラクターを含めた本作の大まかな内容も新ティザービジュアルと共に明かされた。[3]
6月にはさらなる新情報として明確な公開日と、本作に登場するゴジラのシルエットビジュアルが公表された。それによると本作のゴジラは前作『シン・ゴジラ』の個体を超える歴代最大のスケールであるとの事。[4]
7月、正式な特報第一弾とともにゴジラ亜種の新怪獣「セルヴァム」の情報が公開された。
8月14日には登場する新キャラクターおよびそのキャストが追加発表され、そして同月16日には正式な予告編映像も解禁となった。
<20世紀最後の夏。その日人類は、地球という惑星の支配者が自分達だけではないと知った。>
1990年代後半より出現しはじめた“怪獣”と呼ばれる巨大生物による災害が頻発するようになった地球。
その怪獣達の中でも2030年に現れた最強の存在「ゴジラ」の猛威の前に地球人類は滅亡寸前まで追い詰められ、当時人類と同盟関係を結んでいた異星文明種族の「エクシフ」および「ビルサルド」の協力の下、人類は恒星間宇宙船を建造して地球を脱出し、新天地となる他星系の惑星に移住する計画を実行した。
その移民船の一つである「アラトラム号」も選ばれた一部の人間を乗せ地球から約11.9光年離れた惑星「タウe」へと旅立ったが、それから約20年かけて辿り着いたその星はとても人類の入植に適した場所ではなく、船内の間でも地球帰還を求める声が高まった事もあってアラトラム号は地球へ引き返す事を決定。さらに時間短縮のため危険と言われる長距離亜空間航法を用いてのワープ移動を敢行し、船は出立の時よりも遥かに短い時間で地球圏に戻る事に成功する。
だが、無茶なワープ航法の影響かアラトラム号の時間と現実空間の時間には大きな歪が生じており、戻ってきた地球は既に2万年もの歳月が流れたゴジラを中心とした生態系の広がる人類にとって未知の世界へと変貌を遂げていた。
かつて怪獣出現以降も国家・民族間の争いを繰り返していたが、異星人2種族の助けにより団結し「地球連合」を樹立。しかし抵抗も虚しくゴジラに地球における霊長の座を奪われ、故郷から追いやられていた。
ペルセウス座BD+48°740恒星系第4惑星「エクシフィルカス」から来た異星人。
ゲマトロン/ゲマトリア演算という数学的な未来予測技術と、他者への献身を教義とする独自の宗教を持つ。
彼らに救われた地球人の中には、その教えに帰服する者も少なくない。
密かに太古から地球人と接触していたと噂されており、古代の数秘術や預言者などはその名残だという。
モデルは「怪獣大戦争」などのX星人である。[5]
ブラックホールにより滅んだ白鳥座V1357恒星系第3惑星「ビルサルディア」から来た異星人。
長年の生存競争により培った高度な科学、工業技術そして軍人精神を持ち、それらを地球人に授けた。
かつて地球への飛来時にはエクシフと共に自らの身を顧みず地球人を怪獣の脅威から救い出した。
モデルは「ゴジラ対メカゴジラ」などのブラックホール第3惑星人である。
滅びるのは、人か、ゴジラか
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| 制作・配給会社 | 東宝 | ワーナー・ブラザーズ | |
| スタッフ | 監督 | 大森一樹 | 金子修介 | 庵野秀明 | 静野孔文 | ローランド・エメリッヒ | ギャレス・エドワーズ |
| 特技 | 円谷英二 | 川北紘一 | |
| 脚本 | 虚淵玄 | デヴィッド・S・ゴイヤー | |
| 音楽 | 伊福部昭 | 宮内國郎 | すぎやまこういち | 服部隆之 | 大谷幸 | 大島ミチル | 鷺巣詩郎 | |
| 演技 | 中島春雄 | 野村萬斎 | |
| 効果 | 白組 | スタジオカラー | |
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最終更新:2025/12/11(木) 21:00
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