単語記事: スペルカード

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スペルカードとは、

  1. 同人サークル上海アリス幻樂団制作弾幕シューティングゲーム東方Project』に搭載されているシステム、および同作品群の舞台となっている「幻想郷」で使用する特殊な攻撃や決闘ルールの総称。
  2. 漫画HUNTER×HUNTER」に登場するゲームグリードアイランド」内で使われるカードの種類。
  3. 大宮ソフト原案のゲームカルドセプトシリーズ内で使われるカードの種類。
  4. アトラスゲーム女神異聞録ペルソナ」に登場するカードの名前。詳しくは「女神異聞録ペルソナ」の記事を参照のこと。

本項では1について解説する。その他の項については当該記事へ。

概要

説明「スペルカードとは」

スペルカード (Spell card)通称「スペカ」とは、幻想郷内での揉め事や紛争を解決するための手段とされており、人間と妖怪が対等に戦う場合や、強い妖怪同士が戦う場合に、必要以上にを出さないようにする為の決闘ルールである。

対決の際には自分の得意技を記した「スペルカード」と呼ばれるお札を一定枚数所持しておき、すべての攻撃が相手に攻略された場合は負けとなる。また、カード使用の際には「カード宣言」が必要であるため、不意打ちによる攻撃は出来ないとされる。

その他、細かな取り決めでは

  • 決闘の美しさに意味を持たせる。
  • 意味のい攻撃はしてはいけない。
  • 事前に使用回数を宣言する。
  • このルールで戦い、負けた場合は負けをちゃんと認める。余があってもスペルカードルール以外の別の方法で倒してはいけない。

公式での明確な定義は不明だが、しばしば「弾幕ごっこ」とも呼ばれている。

スペルカードの原案

スペルカードルールの原案のには「命名決闘法案」と書かれている。

そこには「妖怪同士の決闘は小さな幻想郷の崩壊の恐れがある。だが、決闘のい生活は妖怪を失ってしまう」と記されていて、このルールの理念及び法案について書いている。

理念

  • 一つ、妖怪が異変を起こし易くする。
  • 一つ、人間が異変を解決し易くする。
  • 一つ、全な実義を否定する。
  • 一つ、美しさと思念に勝る物はし。
(法案については上記の細かな取り決めを参照) 

なお、この原案は妖怪同士の契約書と同じに書かれていて、最後は「具体的な決闘方法は後日、巫女と話し合う」と締めくくられている。つまり博麗巫女スペルカードルールを提案した妖怪がいるということだが、その妖怪の正体は現在ものままである。

スペルカードの歴史

スペルカードルールが導入されるきっかけとなったのが「吸血鬼異変」と呼ばれる事件である。

幻想郷が外界と隔離されてからしばらくは、妖怪と人間の数的バランスを崩さないために妖怪はむやみに人を食する事を禁じられ、食料係が給仕する食料をただ与えられるまま食べる生活を送っていた。そのため妖怪全体に化が広がっており、強い外敵と戦うを失いつつあった。

そんなおりに幻想郷吸血鬼が現れる。強大なを持った吸血鬼幻想郷の支配を論見、幻想郷に住んでいた妖怪は、あるものはの前に屈し、あるものは恐れをなして寝返り、妖怪の大半が吸血鬼下となってしまった。最終的にはより強大なごく一部の妖怪によって辛うじて鎮圧されたが、この異変によって幻想郷の重大な欠陥に気が付いた妖怪たちは博麗霊夢と相談し、「スペルカードルール」と呼ばれる一連のルールを考案、導入することを決定した。これにより、むやみに人間を虐げる事く「遊び感覚に近い決闘」と表現されるような闘いを行うことが可となった。

この「スペルカードルール」を用いて初めて起こされた異変が、『東方紅魔郷』のメインストーリーとなっている「異変」である。これは後述の「スペルカードシステム」が初めて搭載された作品が、東方Project第6作の『紅魔郷』であったために生まれた設定である。

※ざっとわかりやすくいえば、第5弾の『怪綺談』と第6弾の『紅魔郷』の間にこの吸血鬼異変があったと思っていい。

スペルカード自体の能力

カード名を宣言して発動するのがスペルカードルールであるが、このカード自体には何のもない
他人のスペルカードを所持し、宣言したところでなにも起こらない。
そもそもカードを宣言して放たれる弾幕は全て個人のによるものであるため、カードくてもその弾幕を再現することは可
むしろもっと難易度の高い(というより絶対に避けられない)弾幕を放つことも出来る。しかしルールではっきりと禁止されている訳ではないが、避けられない攻撃を放つことは普通は皆しない。

よくスペルカード必殺技や切り札のように思われているが、結局のところただの宣言用のである。
なお、カード宣言したと相手が分かればいいため、実は技名を叫ぶ必要もない。

カードの名前

スペルカードというのは自分の攻撃に名前をつけたものという設定であり、各スペルカードには、攻撃からイメージできる名前がつけられている。基本的には符名「カード名」という形式を取っている。

符名の部分は大抵は、「○符」という形で2文字であるが、
 ・○○符などと3文字以上になっているもの
 ・「符」が入っていないもの
 ・そもそも符名がつけられていないもの
も存在する(最近はどちらかというと「符」が入っていないものが多い)。符名がアルファベットになっているカードも存在する。

符名の部分には、カード名などをイメージした単が入る。また、「符」の字の有スペルカードの内容以外にも本人の好みなども影するため一概には言えないが、符名自体がついていないものはいわゆる「の手」的な高難易度スペルである傾向がある。

カード名は文字通り「カードの名前」を表す。カード名は「」(鉤括弧)で括って表記される。

カード名は、そのスペルカードの攻撃をイメージした様々な名称が付けられている。
こちらは符名と違って特に決まりのようなものはなく、小難しい古から英語やその他の言まで様々な言葉が使われている。全世界ナイトメア(笑)とか。

スペルカードの派生

スペルカード生として「LastSpell」、「LastWord」、「OverDrive」と呼ばれるものが存在する。
名前こそ違うがスペルカードの一種である。
LastSpellは東方永夜抄LastWord東方永夜抄東方心綺楼OverDrive東方神霊廟にのみ存在するシステム

LastSpell(ラストスペル)

LastWord(ラストワード)

東方永夜抄では、本編何らかの条件をクリアする(ネタバレ防止のためここでは非開)ことで「ラストワード」と呼ばれるおまけスペルを遊ぶことが出来る。これは通常のステージなどで繰り出してくるものではなく、スペルラクティスモードでのみ遊ぶことが出来る。
自機含め永夜抄登場キャラクター全てがこちらを本気で落とすレベル弾幕を放ってくるため、かなりの高難易度であり、出現させる条件も一人一人違うため、全てのラストワードを出すだけでも難しい。
例えあの1面ボスリグルであったとしても100回挑戦するくらいの根気がなければ取得出来ない。これを全て取得することが出来れば、十分自慢出来るレベルである。

東方心綺楼においては、人気がMaxの時に使用できるスペルカードす。

詳しくは「ラストワード」の記事へ。

OverDrive(オーバードライブ)

こちらはラストスペルにもラストワードにも似つかないもの。強いて言うならばあるスペルカードの強化版というおまけ神霊廟に登場する各キャラクター(中ボスだけだった小傘とぬえは対外)が各1枚ずつもつ。
永夜抄におけるラストワードと同じく、スペルラクティスモードでのみ遊ぶことが出来る。
出現条件は対スペルカードの全難易度スペルラクティスモードで取得すること。
この出現条件でわかると思うが、オーバードライブLunaticより難しい難易度と思っても過言ではない。

ゲームデザイン的要素

スペルカードシステムは、東方Projectゲームデザインの根幹部分のひとつである。ZUN氏自身、「スペルカードシステムを世に出したかったからゲームを作成した」とったことがある。
ボス戦にスペルカードシステムが導入されることで、単調になりがちなボス戦が、スペルカード→終了→別の弾幕→間→スペルカード、という緩急を持った独特のテンポになっている。
スペルカードは弾種や特性などの変化に富み、見たにも手なものが多く、その特性もキャラ 設定と関連付けられたものになっているなど、演出的な要素も多く備えている。
※例えば、暗闇を操るボススペルカードでは、画面全体が一部を除き暗転する、など

また、スペルカードシステムそのものが東方文花帖ゲーム)の流とも言える流れのシステムであると文花帖おまけ.txtZUN氏が述べている。
スペルカードシステム初出の東方紅魔郷におけるそれは「弾幕パッケージ化」をしたものであるが、スペルカードだけでは「ここからここまでと言う間」を切り取ったに過ぎず、徴的な「間」を切り取るところまで行って初めてパッケージ化が了すると言える。との事。
ただ写真撮影までは必然性を持たせる事が出来ない等の理由で断念されスペルカードシステムのみで紅魔郷完成。その後紆余曲折を経て「切り取る」事の完成を見たのが東方文花帖である。

背景

スペルカード発動中は背景が会話や通常弾幕に使用されているものとは別の特別なものに変わる。
キャラクターによって背景は様々だが、基本的にそのキャラ元ネタに関連したものであったり、もしくはに関連したものであることがほとんど(WIN版初期の作品では、あまりそういった統一性は見られないことが多い)


十六夜咲夜時計文字
西行寺幽々子西行妖
八坂神奈子諏訪大社下社神楽殿
火焔猫燐
霊烏路空→ラジエーションマーク(☢)と
寅丸星→虎
聖白蓮   等々

なお、Exボスの場合、大抵は上記の要素にプラスして、ボス自身も背景になっている。

ニコニコ動画において

動画内の登場人物が特徴的な行動をとると、コメントで演出の為にスペルカードに見立てて画面の右上スペルカード名を表示させる事がよくある。赤字で書かれることが多い。
ゲームに実際に登場するものはもちろん、オリジナルスペルカード名であることもある。

ちなみに大半は東方Project関連の動画で使用されることが多い。

罪符コメントから生まれたスペルカード

前述のようにスペルカードを模してされるコメントは多く、タグとして定着しているものもある。
罪符」の記事は、そういったタグコメントを記事化したものを、まとめたものである。

個別に記事があるスペルカード一覧

符名やかぎ括弧は外されているが、正式名称で記述する(というか、スペカの記事っているのだろうか)。

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(実は2次創作によるスペルカードの記事の方が多かったり。)

関連項目


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http://dic.nicomoba.jp/k/a/%E3%82%B9%E3%83%9A%E3%83%AB%E3%82%AB%E3%83%BC%E3%83%89
ページ番号: 188779 リビジョン番号: 2077102
読み:スペルカード
初版作成日: 08/06/01 21:03 ◆ 最終更新日: 14/08/28 01:27
編集内容についての説明/コメント: 霍青娥のスペカを追加、誤字修正
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スペルカードについて語るスレ

241 : 削除しました :削除しました ID: hnWUmK75Ek
削除しました
242 : ななしのよっしん :2014/09/30(火) 23:30:06 ID: Jc6ByFipvH
めてスペカルール見直してるけど、漫画儚月抄魔理沙依姫に説明するシーンでは、『自分の持っている大技全てを体があるかぎり連続で出していい』っていってるのかこれ?

求聞史紀で、回数を決める・体に任せて攻撃を繰り返してはいけない、って書いてあったんだけど……。
243 : ななしのよっしん :2014/11/17(月) 00:47:25 ID: mOmlMdFGbE
手を握って山を砂山に変えられるが居る中でガチの戦いしたら幻想郷が滅びるな。
殺し合いにならないのは、幻想郷しか生きる場所がいからか。共存の為のルールであって、このルール妖怪の実の強さを裏付けるものでもあるな。
244 : ななしのよっしん :2014/12/14(日) 17:08:26 ID: shTPHUl6jV
スペルカード辞典を作った人が現れたぞ
紅魔郷から弾幕アマノジャク ゴールドラッシュまでの全スペカを網羅しているらしい
sm25114462
245 : ななしのよっしん :2014/12/14(日) 17:10:42 ID: shTPHUl6jV
ミスった
>>sm25114462
246 : ななしのよっしん :2014/12/14(日) 17:19:26 ID: RAcIIQ9fnJ
>>242
魔理沙、自分がいつも体の限りやってるから間違えたんだよw
後で正しいルール永琳から聞かされてワタワタする綿月姉妹が見てみたい
247 : ななしのよっしん :2015/05/25(月) 11:33:09 ID: Cxh2XFso0j
禁句「普通に避けたほうが楽」

二次創作ネタタグ記事は追加しない感じ?
248 : ななしのよっしん :2015/07/16(木) 19:01:04 ID: eiHyJ5i0Tr
スペルカードルールにも、いくつか区分パターンがあるよな。

いつもの主人公自機と敵ボスが戦うパターンが基本だけど、
自機側はボスゲージを減らしていく。 この際、ほぼ避けられないような高速の弾幕を飛ばす。
敵側は自機の残り人数を減らしてくる代わりに理論上では必ず避けられる弾幕を放つ。

黄昏作品の弾幕アクションだと、弾幕しで直接物理攻撃をしかける技を多数持つため、グレイズありとは言ってもそのグレイズガードすら貫通する避けられない攻撃も存在する。 これはお互いに体ゲージ制。

夢時空花映塚だと、同じスクロールステージを2つのフィールド次元のように分けて、敵の体を0にしていく。 体ゲージではなくポイント制。

基本ルールの際に、反則弾幕(まず避けられない弾幕)を撃ってたけど、射命丸ならカメラチルノならアイスリア正邪の場合はひみつ具で回避できてたから、相手が何かしらの回避法を持ってると分かっているなら撃ってもいいのかもしれない?
249 : ななしのよっしん :2016/03/05(土) 15:19:51 ID: l3M4GyL4L3
スペルカードというシステム」と「それに付随するルールマナー」は別なんじゃないかと思う

スペルカードシステム」は攻撃のダメージを本来より小さくする高度な術式で、格闘戦や理論上一定威以下に手加減できない攻撃とかでも有効に機し、負けたのに負けを認めない行為をすると効果が切れて額面通りのダメージを受ける、のような最低限の制約しかない

その制約の結果として、威や確実性を重視せず派手さと威厳を競う「弾幕ごっこ」という戦闘形式がマナーとして発達したんじゃなかろうか
だから、マナーのほうは場合によって結構適当になってるのかもしれない
250 : ななしのよっしん :2016/06/15(水) 17:31:57 ID: aw5VnWqP+g
東方の基本にして最も間違われる設定
なぜ今だにスペカ自体にがあると勘違いする人がいるのか
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