佐藤大輔とは、
- 日本の映像作家。Wikipediaでは「佐藤大輔(映像作家)」を参照。
- 日本の架空戦記作家。故人。
- 小林源文の劇画に登場するキャラクター。座右の銘は「無知と貧困は人類の大罪だボケッ!」。2の人がモデル。
全て本稿で説明する。
佐藤大輔(映像作家)
元フジテレビ社員。PRIDEなどでの煽りVTRが有名。PRIDEとフジテレビの契約が解除された後、PRIDEの動画作成に関わりたいがために退社。格闘技の専門誌によると、収入は相当減ったようである。立木文彦との「煽りVTRコンビ」による動画は格闘技ファン、そしてニコニコ動画の運営宣伝動画でも評判が良い。(しかし、ニコ厨には「佐藤大輔」の名前はほとんど知られてないため、そのコンビによる動画だと分かる者は少ない。)
総合格闘技イベントのPRIDE、DREAM。フジテレビで放送されたF1での煽りVTR、またフジテレビ退社後はニコニコ動画の運営の宣伝動画の製作もしており、ニコニコ動画の影の実力者だとも言える。
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佐藤大輔(作家)
佐藤大輔(昭和39年4月3日 - 平成29年3月22日)は、石川県出身の小説家、漫画原作者である。
元々大学生時代にボード版のウォー・シミュレーションゲームのデザイナーとして名を(局所的に)広めていた。代表的な作品に『レッドサン・ブラッククロス』(後に出る小説版とは異なり日独のインド大陸での対決を描いている)シリーズ他、北海道におけるソ連侵攻とそれに対処する自衛隊を題材とした『SDF-1』シリーズとそのコンパクト版ともいえる『北海道侵攻』がある。あわせて「シミュレイター」誌などでリプレイ小説記事なども執筆していた。また、小林源文氏などのコミック作品原作なども手がけていた。
(wikipediaでも書かれているが、この段階でもうゲーム・ルール内容の極大化とそれに伴う遅筆、締め切り破りなどは常習化していた模様)
斜陽化しつつあったボードゲーム業界とは裏腹に90年代初頭は架空戦記モノがブームとなりつつあったが、当時の架空戦記小説はどうも粗製乱雑なものが多かったのも事実である。
そんな中、『逆転・太平洋戦史』で小説家としてデビューを果たす。シミュレーションゲームデザインで培った知識などを生かして当時の注目を浴びる。
1993年に『征途』を発表。レイテ沖海戦での勝利が故に米ソに分断化された日本を描き、おそらくアレグザンダー・ケントの『栄光の海兵隊』をモチーフにしたと思われる、幕末から現代までに続く藤堂一家と海軍(と戦艦大和)を取り巻く物語と、随所に紛れ込んだアニメ、ゲームなどのパロディ、有名SF作家などが軍人、アナリスト、技術者として登場するなど様々な遊びなどもあいまって発表当時から高い評価を得た。
また、この作品が有名となっているのは、佐藤大輔氏の小説・原作作品のシリーズものの中でただ一つ『征途』のみが完結している作品であるためでもあるだろう。
その他の代表的な作品としては『レッドサン・ブラッククロス』・『侵攻作戦パシフィックストーム』『皇国の守護者』など。これらの作品により影響を受けた作家など数多いといえる。佐藤大輔史観とも言われる独自の歴史の捉え方に影響を受けたものも多い。
しかしながら大変に遅筆である事でも知られている。「小説界の冨樫」と認識されてもいており、過去には三巻以降続きが出ないなどの理由から「三巻王」などとも揶揄されたことがある。
顕著な例は、『逆転・信長軍記』であり都合三度の改題・出版社変更などを経ても三巻以降続きが出なかった。『侵攻作戦パシフィックストーム』『遥かなる星』も三巻以降続きは出ない(外伝はあったが)。
もっとも数多く続いた『レッドサン・ブラッククロス』にしても本編と外伝の間に語られていないエピソードが数多いことから続きを要望されている。
その作風はデウス・エクス・マキナ的な手段や状況で展開が生まれるご都合主義を排し、リアリティのある戦術や状況、それによって変化していく情勢などをリアルに作り込むという手法を好む。例えば日本の立場を強化するため、アメリカ側を弱体化させるなどの手法がとられるのが一例である。(このような設定の準備・考案・検討などのために資料を当たる必要性などがさらに遅筆の一因ともなっているとも考えられる)
『皇国の守護者』は伊藤悠によって漫画化されており、ウルトラジャンプにて2004~2007年まで掲載された。漫画版を読んで初めて原作に入ってきた層は多いとされる。天狼会戦から皇国帰還までが描かれたのみで終了しており、打ち切りや編集部と原作者の間のいさかいなど様々な事が言われているが理由は不明である。
漫画の原作では『学園黙示録 HIGHSCHOOL OF THE DEAD』がある。
『学園黙示録』はアニメ化もされたが、原作漫画についても非常に休載が多く2011年2月現在で未だ完結していない。
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佐藤大輔 (無知と貧困は人類の大罪)
一等自営業こと小林源文の作品に登場する人物。時代も設定も異なる複数の作品に登場しており、作品毎に肩書きは異なるが、概ね日本政府や自衛隊などの裏仕事に従事している。階級は自衛隊モノでは3佐、日本軍では少佐であることが多い。語学に堪能で、作品を見る限り英語は勿論のこと、スペイン語や韓国語も話すことが出来る。風貌は、石破茂の目つきを悪くしたような感じ。
かなりの切れ者ではあるが相当に悪いことや汚いことをしており、任務の途上で個人的に多額の利益を得ることもしばしばである。
部下は中村正徳3曹(軍曹)。のろまでマヌケで教養がない割りに欲深く、佐藤は彼の素質を見抜いて良いように使っている。またしばしば中村を殴る、自分のミスであっても殴る。
作品毎の違い
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レイドオントーキョー (Tokyo Wars)
- ほぼ唯一と思われる、佐藤の真人間だった青年時代が描かれている。ソ連の日本侵攻を描いたこの作品の序盤に於いて、佐藤は会計科の3尉であった。しかし普通科を指揮する幹部が足りなくなったことから、会計科の佐藤も普通科小隊長として前線に赴く。ソ連との激しい戦闘で部下が次々と戦死していくと、戦闘指揮能力とトレードオフで人間らしさを失って行き、皆が良く知る佐藤大輔へと変貌していく。最後は停戦後にソ連兵を殺害したことで逮捕されていた。
- ちなみに中村も登場するが、こちらも皆が良く知る中村とは異なる。本作品の中村は第一空挺団員で永田町での作戦に従事しており、国会議事堂奪還にも参加している。他の作品のような酷く抜けた人物ではなく、激しい戦闘も生き抜いている。
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オメガシリーズ (オメガ7、オメガJなど)
- 自衛隊の非公式特殊部隊「オメガ」を描いた本シリーズではオメガ隊員のスカウトや、情報収集及び敵部隊の阻害など作戦支援を担っている。スカウトにあたってはかなり卑劣な手段を用いており、例えば主人公である小松がオメガに入る事になった原因は、佐藤が仕掛けたハニートラップによって小松が多額の借金を作ったこと。そして借金を日本政府に肩代わりしてもらう代わりに、小松はオメガの隊員になったのである。
- 裏仕事を行う過程で私服を肥やしており、南米麻薬カルテルへの報復作戦に於いては、対立するカルテルのボスから礼金を受け取っていた。またCIAを罠にかける過程でわざとオメガの情報をCIAに売るのだが、この時も礼金を受け取っている。但し直接取引をしたのは中村である。
- 第二次朝鮮戦争 -ユギオII-
- 平成維新
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