膳(ゼン、かしわで)とは、次のような意味を持つ漢字である。
- 料理した食べ物。食事。
- 一人前の食器と料理を載せる台。
- 食器に盛ったご飯を数える助数詞。
- 箸二本を一対として数える助数詞。
- 古代に宮中で食膳の調理をつかさどった人。
- 中世に寺院で食膳調理をつかさどった職制。
- 食膳を供すること。
この記事内では、サントリー酒類(旧・サントリー)から販売されていたウイスキー「膳」について記述する。
「概要、楽しおすか?」「全然」
食事、とくに和食によく合う味わいを求めた「淡麗旨口」の晩酌ウイスキー。
厳選した二条大麦を原料として、単式蒸溜した熟成原酒と連続蒸溜した熟成原酒をブレンドしたウイスキーで、これを「竹炭ろ過」することにより、微妙な味わいの和食ともよくマッチする繊細な味わいを実現。
和の国の自然に育まれ、和食に合うというまったく新しいコンセプトで新登場。
膳とはサントリー酒類(旧・サントリー)から発売されていたウイスキーの一つで、和食にも合う淡麗旨口の晩酌ウイスキー。
公式サイトの製品紹介の通り非常にこだわって作られたピュアモルトウイスキーで度数40%、販売価格は千二百円也。
1998年5月1日から発売され、一部ファンから根強い人気を誇っていたが2010年に生産を中止。現在、販売は在庫限りとなっている。
また、生産終了したことや海外での日本産ウイスキーの人気が高まりもあり、在庫品やオークションサイトでの価格が高騰傾向にある。入手難度も年々上がっている。
「膳の歴史、ご存知どすか?」「全然」
「膳」は1983年をピークにウイスキーの消費量が低迷している中、起死回生の挽回案として「和食に合うウイスキーを作ろう」と言う企画からサントリーの現・チーフブレンダー輿水精一氏の手によって生まれた。
通常の場合、新ブランドを立ち上げるとなるとマーケティング部門からブレンダーに対し味のイメージを含め中味の注文をする事は殆ど無いが、膳に限っては例外で全体的な味のイメージや「和食によく合う淡麗旨口」と言うコンセプトがはっきりと定まってた。
値段の目標はピュアモルトで1200円。当時、既に販売していたモルトウイスキー「山崎12年」が7350円(税抜)で販売されている事を考えると如何に開発が難しかったかが窺える。
和を表現する為思案した結果、一部に杉を使用した樽で熟成させたモルト原酒を使用する事に決定。
しかし杉の香りは個性が強く、少量使用しただけでも個性が強く出てしまう。
その違和感を取り除く為に生まれたのが高知県仁淀川上流域の手作り竹炭でろ過する「竹炭ろ過」。遂に納得のゆく香りと味を実現する事に成功。
しかし杉樽モルト原酒を使用した事に関しては輿水氏自身も相当抵抗を感じており、現に社内では「これはサントリーのウイスキーでは無い」と言う意見が続出。
それでも試飲したバーテンダーや焼酎愛好家からは「スッキリとして飲みやすい」と言う評価をもらい、杉樽原酒の量は最後まで悩みつつも方向性は間違っていないと言う事を確信。
そして上層部への説明会には三種類の試作品を持ち込んだが、全て作り直しを命じられる。しかし鞄の中に潜ませていた最も自信の有る試作品、杉樽原酒の最も少ない物を差し出しようやくゴーサインを貰う。
今日中にブレンドしなければ新製品の発売日に間に合わない、と言うギリギリのタイミングだった。
「売れ行き、順調だったよね・・・」「・・・全然」
難産の末発売した「膳」は98年の発売時、年間30万ケース(ダース)を予定していたが僅か半年でクリアし、半年で500万本以上売り上げを誇るヒット商品となる。味自体は高い評価を受け、和食飲食店にも置かれる程であった。
98年10月下旬から真田広之氏出演のCMを展開、続け様に99年から不思議な景品等が貰える(当たる)キャンペーンを実施し、さらなる活性化も図った。
CMは好評でピュアモルトの割に手頃に買える価格帯な事や、サントリー側の努力もあってか、膳を置く販売店も多くなり、知名度も徐々に高まっていった。
その後も順調に売上を伸ばしていったが、2004年頃に売上の伸びが止まる(その頃CMの放映も終了)。
04年以降もファンに支えられ販売を続けていったが、遂に2010年に生産を中止し、2010年末にサイトが消滅。悲しむファンも多い。
だいたい角瓶とハイボールのせい。同じくピュアモルトウイスキーの北杜もラインナップから消えている。
「製品ラインアップ、豊富だったよね・・・・・」「全然」
サントリー膳・瓶640ml
CMでもお馴染み。冷蔵庫でキンキンに冷やして飲む事が可能。和の雰囲気を醸し出すロゴや和食器寄り添うボトルの形状が美しい。瓶のデザインは発売当初から殆ど変わっていないが出荷時期によって微妙に異なっている。
初期の物は栓がコルクそのものの様な形状で「淡麗旨口」と書かれたシールの裏の響マークが金箔押しになっており光っているが中期の物は焦げ茶色で凹凸の有る単なるプラスチックのキャップにっており、裏の響マークが光っていない印刷の物に差し替えられている(栓がキャップになっている中期の物でも、一部金箔押しの物も存在する。その為瓶の形状の変化と淡麗旨口シールの変化のタイミングは違うと思われる)。
後期の物は初期、中期共に 「淡麗旨口」と言う文字の下に書かれている「The Superb Clean and Tasty Malt Whisky」の文字が「ウイスキー」と言う表記に変わっている。
尚、初期の物と比べて中期、後期の物は裏に貼られている商品説明シールの表記や底の形状などが微妙に異なっている。
遭遇率は筆者の主観ではあるが、中期>後期>初期。
公式サイトに掲載されていた画像の移り変わりだと、2000年10月までは初期、2001年2月以降は中期となっている。後期に関しては中期との差が殆ど無いため何時ごろ変わったのか、それとも中期に変わってからサイト閉鎖まで中期の画像がそのまま掲載されたままだったのかは不明である。
その為ボトルの移り変わった詳しい時期は分かっていない。
しかし2000年5月に開催された「膳膳もらえるキャンペーン」の時期出回った点数シールが商品説明欄に一体化され付いていた膳(後記)の形状は中期の為、少なくとも2000年5月には中期の物が出回っていたと思われる。
1999年初めに開催された応募キャンペーンの時期に生産された物にはラベルの上、若しくは商品説明欄の上にシャカサイン(当時KONISHIKIの出演するハイボールのCMで使用されていた物)が描かれた点数シールが、1999年後半に開催されたキャンペーンの時期に生産されたものには膳のロゴが描かれた点数シールが、2000年に開催された応募キャンペーンの時期に生産された物には商品説明欄と一体化された点数シールが付いている。
ちなみに点数シールが付いたのは膳だけでなく、その他の対象商品(角、オールドなどのウイスキー類)にも付いていた。
箱付きの物も存在するが、いつごろどの程度の数が流通していたのかは不明。
箱のサイズは現在確認されている中で640mlの物と180mlの物が存在する。後者は応募キャンペーンの際に使用されただけの様である。¥1200(¥1194)
サントリー膳・瓶1280ml
ダブルサイズ。需要が少なかったのか640ml瓶に比べかなり流通量が少なく、2006年5月には公式サイトの製品ラインアップ欄から消え、販売終了していた可能性が高い。
コルク式の物とプラスチックのキャップの物が確認されている。
コルク・キャップのサイズは640mlと同じ。両端に持ち易い用くぼみがついている。¥2300
サントリー膳・(瓶)1920ml
沢山飲みたい方にお薦めの1.92ℓペットボトル。
初期は(2003年7月頃まで)は瓶ボトルだが、後期はペットボトルになっている。¥3280(¥3263)
サントリー膳・2700ml
サントリー膳・4000ml
あまり知られていなかった大容量な4ℓペットボトル。
サントリー膳・瓶180ml
かなり小さいベビーサイズ瓶。淡麗旨口シールはビニールテープの様な材質で、キャップは通常のペットボトルの物と同じサイズで材質は金属系。主にコンビニ等で販売されていた。
出荷量や需要が少なかったのか、あまりネットオークションには出回らない。
公式では懸賞景品の一部やモニターキャンペーンの景品として頻繁に使われていた。
1200ml瓶と同じく、2006年5月には製品ラインアップから消えていた。¥400
サントリー膳・瓶50ml
最も小さいミニチュアサイズ瓶。発売前などに配布された試飲用の物とほとんど同じもの。
2003年10月には公式サイトの製品ラインアップから消えていた。
キャップの色が濃いものと薄いものの二種類が存在する。
状態の良悪かは不明だが、キャップの部分に薄いテープが巻かれている物もある。¥160
膳<天然水>割り180ml
2001年10月2日に発売された姉妹品。南アルプスの天然水を使用したこだわりの一品。
竹の形を模した瓶の形が特徴的。
こちらも膳50ml瓶と同じく2003年10月には製品ラインアップから消えていた。¥180、度数は13%。
「南アルプスの天然水」を使用して、「膳」本来の「淡麗旨口」の味わいをしっかりと引き出しながら、すっきりとした飲みやすさを実現しました。
アルコール度数は少し高めの12度に設定し、しっかりとした「膳」の旨さを実感できます。
氷をいれてお楽しみいただくのにふさわしい水割りに仕上げました。
サントリー膳・試飲用・瓶50ml
通常の50ml瓶と比較すると、裏のシールが「非売品」表示になっている以外特に大きな変化は無く、中身は変わらないと思われる。配布時にはカードが添えられていた。
特別蒸留酒 吟撰 膳・瓶50ml
非売品。2002年、一部地域でサンプルとしてのみ出回った、色が透明なウイスキー。
色が透明なのは蒸留直後に瓶詰めした事が由来。サントリーのニュースリリースにも記事が無く、詳しい事は不明だが後に限定生産され販売される予定だったのがボツになったのかもしれない。
度数は25%。原材料は膳と違いモルトとグレーンの二種類を使用している。
「関連商品もご存知よすか?」「全然」
サントリー膳丸・640ml
2005年8月30日に発売された姉妹品(表と商品説明に小さく通常の膳のロゴが書かれている)で瓶の表記は「膳〇」。「超」淡麗辛口。¥1100、アルコール度数37%。原材料はモルト・グレーン。
それ程話題にもならず、2007年以前にはサントリー公式ホームページの製品ラインアップから消えていた。
コンセプトは、“和食に合うウイスキー”。
すっきりとした後口を実現した新しいブレンデッドウイスキー。
独自の製法“竹炭ろ過製法”を用いたモルトに、ライトタイプのグレーンをブレンドすることで、軽快な香りとキレのよい“淡麗辛口”のウイスキーに仕上げた。
食事を引き立てながら、味わいや余韻をほんのり残すすっきりとした飲み口が和食の素材の味わいを引き立てる。
パッケージは、漆黒のボトルに黒いラベルを貼り、中央に金色の丸い輪を配したデザイン。
モダンな“和”のイメージを表現。
Dハイ 190ml缶
1999年1月19日発売。「Dハイ」とはそもそも「でっかいハイボール」の事であり、大きめのグラスにたっぷりと氷を入れて作るハイボールの事。
小錦出演のTV-CMにて一躍知名度を伸ばした。その缶入り版がコレであり、主なウイスキーに膳を使用している。
すっきりと何杯でも飲める様な味わいをしている。2003年に製品ラインアップから消滅。
サントリー楽膳・350ml・500ml
2003年6月17日発売の発泡酒。こちらは決してウイスキーでは無い。関連性は製品名に「膳」が入り晩酌に良いと言う点のみ。ぶっちゃけ関連性はほとんど無い。
お腹にたまりにくいのが最大の特徴でウリ。CMにはエジソンの研究中の貴重な本物の映像が使用された。アルコール度数は4.5%。値段は500ml・¥201 350ml・¥145
詳しくは「楽膳」を参照。
当社が長年培ってきたビール・発泡酒の醸造技術に加え、麦芽根を使用した新製法を採用し、新しい醸造技術の開発に成功。
おなかにたまらないスッキリした旨さを実現しました。
「博士、やはり我々では楽膳CMシリーズの発掘は出来ません」「はぁ・・・ショック」
※オンエア開始日のソースはココから。☆が付いている物はニコニコ、YouTubeに上がって無い物すべて発掘済み
サントリー美味楽膳・350・500ml
2004年11月24日に発売された楽膳の姉妹品。
リニューアルと思われるが、実は発売直後からの一時期「楽膳」と「美味楽膳」両方が公式サイトの製品ラインアップに存在していた。
楽膳と同じくお腹に貯まりにくく、更に楽膳より味が厚いのが特徴。しかし一年もしないうちに製品ラインアップから消えてしまった。アルコール度数は5.5%。500ml・¥201 350ml・¥145。
アルコール度数を5.5%に設定し、さらにホップポリフェノールを増量することで、味わいに厚みをもたせました。
しっかりとした味わいがありながらおなかにたまらない、晩酌時に楽しむのにふさわしい発泡酒です。
サントリー座・700ml・180ml・50ml
2000年9月5日に発売。和食に良く合い、晩酌時にピッタリと言う正に膳の弟分と言うべきウイスキー。
膳の大ヒットに和イスキーは世間に受け入れられると睨んだサントリーが和イスキーの流れを太くしようと発売したウイスキーでコンセプトは膳と全く同じ。膳の上級版を目標として開発された。座のロゴは、笑う人間をイメージしたとの事。
ウイスキーを熟成させる樽の蓋の部分に杉材を使用することでこれまでに無いすっきりとした後味の原酒を得て和食に良く合う味わいを生み出している。
今までにない製法で作り上げたウイスキーであるが、膳との差別化に失敗して全く売れなかったらしく、二年後の2002年には生産を中止。アルコール度数は40%。
ちなみに座、及び膳ををブレンドしたサントリーのチーフブレンダー、輿水精一氏は
「膳の思わぬ大成功で自分の中でどこか浮かれていた気持ちがあったのかもしれません。しかし、座の失敗が響(サントリーが販売している最高峰のブレンデッドウイスキー)の成功に繋がった」と後に語っている。
値段は700mlが¥1880、180mlが¥550、50mlが¥220。
綾鷹
関連性はない。しかしCMの出演が膳と同じく真田広之氏の為、よくMADやTwitterでネタにされる
選ばれたのは、綾鷹。でした
サントリー和膳・250ml・350ml・500ml
2014年4月8日発売のビール。和食向けであるため、楽膳よりは関連性あり。
「サントリー 和膳」は、「自宅で、ビールも食事もゆっくりと味わって楽しみたい」というお客様の声にお応えし、日本の伝統的な食文化である「和食」と一緒にお楽しみいただくことをコンセプトに開発した“和食専用の生ビール”です。
「キャンペーン景品、生まれ変わったらまた一緒に貰いたいよね」
「いや、全然」
※応募景品は除き、販売店などで商品を買うと必ず貰えた物のみ記載する
まんまる氷製氷器
その名の通りまん丸の氷を作る容器。専用の入れ物に水を張り、そこに二つ合わせると空洞の球体になる入れ物を沈め凍らせると、まんまるの氷ができると言う優れもの。
膳640ml瓶を一つ買うと一つ貰う事ができた。
MADでテンプレ化している「歌う男篇」で宣伝されている為、恐らく最も知名度が高い景品。
一番最初に配布された物は「特性竹炭入り製氷器」。やはり好評だったのか、幾度となく改良され配布される事になる。2001年10月~12月
↓実際に使用してみた動画↓
和イスキーグラス
「まんまる氷製氷器」と同じ期間に配布されたグラス。まんまる氷を選ばない場合貰う事ができた。
膳CM歌う男篇の最後で真田さんが手にしてるグラスがこれ。
まんまる氷製氷器で作った氷を入れるのに丁度良いサイズになっており、まんまる氷を入れると底に凹みがついている為綺麗に浮かび均等にウイスキーを冷やす優れもの。
竹炭入りスミクロ水差し
竹炭粉を樹脂に練込み作った特製の水差し。
2個、3個と重ねると大きな1つの水差しとしても使用可能。
“トクトク”と小気味よい音が楽しめる。膳640ml瓶一本につき一つ貰えた。2002年2月下旬~4月下旬
透明まんまる氷製氷器
前回好評だったまんまる製氷器を改良し、より透明で綺麗、かつ溶けにくい氷を作る事の出来る製氷器。
「竹炭入りスミクロ水差し」と同じ時期に配布され、スミクロ水差しを選ばない場合貰う事ができた。
水割りメーカー「ちょっと振る竹(だけ)」
竹炭ろ過にちなみ、竹を模したデザインの水割りメーカー。上部に次ぎ口のふたを取り付けて使用する。
氷を入れ、適量の水とウイスキーを入れて少し振ると美味しい水割りが完成する。2002年10月~12月
竹炭まいるどらー
生育5年以上の孟宗竹を1ヵ月高温で焼き上げ、1本1本手作業で磨いたマドラー。640ml瓶一本につき一つ貰えた。
このマドラーでお酒を混ぜると竹炭効果でマイルドになり、美味しさが増したと言う。2003年4月上旬~5月中旬
膳・ミニチュアストラップ
詳しい配布時期や詳細等は不明。対象の酒類に付属していたらしい(角など膳以外の物もあり)
ハイボールの容器と膳のミニチュアがついていている物と、PAPAストラップの名で紳士の顔と膳のミニチュアが付いているタイプが存在する。
もしかしたら更に別の種類も存在しているかもしれない。
夫婦膳々グラス
フジ三太郎のイラスト付きで内容量は約300ml。箱の色は二種あり、グラスの形状も樽型と天開型の二種類がある。
膳640mlを一本買うにつき、ひと箱貰えた。2001年2月中旬~3月上旬
まめに晩酌籠
膳の美味しさを表現する竹製の籠。夏にふさわしい涼しげな趣きで、枝豆等のおつまみを盛りつけるのにピッタリ。
膳640ml瓶一本に付き一つもらうことができた。2001年6月中旬~7月中旬
「ニコニコでもノリノリどすなぁ」「いや、全然」
ニコニコでは真田広之氏が出演するCMシリーズを素材としたMADが制作され、一部で人気を博している。
始めに必ず「歌う男編」を24秒前後までを流し、タイトル・サムネを統一するのは暗黙の了解である
「元凶、楽しよすか?」「全然」 |
「最古の動画・・・
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---|---|
「ランキングもノリノリどすなぁ」
|
「膳堂入り、嬉しよすか?」
|
「素材探し、疲れました?」「全然」
「膳の広告についてご存知どすか?」「全然」
膳の広告は1998年から2003年頃まで制作され、駅や電車内に貼られたり、雑誌などに掲載されていた。
主なディレクターは永井裕明氏。その他、コピーライターに眞木準氏、コピーディレクターに佐々木宏氏、イラストレーターにサトウサンペイ氏などが関わっていた。
「TV-CMシリーズ、沢山ありますなぁ」「全然」
※☆が付いている物はニコニコ、YouTubeに上がっていない物
オンエア開始日のソースはここから。サントリー公式サイトにも明記されていた物はそちらを優先。
1998年
1999年
1999年~2000年
2000年
- 1月15日 いろは篇B 30(豆奴篇・輪になって踊る)
- 1月15日 いろは篇B 15
- 3月18日 いろは篇B 15キャンペーン
- 3月18日 いろは篇B 30キャンペーン
- 10月1日 れんこん篇A 30参考
- 10月1日 れんこん篇A 15参考
2001年
2002年
- 3月1日 歌う男篇A 30・まんまる氷キャンペーン
- 10月3日 深い篇A 30参考 参考 参考NEW!
- 10月3日? 深い篇A 15
- 10月19日 深い篇B 30
- 10月19日? 深い篇B 15
- 12月7日 しみる篇30☆参考
- 12月7日? しみる篇15
2004年
「TV-CMの詳細、お知りどすか?」「全然」
現在、CMの種類は秒数違い含め「24種類」確認されており、実際に動画が投稿されているのは「23種類」である。
しゃこ篇(30秒・15秒) 1998年10月23日~
出演 :真田広之、栗田麗
ナレーター:真田広之
使用曲 :オリジナル
受賞 :ACC銀賞
制作 :アートパブリシティ
しゃこ篇の舞台は横浜の山下埠頭。真田広之がしゃこを食べようとすると、しゃこの語感からかつての恋人(?)のチャコとの別れを思い出す。と言うのが公式での設定。
CM内で特徴的な沢山のカモメは撮影用ライトの光に集まった物で、予定には無い事だったが、撮影に参加しても良い雰囲気が作られた為「嬉しいハプニング」だったとの事。
たけのこ篇(30秒・15秒) 1999年頃
出演 :真田広之、中川安奈?
ナレーター:真田広之
使用曲 :オリジナル?
受賞 :ACC銀賞
制作 :アートパブリシティ
公式に発表もされず、オリコン公式サイトのCM情報が見ること無い頃の為、詳しい情報は不明。
基本的な構成はしゃこ篇と変わらず、真田広之がたけのこを食べようとした時語感から嘗ての恋人と思われる「ノッコ」を連想する。
いろは篇A(30秒・15秒) 1999年頃
出演 :真田広之、小田エリカ、他
ナレーター:真田広之
使用曲 :オリジナル?
受賞 :なし
制作 :不明
こちらも情報が少ない為不明な点が多いが、30秒版15秒版共に映像が見つかっている。
構成は今までと同じで「冷奴」の語感からから「まめやっこ」と連想。舞妓はん達と尻文字をした事を思い出す。
初めて「竹炭ろ過にて、1200円」と言うフレーズが登場した。
いろは篇B(30秒・15秒) 2000年1月15日~
出演 :真田広之、小田エリカ、他
ナレーター:真田広之
使用曲 :オリジナル?
受賞 :なし
制作 :不明
いろは篇Aの別バージョン。「冷奴」から連想する点などは同じで、こちらは尻文字ではなく輪になって踊る。
このCMの「楽しおすか?」と真田広之に問いかけるシーンはMADで声を劣化させたり目を赤く光らせたりして、本来真田広之が「全然」と答えるところを無理やり「はい、ゎい、わいっ」と答えさせるのがネタと化している
いろは篇B キャンペーン(30秒・15秒) 2000年3月18日~
出演 :真田広之、小田エリカ、他
ナレーター:真田広之
使用曲 :オリジナル?
受賞 :なし
制作 :不明
内容は通常のいろは篇と同じだが、膳の瓶が落ちてくるシーンで「膳、膳。もらえる」と、膳の応募キャンペーンの一つ「膳膳もらえるキャンペーン」を告知している。
ちなみに、いろは篇Bはキャンペーン版の15秒しか見つかっていなかった為、上記の真田広之に無理やり「はい」と言わせるネタはこちらが元となっている
れんこん篇A(30秒・15秒) 2000年10月1日~
主演 :真田広之、マリエスタ
ナレーター:真田広之
使用曲 :オリジナル
受賞 :なし
制作 :不明
このCMの企画は例のごとく「食べ物から女性の名前を連想させる」事から始まり、「からしれんこん」と言う言葉の響きから「いがらしれいこ」と言う女性の名前を連想すると言う離れ業を試してみたとの事。
その為「いがらしれいこ」の存在は重要な為、「いがらしれいこ役」は100人近い候補者の中から度重なるオーディションが行われ、女性誌で活躍中の「マリエスタ」さんが選ばれた。
自然体な演技と冷たさを感じる美しさがピッタリだったとか。しかし御本人の素顔はとても明るく、気さくな性格だとか。
れんこん篇B キャンペーン(30秒・15秒) 2001年3月3日~
主演 :真田広之、マリエスタ
ナレーター:真田広之
使用曲 :オリジナル
受賞 :なし
制作 :不明
正確な内容は不明。しかしオリコン公式サイトのCM情報でのタイトルやオンエア開始日等から、2001年にネット上で告知された消費者キャンペーン、「夫婦膳々グラスプレゼント」の情報が「いろは篇」のキャペーンの様に、膳の瓶が落ちてくるシーンに差し込まれてた可能性が高い。
全体的な内容も、通常のれんこん篇と同じ物だったと思われる
のちにアップロードされた動画により判明。全体的な内容はれんこん篇Aと同じ。最後のシーンで「ついてる夫婦膳々グラス」というナレーションに「レギュラーボトル 一本に一個 夫婦膳々グラス くわしくは店頭で」の告知文がグラスの画像とともに追加されている。それに伴い15秒版では「飲酒は二十歳を過ぎてから。」の文字と膳のロゴが前に移動している。
歌う男篇A(30秒) 2001年9月8日~
奥様役の雅子さんは、雑誌・CM・映画・TVなどで活躍中のタレントさん。
映画「リング」シリーズのほか、CMにも数多く出演されています。
真田さんには、終業時刻になったとたん、歌い踊りながら会議室を飛び出し、アクロバティックなアクションで、一目散に我が家を目指すサラリーマン(実は会社社長)というユーモラスな役柄を演じていただきました。
車の上を飛び跳ねるシーン、走って大きくジャンプし、家の中に飛び込むシーンは、ワイヤーアクションによるものです。香港の有名なアクションディレクター率いるスタッフとの共同作業を行いました。
出演 :真田広之、雅子
ナレーター:真田広之
使用曲 :おウチへ帰ろう(原曲は斉藤和義氏の「歩いて帰ろう」)
作詞 :斉藤和義
作曲 :斉藤和義/吉俣良(編曲)
受賞 :2002年 ACC賞
制作 :ビービーメディア
膳MADでもテンプレと化している為、恐らく知名度が最も高い膳CM。基本的な構成は同じながら微妙に異なる違うバージョンが多数制作されている。
構成は今までの「食べ物から連想」では無く、一企業の社長に扮した真田広之が、退社時間の5時丁度に会議室を飛び出し、アクロバティックな動きをしながら家に入り、「疲れました?」と言う妻の問いかけに「全然」と答え終了。
最も初めに制作された為、後に改変される物のベースとなっている。
歌う男篇B・まんまる氷キャンペーン(30秒) 2001年10月6日~
歌う男篇Aに存在した「ビルから飛び降りるシーン」が、オンエア開始直後に起きたアメリカ同時多発テロ事件の影響でカットされている。その分、月見ヶ丘行バスの上で歌うシーンが長くなっている。
そして、膳の瓶が落ちてきた後、元々無音で月が氷になり落ちてくるシーンに「今なら付いてる」と言うナレーションと、「まんまる氷製氷器などが貰える」と言う告知文が差し込まれている。
歌う男篇C(30秒) 2001年12月1日~
詳しくは不明。歌う男篇Aがベースになっている事、まんまる氷製氷器が貰えると言う告知が無い事以外は不明である。
のちにアップロードされた動画により判明。歌う男篇Aに存在した「ビルから飛び降りるシーン」が一部復活した。
歌う男篇A・まんまる氷キャンペーン(30秒) 2002年3月1日~
アメリカ同時多発テロ事件から時が経ったため、ビルから飛び降りるシーンが復活した。
つまりは「歌う男篇B・まんまる氷キャンペーン」のビルから飛び降りるシーンが存在する版である。
深い篇A(30秒・15秒) 2002年10月3日~
出演 :真田広之、雅子、林原めぐみ、MEGUMI(写真集に画像としてのみ)
ナレーション:真田広之?
使用曲 :不明
受賞 :なし
制作 :不明
今までとは一風変わったストーリーで、休憩室と思われる場所で同僚と食事を取る際にその同僚が持っていた「週間出世」にてMEGUMIさんのグラビアを見て、今まで妻に秘密を持ったことが無かったがMEGUMIの写真だけを切り取り、自分と妻と犬が写っている家族写真にその切り取りを被せ、少しだけ秘密を持つと言うストーリー。
深い篇B(30秒・15秒) 2002年10月19日~
全体の内容は深い篇Aと同じ。
瓶が落ちてくるシーンに「キャンペーン実施中詳しくは店頭で」と文字が表示されている
しみる篇(30秒・15秒) 2002年12月17日~
のちに15秒が発掘され、深い篇と似たような曲が使われていることが分かった。
幸せすぎる人生の中たまには修羅場をくぐろうとしてわざと自分のシャツに口紅の跡をつけ、そうすれば酒を飲むと「しみる」というストーリー。
顔には奥さんからつけられたと思われる傷がある。
外国人のつぶやき「日本人の謎」(30秒)(ラジオCM) 2004年
「CMの主要人物、ご存知どすか?」「全然」
- 真田広之
- この人が居なければCMは成り立たない。
驚異の美声や身体能力に加え、相手が誰であろうと問いかけには「全然」と切り返す驚異のキャンセル力を持ち合わせている。
また、食べ物から何かを連想させる癖が有る。 - 嫁(役:雅子)
- 歌う男篇、深い篇に登場する真田氏の嫁。
真田氏が帰宅する時には晩酌の用意をし、「疲れました?」と尋ねる思いやりのある良い妻。
…のはずが真田氏はお構い無しに「全然」とぶった切る。 - 舞妓(役:小田エリカ、他)
- いろは篇などに登場。 社員旅行に来ていると思われる真田氏と輪になって踊ったり尻文字をしたりして遊んでいる。
「楽しよすか?」等と問いかけるが当然真田氏は「全然」と切り返し場の空気を凍らせる。 - チャコ(役:粟田麗)
- しゃこ篇に登場する真田氏の元恋愛相手?。
山下埠頭で別れる所、真田氏に「今度生まれ変わったら、絶対一緒になりたいよね・・・」と語りかけるが、相手の気持ち何か考えない真田氏は「全然」と回答する。 - ノッコ(役:中川安奈?)
- たけのこ篇に登場する真田氏の元恋愛相手?。
別れてから暫くした後再開し、ノッコは真田氏に「結局、あの頃が一番楽しかったわよね・・・」と問いかけるが、当たり前の様に真田氏は「全然」と切り返す。 - 五十嵐麗子(役:マリエスタ)
- れんこん篇に登場する架空の人物。
五十嵐玲子は真っ赤なドレスを着こなし、女性たちからは大絶賛を受けるが、「どう、似合うかしら?」と真田氏に問いかけると「全然」と返されてしまう。ちなみに全然可愛くない。残念。 - 眞木準
- 「和イスキー」と言う言葉を生み出した日本のコピーライター。
膳の広告・CMの殆どに関わっている。故人
「膳合作もノリノリどすなぁ」「全然」
限在、膳MADの合作をする為参加者を募集中。締切は2011年12月21日との事。
既に参加は締め切ったが、動画のみ作成する者は引き続き募集中との事。
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「関連動画、面白いどすか?」「全然」
「関連静画、沢山投稿されてまっしゃろか?」「全然」
「お絵カキコ、お上手どすなぁ」「全然」
「関連商品、売れてはりますか?」「全然」
「関連コミュニティ、盛り上がっとりますか?」「全然」
「関連リンク、新しおすか?」「全然」
「関連リンク、ページが無いのご存じどすか?」「全然」
「関連項目、昔の方が楽しかったわよね・・・」「全然」
「参考文献もノリノリどすなぁ」「全然」
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