あまねあたためるとは、『週刊少年チャンピオン』にて2012年52号より2013年39号まで連載されていた少年漫画である。作者は佐渡川準。
概要
私立蓮城高校に通う心優しい少女・温周(ぬくもり あまね)とその周囲の人物達が織りなす、心温まるコメディ漫画である。本作は、同作者の手によるこれまでの作品よりもパンチラ、入浴シーンなどのいわゆる「お色気要素」が多いのが特徴となっている。
なお、舞台となっている蓮城高校は、同作者の前作「ハンザスカイ」にも登場する学校であり、ゲスト的に前作にも登場したキャラクターが顔を見せている。
作者の急逝により39話(2013年No.39号掲載分)にて終了した。コミックスは全3巻。
主な登場人物
- 温周(ぬくもり あまね)
- 私立連城高校に通う2年生。明るく素直で、喜怒哀楽の感情表現が豊かであり、その行動から知らず知らずのうちに周囲の人を元気付けている。後ろで2つに分けたヘアスタイルと、ウサギの髪留めがトレードマーク。
- 温保(ぬくもり たもつ)
- 小学5年生のあまねの弟。あまねが家に連れてきた鬼に対して唯一恐れおののくなど、本作における(比較的)常識人ポジション。あまねのことを「あま姉」と呼ぶ。
- 温与(ぬくもり あたえ)
- あまねと保の母。姉弟が風呂の順番でケンカしているときに全裸で仲裁に入る、娘の制服を着て卵を買いに出かけるなど、かなりぶっ飛んだ性格。
- 神崎拓人(かんざき たくと)
- 連城高校の虚弱体質な生徒会長。校則の遵守を徹底させるなど、融通が利かないタイプのまじめ人間であったが、あまねの影響によりくだけた性格となった。
- 銀つらら(しろがね つらら)
- 連城高校生徒会副会長。縦ロールで高飛車なお嬢様然とした口調が特徴。あまねにメロンパンを施されて以来、何かと突っかかってくるようになる。
- 土居修峰(どい しゅうほう)
- 陶芸部部長の3年生。自らの集大成となる作品があまねの尻で押し潰されたことがきっかけで、あまねをモチーフにした作品ばかりを作るようになる。特に尻に対しては並々ならぬ情熱を傾けている。
- 竹中美穂(たけなか みほ)
- ヘアバンドがトレードマークのあまねの友人。
- 岡本康子(おかもと やすこ)
- 眼鏡にお下げ髪なあまねの友人。大のブルース・リーマニアでヌンチャクを使いこなす。
- 恩田日射(おんだ ひさし)
- あまねの担任教師。脳内友人とカラオケを楽しんだり花見を楽しんだりできるという特技を持つ。
- 筑苗花(つくなえ はな)
- 保のクラスに転校してきた京都弁の女の子。転校して最初に話しかけてきた保を気に入り、将来の旦那にすべく鍛えている。特技は馬乗りになってからの扇子での殴打とからくり按摩(いわゆる電気あんま)。
- 沖田&山内
- ファミレスやオープンカフェでどうでもいいことで言い争いをしている営業サラリーマン。言い争いの内容は、ナース服とチャイナドレスのどちらが良いか、高校野球のチアリーダーは春夏どちらが良いか。
関連静画
関連商品
関連コミュニティ
関連項目
- 0
- 0pt