アデル(機動戦士ガンダムAGE)(形式番号:RGE-G1100)とは、アニメ「機動戦士ガンダムAGE」に登場するモビルスーツ(ロボット)である。
概要
A.G.(アドバンスドジェネレーション)世界の地球連邦軍のジェノアスシリーズに代わる主力量産型モビルスーツ。「機動戦士ガンダム」のジム・コマンドや「機動戦士ガンダムSEED DESTINY」のウィンダム、「機動戦士ガンダム00」のジンクスIII等の流れを受け継ぐ、いわゆる「旧世代のガンダムに匹敵する性能を持つ量産機」である。ガンダムの装備換装システムも引き継いだ機体、という点も含めると、「機動戦士ガンダムSEED DESTINY」のウィンダムが最も近いだろうか。
ガンダムAGE-1をシンプルにした様な外見と薄緑のカラーリング、ジェノアスシリーズの様なパイロットスーツを思わせるバイザーが特徴。バイザー内部にはツインアイとマスクがあり、「機動戦士ガンダムSEED C.E.73 STARGAZER」のシビリアンアストレイDSSDカスタムや「機動戦士ガンダム00」のGNアーチャー等を思わせる。
コウモリ退治戦役で活躍したガンダムAGE-1の設計を元に開発され、A.G.140年に実戦配備された。手足を換装し、きめ細かい戦局への対応を可能とするウェアシステムも採用されており、それらにより戦況に合わせて柔軟な運用が出来る様になっている。AGEシステムは一部がブラックボックスであり、実質量産不可であるため、搭載されていないものの、その性能は「量産型ガンダム」と呼ばれるに相応しく、AGE-1にも匹敵する性能を誇る。その優れた性能等により、戦場で数多くの目覚しい戦果を挙げている。
武装はAGE-1のドッズライフルを元にセンサーを強化し、精密射撃モードを省略して、利便性と生産性を向上させたアデル用ドッズライフルと、AGE-1の物と形は同じであるが色が本体と同じ薄緑の柄のビームサーベルの二種類を標準装備としている。場合によってはGバウンサー用ブースターの追加も可能である。
キオ編(A.G.164年)ではクランシェの登場もあり旧式化が進んでいるが、クランシェが乗り手を選ぶ機体なのもありいまだに現役。キャノンウェアやタイタスウェアを装備した機体のほか、局地戦に特化した改修機「アデルマークII」も大量に配備されている。また、空中戦に対応するためのサブフライトシステム「ウェイボード」を使用する例も多くみられる。
バリエーション
- アデル(ディーヴァカラー)
- 戦艦ディーヴァで運用されているアデル。青色のディーヴァカラーが施されており、1号機はマックス・ハートウェイが、2号機はアリーサ・ガンヘイルが搭乗する。二人とも新兵で技量は未熟だったが、抜群のコンビプレイで着実に戦果を挙げた。なお、二人の転属が決まった際には両機とも水色の通常カラーに塗りなおされた。後に重騎兵型ウェアを装備した「アデルスタークス」となって出撃したこともあり、この時アリーサ機がXラウンダー駆るゼダスの撃破に成功している。
- アデルキャノン
- 装甲火力強化ウェア装備型アデル。ドッズライフル系のキャノンを両肩に、両肩側面に3連ミサイルコンテナを装備し、このほか装甲が変更されているが、手持ち射撃武器は持たされていない。アセム編における連邦軍拠点ノートラムをめぐる両軍艦隊決戦に配備が間に合い、後方支援の用途のためにキオ編以降も使われ続けた。ウェアシステムはおそらくAGEシステムと別系統の開発部で作られたものと思われる。
アデルマークII
アデルマークII(形式番号:RGE-G1500)は、キオ編(A.G.164)における地球連邦軍の主力量産機であり、アデルの後継機でもある。
ノートラム攻防戦におけるヴェイガンの地球本土への侵入に伴い重力下での戦闘が増えたことにより開発された。アンテナ追加や顔マスクの変更・装甲の変更など改良点が見られており、AGE-2の技術がスピンオフされていると思われる。基本武器は威力を落とさず銃身を小型化した三連ドッズライフルとビームサーベル。本機にもウェアシステムが採用されているが、今までのウェアシステムの運用とは異なっており、運用環境に適した装備に容易に交換するために使われている。理由はMSの進化に今までの一般型と特化型のウェアでは限界が見えていたので一般型の基礎能力を向上するためであり、結果的にどの環境においても最低限の換装で対応可能なクランシェなどと協調して作戦が行えるようになっている。地上用はカラーがオリーブグリーン主体となり、足裏にホイール機構がついており、走行して水平移動できる。宇宙用はナスルという名前が付いていることもあり、青紫主体のカラーになり、地上用装備をロケットブースターに変更して投入されている。
運用そのものはA.G.151年時点ですでに確認されており、後継機でもある可変量産型クランシェと比べるとこちらのほうが操縦のしやすさなどから多数配備されているため、現役で連邦軍機動艦隊戦力を支えている。
バリエーション
- アデルマークIIキャノン
- OVA「MEMORY OF EDEN」に登場する装甲火力強化型アデルマークII。本機がウェアシステムが搭載されているものの、ウェアの運用が従来とは異なるため、一般型を主に使うパイロットが作戦で交換することは稀だと思われる。
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関連項目
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