キノピオハイウェイとは、『マリオカート64』と『マリオカート8』に登場するレースコースである。
英語名はToad's Turnpike。
150cc スタッフゴースト 2'08"966 (マリオカート8 デラックス)
概要
フラワーカップ最初のコース。夜のキノコ王国の高速道路が舞台であり、8の字型のコース上には障害物である普通車、バス、トラック、タンクローリーといった一般車両がカートと同じ方向に走っている。これらに触れるとクラッシュしてしまう。車側はクラクションこそ鳴らすが、避ける気はさらさら無い。
マリオカート64のコースの中で3番目に距離が長いコースであり、直線と緩やかなカーブだけと構成は易しめだがやはりコース上を走っている一般車両がキツイところ。コースの道路は3車線だが、途中から2車線に変わり狭くなる。アイテムボックスは4箇所ある待避所に置かれており本線上には無い。
CPUは車を避けようとしないため、よく衝突してクラッシュする姿が見受けられる。しかしプレイヤーが見ていない所では車に衝突しない。ずるい。待避所のアイテムボックスに全く触れていないにも関わらず、アイテムも使用する。
排気量に応じて一般車両の速度が変化する。おまけモード(ミラーモード)では逆走してくるので注意!当時はマリオカート史上最難関コースとも言われていたほどである。
リメイク
『マリオカート8』及び『マリオカート8 デラックス』ではレトロコースとして再登場。こうらカップ最後のコースに降格。Toad Cityという街が舞台になっており、背景には様々な架空企業の看板が掲げられたビル群が立ち並ぶ。8無印ではバトルコースとしても登場。
本作の他のレトロコースと同様、大幅なリメイクが施された。一番のポイントは遮音壁の一部が反重力エリアとなっていることである。一般車両を避けて通れるため有利に見えるが、カーブの外周にしか存在しないのでショートカットにはなりにくい。また、一般車両の中にグライダーパッドの設置されたキャリアカーが走っており、その上を通過するとグライダーが展開され空中を飛ぶことができる。
記事冒頭のタイムを比べてもらえばわかるが、コース長は短縮されている。
アイテムボックスは一般車両とともにコース上を移動するようになり、代わりに待避所にはコインが設置された。
排気量による走行速度の変化並びにミラーモードでの逆走は廃止された。その代わりプレイごとにランダムで右側一車線のみが手前側に走行するパターンが選ばれるようになった。ゲーム内では以下の4種類の走行パターンが登場する。
- 全車線順方向パターン①・・・普通車9台(うちピックアップトラック2台)、バス9台、トラック11台(うちキャリアカー2台)。タイムアタックはこのパターン固定。
- 全車線順方向パターン②・・・普通車10台(うちピックアップトラック2台)、バス12台、トラック14台(うちキャリアカー2台)。
- 両方向パターン・・・順方向に普通車7台(うちピックアップトラック2台)、バス5台、トラック8台(うちキャリアカー2台)。逆方向に普通車5台、バス4台、トラック4台。
- 両方向パターン(8無印のバトルモード専用)・・・順方向に普通車10台、バス5台、トラック6台。逆方向に普通車5台、バス6台、トラック4台。
N64版と異なり、カートが停止あるいは低速走行している状態で車両と接触してもスピンしなくなった。道幅が広くなったこともあり原作より走りやすくなったが、2015年4月のアップデートで追加された200ccモードではまたスリルが味わえるようになった。
一般車両のバリエーション
ここで、コース上を走行する一般車両の種類について詳しく説明する。
マリオカート64では白い普通車、黄色いバス、赤いトラック、水色のタンクローリーが登場。トラックの荷台は白、グレー、木製の3種類が存在。
マリオカート8の場合
大きく分けて、普通車、バス、トラックの3種類がある。中にはジャンプ台やグライダーの役割を果たす車両も存在するが、バトルモードでは登場しない。すべての車両に「MK-○○○○」というナンバープレートが付けられている。
トラックにはすべて「WARIO MOTORS」のエンブレムが付いている。キャリアカーの前方のバス・トラックの上部には小さなジャンプ台が追加される。
| 車両種別 | ナンバー | 特徴 |
|---|---|---|
| 普通車 | MK-1298 |
赤色。 |
| MK-5001 |
紫色のピックアップトラック(分類上は普通車)。車体にリフトンと「SUPER MARINE WORLD」の文字。サーフボードが積まれており、ジャンプ台として利用可能。 |
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| MK-6069 |
黒色。 |
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| MK-8201 | ||
| バス | MK-2764 | |
| MK-2901 | ||
| MK-5886 | ||
| MK-5886 | ||
| トラック | MK-0648 |
黄緑色の車体に「IGGY'S GLASS」「Crystal Clear Windshields」の文字。背面にはイギーの両目がドアップで描かれている。 |
| MK-3229 | ||
| MK-4614 |
白い車体に黄色と青のライン。青いプロペラキノピオと「Propeller Toad Transport」(PTT)のロゴがプリントされている。背面には「HANDLE WITH CARE」(取扱注意)、「FRAGILE」(割れ物注意)、「KEEP DRY」(水濡れ注意)の3つのマークが小さく書かれている。 |
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| MK-5443 |
赤い車体に牛と「Moo Moo Meadows MILK」の文字。(Moo Moo Meadows=モーモーカントリー) |
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| MK-6340 |
赤いキャリアカー。ダッシュパネルとグライダーパッドが設置されている。 本体のドアには「TOAD SERVICE」「MAA」の文字がある。荷台部分は白く、「MARIO AUTOMOBILE ASSOCIATION」と書かれている。 |
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| MK-8955 | ||
| MK-9087 |
後のシリーズへの影響
本コース以降、全ての家庭用3Dマリオカート作品に一般車両と併走するコースが1つ以上登場している。
『マリオカート ダブルダッシュ!!』では「キノコブリッジ」「キノコシティ」の2コースが登場。ハナチャンカー等の特殊車両も導入された。
『マリオカートDS』では「キノコリッジウェイ」が登場。また、「GC・キノコブリッジ」がリメイクされたが、特殊車両やショートカットが削除されている。
『マリオカートWii』では「ムーンリッジ&ハイウェイ」が登場。
『マリオカート7』では「ウーフーアイランド1」が登場。セクション制コースとなっている。
『マリオカート8』では「N64 キノピオハイウェイ」がリメイク。
『マリオカート ツアー』では「ベルリン シュトラーセ 3」が登場。
『マリオカート8 デラックス』コース追加パスでは、第1弾で「DS キノコリッジウェイ」、第3弾で「Tour ベルリンシュトラーセ」がリメイクされた。
他、『マリオカート7』で初登場した「ネオクッパシティ」のBGMには本コースの一部フレーズが引用されている。
関連動画
関連商品
関連項目
| マリオカート | ||
|---|---|---|
| ゲーム | 初代 - 64 - アドバンス - ダブルダッシュ!! - DS Wii - 7 - 8 - ツアー - アーケードグランプリ |
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| コース | マリオサーキット - クッパキャッスル - レインボーロード ルイージサーキット - ノコノコビーチ - カラカラさばく - シャーベットランド - ワリオスタジアム ピーチサーキット - スカイガーデン - ワルイージスタジアム - ルイージマンション - DKジャングル |
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