- マリオシリーズの関連項目一覧 > マリオカート > マリオカート8
マリオカート8とは、2014年5月29日に全世界で発売のWii U専用ソフトである。
この記事では、2017年4月28日にNintendo Switchで発売された要素追加版マリオカート8 デラックスについても説明する。
マリオカート8
マリオカート8 Mario Kart 8 |
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基本情報 | |
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ジャンル | アクションレースゲーム |
対応機種 | Wii U |
開発元 | 任天堂情報開発本部 |
発売元 | 任天堂 |
発売日 | 2014年5月29日 |
価格 | 6,154円(税込) |
対象年齢 | CERO:A |
人数 | 1~4人 (通信プレイ時 2~12人) |
ゲームソフトテンプレート |
E3 2013に合わせたニンテンドーダイレクトで発表された。
家庭用ゲーム機向けのマリオカートシリーズとしては8作目となり、前作『7』から引き続き、タイトルにナンバリングを冠している。
発表されたロゴでは、「8」の文字が、裏と表の区別のないメビウスの輪のようなデザインになっている。
主な特徴
ゲームデザインの要として「反重力」が提示されており、従来のようなコースに加えて、壁面や天井をも舞台に加えて、キャラクター達がコース上を縦横無尽に走る姿が、トレイラーで紹介されている。
緩やかな下り坂を描くコースの“裏側”にあるもう一つのコースをマリオが走っていく姿が印象的である。
『7』で搭載されたグライダーによる滑空や、スクリューによる水中走行といった要素は今作でも健在。この他、『Wii』で初登場したバイクも復活している(猛威をふるったウィリー操作はオミット)。また、第三の車種として四輪駆動で滑りにくく、悪路に強いATVが新登場。
水中や反重力部分を走る時にはタイヤが変形し、その時には車体やタイヤが青く発光する。
コース上の反重力で走る部分にも青い光が見られ、未来的な雰囲気を醸し出している。
また、殆どのBGMは『スーパーマリオ3Dワールド』と同様、超一流のメンバーから成るビッグバンドによる生演奏となっており、リメイクコースのBGMも非常に豪華なアレンジに仕上がっている。
画面は今作も60fpsでヌルヌル動き、ローカルでの2人対戦時でも60fpsを維持して動く(ただし3~4人だと30fps)。
そして今作ではかつて、シリーズで初めてゲーム内容をさらにボリュームアップさせる有料ダウンロードコンテンツ(DLC)の配信が行われており、キャラ3体、マシンパーツ4つ+α、4コースずつ収録したカップ2つをセットにして追加するパックが、第1弾・第2弾に分けてそれぞれ800円で配信されていた。(現在はニンテンドーeショップの終了に伴い、新規購入は不可能。後述のNintendo Switch向けに発売された移植版には今作のDLCがあらかじめ全て収録されているので、DLCを楽しみたい場合は素直にそちらを購入しよう)
2015年4月23日のアップデートにてマリカーシリーズで初めて200ccクラスが登場、150cc以上の速度と同時に一部コースで進む場所が変化することも。
その後のアップデートにてグランプリモードでは隠しカップだったミラーや200ccを購入直後から選択できるようになった。
プレイスタイル
今作でも『マリオカートWii』と同じく、好きなコントローラとプレイスタイルを選ぶ事が出来る。
- Wii U GamePad(テレビを使用しないOff-TV Play可能)画面に順位やマップなどの情報を表示でき、勿論ゲーム画面そのものを映してのOff-TV Playも出来る。更に、Wiiリモコンやハンドルのように傾けて直感的な操作も可能。
- Wiiリモコン + Wiiハンドル
- Wiiリモコン(Wiiリモコンプラス)横持ち
- Wii U PROコントローラー
- Wiiリモコン + ヌンチャク
- Wiiリモコン + クラシックコントローラ
- Wiiリモコン + クラシックコントローラ PRO
なお、Wii Uはゲームキューブコントローラに対応していないので、こればかりは諦めるしかない。
愛好者は乗り換え先を見つけておこう。
GCコントローラを愛してやまない場合はゲームキューブコントローラ型のホリクラシックコントローラーというものもある。
なお、Wii U用ゲームキューブコントローラ接続タップはスマブラWiiUにしか対応していない。
キャラクター
- 紫太字:マリオシリーズ新規キャラ
- 赤太字:マリオカート新規参戦
- ☆:WiiU版における隠しキャラ(DXでは最初から選択可)
- ★:WiiU版におけるDLC追加キャラ(DXでは最初から選択可)
- 黄背景:DX追加キャラ
- ☆:DX隠しキャラ
- 水色背景:DXDLC追加キャラ
今作では新たに2Dマリオシリーズでお馴染みのコクッパクッパ7人衆がドライバーとして参戦。
完全新規のキャラとしてベビィロゼッタとピンクゴールドピーチが登場する。
これら基本の30体に加えて、DLCでの追加キャラクターも存在し、その中には『ゼルダの伝説』シリーズのリンク などマリオシリーズとは直接関連のない別シリーズから参戦するキャラも含まれている。マリオシリーズ以外のキャラが参戦するのは『DS』のHVC-012以来。また、DLCを両方購入するとヨッシーとヘイホーの追加カラー8色が使用可能になる(DXでは最初から選択可)。
軽量級 |
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中量級 |
重量級 |
- 各キャラクターは性能の同じ複数人のグループが存在しており、この項では同性能帯別に纏めてリストの上から軽い順に記載している。
- むらびと、インクリングはアイコンクリック後に性別を選ぶ方式だが、DXのVer.2.4.0以前ではデフォルトで男女別々にアイコンが表示されていた。
- ゴールドマリオ&メタルマリオおよびリンクも同様にアイコンクリック後にスキンを選択する方式となる。ちなみにそれぞれのデフォルト表示はガール、むらびと(男)、ゴールドマリオ(解禁後)、BotWリンク。
- DXではゴールドマリオのみが隠しキャラとなっている。解禁条件は200CCのグランプリの内DLC追加を除く12カップすべてで優勝する事。
Miiについて
前作で中量級固定だったMiiは『Wii』同様身長と太さの合計値によって性能が3段階に分かれる仕様に戻った。また、男女ともにメインカラーによって音声が各4パターン存在する。
身長+太さ | クラス |
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100以下 | 軽量級 |
101~149 | 中量級 |
150以上 | 重量級 |
マシンパーツ
今作でもフレーム、タイヤ、グライダーの3種類を組み合わせてカスタムする方式。殆どのパーツはレース中に獲得したコイン枚数に応じてランダムで解禁されていく。必要枚数はプレイレコードに記録されたコイン累計獲得枚数に応じて変化し、450枚までは30,1500枚までは50、以降は100。ゴールド系パーツはいずれも特殊な入手条件となっているので、各パーツの注釈を参照。
キャラクター同様性能の同じもの毎に纏めて記載しているが、DXのVer.2.2.0以降フレームとタイヤは同性能帯でも無敵時間に限りばらつきが生じるようになった。本項では基本的に左から無敵時間の長い順に記載している。
- ☆:初期段階から選択可能
- ★:WiiU版におけるDLC追加パーツ(DXでは最初から実装済み。同作で初期パーツになったものは太字表記)
- 黄背景:DX追加パーツ(Ver.1.6.0以降に追加されたものは水色背景)
フレーム
- グループA:★300SLロードスター / ☆スタンダートカート / マキシマム
- グループB:スケルトン / モト・ドーザー / ★きせかえスクーター
- グループC:Gフォース / スーパースター / トルネード
- グループD:スティールダイバー / トライマッシュ / ★バウザートライク
- グループE:ネコクラシカル / くまライド / スーパーコメット / ヨッシーバイク
- グループF:ターボ・ワン / ★Bダッシュ / ★Pウイング
- グループG:ビートデイモン / ★GLA / ☆スタンダードATV
- グループH:プリンセスコーチ / マッハGP / ジェットライダー
- グループI:パタテンテン / ☆そらまめ
- グループJ:★わくわくビートル / クッパシップ
- グループK:スニーカート / ゴールドカート[9] / ★マスターバイク
- グループL:★W25シルバーアロー / ☆スタンダードバイク / バーニングボール / ハナチャンバギー
- グループM:★ブルーファルコン / ☆スプラバギー
- グループN:★タヌキバギー / クッパクラウン / ☆マスターバイク零式
タイヤ
- グループA:GLAホイール / ☆ノーマルタイヤ / ノーマルブルー
- グループB:☆ワイルドタイヤ / ワイルドホット / ☆古代のタイヤ
- グループC:☆ローラータイヤ / スカイローラー
- グループD:☆リングタイヤ / ウッドリング / スパイシーリング
- グループE:スリックタイヤ / サイバースリック
- グループF:メタルタイヤ / ゴールドタイヤ[10]
- グループG:ボタンタイヤ / リーフタイヤ
- グループH:ブロックタイヤ / クリームブロック / トライフォースタイヤ
- グループI:クッションタイヤ / スポンジタイヤ
グライダー
- グループA:☆スーパーカイト / ズングリカイト / ハイラルカイト
- グループB:もくもくバルーン / ☆パラシュート / フラワーカイト / かみひこうき
- グループC:ワリオカイト / セイルプレーン / ☆パラセール / ゴールドカイト[11]
- グループD:ピーチパラソル / ☆パラフォイル / クッパだこ / パラフォイルMKTV
ステータス
マシンパーツ選択画面では各種性能値を確認できるが、中にはそこで確認できないマスクデータも含まれている。本項ではマスクデータを含めた各性能に関して解説する。
各ステータスは0.25刻みで計算されるが、状況によっては端数切捨てになる事もある。
基本的にスピードとそれ以外はトレードオフの関係にあり、軽量級は前者が低く後者が高く、重量級は前者が高く後者が低めの傾向にある。
スピード Speed |
最高速度。地上、水中、空中、反重力状態で個別に設定されており、 ゲーム画面で表示されるのは地上のもののみ。 コインの枚数に応じて上昇し、サンダーで小型化した場合は減速する(空中以外) |
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加速 Acceleration |
マシンが最高速度に達するまでの速さ。 ミニターボはある程度の速度に達しないと貯められないので、 復帰時のミニターボにはこのステータスも関与する。 |
重さ Weight |
この数値が高いほど衝突時に吹き飛ばされにくくなり、マシン同士の当たりに強くなる。 |
曲がりやすさ Handling |
この数値が高いほどハンドルを切った際に曲がりやすくなる他、 オートドリフトがかかりやすくなる。 スピード同様地上、水中、空中、反重力で個別に設定されている。 |
滑りにくさ Traction |
この数値が高いほど雨天時など特定環境での滑りやすさとダートの減速が軽減される。 |
ミニターボ Mini-Turbo |
ミニターボの溜まる速度および ミニターボ・ジャンプアクション時の加速力と持続時間に関与する。 マスクデータだが常用アクションに関わる為重要度は極めて高い。 |
無敵時間 Invincibility |
DXのVer.2.2.0より追加されたマスクデータで被弾後の無敵状態持続時間にかかわる。 フレームは大きいほどこの数値が高い傾向にあるのに対し、ドライバーは重量が極端なほど高い傾向にあり、中量級が全体的に低めとなっている。 |
アイテム
今回の出現アイテムは1位カートとの距離を基準に判定される仕様になっている。その為わざと順位を抑えて強いアイテムを確保、という戦法がとりづらくなった。
更にアイテムボタン長押しでこうらなど一部のアイテムを装備したままホールドしてもアイテム欄が空かなくなった。アイテムホールド前提のテクニックだったこともあり操作は簡略化された反面、アイテムの2個持ちができなくなってしまった。DXではアイテムスロットが2つになった(詳細はWiiU版からの主な変更点の項を参照)。
また、アイテム毎に出現判定の制約が設定されているものが多く存在する。
既存アイテム
- ○バナナ / トリプルバナナ
トリプルは甲羅同様カートの周りを旋回するようになった。 - ○緑こうら / トリプル緑こうら
- ○赤こうら / トリプル赤こうら
- ☆サンダー
- ○ダッシュキノコ / トリプルダッシュキノコ
- スーパースター
- コイン
コイン自体は前作で復活したが、アイテムボックスから取得可能になったのは初代以来22年ぶり。
効果は従来通りコイン2枚獲得。防御用アイテムが欲しくなる上位程出易いので一見ハズレに見えるが、DXではテレサが復活したので裏に防御用がある場合は囮として逆利用できる。
また、アイテムスイッチで他のアイテムが出現しない設定にした場合を除きアイテムスロット2つが両方コインで埋まる事はない。 - ☆トゲゾーこうら
- パワフルダッシュキノコ
使用開始後残り時間を示すゲージが表示されるようになった。 - ○ボム兵
- キラー
- ☆ゲッソー
- ファイアフラワー
パワフルダッシュキノコ同様使用開始後残り時間を示すゲージが表示される。 - ハネ
DX追加アイテム。初代から25年ぶりに、バトルモード専用アイテムとして登場。
効果も初代と変わっておらず使った瞬間にジャンプするが、ライバルカートを飛び越えることでスピンさせながら風船・コイン・シャインを奪い取ることが可能。
なお、ジャンプアクション扱いなので着地時にダッシュがかかる。 - テレサ
DX追加アイテム。『DS』以来約12年ぶりの登場となる。キングテレサとの共演も実現した。
プレイヤーが半透明化して壁以外の全ての障害物をすり抜ける状態になり、自分より上位のライバルカートからアイテムを一つ奪う(ミラクル8、使用中のキラー及びパックンは対象外)。アイテムを奪えなかった場合は代わりにダッシュキノコを置いていく。トリプル系アイテムを奪った場合、1~2個使いさしだった場合でも必ず3個装填される。『アドバンス』や『DS』の物とは異なり、ダートでの減速を無効化する能力は無くなった。
また、アイテムを盗む判定が対象カートにテレサが出現した瞬間に変更されたため『DS』の様にテレサが出現した直後にアイテムを使用して奪取を回避するというテクニックは使えなくなった。
新規アイテム
- ブーメランフラワー
命中した相手をスピンさせるブーメランを投げられるようになるアイテム。
出典は『スーパーマリオ3Dランド』及び『スーパーマリオ3Dワールド』。
ミドリこうらのようにまっすぐ直進するタイプの投擲アイテムだが、一度避けられても、一定の距離に達した所で投げたプレイヤーの元に戻ってくる二段構えの性質を持つ為、命中精度が高くなっている。3回まで投げる事が可能。 - パックンフラワー
植木鉢に入れられたパックンフラワーを召喚するアイテム。
これを使うと、プレイヤーのカートのすぐ前の辺りにパックンフラワーが現れ、カートと連動して動くようになり、一定時間パックンが自動で近くにいるライバルカートに噛みついて攻撃してくれるようになる。
噛みつき攻撃をさせることで少しだけ自分のカートが加速する効果を得られ、さらには目の前にあるバナナやこうら、果てにはゲッソーまで食べさせる事が出来る。 - スーパークラクション
音による衝撃波を発生させるアイテム。
使用することでプレイヤーに接近しているライバルカートや各種アイテムに対する攻撃、防御を360度全方位に向けて同時に行えるという非常に優れた性能を持つ。
多数のカートを一度に攻撃出来るのは勿論、後方から飛んでくるアカこうらどころかトゲゾーこうらまで防げてしまう。
効果は持続せず、1回しか使えない。 - ☆ミラクル8
アイテム8つを同時にゲット出来る超お得なアイテム。
要は前作で登場した『ラッキー7』の上位互換で、仕様もコインが追加されたこと・トリプル系アイテムと同じく入手と同時に自動装備されること以外は同様。
コース
今作も新コース、過去作のリメイクコースがそれぞれ16コース(計32コース)存在し、カップ1つに対し4コースずつの全8カップ構成となっている。リメイクコースはオリジナルを再現していたそれまでから一転、新コースと遜色ないグラフィックで作り直され、空中や水中、反重力のギミックも盛り込まれている。青字表記のものはDLCを購入することで追加されるカップ。★付きのものはWiiU版の「ふうせんバトル」のモードで遊べるコース。
キノコカップ
スターカップ
オンライン
オンライン環境では『Wii』同様12人対戦に対応しており、そのリプレイデータのハイライトを自動編集する機能が搭載された。Miiverseにも対応しており、「マリオカートTV」と呼ばれるチャンネルでユーザー同士のハイライト映像を共有して鑑賞したり、Miiverseの投稿をして楽しむ事が出来た。(現在はMiiverseのサービスが終了している)
また、ハイライト映像は録画機材やパソコン等のデバイスを介す事なくYouTubeに直接投稿する事も可能になっている。「あれ、ニコニコは」とか言ってはいけない。
対応amiibo
読み込むことでamiiboに対応したMii用レーシングスーツを入手することができる。
メルセデス・ベンツとのコラボ
マリオカート8発売直後にコラボが発表され、先に実写CMが公開されていた。ゲーム内では8月27日に開始した更新アップデートで、GLA、W25 シルバーアロー、300SL ロードスターの3種類のマシンが無料で配信中。
無論これらのマシンは全て現実のメルセデス・ベンツの乗用車がモデルになっている。どれも細部に至るまで拘った作りになっており、エンジン音も本物そっくりになっている。
メルセデス・ベンツによる大会も開催された。→ Mercedes Cup in マリオカート8
テクニック
- ロケットスタート / スタートダッシュ
カウントが3から2に変わった早い段階でアクセルを入れる。
ジャストタイミングだとスーパーミニターボが掛かった状態、少し遅れるとミニターボが掛かった状態スタートできる。 - NISC(ニスク)
NoItem ShortCutの略で、アイテムを使用しないショートカットのこと。
詳しくは、該当記事を参照。 - 7D(シチディ)
ドリフトでミニターボを溜めながらトランポリンに突人し、跳ねる直前にミニターボ開放しながらジャンプアクションをする。
連続ジャンプ地帯でも使用可能。
名前の由来は、考案者より。 - 減速ドリフト、溝落とし
コーナーをドリフトで曲がる際、アウトに膨れさせないためブレーキを挟みつつインで曲がる。
さらに、コーナー内側のタイヤを外にはみ出した状態でコーナリングする。
ちなみに、前輪にはダート判定や落下判定がないため、後輪さえコース上にあれば問題ない。マシンの半分出ていようがセーフ。 - ナナメグライダー、メイズグライダー
スティック斜め下に倒しながら飛行すると、直線で飛ぶより早くなる。
さらに、ジャイロ機能を利用しながら飛ぶと早くなる。 - 直ドリ
直線であろうとドリフトしながらミニターボを溜める。
本作では、通常であれば逆効果であるが、サンダーを喰らって小さい状態であれば有効である。 - トゲゾー回避
定石であればスーパークラクションを使うのだが、持っていない場合もありうる。
加速系アイテムがあれば、喰らう直前の隙を狙って加速すれば回避できる。
わざとバナナの皮を踏んでスピンしている状態であれば軽減できる。(回避とは呼べないけど)
関連動画
マリオカート8 デラックス
マリオカート8 デラックス MARIO KART 8 DELUXE |
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基本情報 | |
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ジャンル | アクションレースゲーム |
対応機種 | Nintendo Switch |
開発元 | 任天堂 |
発売元 | 任天堂 |
発売日 | 2017年4月28日 |
価格 | 5,980円(税込) |
対象年齢 | CERO:A |
人数 | TV、テーブルモード:1〜4人 ローカルプレイ:~8人 オンライン:〜12人 |
ゲームソフトテンプレート |
Nintendo Switch向けに発売された、マリオカート8の完全版。
ゲームのシステムやUI、グラフィックの大部分はWiiU版の物がそのまま流用されている。ハード移行によるスペック向上により、TVモードではフルHD(1080p)での描画が可能になった。
WiiU版で配信されたアップデートによる追加要素と有料DLCが予め収録されており、コースは全48コース、キャラクターは更に数体追加され合計42人というシリーズ史上最高のボリュームを誇る。なお、ゲーム開始時点で排気量、キャラクター、グランプリはメタルマリオのスキンバリエーションであるゴールドマリオを除きすべて解放済みとなっている。
Nintendo Switchの特性によって1つの画面を分割しての対戦だけでなく、持ち寄ってローカルプレイをする事も可能。Joy-Conの分割やジャイロを生かしてのハンドルプレイ、Proコントローラーと幅広いプレイスタイルに対応している。さらに、『Nintendo Labo』のToy-Conにも対応。Gamepadに相当するコントローラがないのでグランプリやインターネット対戦で敵の持ち物を確認できなくなったが、一方でそれに起因する複数人プレイにおける格差も無くなった。
『ゼルダの伝説』や『どうぶつの森』に続き、今作では『Splatoon』とのコラボが実現。インクリングの「ガール」と「ボーイ」がドライバーとして参戦し、『Splatoon』出典のマシン、バトルコース、レーシングスーツも用意。ガールとボーイはそれぞれ3色から選べる。
メルセデスとのコラボマシンパーツを含めた8の全てのマシンパーツが収録され、Splatoonとのコラボパーツが新たに追加された。
amiiboは新たに『Splatoon』シリーズ全般、『どうぶつの森』シリーズ全般、『ピクミン』シリーズ全般にも対応するようになった。アオリやホタル、WiiUでは非対応だったどうぶつの森amiiboカード(サンリオコラボ含む)といったamiiboでもレーシングスーツを入手できるように。
2022年からはWiiU版と同様に有料DLCとして「コース追加パス」が配信されており、2019年に配信された『マリオカート ツアー』を含む過去のシリーズから厳選されたコースをリマスターし、4コースずつ収録したカップ2つを第1弾~第6弾に分けて2023年末までに配信とび森のamiibo対応以上のロングパス。
また第4弾から6弾にかけて過去作に参戦していたキャラクターが計8体追加されていった。
価格は全て合わせて2,500円(税込)で、単品の購入は不可能。(Nintendo Switch Online + 追加パックに加入していれば実質無料でプレイできる)。
売上は2024年6月時点で約6290万本を計上しており、30年以上続いたスーパーマリオブラザーズの牙城を崩してマリオシリーズ売上本数トップの記録を塗り替えた怪物ソフトとして君臨している。
動画のタグはマリオカート8DXが主流。
マリオカート8DXでタグ検索
WiiU版からの主な変更点
オリジナルのWiiU版からシステム面で大きな変更がある物について記述する。
- アイテムの2個持ち可
アイテムの項でも述べた通りWiiU版ではホールド状態で新たにアイテムを取得する事が出来なくなり、アイテムの2個持ちが不可能な仕様だった。
しかし本作ではホールドの仕様はそのままに、GCの『ダブルダッシュ!!』以来14年ぶりにアイテム欄が2つに増加。いかなるアイテムも同時に2つストックする事が可能となった。
これに伴い、コース上のアイテムボックスが2つセットになった「ダブルアイテムボックス」も復活。 - ウルトラミニターボ
WiiU版を始めこれまでのシリーズでは、ミニターボが二段階仕様で火花がオレンジ色に光る「スーパーミニターボ」までだったが、今作では三段階目として火花がピンク色の「ウルトラミニターボ 」が実装。
勿論ダッシュの持続時間はスーパーミニターボより更に長くなっている。これにより各コースでのライン取りにも変化が生まれると思われる。 - ハンドルアシスト機能とオートアクセル
操作が覚束ない初心者でも走りやすくなる、2つのアシスト機能が付いている。
一つはコースアウトしないよう自動で進行方向を制御してくれるハンドルアシストで、通常では不可能な方向修正すら行い壁への衝突も転落も回避してくれる。ただしコースギリギリの走行やショートカットがし辛くなり、前述のウルトラミニターボが発動しなくなる。
もう一つはオートアクセルのサポートで、アクセルボタンを押し続けなくとも自動で前進するようになる。
どちらもジャイロ操作と同様にカスタマイズ画面やポーズ画面でON/OFFを変更できる。 - 大幅拡張されたバトルモード
専用コースが一切無く、お馴染みとなっていたルールの殆どもオミットされ、大きく問題視されていたバトルモードが今回の『デラックス』でようやく本格実装された。専用のバトルコースが8種類追加された他、バトルルールも「ふうせんバトル」「あつめてコイン」の他に『ダブルダッシュ!!』で好評だった「ドッカン!ボムへい」と「いただきシャイン」が復活。
また、今作初登場のルールとして「パックンVSスパイ」が実装。パックンチームとスパイチームに分かれ、時間内にパックンチームがスパイチームを全員捕まえるか、時間いっぱいまでスパイチームが一人でも逃げ切るかで勝敗を決める。 - WiiU版で猛威を振るったサンダードリフトやねじれといったバグテクニックが削除された。
アップデートによる仕様変更
- アイテムの出現基準変更(Ver.1.2.0~)
1位カートとの距離だけでなく『7』以前のように順位も判定の基準に用いられるようになった。 - ダウンロード可能なゴースト数の上限変更(Ver.2.1.0~)
16個から倍の32個に増加した。 - アイテムスイッチの追加(Ver.2.2.0~)
VSレースやバトル、フレンドとのオンラインレースや大会で、アイテムごとに出現の有無を設定することができる。Ver.2.4.0以降は参加人数4人以下の場合のアイテム抽選方法に調整が加えられた。 - 「落とサン」の廃止(Ver.2.2.0~)
グライダー滑空中にサンダーを受けても、グライダーを閉じなくなった。(マリオカートツアーと同じ仕様) - キャラ・マシンパーツに無敵時間のステータス追加(Ver2.2.0~)
キャラ・パーツごとに新しくステータスが追加され、被弾後の無敵時間に僅かな差が出るようになった。ただしミニターボ値同様選択画面では表示されないマスクデータとなっている。フレームとタイヤはこれまで同性能だったパーツ間でも無敵時間にばらつきが生じているものがある。ステータスの項も参照。 - キャラ・マシンパーツ性能調整①(Ver.2.3.0~)
ドライバーはグループA~LのスピードおよびグループC・F・G・J・Kのミニターボ値が、フレームはグループB・I・J・L以外のミニターボ値が、タイヤはグループC・G以外のミニターボ値がそれぞれ上方修正された。
アプデ前の環境を牛耳っていたワルイージ+ハナチャンバギー(通称ワルハナ)の一強耐性を終焉させるための調整…なのはほぼ間違いないのだが、実際は中量級ゲーと化してヨッシーを軸とした新たな構築がそれに代わる形で環境を埋め尽くす事態となり、この状況は以降のアップデートを重ねた現在もほとんど変化がない。 - 一部セクションコースのタイム計測の修正(Ver2.3.0~)
タイムアタックモードにおいて、一部のセクションモードではタイムが1フレーム(0.016秒)ごとでしか計測されない状態になっていたが、0.001秒ごとの計測が出来るよう修正された。 - キャラ・マシンパーツ性能調整②(Ver.2.4.0~)
ドライバーはグループG・Iのミニターボ値および重量級の無敵時間が上方修正され、グループA~Iの無敵時間が下方修正。以前のVer.で猛威を振るった影響もあり中量級が全体的に低めに調整されるようになった。
フレームはグループB・J・NのスピードおよおびグループF・G・Nのミニターボ値が上方修正された。特に不遇との声が強かったグループGはミニターボ値が大きく強化されている。
タイヤはグループBのスピードおよびグループE・F・Hのミニターボ値が上方修正。 - VSレースの排気量出現率調整(Ver.2.4.0~)
不評意見の多いミラー・200CCの出現頻度が大幅低下。「世界の誰とでも」「国内の誰かと」を選択した際に適用される。Ver.3.0.0では更に低下した。 - 攻撃アイテム関連調整(Ver.2.4.0~)
赤甲羅、トゲゾー甲羅の警告範囲と優先度が強化された。また、赤甲羅が敵カートを標的としている場合は警告が表示されなくなった。 - トップメニューに新項目「ミュージック」を追加(Ver.3.0.0~)
ゲーム中のBGMを再生可能なサウンドトラック機能を追加。コース追加パスを購入していなくても追加コースを含めた全コースのBGMを再生できる。
- Miiスーツ追加(Ver.3.0.0~)
全17種類を追加。 - フレンドロビー機能調整(Ver.3.0.0~)
フレンドロビー作成後、対戦相手にロビーIDを教える事でフレンド意外ともロビーで合流できるようになった。また、登録フレンドが0人でもロビー作成可能になった。
- コース追加パス版スタッフロールの追加(Ver.3.0.0~)
DLC追加のグランプリ全てでトロフィーを入手する事で新規エンディングを閲覧可能。一度閲覧した後はムーンカップ・トゲゾーカップでトロフィーを入手する度に閲覧できる。ある条件を満たせばパス未購入でも閲覧可能。
- アイテムボックスの調整(Ver.3.0.0~)
アイテムボックス取得後の復活時間が短縮。また、ボックスを取得する際に停止・逆走をしたり同じ場所の物を連続して取得した場合強力なアイテムが出現しなくなった。これによりわざと下位に留まって強いアイテムを厳選して上位に突き抜けていく打開戦法がやり辛くなった。チーズランドの様な俗に「打開コ」とよばれるコースでは打開が横行して本来レースゲームでは大前提である前張りが著しく不利な状況に追い込まれる状況が常態化していたため、それに対し杭を打った形となる。
- キャラ・マシンパーツ性能調整③(Ver.3.0.0~)
一部ドライバー・パーツの無敵時間を強化。
デラックス追加コース(DLC)
DLC追加コース一覧。
ゲーム内では新コース扱いになっているものの、マリオカートツアーが先行になって登場したものは「(Tour)」と表記とする。
8DX先行で登場したものは新コースとして表記するが、これらも後にツアーにも登場している。
第1弾(Ver.2.0.0~):2022年3月18日配信 | |
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パワフルカップ |
まねきネコカップ |
第2弾(Ver.2.1.0~):2022年8月5日配信 | |
カブカップ |
プロペラカップ |
第3弾(Ver.2.2.0~):2022年12月8日配信 | |
ゴロいわカップ |
ムーンカップ |
第4弾(Ver.2.3.0~):2023年3月9日配信 | |
フルーツカップ |
ブーメランカップ |
第5弾(Ver.2.4.0~):2023年7月12日配信 | |
ハネカップ |
チェリーカップ |
第6弾(Ver.3.0.0~):2023年11月9日配信 | |
ドングリカップ |
トゲゾーカップ |
コース追加パスで登場した追加ギミック
- 逆走・コース変化
周回ごとにコースの走る道が変わっていくギミックで、その周に走れない道は誘導の矢印と落下判定が塞いでいる。
基本的に『ツアー』出身の都市コースに実装されているが、それ以外の出身コースの一部にも応用されている。 - ハーフパイプ
本編マリオカートでは『Wii』以来の復活ギミック。
反重力とジャンプ台のギミックを応用して作られているようで、飛んでいる間はマシンが一時的に反重力形態になり、着地した時に大きく加速する。
赤コウラはジャンプしているときにそのまま重力方向に落ちてしまい、回避する手段に。(アプデ修正済)
デラックス追加バトルコース
関連動画
関連コミュニティ
関連リンク
- マリオカート8デラックス 公式サイト
- Mario Kart 8 Deluxe Official Site
- Mario Kart 8 Deluxe Builder - 8DXのカスタム性能を調べる事が出来るサイト。ゲームの選択画面ではマスクデータとなっているステータスも確認可能。
関連項目
マリオカート | |
---|---|
ゲーム | 初代 - 64 - アドバンス - ダブルダッシュ!! - DS - Wii - 7 - 8 |
アーケード | アーケードグランプリ |
スマートフォン | ツアー |
ラジコンカーセット | ライブ ホームサーキット |
関連項目一覧 | コース一覧 - BGMリンク - マリカー現象 - よゐこの○○で○○生活 |
脚注
- *Ver.3.0.0で追加
- *Ver.2.3.0で追加。ヨッシーやヘイホー同様カラーを変更可能
- *Ver.3.0.0で追加。家庭用初参戦
- *Ver.2.4.0で追加。家庭用初参戦
- *Ver.3.0.0で追加。家庭用初参戦
- *Ver.2.4.0で追加
- *Ver.2.4.0で追加
- *Ver.3.0.0で追加
- *グランプリのミラーで全カップ★以上を獲得して優勝する事で解禁(DLC追加コースは除く)
- *タイムアタックで150CCのスタッフゴースト全てに勝利する事で解禁(DLC追加コースは除く)
- *コインを累計一定数以上獲得する事で解禁。WiiU版は10000枚、DXは5000枚。
親記事
子記事
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